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[1180] 第2の市民革命
日時: 2011/08/31 14:13
名前: 天橋立の愚痴人間

市民革命とは、封建的・絶対主義的国家体制を解体して、近代的市民社会をめざす革命を指す歴史用語である。一般的に、啓蒙思想に基づく、人権、政治参加権あるいは経済的自由を主張した「市民」が主体となって推し進めた革命と定義される。代表的なものは、イギリス革命(清教徒革命・名誉革命)、アメリカ独立革命、フランス革命などであると定義されている。

さて民主主義の世の中で、人々はその栄華を満喫する一方で、自ら手にした民主政治というものと葛藤を繰り返してきた。
政治が市民の為にあった時代はないと言われるほどに、思うようには行かないのが政治の形態である。
帝国主義による侵略戦争もイデオロギーの対立も、全て市民革命後に市民によって演出されてきた。

200年も前に、市民革命で手にした市民の主権と言うものも、おりから興った資本主義の成長とともに、知らぬ間に市民生活が資本に組み敷かれて行ったことを認識しなければならない。
マルクスの言葉を借りるまでもなく、金融資本に蹂躙された現代社会は、1国の内政さえ自国国民の思うようには出来なくなっている。

民主主義の仮面を被った巧妙な支配の仕方は、かつての封建国家のように市民が問題点を認識しがたく、格差社会の中でただ煩悶するのみ。
それは、資本の力と言うものに市民自身が深く関わっていることからくるものである。
昔で言う、統治における支配者と被支配者がともに市民であるということである。
ここでは容易に啓蒙の思想が育たず、暗中模索が続いている。

しかしながら社会の2極化は封建国家のそれに近づきつつある。
現実的に200年前の情勢に近づきつつあるといえる。
さて、人間社会は社会の困難に対して戦い克服してきたものであるが、昨今の困難に対しては戦い方が解からない。方向性が見出せない。

その理由は、戦う相手が隣人であり、自身の中にも存在する利己心でもあるからである。
第2の市民革命が望まれるが、それは市民と市民の戦いであるのである。
その難しさは、困窮する市民層が資本の非を責めようとしても、資本に利益を得ている市民が異を唱える。

政治に訴えようとしても、本当の意見が多数決の前に潰される。
メディアにおける世論操作もそうである。
小沢問題と取り上げて、喧々諤々のメディア批判があるが、それは小沢個人の問題ではなく、市民の政治的な希望を資本の力が市民の名を使って弾圧しているのである。
その資本も市民の集合体である。
また啓蒙の思想が行き渡らない環境で、改革を求める市民の希望自体が千差万別、一向にまとまらず大きな力とならない。

これも市民自身の責任である。
こうした中で第2の市民革命が望まれる。
第2の市民革命が未だに起きる気配はないが、必ず起きると思っている。
それは市民対市民の戦いである。

その方向性は200年前の血なまぐさいものではないであろうし、そうでなければならない。
そのために、啓蒙の思想が芽生え、市民の中に展開して行かねばならない。
そのためには、先ず、我々自身が民主主義、資本主義というものを、もう少し身近に取り上げ反芻することである。

現実を民主主義、資本主義の根本に置いて認識すべきである。
我々自身の中に、支配者と被支配者を見出すことである。
そうすることによって、堂々巡りの議論から脱することである。
ああ言えば、こう言うといった不毛な議論をやっているかぎり、向うべき方向性、議論すべき内容の方向性は見えてこない。

メンテ

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Re: 第2の市民革命 ( No.1 )
日時: 2011/09/02 03:02
名前: 天橋立の愚痴人間 ID:LKOO0f4w

「同じ投稿文に対する阿修羅掲示板での問答紹介」

60. 天橋立の愚痴人間 2011年9月02日 02:37:26: l4kCIkFZHQm9g : M1dRyg1AKE

徹夜仕事の明けで、寝込んでいたところ、こんなに沢山のコメントを頂き、感謝、感激です。
その内容も、各自の意見にあふれています。国を思う皆さんの御意見、それぞれに正鵠を射たものと思います。

ただ、どの意見も回答にまでは行き着きません。
もちろん、私の意見もそうです。
私が、このスレッドで問題としたのは、小沢でも政治でもありません。

2極化が進んだ現代社会が生み出す矛盾、職が得られなく困窮する多くの人たちがいて、最近になり共生社会と言う言葉が言われるようになってきましたが、ほんの言葉の遊び程度で、誰も、何も考えようとはしていません。

なお。この傾向は経済の一時期の景気、不景気の問題ではなく、恒常的に進んで行く様相を呈しています。
それが、我々の市場主義経済のシステムの紛れもない現実です。

ところで、批難の対称にしている資本主義のシステムですが、これは絶対に維持しなければならないシステムです。
数十人の集団であれば、共生、共生と言っていれば良いかも知れませんが、何億と言う人間社会から競争意識、生きるための緊張感をなくせば、人間社会は、それこそ、取り返しのつかない悲劇を生みます。

私は資本主義のシステムを根本では支持するものです。
共産主義、社会主義はきっぱりと否定しています。

マルクスが出てから、資本主義を批判すること、すなわち共産主義を目指すという考えに陥っているようですが、私は、資本主義社会を末永く継続するために、何をしなければならないか、と言う観点から取り組んでいます。

当初の資本主義経済のシステムは、生産能力、輸送手段、通信手段などの環境が現在とは随分と変わっていました。
そこでは、資本主義の基本理念、需要と供給、生産と消費の行為の範囲が、概ねは地域限定で考えることもできました(循環型経済圏)。
そこでは、需要、供給のアンバランスが生じたとき、人々は個人的に工夫を凝らせば解決も出来、自らをバランスの取れた環境、地域へ移動することも出来ました。
自分の努力で経済のシステムの中に身を置く機会に恵まれていました。

ところが現代は如何でしょう。
需要、供給・生産、消費の環境は世界全般に広まり、なるほど巨大資本を有する企業、従業員は競争の社会で以前にもまして勇躍しています。
中小零細企業でも、特殊な能力を持っている企業は世界が待ってくれています。
現在の市場主義氏システムは、このような環境の下にある企業、従業員には活気あるシステムであっても、それに参加できない企業、従業員は、野球で言えば2軍選手の悲哀をなめさせられているのです。
目立たないだけであれば、それでも良いのですが、グローバル化した経済の環境では、消費生活については、1軍選手の生産品を貧困層にも遠慮なく押し付けてきます。
安価で良質故に、誰もが買わざるを得ないのです。

これでは、グローバル化から取り残される人々はどんどん、追い詰められて行きます。
その途中経過が1000万人を超えるワーキングプアーの存在であり、300万人を超える失業者、200万の生活保護世帯、3万人の自殺者と言う形で示されています。

行政改革も当面の政治の課題であってよいでしょう。しかしながら現在の政治に求められているのは、こうした社会の2極化を如何に食い止めるかが最大の課題でなければなりません。
これには、金利政策や規制の撤廃云々などの施策では、1軍選手に対しての支援になっても救済すべき人々には何の意味もないのです。

政治が、この問題に対応しないばかりか、経済学、社会学の学者共も何のために学問をしているかの使命感を忘れ、人々が進むべき方向性を示すことが出来ません。
経済学は、ひたすら資本の動きを追認する理論を積み上げるだけ、社会学は心に悩みのある人のカウンセラーに成り下がっています。

為政者が無能であれば、人間社会は必ず市民の蜂起により世代を切り抜けてきました。
そこで出したのが「第2の市民革命」の概念です。

ただし、暴動と革命の違いがあります。
暴動は略奪を含み不満の爆発ですが、革命を目指すためには「新しい社会の形」を説く理念(旗しるし)が必要です。
まず、それを把握し、明確にしなければなりません。
私は、それを「修正資本主義」と言う形の理念にまとめたく思っています。
具体的な内容は、試行錯誤中でもあり、長くなるので省きます。
(細かいところでは、ガソリンスタンドの無人化などを廃止する規制の復活も、資本主義を守りながら、雇用を確保する手段になると思います)

第2の市民革命を市民対市民と想定しましたのは、「新しい社会の形」を作り出すためには、共生の為に何らかの規制(不自由)を市民に了解していただかねばなりません。
これも例えの話ですが、我が国の場合の施策として原則食料鎖国を宣言したとすれば如何でしょう。
たちまち、エンゲル係数が上がることに猛然と抗議が起きます。
現在の市場主義のシステムについて根本的には大切にしなければならないことは解かっているので、規制を加えるとしても必要最小限にしなければなりません。

この様に、先ず我々自身が、現行の市場主義経済のシステムの修正を認めるという認識に立たねば、本当の社会改革はできません。
ところが一旦手にした自由、果実の味は、なかなか手放すことは出来ません。
特に現在不自由なく生活を謳歌している層に理解しがたいものであると思います。
ですので、第2の市民革命などと、大げさな表現を使っています。
詳論は省きました(元々試行錯誤中です)が、投稿記事の表題を理解していただくためにコメントさせていただきました。
メンテ
Re: 第2の市民革命 ( No.2 )
日時: 2019/05/12 17:32
名前: 天橋立の愚痴人間 ID:IsvG23n2

第一の市民革命(フランス革命)

1789年に始まるフランスの市民革命。絶対制末期の失政に抗議するブルジョアや一部貴族に一般民衆が加わって起こされた。バスチーユ牢獄(ろうごく)襲撃に始まり、封建的特権の廃棄、人権宣言へと発展した。1791年に憲法が制定され、王政は廃止、ルイ16世は処刑された。その間、革命側の対立から恐怖政治となり、ロベスピエールらが相次いで死刑となった。1795年、安定を求めて総裁政府が樹立されたが、1799年(ブリュメール十八日)ナポレオンのクーデターによって総裁政府が倒れ、革命に終止符が打たれた。

命の波及を恐れるヨーロッパ各国の君主達はこれに干渉する動きを見せ、反発する革命政府との間でフランス革命戦争が勃発した。フランス国内でも、カトリック教会制度の見直し、ルイ16世の処刑等のギロチンの嵐、ヴァンデの反乱といった内乱、ジャコバン派の恐怖政治、繰り返されるクーデター、それらに伴った大量殺戮などによって混乱を極めた。革命は1794年のテルミドールのクーデターによるジャコバン派の粛清で転機を迎えたが、不安定な状況は1799年のブリュメールのクーデターや1801年にフランス政府がローマ教皇とコンコルダートを結んで和解するまで続いた。最終的な決着は、第三共和政の成立を待たねばならず、革命勃発より80数年がかかった。

その後多くの国家がフランス革命時に掲げられた理念を取り入れている。民法、メートル法など、フランス革命が生み出した制度も後世に受け継がれた。

>時代背景

18世紀のヨーロッパ各国では、自然権や平等主義、社会契約説、人民主権論など理性による人間の解放を唱える啓蒙思想が広まっていた。責任内閣制を成立させ産業革命が起こりつつあったイギリス、自由平等をアメリカ独立宣言で掲げて独立を達成したアメリカ合衆国は、他国に先駆けて近代国家への道を歩んでいた。プロイセンやロシアでも、絶対君主制の枠を超えるものではなかったものの、政治に啓蒙思想を実践しようとした啓蒙専制君主が現れた。アンシャン・レジームに対する批判も、ヴォルテールやルソーといった啓蒙思想家を中心に高まっていたのである。

しかしフランスでは18世紀後半でも、君主主権が唱えられブルボン朝による絶対君主制の支配(アンシャン・レジーム)が続いていた。アンシャン・レジーム下では、国民は三つの身分に分けられており、第一身分である聖職者が14万人、第二身分である貴族が40万人、第三身分である平民が2600万人いた。第一身分と第二身分には年金支給と免税特権が認められていたのである。

革命によってルイ王朝を追い出したフランスでは、憲法制定議会の議員であったバイイを市長として発足した新たなパリ市政府当局と、ブルジョワジーが組織した民兵隊を国民衛兵として承認した。この市政革命により、フランスの各都市ではブルジョワジーからなる常設委員会が設置され、市政の実権を掌握するようになった。
民主主義制度の発足であった。

ところで
[第二の市民革命]とは

フランス革命時代の国民の構成に変わり現代社会は
ブルジョアジー   年収1000万以上   10%(貴族に当たる)
公務員       年収700〜900万   4.5%(司祭に当たる)
一般国民      年収300〜600万円  32.5%(平民上)
奴隷国民      年収300万以下    53%(平民下)
(200万以下   33%)

形はないが、実質的に階級社会が成立している。
政治的にはブルジョアジー、公務員階級の思惑で政治がなされ、形だけの民主主義では平民の意思は通らない。
平民は与えられた福祉にすがって生きるだけ。
経済発展の成果で、あふれる商品に囲まれてはいるが、すでに政治に置いて民衆の為の民主主義は機能していない。
世界のグローバル化は、ますます進み、将来、階級社会は定着し、拡大することが必至である。
至上主義経済社会は、もはや封建時代の王権と同じ圧力で市民を圧迫して来ている。
社会のあらゆる出来事は多くの平民を無視して進行する。
これを倒さねば、再び市民のための政治は取り戻せない。

ところが、昔は倒すべき目標が明確であった(王朝)。
ところが現代は革命を起こそうにも倒すべき目標が見えてこない。
その根源は資本という魔物であるが、魔物の配下で蠢いているのは、これも市民。
魔物の配下であっても、それはシステムの上でのこと。その市民の日常の生活は悪事を働く訳でもなく良心的な市民生活を送っている。
で、あれば、誰を倒して第二の市民革命を起こすのか。

それでも市民革命を起こさない限り、我々の社会は魔物に食い荒らされてしまう。
第二の市民革命は、200年前の市民革命よりも起こすのは困難である。
おそらく各地の暴動という形で始まり、敵味方、できれば互いを理解しあうことで革命が成就することを願う。
メンテ

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