新しい国の形<産業編 ( No.15 ) |
- 日時: 2013/11/24 21:59
- 名前: 天橋立の愚痴人間 ID:6qIgZj7M
- このスレッドも久しぶりにUPします。
「新しい日本のかたち」スレッドは別にあります。
此処では漠然とした結論を並べてみたいと思います。
最近、複数のスレッドで、皆さんが、そこへ(将来社会)向かうための準備運動を開始されているようです。 民主党の戸惑いも、その新しい日本のかたちが十分に描けていないことが一番の原因と思います。 論理的に、大衆が納得できるようなものを完成させるには、それなりの根拠を示す必要があり、時間もかかり大変です。
帰納法的感覚で、一気に結論を論じておくことも、現在は価値ある事と思います。
最大の目標は、大方の国民の雇用を確保できる環境を作ることです。 それが出来てこそ、美しい国土、豊かな人間性に溢れる、格差が少ない国作りが出来るのです。
さて、そのかたちとは。
@ 第一次産業の保護育成
この分野は市場主義の追求を制限しておく必要があります。 その典型的な施策として、私は、原則として食料鎖国をすることを言い出しています。
A 公共事業における雇用の確保。
建設業の分野は、まだ人力を要するものが多く、グローバル化の影響を比較的受けない分野であり、かつ裾野が広く、直接的に雇用の調整が可能な分野である。 かつ、公共事業と言うことで、仕事の配分を目的に沿って調整できる分野です。 これまでの、役にも立たない箱ものを作るという訳ではありません。 農業、漁業、林業などで生計が立てられることを手助けするインフラ整備の分野に重点を置くのです。
B 国内の人口の流動化
都市集中の人口構成は、過疎部、都市部ともに問題があり、かつ大きな経済的格差は地方分権の施策を難しいものにしている。 行政機関の配置変え、産業施設の配置変えも考えられるが、人間自身の住み分け(老後を地方で生活するような習慣付け)など、いろいろな方策を考える。
如何でしょうか、結論は至極単純なものです。
しかしながら上記のどれをとっても、見方によれば自由主義(民主主義・資本主義)の原則に抵触します。 問題は、国民がそれを受け入れることで、納得させることなのです。
また財源の問題が厳しくのしかかってきます。 そのためには、税金だけで、この施策を考える事は出来ず、抜本的な経済理念の改革が必要です。
ただし、この「新しい日本のかたち」でも、世界で行われている市場主義経済競争にも勝ち抜くことが条件であり、資本主義経済のシステム、民主主義の考え方の価値をいささかも捨象するものではありません。
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