中山成彬議員、ニチメン詐欺被告の会社から秘書給与
自民党の中山成彬衆院議員(宮崎1区)が、総合商社「ニチメン」を舞台にした巨額手形詐欺事件の後藤丹後之介被告(68)(公判中)が会長だった大阪市の電子機器メーカー「帝菱産業」に、1996年12月から1年3か月にわたって私設秘書の給与計300万円を肩代わりさせていたことがわかった。中山議員は肩代わりの事実については認めている。
関係者によると、東京の議員会館事務所で働いていた中山議員の女性秘書が、96年12月から98年2月まで帝菱産業の社員として月額20万円を受け取っていた。この間、同社はこれとは別に秘書の社会保険料も負担していたという。
同社関係者は「中山議員の支援者から(肩代わりを)依頼されたと聞いている。会長(後藤被告)とその支援者が知り合いだった」と話している。肩代わりの打ち切りは後藤被告が決めたという。
中山議員は読売新聞の取材に「支援者が、秘書の給与は私がみると言ったのでお願いした。後藤被告とは面識もなく、名前も聞いたことがない。(肩代わり給与の)総額は覚えていない」としている。こうした給与を寄付として政治資金収支報告書に記載したかどうか、調べているという。
中山議員は86年に初当選。93年に落選したが、96年の総選挙で返り咲いた。
後藤被告は昨年1月、ニチメンに架空取引を持ち込み、手形を詐取したとして大阪府警に逮捕され、最終的に手形12通や現金など計6億3000万円の詐欺罪などで起訴された。
(2003/8/22/11:04 読売新聞) |