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[1110] 消費管理政策、その他
日時: 2012/01/03 00:45
名前: グッキー ID:FzYg6wrI

元経済官僚で経済学者の高橋洋一氏が政府紙幣というものを言っております。
これは0金利永久国債で日銀調達するのと同じことです。
政府紙幣を発行し、日銀に持ち込んで、日銀券と交換するというものです。
政府紙幣だろうが、0金利永久国債だろうが同じことです。
債務負担無しでお金を日銀から引き出すということです。

しかし政府紙幣には、何でそれをするのかという理念がありません。
単に経済成長のためというだけです。
これでは上手く行かないでしょう。
0金利永久国債には、マクロ的に不公正を是正するという理念があります。
こういう理念を持つから、社会の問題の解決に繋がるのです。
(ケインズはこれを知らないので失敗した)

私は供給の許す限り、信用の増大(通貨増刷)を行ってもかまわないと考えました。
これを消費管理政策と名づけました。

現在の問題は経済のメインストリート
消費→生産→設備投資、研究開発投資、雇用→消費
にお金が流れないことです。

これを消費にお金を注入することでお金を流そうということです。
政府紙幣も同じことを考えています。
何が違うのか。公正という理念を持たなければ、政策を行っているうちに
他のところに、お金が流出してしまうからです。
-----------
ギリシャ危機
腹立たしい状況が続いている。
ユーロ危機、PIGS、英国などではデモが吹き荒れている。
ギリシャはユーロ加盟のため、金融、為替政策が使えない。財政政策は激しい緊縮を求められ、デフレが渦巻いている。

こんな状態でどうやって経済を回復させるのかと、ほとんどの専門家が諦めている。打つ手が無いと。
ひたすら何もせず、ヘアーカット(債務削減)を待っている。そして落ちるところまで落ち、自然回復するのを待っている。

世界に何万人、経済学者が居るのだろう。何で解決策がわからぬのだろう。
人間とは考える動物というが、実はサル並みの知能しか持ち合わせていないのか。

http://blogs.yahoo.co.jp/olympass/MYBLOG/yblog.html
ギリシア危機 

ギリシアのデフォルト(これは国債金融危機を引き起こす事態になっている)を避けるためにEU首脳は1200億ユーロのベイルアウトに合意した。ドイツはEU加盟国全体での拠出を主張したがイギリスはユーロ加盟国のみに限定すべきだと主張し、結局イギリス側の主張が通った。
 ただし、このベイルアウトには条件がついており、ギリシア政府による超緊縮財政の議会通過である。それによると、連帯税を課し、所得税の課税基準を引き下げる、民営化、自営業者への課税、さらに燃料への課税などが含まれている。ベイルアウトされた資金は国債の差し迫った返済に使われる。他方、超緊縮財政は強烈なデフレ策である。ギリシア経済は一掃打撃を受けるわけで、こうした方法でギリシアの問題は解決されることはない。
金融工学とは詐欺を正当化する学問か。
メンテ

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Re: 消費管理政策、その他 ( No.347 )
日時: 2012/04/15 23:48
名前: グッキー ID:ZpJzt1no

天橋立の愚痴人間さん

>200〜300年先の話しですね

まあ、これはプラウトの行き着く先で人間の霊的経済とでも言いましょうか、人間の霊性に従った経済かな。
プラウトの現状に対する考え方はこちらに↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/進歩的活用理論
目次 [非表示]
1 プラウトの政策理念
1.1 資本主義の“富の集中と貨幣の回転の阻害”の克服
1.2 資本主義と共産主義の中央集権経済の問題点
2 プラウトのスピリチュアルな哲学
2.1 プラマー論
2.2 ネオヒューマニズムの哲学と人類社会論
3 プラウトの基本政策
3.1 分権経済
3.2 均衡経済
3.3 最低限の生活必需品と最大限の快適性の保障
3.4 合理的分配
3.5 バブル金融投機経済化の防止 (生産性の上昇に等しい賃金上昇を伴わせる経済政策)
3.6 民主主義経済
3.7 貿易
3.8 世界政府
4 社会循環の法則(社会周期説)
4.1 社会の霊性道徳的な指導層「サドヴィプラ」
5 プラウトの5つの基本原則[29]
5.1 物質的な富の蓄積の否定
5.2 宇宙の潜在力の最大限活用、合理的な配分
5.3 人間の潜在力の最大限活用
5.4 適切な調整
5.5 状況に応じた活用の方法と活用の進歩的性質
6 脚注
7 関連項目
8 外部リンク
ーーーーーーーー

サーカーやゲゼルなど現在経済秩序と違う思想は有るのですが、人々の利害に飲み込まれ、なかなか表に出てきません。

>永遠の生命をもつ、彼らの年月に触れることも意味がないのであるが、地球人の人生を眺めながらのチェスは、彼らの宿命と言うか、決して楽しそうでも、充実感も無いようです

感想
永遠の命があるなら楽しさも充実感も無いでしょう。
何故なら楽しさなどは生きていくために必要な感情で、永遠の命が有るなら必要の無いものだからです。
メンテ
Re: 消費管理政策、その他 ( No.348 )
日時: 2012/04/16 05:37
名前: グッキー ID:9A9itu1s

「縁故経済」ですか
これは世界中、広範囲に行われていますね。
途上国の腐敗を見れば分かります。先進国の企業が絡んでいますね。

海外でやっていることを自国でやらないわけが無い。
海外では荒っぽい手法で、自国ではより精錬されたシステムで行っているだけのことです。

隙あらば握らせる、癒着して儲ける。社会で広範に行われていることです。

企業と政治家、企業と官僚、企業と企業、役員と下請け企業、
そしてAIGのような投資顧問業と年金基金

AIGの接待費が1500万と報道されていましたが、これを聞いて違和感を覚えました。接待費が1500万なら清廉な方ですね。
このような企業なら握らせようと考えないはずがないのですが。

そして政治家は業界から合法的なみかじめ料を徴収するシステムを造る。
官僚は天下り先を造る。
許認可がそのために造られます。
メンテ
Re: 消費管理政策、その他 ( No.349 )
日時: 2012/04/16 12:36
名前: グッキー ID:bS39IrY2

http://rockway.blog.shinobi.jp/Entry/723/
[723] [722] [721] [720] [719] [718]
ヨーロッパ経済危機を示す27の指標

経済危機で暴動多発のヨーロッパ諸国

◆4月14日

 ギリシャの危機は先延ばしされただけで解決したわけではない。いま緊縮財政策を取っているが、そのため経済は深い不況状態を呈している。出口の見えない不況である。若者の失業率は50&を超えているから、暴動が起きている。このギリシャに続いてポルトガル、スペイン、イタリアなどが続いている。

 負債に金利がつく現在の資本主義のシステムでは解決の道はないから、いつかはクラッシュしてゼロから仕切りなおすようにしなければならないだろう。ただし、ギリシャがユーロ圏から離脱し自国通貨のドラクマに戻れば、安いギリシャへの観光などでギリシャ経済の復活は可能であろう。イタリアやスペインなども同様である。

 そのような選択をしない場合、危機は危機で終わらず崩壊につながり連鎖倒産的にヨーロッパ全体が、とくにその金融システムが崩壊することで世界全体が金融崩壊に見舞われることになるだろう。これを避けるためにもユーロ圏から離脱すべき国は離脱すべきである。ユーロの実験は失敗だったのだ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
●ヨーロッパ経済危機を示す27の指標
ttp://theeconomiccollapseblog.com/archives/27-statistics-about-the-european-economic-crisis-that-are-almost-too-crazy-to-believe
【4月13日 The Economic Collapse】

 ヨーロッパの経済危機はますます悪化して最終的に完全な経済崩壊に至るであろう。ヨーロッパの各国政府は持続不能なほどの負債を積み重ねてきた。政府の支出を大幅に削減すれば、経済の停滞を招く。それでヨーロッパの政治家らは、どうしようもなくなっている。彼らは負債を積み重ね続けるわけにはいかないが、支出削減を続ければ景気は低迷し、人々は暴動に走りかねない。ギリシャはその典型である。ギリシャは既にこの緊縮政策の道を何年も辿ってきたが、今や経済恐慌に陥り暴動が日常化しているのだが、財政は一向に改善していない。ユーロ圏の各国は、緊縮財政を開始したばかりであるが、失業率はユーロが導入されて以来最大になっている。10か月連続で上昇し現在は10.8%になっている。残念ながらこの数字は更に上昇する。ヨーロッパの経済が不景気になるので、金融システムにさらなるプレッシャーとなってくる。ヨーロッパの銀行システムはアメリカのそれのほぼ4倍になる。もしもヨーロッパの銀行システムが崩壊すれば、世界中に影響する。次の金融危機の震源地はヨーロッパであり、刻一刻とその危機は迫っている。 

 以下はそのヨーロッパ経済の信じがたい危機を示す27の点である。


■ギリシャ

 1.ギリシャ経済は2011年には6%収縮したが、この5年間継続して収縮している。
 2.2010年の平均失業率は12.5%だったが、2011年には17.3%となり、現在では21.8%となっている。
 3.青年層の失業率は50%である。
 4.港湾都市のペラマ市での失業率は60%である。
 5.経済危機のため小売店の20%が閉店している。
 6.ギリシャの負債はGDPのほぼ160%である。
 7.導入された緊縮策は、例えば2010年以来、公務員給与の40%削減など、実に厳しいものがある。
 8.緊縮策にも拘わらず2012年には赤字額はGDPの7%になると予測されている。
 9.今後もGDPの約800%の一時借入金がまだ必要となる。
10.貧困層の中にエイズやマラリアなどの深刻な疾病が再来しつつある。


■スペイン

11.スペインの失業率は23.6%である。
12.青年層の失業率は現在50%となっている。
13.不良債権の合計額はスペインのGDPの13%となる。
14.スペインのGDPは1.4兆ドルほどである。2.7兆ドルほどの資産を保有しているスペインの三大銀行は破綻寸前である。
15.住宅価格は2011年で11.2%下落した。
16.差し押さえられた資産は2011年で32%上昇した。
17.政府の負債額の対GDP比は2012年では11%上昇する見込みである。
18.最悪なのはスペインでは70年来の旱魃に見舞われていることである。


■ポルトガル

19.ポルトガルでの失業率は15%強である。
20.青年層の失業率は35%でる。
21.ポルトガルの銀行は3月にヨーロッパ中央銀行から563億ドルを借りた。
22.2012年にはポルトガルの経済は5.7%収縮すると予測されている。
23.ポルトガルの全ての負債(政府、企業、消費者)を合計するとGDPの約360%となる。


■イタリア

24.イタリアの青年層の失業率は過去最高の31.9%である。
25.イタリアの国債発行額は、ギリシャ、アイルランド、ポルトガルのそれの合計より約2.7倍大きい。
26.2012年に借り換えの必要な国債はイタリアのGDPの23.1%となる。
27.イタリアの国債残高はGDPの約120%である。


 現在、世界の主要工業先進国の負債額は55兆ドルになる。このリスク、負債、レバレッジの山はどこかでクラッシュすることになる。それは時間の問題である。
ーーーーーーーーー

この数字を前に、ユーロ官僚は何を思っているのだろう。
天を仰いでいるのか、鬱病にでも成っているのか、それともひたすら見ざる、言わざる、聞かざるを決め込んでいるのか。

ファイナンスでマネーを循環させるのには限界がある。フローで循環させなければ成らないのだが、今までそれを怠ってきた。
債務がこれだけ膨らんだということは、債権もそれだけ膨らんだということだ。自由な市場という海賊資本主義を野放しにした結果がこのざまだ。

所詮、最後はちゃらに成るしかないのかな。
しかし自国通貨を持たぬユーロ諸国は、混乱を最小限に抑えてそれを行うことは難しい。
自国通貨を持つ日米では、通貨発行というタブーを取り払えば、比較的簡単に行える。

しかし激震が来そうだ。政府は銀行ではなく国民を護るという政策に切り替えなければ成らないのだが、今の政府がそんなことをするはずが無い。
銀行なんか無くとも実体経済を動かす方法は有るはずだ。
ようは銀行が無くてもマネーが回ればよいことだ。
メンテ
Re: 消費管理政策、その他 ( No.350 )
日時: 2012/04/17 00:04
名前: マーフィー ID:lzxYdPbw
参照: http://zaiseijapan.blog.fc2.com/

お疲れ様です。

わたしは漠然とした話をしていないのですが、知識領域と経験領域が違うのでそういう視点もあるのかと思いました。

特にTPPや増税、原子力再稼働、もとより金融危機もですが、The Federal Advisory Council (FAC)「連邦諮問委員会」他のロビー団体を含めた仕組みの話をしていますし、FRBのバランスシートの問題等を提議しているのです。詳細は、適時ブログで発信しています。もちろん他の研究者や識者と情報交換をしています。

ものの見方と時間軸の違いと言ってしまえばそれまでなのですが、(ものの見方で)そうも考えない世界もあります。暗在系(見えない系)を本質と捉え、重視するからです。

敢えてここで、コンドラチェフ波動や波動論からのタイムスケジュールを披露するつもりはありませんが、ローマクラブ的な唯物論は、私達からすると裏です。

1964 年の段階でロシアの天文学者、ニコライ・S・カルダシェフは、人類は進化を続け将来惑星エネルギー全てを利用するレベル(10の17乗ワット)に達すると 予想していました。これは現在の総発電量の約1万倍に相当します。世界の物質的欠乏をなくし、人類がみなアメリカの中産階級程度の生活水準を享受するため には、現行の生産性を最低10倍引き上げることを意味しますが、実は地球に降り注ぐ太陽エネルギーを0.5%活用できれば達成可能なようです。

「複雑系経済学」もいまの現状を宿命論としての命題にしません。経済学の基礎理論そのものに対する反省から主に日本で発達しつつある研究といっていいと思います。従来の経済学は、過去100年以上『最適化』と『均衡』という二つの理論枠組みに縛られてきました。そこには二つの問題点が含まれています。

 一つは、個人は効用を最大化し、企業は利潤を最大化しているという問題仮説です。効用や利潤を大きくしたい人もいれば、そうでない人もいます。そもそも人はいちいち偏微分をして考えるでしょうか。

 もう一つは、需要と供給とが等しくなるところで価格が決定するという『需給均衡理論』の枠組みです。これは、企業・生産者が決めた価格で売りたいだけ売うるというセイの世界観です。もしこんな世界が正しいのなら、なぜ、末端セールスは、より多くを売ろう日々販売努力をしているのでしょうか。逆もまた正です。

 複雑系経済学は、従来の方法で分析可能な枠組みの中に、現実の事態を無理やり押し込もうとしてきた固定観念と化した枠組みとは、真っ向から対立します。

 何が違うのか。経済学(特に新古典派の経済学、つまりケインズ以外の自由主義経済学派の系統ですが)は、人間には無限の合理性、無限の推論能力があることを前提にしています。需要関数は、この定理の外にはありません。複雑系経済学は、これに対して、限定された合理性を仮定します。人間の計算能力は、マクロ経済学のようなものではなく、多くの経済行動は『目の子算』です。直感でもいいでしょうし、もののあはれでも、霊性的自己でもいいです。こうした認識で、人間の経済行動を研究します。見るように見える、編むように編まれるのです。

 また、従来の経済学は、生産に関して、規模に関する収穫逓減を仮定してきました。これは規模の不経済を前提するのと同一です。供給関数は、この仮定に基づいて構成されます。常識的な規模の経済ではなく、その反対を仮定するのは、ひとえにこの供給関数をうまく定義しようとするために他なりません。複雑系経済学は、こうした非常識な仮定をすべて捨てて、常識的な収穫逓増=規模の経済を前提とします。また、収穫逓増も4通りのパターンが認識できます。DNAと同じ構造です。

 無限合理性に対する限定合理性、収穫逓減に対しての収穫逓増。新古典派と複雑系経済学の対立は、この二つの基本前提において、真っ向から対立する概念ではあります。合わせ鏡ですから。この考え方は、需要曲線・供給曲線の交点に価格がきまるという高校一年生以来おなじみの図式までをも覆してしまいます。

複雑系経済学のもたらす理論的革新は、これほど深く基礎の部分に関係しています。

 ものの見方が変わってなにが分かるかということですが・・・

 複雑系経済学は、たとえば次のような問題に答えようとしてます。経済という複雑なものがどのように機能しているのか。有限の能力しかない人間が、その中でどのように行動しているのか。技能や知的熟練といったものは、従来の経済学では、生産の一要素としてただ仮定されるだけでした。複雑系経済学は、知的熟練の背後にある知識や習慣、そしてその有効範囲について複雑なまま考察して行きます。

 企業経営についても、複雑系経済学は新しい視点を持っています。企業は組織図にみるような指揮・報告の関係ではなく、むしろ人による慣行・ルーティンの束なのです。経営ないし経営の改善は、社員の個々の行為に介入することではなく、新しいルーティンの『系』の反映なのです。かつ、それは卵がにわとりになって行くような、種が植物になって行くようなプロセスをとります。ですから、初期値とかクリティカルパスを重視します。かつ、それはべき乗です。この認識を欠いていては、せっかくの情報化の推進も効果があがらない結果になりかねません。

 収穫逓増に注目することで、複雑系経済学は、自己組織化や累積的な発展過程を扱えるようになりました。従来の「均衡」経済学では、分析視点が静止状態に絞られていたのに対して、需要や経済のダイナミックな変動を考察する新しい視野を持っているのです。累積的因果連関をもつ過程に対して理解が深まると、比較的長期の変化についても、小宇宙⇔大宇宙というホログラフィックな視点が生まれるのです。

 この考え方は、ちいさな揺らぎが起きれば、圧倒的な勢いで広がると考えています。
メンテ
Re: 消費管理政策、その他 ( No.351 )
日時: 2012/04/17 02:37
名前: 天橋立の愚痴人間 ID:7ZjeoDpU

現在の資本主義経済の行き詰まりは、単に行過ぎたグローバル化であり、予想を超えた生産手段の発達が、雇用のの安定を担保しなくなった事と思います。

人間の行動を捉えるという面では、資本主義の考え方は的を得たものであり、新しい経済の理論でこれは容易に変えることは出来ないと思います。

マルクスの資本論の世界でも単なる理論においては、マルクスが考えたような社会を作ることが出来たでしょう。
しかしながら、マルクスの勘違いは、人間性を見誤っていたというか、容易に取り組んだ結果と思います。

マーフィーさんも繰り返し言っておられる「哲学」を経済の領域で捕らえることが出来ると思っていたのです。

ところが実際は、人間の最大最強の思想、エゴの前に敗退しました。
マーフィーさんは、おそらくマルクスの轍を踏まないように、先ず「哲学」を取り上げ料理してからと考えられているのではないかと思います。

新しい経済のシステムを模索する上で、私も同じようなことを考えていますが、私は、その哲学(価値感の転換)を持ってしても、出来る事は経済活動の極、一部をコントロールできるに過ぎないと思っています。

「複雑系経済学」の概念は、まだわかりませんが、今までの資本主義の経済理論全域で、それに代え得るくらいのものとすれば、かなり無理な価値感の転換を大衆に要求されているのではないかと想像します。

そして、それはかつて、マルクスが軽んじたと反対の意味で、新しい経済のシステムに綻びを招くものとなりはしませんか。

また、現代社会が直面している雇用の問題は、経済の有り様の問題ではなく、生産手段の発達で、職を失った人々が大量に発生していることです。

失業者が経済学的理由で発生しているのであれば、経済の有り様を修正すれば出来るでしょうが、そうではない理由で発生した、社会保障で賄えないくらい多量の失業者を一般的な経済の理論ではとても救えないと思います。

私は、新しい経済のシステムは、あくまでも資本主義の修正として捕らえています。
最も、そんな手段も通じないような社会も来ることを忘れてはいけませんが。

メンテ
Re: 消費管理政策、その他 ( No.352 )
日時: 2012/04/17 08:16
名前: グッキー ID:JdSiakjw

天橋立の愚痴人間さん

>また、現代社会が直面している雇用の問題は、経済の有り様の問題ではなく、生産手段の発達で、職を失った人々が大量に発生していることです。

ケインズはこれを利子率が一定以下に下がらないことが非自発的失業を生むと表現しました。

つまり生産性の向上分だけ賃金が上がっていれば失業問題など起きないのです。生産性の上昇分が利子として吸い取られていけば、需要の縮小を生み非自発的失業が出来るということだと思います。

これは自給自足経済で考えれば分かることです。自給自足で生産性が上がって困ることが有りますか。
働く時間が少なくなるか、より豊かな生活が出来るだけでは有りませんか。

そして人間には貯蓄性向がある。成熟した経済では投資対象が少なくなり、貯蓄過剰が起きると。その分を政府部門が埋め合わせなければ成らないと(財政赤字の必要性)

この問題を解決しようとしたのが、ゲゼルの自然的経済秩序です。
自然にある状態ではモノはみんな減価する(人間の生産物としての財だと思います)
ならば財の交換手段の貨幣も減価するのが自然だと。
貯蓄が過剰なら貯蓄が減価しても当然ではないですか。

モノ、貨幣を貸したら利息がつく、この常識に根底から疑問を投げかけたのです。
自然な状態では財は減価する。貨幣も減価するのが自然であると。
減価しない貨幣、利子とは人間の造り出したもので、自然の秩序に反するものだと。
自然の秩序に反することをしているから非自発的失業が生まれるのだと。

それで考えられたのが減価する通貨、スタンプ紙幣などです。(毎月、額面の1%の料金でスタンプを押すなど)
現在行われている地域通貨では利息はつきません。

この思想を国、世界規模で行おうというのが減価する経済です。
減価する経済ではスタンプを押すとか面倒なことはいりません。
貨幣の発行量と税制で調節するだけのことです。
現行の経済システムで十分対応でき、思想を変えることにより、通貨政策、税制が変わるだけのことです。
メンテ
Re: 消費管理政策、その他 ( No.353 )
日時: 2012/04/17 12:35
名前: グッキー ID:qNanXQmM

マーフィーさん

>この考え方は、ちいさな揺らぎが起きれば、圧倒的な勢いで広がると考えています。

難しいですね
私には地球を遠くから観察し、社会の動きを予測しようとしているのか、人間の行動を見て社会の動きを予測しようとしているかの違いのように思えます。

複雑系経済学の結果として、経済は破綻すると言われておりましたが、

ケインズは、利子率が一定以下に下がらないことが非自発的失業を生むということで、現在の経済システムの破綻を予測しています。

ゲゼルはそれを減価しない貨幣という、自然に反するものを造ったことが原因だとしています。

貨幣は減価しないもの、利子がつくものという常識がいかにおかしいかは自給自足経済で考えれば簡単です。
人々が豊かになり、人々の穀倉に穀物が山と積まれているのに、穀物の貸し借りをして利息がつくでしょうか。むしろ現状で返ってくれば、傷んで減損しないだけで万々歳ですね。

そして通貨を減価させないという約束により利息が生まれたのです。
減価しない通貨なら、他者に貸すというリスクを取るには利息が必要となります。

そしてガルブレイスは「アメリカ資本主義ー拮抗力の概念」において、現実の市場では寡占による超過利潤が生まれると言いました。
お金が偏ることにより、人々が必死にお金を求めるようになり、社会の害毒が生まれてしまうのです。

そして地球を俺のものだとする財産権が、社会に腐敗や争いをもたらす大きな原因だと考えます。
地球を売ったり貸したりすることにより収益を得る。不労所得が生まれれば腐敗と争いが生まれます。
それが構造的なものなら、利己主義が利他主義を駆逐するということが起こります。

かくてウオーマートの会長は「その市場に参入するかどうかは、その市場で支配的プレーヤーに成れるかどうかだ」と、独占禁止法の法の趣旨に反することを平然と言う。
法に違反しなければ何をしても良いと考える人が増えた。
富裕者はタックスヘイブンを利用して節税をすることを当然とし、節税商売が流行るようになった。
村上ファンドの代表は「金を儲けて何が悪い」と開き直った。
すべては法の趣旨に反しても法律違反に成らなければ良いとする発想だ。
倫理が無くなったから当然、腐敗も起きる。犯罪にも発展する。
メンテ
Re: 消費管理政策、その他 ( No.354 )
日時: 2012/04/17 12:47
名前: 天橋立の愚痴人間 ID:7ZjeoDpU

グッキーさん

>つまり生産性の向上分だけ賃金が上がっていれば失業問題など起きないのです。生産性の上昇分が利子として吸い取られていけば、需要の縮小を生み非自発的失業が出来るということだと思います。

この認識に本当に誤謬が無いと御考えですか。
私は、何よりも、そうではないと思っています。

その根拠は、実際にアチコチで生じています。
アメリカでも、言われているでしょう。


製造業が国外へ出て行ったことが、失業を生み、格差が増大し、どうにもならない状況を生み出していると。

欧州の先進諸国の失業率が高くなっているのも、これが原因です。

経済が、それなりに循環してれば、経済の理論をいじくればよいですが、そうでは無い場合、もっと根本的なものが無ければならないでしょう。

現在でも株式は動いており、各種の経済指標は出ていますが、それは経済が動いている(循環している)領域に限っての事であり、その指標の改善は、底辺の経済の仕組みの改変には意味がないと思います。
メンテ
Re: 消費管理政策、その他 ( No.355 )
日時: 2012/04/17 13:03
名前: 天橋立の愚痴人間 ID:7ZjeoDpU

>貨幣は減価しないもの、利子がつくものという常識がいかにおかしいかは自給自足経済で考えれば簡単です。
人々が豊かになり、人々の穀倉に穀物が山と積まれているのに、穀物の貸し借りをして利息がつくでしょうか。むしろ現状で返ってくれば、傷んで減損しないだけで万々歳ですね。

>ゲゼルはそれを減価しない貨幣という、自然に反するものを造ったことが原因だとしています。

>貨幣は減価しないもの、利子がつくものという常識がいかにおかしいかは自給自足経済で考えれば簡単です。
人々が豊かになり、人々の穀倉に穀物が山と積まれているのに、穀物の貸し借りをして利息がつくでしょうか。むしろ現状で返ってくれば、傷んで減損しないだけで万々歳ですね。

上記の事と、何時も言っておられる公平性、と言うことを重ね合わせて考えますと、グッキーさんが主張されていることは、これだけ商品が有り余っている状況ならば、やり方を代えれば、それが皆に満遍なく行き渡り、困窮の問題が解決するという様に思います。

なるほど、そのことは理解できますが、私が言っていますのは、労働の問題です。
確かに、必要な物は必要に応じて与えられる社会のシステムは、共産主義の理論でもあり、未来社会の姿に違いありません。

私は、同時に、物質的配分以外に、余暇の問題を念頭においています。
これも認識の問題で、阿修羅などでベーシック・インカムを手放しで歓迎する風潮が殆どですが、人間社会、人間性は、そんなに単純に割り切れるものとは思いません。

物質的(総体)な豊かさが目標であるならば、少なくとも先進諸国では理想郷に近づいているはずですが、凶悪犯罪が増えてきているのも先進諸国ではありませんか。

人間社会から働くことの必要性を取り上げれば、どのようなことになるかは、それこそ、もっと、もっと慎重に検証しなければならないのではないでしょうか。

メンテ
Re: 消費管理政策、その他 ( No.356 )
日時: 2012/04/17 19:23
名前: グッキー ID:jyLPYUok

天橋立の愚痴人間さん

>上記の事と、何時も言っておられる公平性、と言うことを重ね合わせて考えますと、グッキーさんが主張されていることは、これだけ商品が有り余っている状況ならば、やり方を代えれば、それが皆に満遍なく行き渡り、困窮の問題が解決するという様に思います。

違うのです。公平ではなく公正です。
1対1で交換するのが自然な状態なら、法律や制度により1対2で交換するようにするのは不公正でしょう。
通貨を減価させないようにするとは、そういう不公正なことなのです。

>なるほど、そのことは理解できますが、私が言っていますのは、労働の問題です。
確かに、必要な物は必要に応じて与えられる社会のシステムは、共産主義の理論でもあり、未来社会の姿に違いありません。

自然的経済秩序は共産主義では有りません。
自然ならどのように成るかを考え、自然の状態の市場経済を目指すものです。

>私は、同時に、物質的配分以外に、余暇の問題を念頭においています。
これも認識の問題で、阿修羅などでベーシック・インカムを手放しで歓迎する風潮が殆どですが、人間社会、人間性は、そんなに単純に割り切れるものとは思いません。

よほど人間の悪い面を見て人間不信なのですね。
他者が余暇をどう使うかに介入するのは自由の侵害です。
家父長的な発想は行けません。他者はあくまでも対等な人間なのですから。

>物質的(総体)な豊かさが目標であるならば、少なくとも先進諸国では理想郷に近づいているはずですが、凶悪犯罪が増えてきているのも先進諸国ではありませんか。

犯罪は犯罪として別に考えるべきです。
犯罪があるからといって、犯罪を無くすために仕事をさせろというのは自由の侵害です。

>人間社会から働くことの必要性を取り上げれば、どのようなことになるかは、それこそ、もっと、もっと慎重に検証しなければならないのではないでしょうか。

人間に仕事が無くなるのは、それこそ何百年、あるいは1000年単位の先の話です。すべてがロボット化しなければ労働は無くなりません。
そういうことはそういう時代になった時、考えればよいことだと思います。
そういう時代になれば、人間もまた変わっているでしょう。
メンテ

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