ホームに戻る > スレッド一覧 > 記事閲覧
[1697] 当代世間騙し装置
日時: 2013/02/24 20:14:53
名前: 満天下有人 ID:1361704493

先日TVで見た、未発見の素粒子を見つける為の欧州原子核研究機構・CERNによってスイスに設置された超高速実験装置、円周が35Kmに及びフランスにまたがる巨大なものだが、宇宙物質を構成する17個の素粒子の内、未発見の6個?を探るものらしい。

宇宙物理など縁がないもので、何が何のためのものなのか、さっぱり分らないけど、物質を構成する素粒子が質量を持つのは、ヒッグス粒子なるものがある筈だ、その仮説に基づいて素粒子を高速で衝突させて発見する装置だそうな。まだ人類が発見していない最小単位の素粒子を暗黒物資、そこから生じるエネルギーを暗黒エネルギーとも言い、宇宙を膨張させているらしいが、国際物理学会では、実験中に生じると仮定されるブラックホールの危険性を理由に、実験反対の学者さんたちも結構居るとか・・・

CERNが今回、東京会議で言うには、我が国の東北地方が実験装置を作るのに最適な場所らしい。スイスでは研究者たちが多数住むことになり、その経済効果も結構なものらしい。

はてさて素人にとっては、その宇宙構成物資を全部発見して、それが人類の生存にどのように関わって来るのか、すぐにさような卑しい根性が頭をよぎる(笑)、まあ、別に科学の果てしない探究心をあれこれ言うのではないのだが、生命の誕生の謎にも迫ることが可能になるとか。

東大の若い先生によれば、宇宙の研究は我々人間の生活にすぐ役立つというものではなく、「知りたい」という好奇心が何よりも大事で、人間がどこから来たのかという根本問題に関係し、その生命の源になる元素を学ぶことに意義があるとのことだ・・・

で、生命の源になっている元素の解明で、どうして人間と言う生命が騙し合う元素を持っているのか、それも発見出来ればありがたいことではある。むしろ騙しのテクニックを用いる連中を、その加速ぶつかり合い装置に放り込んで実験した方が、より有意義な結果が得られるような気がするのだが、如何なものだろうか・・・

人間、どうしてダマシ合いの社会装置を作ってしまったのか、我が官僚機構も司法制度も政治家も、この超高速装置で実験しない限り、その生命の謎は解けないのではないか・・・

そして国際関係における騙し合いもまた、謎を解き明かさねばならない。何やら安倍の訪米も、TPP関税撤廃の聖域の一部除外についてオバマ大統領と合意に達したとして、マスコミは褒め称えている。公明党の山口代表も米国側が一定の柔軟性を持っていることが分かったと、まあ単純なことを言いおる。

安倍成果の評価は、自民党内反対派を抑える辻褄合わせ、一種の騙し装置であり、山口公明党による評価もまた、聖域一部除外に米側に潜むダマシの手口を見ていない。米側の柔軟性の見返りは何か、共同声明で、自動車部門、保険部門については2国間で話し合い継続するとはっきり書いてあるではないか。

別テーマにした人間成長の限界は、実はこの人間同士の騙しの装置にあるのではないか、限界を示す装置を抱えていては、成長もへったくれも無い。宇宙の諸現象から物質の謎に迫る自然科学と同じように、人間が生み出している限りない現象を羅列して見るのも一興あるというものだ。残念なことは、この諸要因を放り込む巨大な実験装置が無いことだ。いや、果てしない騙しの構造そのものが、実験装置なのかも知れない。
メンテ

Page: 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 | 37 | 38 | 39 | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 | 46 | 47 | 48 | 49 | 50 | 51 | 52 | 53 | 54 | 55 | 56 | 57 | 58 | 59 | 60 | 61 | 62 | 63 | 64 | 65 | 66 | 67 | 68 | 69 | 70 | 71 | 72 | 73 | 74 | 75 | 76 | 77 | 78 | 79 | 80 | 81 | 82 | 83 | 84 | 85 | 86 | 全部表示 スレッド一覧 新規スレッド作成

Re: 当代世間騙し装置 ( No.331 )
日時: 2013/06/02 19:25:22
名前: Re:利己心・・満天下有人

結局、人間という生き物は、本質に辿りつけず規制によってしかバランスを保てないもののようです。

単なるあきらめではなく、そう分析すれば、それがある意味、真の諦観になるかもです(笑)。
メンテ
Re: 当代世間騙し装置 ( No.332 )
日時: 2013/06/02 21:10:41
名前: 論理の倒錯  天橋立の愚痴人間

【倒錯】と言う概念があります。その意味は、

さかさになること。また、さかさにすること。特に、本能や感情などが、本来のものと正反対の形をとって現れること。

それを進めて「論理の倒錯」と言う言葉があります。
多くの場合、その論理を横道にそれた意味で解釈するような場合に使われているようです。

此処ではもう少し複雑な意味での論理的倒錯を云々してみたいと思います。

ヘーゲルの論理で、1抽象化、2実体化、3主体化において、主体化だけをとりあげてみれば、理念が現実を生み出すという倒錯した神学的表象が生まれ、同時にそれによって現実の諸関係が神秘化される。(引用文)

ヘーゲルは歴史を絶対精神の自己実現の過程としてながめ、人間をこの絶対精神実現の無意識的担い手の位置におきますが、その結果、歴史は、まず人間が人形のように絶対精神に操られながらこれを創り出し、ついで歴史の幕が閉じられた後で、哲学者がそれを絶対精神の自己実現の過程として解釈するという2元論の構造をおびる。だが同時にそうした不徹底さが逆に利点となって、ヘーゲルは思弁的叙述の内部で現実的な事物そのものを捉えることも出来たわけです。(引用文)

要するに認識論としての弁証法は、有為な方法でありましたが、その積み重ねの結果として、多くの哲学者が究極的に目指す国家論まで踏み込んだ場合、問題が発生するという事です。
ヘーゲルの歴史学を読んだことはありませんが、ヘーゲルの理論の結集として書かれたものとすれば、おそらく彼の弁証法によって得られたある意味の絶対的認識が、全てを支配するという帰結になっているのではないでしょうか。
ヒットラーのユダヤ根絶やし政策などは、ユダヤ教のそれとは別の発想の選民主義の結果ではないでしょうか。
その選民主義はヘーゲル論理学の結果を、逆手にとって政治に取り上げたという事です。(論理の帰結に社会の事象を当てはめて考える)

其処に人間が思いつく最大の「論理の倒錯」を垣間見ます。
同じようにマルクス共産主義にも「論理の倒錯」を見ます。

マルクスは、聖家族などで、ヘーゲルの弁証法を「観念論的倒錯」と片付けたが、弁証法的過程を踏んで運動、発展するのが現実世界の一般法則であるとして、「対立の統一」と「否定の否定」を積極的に主張した。しかし、自我と私益の可能性拡大という現実を省みることなく、市場社会が生み出す疎外を止揚できるかの論理もまた、都合の良いすり替えでしかない。(引用文)

経済の領域を経済的にのみ解釈している限り、論理的瑕疵は発生しないが、ヘーゲル弁証法を否定したマルクス自身、経済的領域の理論で人間社会全体を纏める事が出来るとした時点で、ヘーゲルと同じ論理の倒錯を犯していると思います。

ヘーゲルに対してマルクスのそれは、あえて言えば、弁証法の「唯物論的倒錯」とでも言いましょうか。


以上の事を平たく言えば、現代社会には法律と言う多くの規則が存在しますが、その法律を作った時の精神を十分理解して運用している間は良いとしても、その内に、法令のための法令となり、どのような例外的対応もしなくなります。

そうして、民衆は法律の犠牲になることも多く発生しています。

これも「論理の倒錯」の結果です。

最後に、

其の点、自由主義経済の論理には、倒錯と言う事象は起きないようですね・・・!!!!!!!
メンテ
Re: 当代世間騙し装置 ( No.333 )
日時: 2013/06/03 00:11:22
名前: Re:論理の倒錯・・満天下有人

<経済の領域を経済的にのみ解釈している限り、論理的瑕疵は発生しないが、ヘーゲル弁証法を否定したマルクス自身、経済的領域の理論で人間社会全体を纏める事が出来るとした時点で、ヘーゲルと同じ論理の倒錯を犯していると思います。>

この点は頷ける面もあります。故に、いかなる格差が生じようともそれを壊す動きが出ないと言う現象から説明できますね。つまり、それとは別の論理が働いている、経済システムの問題では無い何かが作用しているのでしょう。
ただ不思議に思うのは、では何故格差問題、資源問題や環境問題やらが喧伝されるのか、それは経済システム以外の要因によるとの、成程と思う分析にお目にかかったことが無いことです。逆に言えば、他の要因であるが故に、現状容認となっているのでしょう。ある意味、希望を持って生きようとの宗教に近いものに頼る形而上的な人間の資質による。とすれば、別に現状で何も問題は無いということになります。

私が申した真の諦観とは、ある意味そのように解釈すれば、ひょっとして何も言う事も無いではないか、そういう意味です。

糾弾されるべきは現存する体制や、それを支えている本質では無く、生じている現象が不公平である、法律であれ分配問題であれ何であれ、決めた時の意図が曲がってしまっている、それを糾弾するのが糾弾の意義となる。資本主義も、元々公平な分配の精神があった筈だ、それが歪んでいるからそれを糺せと言う事だと解釈すれば、資本の本能である剰余価値の蓄積運動であり、その分配構造も、何ら問題では無くなります。

マルクスの共産主義も、私にはそれがどういうものであったのか、共産党宣言も、資本論第二部、第三部はエンゲルスが纏めたものだとしか知りませんので、彼の主義がどういうものであったのか、実は彼自身が単独で書いた著書も知りません。何かあれば又の機会にでも教えて下さい。

ただ150年前の社会構造では、地主を始めかなりの搾取があったことが、大衆の革命運動を誘発した記述が経済学批判や資本論から伺え、それは生産力の発展段階に応じて将来、生産関係に大きな歪みを生じる、そしてそれは政治、法律も支配することになる、そこで彼は資本なる物を共有できないものか、アソシアシオンの概念を持ち出しておりましたが、つまり共「産」思想は、共「生」思想を含んでいた跡が伺えますが、多分それも論理の倒錯であったことでしょう。言い換えると共生から資本剰余価値運動を排除したことが間違いであった。例えば我が国連合の体質は、故に正しいことなのでしょう。従って自由主義経済の論理の背景にも、資本運動を絡めて考えるから話がおかしくなるのであって、それを除去して見れば、倒錯も何も起こらないことになり、倒錯したものが無ければ不思議に思うことも無いのではないでしょうか。

そして時々の政治権力が、資本の論理側について来たことも、それは資本主義なるものを論理の倒錯で考えたマルクスなどが悪いのであって、別に糾弾することでも無くなります。マルクスが予言した貨幣の為の貨幣運動も容認できるし、少なくとも我が国では、さような理解に転化しており、故に声も静かになって来ました。正常な論理思考に戻ったということですから、めでたしめだしです。新しい国の形も、楽に見出せると思います。上部構造が下部構造に密着していることも論理の倒錯であり、横道にそれたものであるから、そこを捨象して行けば、結論は簡単に出て来ると思います。
メンテ
Re: 当代世間騙し装置 ( No.334 )
日時: 2013/06/03 01:07:10
名前: マルクス理解  天橋立の愚痴人間

私はマルクスを詳しく理解している訳ではありません。おそらく満天下さんの1/5程度の理解も出来ていないでしょう。
随分と昔(40年も前)少しは革命思想も社会に残っていた頃の話です。
資本論と資本論解説書などを少しはかじりました。

ところで、資本論の中身は、例の剰余価値が生まれる過程を淡々と説明していましたが、読み進むにつれて、こんなことで我々の生活(人生)に対する思いが網羅できるのかと疑問に思いました。
解説書などは、それを必死で解らせようと試みているようですが、そうであれば、あるほど、この様に多くの説明を要する思想で大衆を本当に引っ張る事ができるか、と言う別の疑問を生じました。

実際にも、其の通りで、周りで騒いでいる若者連中は、マルクスが言う資本主義の欠点については声高に言いますが、マルクスの言う世界の事についての認識は全く出来ていませんでした。
彼等でも理解できないことを大衆に押し付ける事が正解でしょうか。

そういう疑問からマルクスを見ることを始めたのは、それまでの思想史を読んでいて、その流れの中でマルクスに出会う事が出来たためかとも思っています。

何となれば、ギリシャ哲学から始まり、キリスト教哲学、ルネッサンス以降の西欧の諸哲学、最終的には実存主義で終わる哲学によって、本当は何も解決できていない事が判っていました。

勿論、その哲学が間違っているとか、役に立たないといっている訳ではありませんが、所詮は個人が考える理屈、社会を任せられる様なものはないのです。

それが人間を考える本質であると思います。
で、あるのに、何故、マルクス主義に身も心も任せる事が出来ましょう。
マルクス主義はあくまでも経済論として捉えていました。
資本論を単なる経済論と見た場合、ある意味、当たり前のことを言っているだけで、そんなに魅力のあるものではありません。それを採用するか否かは、大衆の判断となり、殆んどの大衆は資本主義の方を選んだという事になります。
理由は、利己心が開放されているからであり、人間性にもっとも適していたと思ったからです。そうしてとりあえずは、それが理想郷と映ったんでしょうね。

マルクスの実際の思いは、解りませんが、ソビエト共産党の独断と失敗は、マルクス主義をして人間社会全体を纏めてしまおうとした事にあると思います。
私がマルクスに疑問を抱いたのと同じ、そういうものに疑問を持った多くの識者を何千万人も粛清してことが如実に証明しています。
後は、中国、カンボジア、北朝鮮、チェコスロバキアなど多くの国で恐怖政治、独裁政治なしにマルクス共産主義を展開できなかった事が全てを語っています。


思うに、マルクス主義は総論としての意義はあるが、各論となると、このようなことも考えられるとした程度のことに、そのまま飛びつき、それを金科玉条のように国書とも、聖書ともし、それで政治を行なおうとしたところに間違いがあったのです。
冒頭に言いました資本論を解説する人間も、それで飯を食べる為に、自分の都合のよい部分の解説のみにうつつを抜かしています。
エンゲルスなどは、革命騒動の中心に座る為に小ざかしく能力を発揮した愚物に過ぎません。

まさしく恣意的な「論理の倒錯」を地で行っていますね。

最も、ロシア革命が起き、とりあえずは権力は奪取したが新しい国つくりの理念を持たなかったポルシェビキがいなかったら、ポルシェビキがヨーロッパ諸国に学ぼうとしたら、マルクスは単なる学者として偉人となっていたと思います。


メンテ
Re: 当代世間騙し装置 ( No.335 )
日時: 2013/06/03 02:11:07
名前: マルクス理解  天橋立の愚痴人間

追伸です。

格差の問題ですが、これこそ人類が現代にいたる発展をした原動力であり、私は物質的格差を認めます。

また、格差のない、あるいは少ない社会の方が人類にとって幸せなものではないと思います。

人間と言うものは、大衆と言うものは、そんなに同情的に見ていると酷い逆襲を受けるのです。

人間社会の醜さは、醜いことをしでかす当人よりも、人間社会全体が持っている性の方に問題があると思っています。

現代日本がすでにそれを現しています。
戦争直後の悲惨を忘れた大衆と言うものは、為政者の責任とは別の次元で我侭であり、自分勝手な言動をしています。
酸いも甘いも解っているはずの我々老人世代も、よく観察すれば、どれだけ自分勝手で我侭でしょう。

人間が正常でいられるのは、生きる為に必死で働いている状況があっての事です。
安定や公平性のものさしで人類の幸せを計ることは間違っていると思います。

このことは戦後の平等意識の教育の結果、犯罪が多くなることはあっても、気概と言う面では本当に頼りない国民性となってきた事でも解ります。

ですが、最低でも、国民の殆んどの生活を保障するシステムの構築が必要な事は別途の事です。
それと身分的差別がないこと。

大衆に保障するのはこれだけで良いかと思います。
メンテ
Re: 当代世間騙し装置 ( No.336 )
日時: 2013/06/03 10:24:38
名前: Re:マルクス理解・・満天下有人

何年経っても世の中おかしいなと思い、何がどうなってそうなっているのか、現代でも民衆の不満はほとんどが経済関係についてであり、強盗犯罪にせよ、本人たちは感づいていなくとも、やはり経済生活問題に行き当たる・・・頼りない頭で問題を整理して見て、ここはもっと総社会的に見て、より大きな原則論的な要因が原因ではないかと思って資本主義経済構造の理論を紐解いて見ると、不思議なことにその根については既に分析されていたことばかりで、こちらが分析して見た要因と同じなのですね。それは別の要因によるとするなら、是非ともその見解を知りたいと思う次第です。

世の中おかしい、資本主義は限界に来ている、何がそうさせてしまったのかと疑問を持ち、構造分析から着手して見る大部分の人とて、恐らくマルクスと同じ見解に達するだろうと思います。だがマルクスに被せて言うと、拒否反応を起こすのでしょうね、ならば同じことであっても別の名で言えば良いのかな、と思います(笑)。

あらゆる西洋先哲たちの思想を全部絡めてしまうと、頭が混乱してしまい、今日に至るまでの間の民衆の不満が、そして今日においても経済問題にあることはかなり高い確率で言えることで、アメリカでさえオキュパイ・ウオールストリート運動が起る、その側面から焦点を経済構造問題に絞っている訳でして<こんなことで我々の生活(人生)に対する思いが網羅できるのか>と言う捉え方は、また別の範疇での問題で、ヘーゲルが言う所の、そしてマルクスがそれがヘーゲルの限界であると批判した「精神論」の範囲の事で、そのことがまた、マルクスによる論理の倒錯であるとするなら、経済の難儀性も説明され得る何かの別の要因がある筈であり、それを知りたいと思うのです。

形而上的な範疇のこととしても、マルクスは人間論から始めています。一般動物と違う人間論から思索を始めています。資本論だけでは分かりません。その前提となった草稿集で「人間の疎外感」で論じております。動物と違う人間の感覚、それを「類」という難解な言葉で説明を始めておりますが、蟻とか昆虫でも労働は行っている、人間も生活の場では生活的な労働は行う。が世の中の生産関係の中で生活して行かねばならぬ労働となった場合は、生活労働力の再生産をしない限り、生きていけなくなります。そのことは「他者」を取り入れざるを得ない労働となり、言い換えると生産物生産の一部に関与したことが、「他者」化されることによって、個人の感覚が疎外される。ここを私なりに解釈しているのですが、週初の月曜でもあり余裕が無く、折に触れてということで略しますが、人間論から出発している一端として紹介しておきます。いずれにしてもそこから彼の経済論が始っており、先ず経済論ありきからではないことを付記しておきましょう。他者化という論理は現代のグローバリゼイション現象をも説明できる要素を含んでおります。

<人間が正常でいられるのは、生きる為に必死で働いている状況があっての事です。安定や公平性のものさしで人類の幸せを計ることは間違っていると思います。>

前段は、正にマルクスが生産労働を通じて起こる疎外感で、既に説明していることです。後段については、大衆に押し付けてはいけないこととして、放っておけば良いことだと思います。不安定感や不公平感は、宗教心なり何なりで大衆は安らぎを感じるでしょうから・・・

そして<彼らにも理解出来ないことを大衆に押し付ける事が正解でしょうか>については、当時では話が逆で、むしろ大衆の暴動が極限状態にまで高まり、共産主義者同盟が渋るマルクスの尻を叩いて共産党宣言執筆をせかしたと言うことは、前回紹介した通りです。理解出来ない大衆とは、多分戦後の我が国の状況のことを指していると思われますが、そのことは学者や共産主義者が間違っていたからだと思います。分からせようとすること自体が幼稚です。現状に照らして一つ一つ問答していけば、自ずと答えは矛盾点の指摘に至り、結局はマルクスと同じ結論になる筈だと思えます。

<・・・それが人間を考える本質であり、何故マルクス主義に身も心も任せることが出来るのか・・・マルクスの言う世界の事の認識は全く出来ていませんでした>

正にその通りで群盲象をなでるが如きで、確かにくどくて難解な理論がそうさせた面は否定できませんが、それはマルクスが悪いのではなく、象をなでるだけで即忌避する方の能力に問題があるのではないでしょうか。端的にマルクス「主義」のその主義も、別にマルクスがその主義だと捉えるよりも、後世の連中が、政治権力上、あるいは革命の主導権を握る為に、主義としてしまったのではないでしょうか。共産主義思想にせよ前回紹介しましたように、むしろ彼は粗野な共産主義を批判しておりました。共産主義が一応の形として実現したのは、マルクス没後の35年後の1917年に、レーニンが10月革命で実現、しかし農奴解放運動もあったでしょうが、それは近代的資本主義の矛盾突破からではなく、資本主義的生産関係が未だ無かったロシアにおいてです。それをレーニンが、そのレーニンでさえ最初は社会主義実現の為には、外資導入も必要であると言ってたし、しかし生産関係では最も近代化されていない場所で、マルクスを担ぎだしマルクス・レーニン主義として喧伝した。スターリンに至っては正に、ソ連官僚的共産主義権力の為にマルクスを騙り、彼による反対者の粛清はマルクスとは全く関係ないことだと思います。単に権力維持の為にやったことであったと思えます。

そのことは橋立さんも<ソ連共産党の独断と失敗は、マルクス主義をして人間全体を纏めてしまおうとした事にあると思います>と言われているように、マルクスを主義化した後世の権力者の問題出ったと思います。しかし<私が疑問に思ったマルクスと同じように>とも言われていますので、根はやはりマルクス思想が悪いと言うことでしょうか・・・共「生」を最終の理想としたことが悪い、ということになれば、現状のままで何も不都合はありません。昨日申した通りです。文句が出る方がおかしいということになり、それもまたある種の「利己心」の発露に過ぎないということに帰結します。

そして大衆が資本主義を選んだ事も、利己心が解放されているからであり、人間性にもっとも適しているからだと言うことで、現状に批判が起る事の方が、おかしいと言う事なのでしょう。

マネタリズムを産む新自由主義、金融資本の横暴についても、マルクスが喝破していた貨幣論がおかしいことであり、となると文句も言えません。貨幣論が出る100年も前にロスチャイルドが構築した金融支配論も正統を得ていたということになり、そして金融資本だけでなく我が国高級官僚たちも、恐らくマルクス理論が分かっており、その逆応用をしているのではないかとさえ思える事も、正論でありましょう。

最後に「利潤無き社会」論も拝見しました。余剰通貨が発生するのは、貿易収支が黒字だからという論を見て、読むのを止めました(笑)。総支出=総収入になるようにすれば良いとの論は、ある意味、剰余価値を全部分配せよとも聞こえますが、資本の利己心、資本が持つ宿命的とも言える運動体が、どうやってそれを許容するのか、その視点が欠けているように思え、本質に迫っていない。超金融緩和もどのように把握するのか、説明できていないと思いました。
メンテ
Re: 当代世間騙し装置 ( No.337 )
日時: 2013/06/03 12:10:16
名前: マルクス理解  天橋立の愚痴人間

満天下さん「論理の倒錯」という文言から入りましたのは、論理の構成において弁証法をかつてなく駆使したヘーゲルの巧みさも、結論としての思想はファシズムを生み出す素地ともなったように、マルクスの思考も総論を見る限り素晴らしくても、実践としての資本論の内容が、何をもたらしたかを考えることを言いたかったのです。

要するに、剰余価値説を中心とするマルクスの経済論が、実は稚拙なもの、ないしは論理の倒錯を生むようなものではなかったかと、言う事です。
(共産党独裁を前提としなければならなかったこと、またそれなくしては、大衆の利己心を抑える事ができなかったこと、これなどもマルクスの思考の弱点ではなかったでしょうか。それはマルクスの人間性の把握において瑕疵があったという事です。マルクスが参考にしたと思われる、どのような哲学も、結果は人間を把握しきれていませんでした。であるのに、マルクスが到達した人間学(哲学)を大上段に掲げて、論理を進めることは、その時点で瑕疵を生じている事になります。経済に社会学を取り入れるのは良いとしても哲学的見地を絡めてはならないのではないでしょうか。やはり人間性は人間性として素地のままに認めて、其れに対応するルールつくりをしなければならなかったのでしょうね)

紹介した引用文でも、この事が述べられています。

>マルクスは、聖家族などで、ヘーゲルの弁証法を「観念論的倒錯」と片付けたが、弁証法的過程を踏んで運動、発展するのが現実世界の一般法則であるとして、「対立の統一」と「否定の否定」を積極的に主張した。しかし、自我と私益の可能性拡大という現実を省みることなく、市場社会が生み出す疎外を止揚できるかの論理もまた、都合の良いすり替えでしかない。(引用文)

それでも、レーニン、スターリンなど、後の為政者が、マルクスの精神に乗っ取って、資本論を修正しながら運用すればよかったのでしょうが、権力保持に走る政治屋にそれを求めることも出来なかったのでしょう。

これも人間社会の宿命といえば宿命ですね。
また資本主義が発達していなければ、共産主義はもう少し地に着いたものとなっていたかも知れませんね。
ですが、いずれは、人間は資本主義、民主主義に目覚めていたでしょう。

それ以前に、人間社会は平等、公平であるべきだとする、共産主義が本当に理想郷であるか、否かも真面目に検証する必要があるのではないでしょうか。

>・・共「生」を最終の理想としたことが悪い、ということになれば、現状のままで何も不都合はありません。

私は、どんなに旨く行ったと思われる共産社会よりも、現代の有り様を支持します。

ですが、最弱者の救済は別の事です。
具体的に言えば、殆んどの人間が年収200〜300万円を手にする事ができれば、それで良いのです。

それが大問題ではありますが。
メンテ
Re: 当代世間騙し装置 ( No.338 )
日時: 2013/06/03 13:27:59
名前: イントィッション

ちょっと失礼しま〜す。

こんな情報を他から見つけましたぁ。。。

財務省、またユダ菌に金貢ぐために、なんかやらかす予定ですよ〜。。。長期変動型国債と短期固定国債WWW

 ↓

これ、よくわからないですが、結果的にハゲタカ湯田菌に餌をやることになりませんか?

 ttp://www.mof.go.jp/jgbs/individual/kojinmuke/houdouhappyou/p250528.htm

平成25年5月28日

財務省
個人向け国債の「変動10年債」及び「固定5年債」の募集・発行を毎月行うこととします

 財務省は、現在、四半期毎に募集(3月、6月、9月、12月に募集し、その翌月に発行)を行っている「個人向け利付国庫債券(変動10年)」及び「個人向け利付国庫債券(固定5年)」について、個人向け国債の販売促進の観点から、平成25年12月募集以降、募集・発行を毎月行うこととします。
 なお、「個人向け利付国庫債券(固定3年)」は、従来同様、毎月募集・発行を行います。


問い合わせ先
財務省理財局国債業務課 個人国債係
電話(代表)03-3581-4111 (内線5929)

 ★これおれおれ詐欺の親方電話番号じゃ〜ないのぉ???
メンテ
Re: 当代世間騙し装置 ( No.339 )
日時: 2013/06/03 16:47:02
名前: 個人向け国債販売・・満天下有人

これはね、金利変動型個人向け長期国債は03年に、固定金利型中期国債5年物は06年からやっておりますから、特に目新しいものでもありません。それも個人向けですから、特にユダ菌のエサになるという訳でもありません。

しかし一つの狙いとしては、国民に不安を与えずに、より多く買ってもらう意図で出て来たものと見ることも出来ます。(低金利=低利回りで買って、途中で国債価格が下落=長期金利が上昇した場合、個人は機関投資家のように国債先物市場で売った買ったは余りやりませんから、金利上昇局面でも、額面表面低金利しかもらえず、おまけに国債価格が下落すると、往復ビンタを喰らうことになります。そこでその不安を和らげる為に、変動する金利に応じて利払いも致しましょう、というのが変動金利型国債というものです)

それは国債発行残高が異常に膨らんで来て、市中金融機関による買い入れが時々成立しない現象=札割れが生じて来た為に、国民に宣伝して少しでも多く、国民から直接借金したい金融財務当局の思惑が見えます。国による債務不履行の限度の目安は、国民金融「純資産」が目途になります。おっちゃんが常々申しておりますように、国債の最後の尻拭いは、国民が預金封鎖などを通じて負担せねばなりません。つい最近、キプロスで現実に起こりましたね。そんな間接的手段によるょりも、最悪の場合、国民に直接買わせておいた分は、それを直接的に踏み倒すことが可能で、手っ取り早くなります。まあ、現状では我が国特有の現象で、個人買い入れ額は雀の涙のようなものですから、特にどうと言う事も無いとは思いますけど、借金がどんどん増えているのに、今度はアフリカに3兆円を出す、そのことに腹が立ちますね。仮に投資としても、現地での投資ですから、国内雇用などが受ける恩恵は余り期待できないのでは、と思います。それがグローバリ化した資本主義の姿なのです。

ユダ菌といえばゴールドマンが先週、米国債売りの指令を出しておりましたね、どういうことかと言いますと、日本の国会のように財務省が決めた赤字国債のことは、居眠り議員の前であっさり通過してしまうのと違い、やはり米議会はそう簡単に問屋が卸さない。米財政赤字はまだGDPの60%くらいです、それでもこれ以上の国債増発にはうるさいのです。バーナンキもそろそろ金融緩和を止めるのではないかとの疑心暗鬼が出始めて、金利上昇は不可避=米国債の下落が始ると予想したゴールドマンなど、今のうちに売っておけ、そういう行動に出たという訳です。ちなみに米長期国債の金利は、1.7%くらいであったものが、5月22日に2%台に跳ね上がり、その後2.115%くらいで推移しております。ゴールドマンの予想では秋頃に2.5%に上がると見込んでいるようです。

我が国も安閑としておられません。今日も日経平均は500円も暴落しました。国債が買われると株が大幅に下落すると言う連関で、金融市場は動いております。株価が上がるのは好景気に転換したからではありません。成長が見込める状態に転換したからでもありません。国債市場との相関関係で動く、金融市場内でのキャッチボ−ルをやっているだけです。ユダ菌たちはこれまで日本株を買っては来ましたが、頃合いを見て売り崩す為に買って来た訳です。東京証券取引所の出来高は、主力は外人による売買ですから。そうでないと、こんなに乱高下はしない筈です。

メンテ
Re: 当代世間騙し装置 ( No.340 )
日時: 2013/06/04 09:53:45
名前: イントィッション

>今度はアフリカに3兆円を出す、そのことに腹が立ちますね。仮に投資としても、現地での投資ですから、国内雇用などが受ける恩恵は余り期待できないのでは、と思います。それがグローバリ化した資本主義の姿なのです。

国民の労働者の税金をいいように使って、アフリカに3兆円? 日本の大企業が、その3兆円を使って、アフリカにインフラ整備をし、工場などを建てる! ものすご〜い賃金安の労働者を使って、ものを造らせ、今度は売るのは中国やマレーシアやシンガポールなどの中流階級が多くなったところ! (日本では購買力が無くなった安いものを求める国民だらけなので、もう消費者ターゲットから外すかなぁ!)

そして、利益が出たら、株を上昇させ、大企業幹部や大株主どもや、日本の安倍カルト宗教団体が、その利益を地下銀行に移動させ、あっさりケイマン諸島到達! 
お〜い! 国税局! ケイマン諸島の税逃れの取り締まりの経過はどうなってるんだ〜???

ちゃんと、とっつかまえないと、みんな消費税10%で、福祉に使うお金のはずなのに、68歳まで年金受け取れずに、餓死して死んでいくぞ〜!!! 国税局や財務省の職員だって、同じだろうが〜!!!

>これはね、金利変動型個人向け長期国債は03年に、固定金利型中期国債5年物は06年からやっておりますから、特に目新しいものでもありません。それも個人向けですから、特にユダ菌のエサになるという訳でもありません。

ムムム! 平成3年。。。 小泉の頃からですね〜。。。
やっぱり、竹中平蔵菌がくっついている頃からですね〜。。。
  

>国債市場との相関関係で動く、金融市場内でのキャッチボ−ルをやっているだけです。ユダ菌たちはこれまで日本株を買っては来ましたが、頃合いを見て売り崩す為に買って来た訳です。東京証券取引所の出来高は、主力は外人による売買ですから。そうでないと、こんなに乱高下はしない筈です。

竹中平蔵菌には必ずユダ菌がくっついていますW。。。 これから梅雨シーズンだから、ジメジメするんでしょうね〜。。。WWW

そして、最後は、税金逃れの腹下しが首相をしているので、経済は下痢ピーするんでしょうね〜。。。WWWWW。。。








メンテ

Page: 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 | 37 | 38 | 39 | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 | 46 | 47 | 48 | 49 | 50 | 51 | 52 | 53 | 54 | 55 | 56 | 57 | 58 | 59 | 60 | 61 | 62 | 63 | 64 | 65 | 66 | 67 | 68 | 69 | 70 | 71 | 72 | 73 | 74 | 75 | 76 | 77 | 78 | 79 | 80 | 81 | 82 | 83 | 84 | 85 | 86 | 全部表示 スレッド一覧 新規スレッド作成

題名 スレッドをトップへソート
名前  「名前#任意の文字列」でトリップ生成
E-Mail 入力すると メールを送信する からメールを受け取れます(アドレス非表示)
URL
パスワード ご自分の投稿文の編集、削除の際必要です。面倒でしょうが入力をお勧めします。
投稿キー (投稿時 投稿キー を入力してください)
コメント

   クッキー保存