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[2222] 続・当代世間騙し装置
日時: 2015/02/14 08:24
名前: 満天下有人 ID:QNV3UuGE

毎日変なノートンのマークが画面に出て、ウイルス恐怖を煽られる。ノートンの指示に従って掃除したら、ここ掲示板で新規スレッドを立てた時に入れたPWが消えてしまって、投稿文の訂正が出来なくなってしまった。

そこでPWを入れる為に、再度スレッドを立てて見ます。投稿記事は全て今日までの重複投稿ですのであしからず。

2月9日投稿分:生存本能の為に生き残ろうとするテクニックは、生物によって様々だ。

好きな番組であるNHKのダーウインが来た、を見るにつけ、何時もそう思う。

どのような生態系であっても、原理は太陽エネルギーと水によって生態系が構成されている大原則がある。そしてその土台の上にあって、その生態系はそれぞれに生存を維持する為に、エネルギーが不足して来ると他の生態系が有するエネルギーを奪う本能的な細胞を有している。

そしてその行為が各種生態系の生存のバランスを保つ効果を有している。大蟻の過剰発生を抑えてくれるのが、蟻喰いの存在であるとか、そのような相互天敵の存在が自然生存のバランスを保つという合理性で地球は成り立っている。別の生態系が過剰になると別の生態系が、それを潰しにかかる、という具合にだ。

中には潰されないように擬態を発揮する生態系もあれば、先に生存エネルギーを得る為に擬態で相手を待ち構えている生態系もある。枯葉と見分けがつかない虫や、サンゴかと見間違うタツノオトシゴなどが、前者の例だ。後者の代表例にはカマキリが居る。

何を言いたいのかと言うなれば、既に真意は見抜かれている(笑)、そう、人間社会における、特に政治経済における擬態は日常茶飯事である、ということだ。言い換えると人間社会における擬態とは、世間の騙し装置であるということだ。

この生態系が巣食っている領域が永田町であり、霞が関であり、より広い範囲での擬態は、抽象的概念としての自由、民主主義である。擬態に騙される側は、自らも殺されずに、そこそこに生かされて来たものだから、天敵が定かに見えず、だが、どうも昨今のおかしな状況は、天敵が少しのさばり過ぎてはいないか、との、何だか天敵が明確には見えないのだが、どうもおかしいと感付き始めた。

しかし、イスラム過激は悪だ、との風潮、それは一部イスラムとしても、このままではキリスト教圏天敵が、お互い天敵でも、バランスが取れる範囲を超えて来た以上、防御的攻撃を仕掛けねばならなくなった、そのようにも見える。むしろキリスト教圏天敵は、擬態で錯覚を起こさせ、イスラム圏生存のエネルギーを狙っていた、騙していたとつまりキリスト教圏はカマキリだと・・・・

攻撃的擬態どもには勝てない。一つはそれらを我々が保存し、ある意味、保護しているからだ。こちらは守備的擬態になれない。少々色を変えて擬態騙しをやっても、最初から見抜かれてしまっているから、どうしようもない。永田町や和美が関に仕掛けられて来る擬態、消費税増税に還付制度を設けるとか、日銀超金融緩和でトリクルダウンによって民衆も潤うとか、イスラムテロは許せないと言う擬態には、アメリカ従属という本色、その先に憲法改悪が隠されている。

擬態と言う騙し装置が強化されて来ている。いよいよ生存をかけた最終闘争が迫って来た。この生存競争は生態系が別の生態に対して為されるのではない。同じ人間なる生態系においてである。しかも同じ国の中においてである。擬態にはしょっちゅう騙されるのが生物の宿命ではあるが、しかしトンマな騙され方は良くない。弱い証拠だ。




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日本資本主義揺籃の場(5)>我が国通貨発行は、事実上政府権力で行われて来た ( No.801 )
日時: 2016/03/09 14:06
名前: 満天下有人 ID:AyJRluO.

維新前の徳川幕府時代は正に政治権力が通貨を発行し、その政治的恣意によって貨幣が改鋳されるなど、政治権力の都合次第でいかようにも通貨の交換価値が変えられた。

日本銀行創立前の維新前期でも、通貨は太政官札として政府権限によって発行され、政治的誘惑が通貨価値を歪めてしまった歴史もある。

日銀創設以降は、日銀総裁と内閣総理大臣がたすき掛けで交互に就任するなど、中央銀行独自の通貨発行権など持ち合わせてもおらず、政治が事実上、政治的思惑によって通貨発行を操作してきている。

中央銀行が事実上政治権力に支配され、政治的恣意によって金融政策をやることの、歴史的弊害が考慮されたのは、GHQによる一時的占領期間だけのことではなかったか。そのGHQですら、江戸幕府時代にその源を持ち、全国に広がっていた金銀扱いの本両替商と銭替え商から始まり、維新では米制度をマネし、日銀創立後は英方式を取り入れた、複雑な日本の金融制度が理解できなかったようだ。

いずれにせよ、通貨発行については事実上政府がその権力を握っていた事実は、よく分析したのであろう、おびただしい政府関係公庫の整理を強権によって始めている。だが米ソ冷戦に日本を組み入れるために、GHQが、民主化を第一義にした占領政策のタガが緩み始め、金融システムについても政府権力を強化しておいた方が何かと都合が良い・・・現にその後は、大蔵省の天下り先が日銀総裁の椅子となり、批判が強まり具合悪くなってきたものだから、一回おきに日銀出身者に総裁をやらせただけで、事実上は、大蔵省→財務省が通貨発行を管轄しているに等しいシステムになってしまった。今更政府に権限を与えよなどと事実誤認する者が、政府紙幣発行を求める。肝心の政府当局はその副作用がどういうものか先刻分かっているから、できないだけのことであって、中央銀行が国際金融マフイアに支配されているからではない。中央銀行がユダ菌に支配されているから、通貨面で経済の足かせになっているとする者たちは、むしろ政府の方が支配されている現実を知らないのである。

その歴史的順番に従って少し振り返って見ると、やはり目を引くのが、政治失政を通貨改鋳でスリ抜けようとした田沼意次を初め、天保の改革と言われた貨幣改鋳でも、時の権力は財政逼迫を通貨価値を低めるような手法で切り抜けて来ている。

江戸中期の旗本・田沼意次時代に、世界の金支配者・デルバンコのことを既に知っていたかどうかについては、定かではない。世界の民衆一般が、財の交換に使用する通貨は、金銀だとする本能的な価値観を江戸幕府も分かっているが故に、大判小判を通貨としたのであろう。そしてある範囲において科学的計算に立って、金銀の含有量を変えれば、財政操作も可能だと知っていたのであろう。

何故か数年毎に出てくる現在の政府紙幣発行論・・・これも通貨価値から目をそらさせ、財政責任から逃れるための巧妙なテクニックであろう。幕府末期天保の貨幣改悪鋳と本質は同じ策謀に基づくものであろう。

1830年(天保4年)の改鋳などは、幕府財政の元である米が大不作で、天保の大飢饉と言われる不作に端を発した幕府財政の悪化、この時幕府は、改鋳に乗じて貨幣価値を減らすべく金銀の含有量を削ったものだから、嗅覚の利く民衆は、飢饉に追い打ちをかけるように貨幣に対する信用を無くし、大インフレを起こしてしまっている。百姓一揆が絶えなかったようである。

副作用も計算できないのに、財政改善の為にはこれこれの金銀含有量を減らせば良いとの、ある種の科学的計算はできたのだろう。天保8年・1837年の改鋳益は69%にもなり、つまり貨幣の改悪鋳によって政府財政は69%も改善できたという話である。

だがその科学的計算は間が抜けていた。金の確保に比べて比較的容易であった銀に重きを置き、銀貨を多用、その為に銀貨の価値を上げて金銀比価を3倍、つまり銀高の方向で改鋳を行ったものだから、国際金融筋、特にロンドン筋は一斉にメキシコ銀買に走り、銀が高く売れる日本で銀を売り、その資金で金を買ってロンドンに持ち込み、ボロ儲けしたのである。

何故か、当時のロンドンにおける金銀比価は15倍だったからである。我が国からは激しい金の流出が起ってしまった。こういう所に、デルバンコ他の、現在ではゴールドマンサックス辺りになろうか、国際金融筋に、まさしく科学的に合理的に計算された手法によって食われてしまうのである。その歴史的原点は今も続いている。目が節穴どころか現在では、政府自らが率先して生贄になることに快感でも覚えるのだろうか、目を覆うような貢が激しい。

そしてそのような政府に通貨発行権を持たせないから、何事もうまく行かないのだという、信じられないような政府独裁を求める層が民衆にも根強く存在している。幕末天保時代のような貨幣改悪鋳を願って専制的政治を求めるから、同時に政府権限によるシニョレッジに憧憬を抱くのだろうか?・・・世界だけでなく我が国でも下手な金融システムは国際筋に狙われてしまう歴史を知った上での事だろうから、とするなら、これはヒトラーの遺言を信奉し、独裁専制を希求して止まない右翼筋からの願望ということになってくる。

この種の層は、葉面的には社会状況を憂いていながら、実のところ本音部分では独裁者を待ち望んでいる。2・26事件の本質にも似たりである。禁じ手である日銀による政府国債直接引き受けをもやった高橋是清蔵相が、それでも最後の段階では、これ以上のロスチャイルドからの軍事費借金はダメ、これ以上の政府借金である国債を日銀に買わせる政策もここまでとして、軍事費予算の増額を認めなかった為に、軍部に暗殺されてしまった。

今のアベシンゾーを見てごらんなさい。維持費を含めて4.4兆円にも上るあの欠陥オスプレイ、まだ数機しか現物は納入されていないのに、代金はどんどん払っている。米軍思いやり予算も133億円増しの約9500億円に達し、ドイツの三倍、他の米同盟国26カ国合計額よりも多くなって、だが国内では社会保障費削減の嵐が吹き荒れているというのに、豪州への潜水艦売り込みに反対の声も上がらないことと同じレベルで、民衆も鈍感なのである。

話が国際金融筋に食われっぱなしの歴史からズレたが、今や、軍事マフイアまでが重なって来た。だが何事もないようなムードで政府権力の思うがままに事は運んでいる・・・これで未来を語る気になれる?。
メンテ
ロスチャイルドと政府紙幣 ( No.802 )
日時: 2016/03/09 15:18
名前: ニホンザル ID:c0EdFT/g

政治家はともかくとして一般の政府紙幣論者の言い分はもっと単純です。

日本人が国内で使用するお金なのに、何故政府が借金しなければならないのか。
国際金融資本が日銀を使いそうさせるならば、そのようなものの世話になる必要はない。

政府が通貨発行者で何がいけないのか、どこに問題があるのか。
紙幣を変えるのではなく、国債など発行せずに日銀券を政府が発行すればよい。
仰るような面倒なことは頭のよい役人に任せれば何とかするはずと、このように思うのでしょう。

ここで何度も論じている通貨の債務性の意味が理解できていないのです。
通貨を債務化せよと遺言したマイアー・ロートシルトは天才です。

デル・バンコーも気が付かなかったのでしょう。
今になっても理解できない人がいっぱいです。

資本主義の起こりは金を支配したデル・バンコー。
ロスチャイルドの天才は、金以外にも担保価値を発見したところだと思います。

通貨を債務化するための担保は金でなくてもよい。
近代の代表は石油ですね。しかしあらゆるものに担保価値があります。
労働力もその一つと見做せます。

何故通貨の価値が万人に認められるのか。
最大の理由は担保になるものを持たない万人には簡単に手に入らないからです。

資本主義は金が担保の基準です。
それ以外のあらゆるものの担保価値は大きく変動します。
担保無しで入手できる通貨などおもちゃと見做され、誰も価値を認めないでしょう。

政府紙幣でも債務化されるのであれば通用します。
しかしそれでは政府紙幣の意味はありませんね。

政府紙幣を言うより一般庶民は国債残など気にする必要は無いという方がよほど論理的です。
問題にすべきは政府のお金の使い方でしょう。うっかりしてれば潜水艦に補助金まで出されますよ。
こんな感じですね。
メンテ
通貨に債務性を編み出した天才ロスチャイルド ( No.803 )
日時: 2016/03/10 00:49
名前: 満天下有人 ID:oPloO2fo

通貨の債務化なる考え方を発見したロスチャイルドは、ほんとに天先的であります。

債務性を付与すれば発行者は当然、担保を求めます。つまり担保性にも連動してくれば、それ自体にも通貨の価値基準が分かりやすくなり、その債務を返済するまでは(発行通貨が還流してくるまでは)、その債務コストとしての金利まで含んでしまいますから、金融政策が取れる。

担保と言えば、第一次オイルショックの時に、中東諸国に対し、原油決済はドルでなければならないとするドル石油基軸体制を取った当時の米キッシンジャー国務長官も、管理通貨といえどもその担保性について良く理解していたからできたことでしょう。

まあ、政府紙幣発行論者などが言ってることは浅はかなもので、取るに足りないものばかりですが、要するに政府に日銀券を発行させよ、と言ったようなミソもクソも混同したような論を聴くと、頭大丈夫かと思いたくなりますね(笑)。通貨の債務化とは何であるか、全然分かっていない。政府が発行する「日銀券」であれば、それは既に負債性のある銀行券でなくなっているという事が分かっていない。

負債性がある=価値維持の基準を保たねばならないが故に中央銀行は、発行銀行券を負債項目に計上し、市中金融機関とてその預かり通貨は、これも負債に計上する。世界どこでもそうですね。債務性があるが故に、ただ印刷して配る訳には行かない。だからバランスシートの正常性が常に検証されている。

それと全く違うのが政府紙幣。行政権=最終的には国家権力で発行されますから、債務性が無い。担保性も不要。還流して消却する必要も無い。政治権力にとってはすごい誘惑物です。だが民衆には、さような性格の通貨は信用されないと思います。正に通貨価値維持の一つの要素となる<担保を持っていない万人にとって、簡単に手に入らないもの>であるからですね。それが図画工作のようにいくらでも作っていることを知ったら、どう思うでしょう。

その人間による価値感を態々無くしてしまうような政府紙幣を何故望むのだろう。経済学者ケインズが引用したレーニンの有名な言葉があります。

『資本主義を堕落させる最も手っ取り早い方法は、通貨を堕落させることである』

政府紙幣発行論者は、通貨価値維持の責任から解放される、自ら堕落を望んでいるようなことになります(笑)。IMFとスイスバーゼルクラブが別の観点からそうはさせないことでしょう。

でもバーゼルクラブなどは、余りにも多岐化したデリバテイブ金融商品にのめり込む紙幣管理通貨に対し、非債務通貨である金をまた持ち出して来るかも知れませんね、金融機関の資産としての国債をリスク資産とする議論が消えていない・・・そして中国など一貫して金保有高上積に注力しているようですし。
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日本資本主義揺籃の場(6)>歴史は繰り返す。 ( No.804 )
日時: 2016/03/10 11:01
名前: 満天下有人 ID:oPloO2fo

繰り返す歴史、繰り返して当然である。共生、公共資本に変わりもせずに、私的資本が私的利潤追求を命題とする社会のコアになっている以上、そしてこの構造を変えたくない者たちが存在する以上、同じことが繰り返される。格差が広がって当然なのに、資本主義を擁護するものたちが、それを嘆くという、実に奇妙な精神構造社会が、この国の特徴なのである。そして革命だと言い出す(笑)、支離滅裂さ。

革命を叫びながら、同じことを繰り返すこの国の歴史を見ていると、革命を叫びながら、何を革命しようとしたのかさっぱり分からないあの維新の根と、同根のようなゲノムが営々と生きている。維新とは一体何だったのかと、何を革命しようとしたのか、新時代を求めるものなら、もっと明確な国の形の青写真くらいあっても良さそうなものだが、史実を読む限り、攘夷に対抗するだけの、あるいは旧幕藩体制から抜け出そうとするだけの変革でしかなかったように思える。要するに西欧資本主義を導入したに過ぎない。

通貨制度しかりである。金銀比価についても国際市場のことが全然考慮もされずに決められ、長州征伐で借金の塊を残した幕府の負の遺産を受けた新政府にせよ、まあ他所を見てから考えようや、ということで漠然と、しかも二年弱もかけて岩倉視察団が外遊。

フランス人は走る前に考える、イギリス人は走りながら考える、スペイン人は走ってしまった後で考える、とのジョークに例えるなら、日本人はどのタイプに該当するのだろう。どれにも当てはまらないと思う。維新では志士たちがそれぞれの新たな思いは持っていたのかも知れないが、国家として一つとして纏まった青写真などは、全く持合わせてもいなかったように思える。それが欧米列強の草刈り場になった原因でもあろうか・・・そのゲノムが未だに続いている。こんなにあっさりと貢迎合外交をやる国って、他にあるか、そしてその政治権力を他よりましだとして温存する国民性、嘆く本質を全く取り違えてしまっている・・・

欧米の金融システムは、どうもよく分からない、まあとにかく行ってみようであないかと出かけた岩倉使節団御一行46名。幹部は・・・・・

団長:岩倉具視(京都公家)
大蔵卿:大久保利通(薩摩)
工部大輔:伊藤博文(長州)
参議:木戸孝允(長州)

「岩倉使節団という冒険」なる歴史書物によれば、船中でもあれこれ議論されたようだが、何しろ前代未聞の制度に関することだから、とにかく向こうに着いてからの事にしようと(笑)なって、アメリカでは200日にも亘って熱烈歓迎を受けたものだから、長々と居座ってしまい、これがアメリカ型銀行制度を受け入れる素地になったとか(笑)。でも英国武器の独占輸入権をもらっていた薩摩としては、やはり英国にも行って勉強しようとなって、アメリカの後にロンドンまで足を延ばしたはいいが、怪しげな小さい銀行に騙されて旅費所持金を無くしてしまったものだから、滞在が120日にも及んだと記されている。そして母国では前に記したように薩長土肥の権力争いが、朝鮮問題に絡んで表面化していた。

このようなドタバタの最中に、通貨問題では間抜けなことをやっていた。
銀貨幣の価値を金銀比価で3倍にまで上げたはよかったが、国際金融の中心地ロンドンでは、その比価は15倍。バカでも無い限りそのようなボロ儲けできる比価を黙って見過ごす筈が無い。

国内に居留していた外人が、母国での通貨価値基準は変わってもいないから悲鳴を上げ出す。

アメリカ公使のハリスが先ず、改鋳比価に対し猛反対の声を上げ始める(所謂ハリスショック)。政府幕府はどう対処したのか、何と、金銀実質比価の差を拡大するために今度は逆に、金の含有量を減らす策に出たのである(笑)。具体的には1両当たりの金の含有量を、天保小判の1/3に減らした万延小判を発行し、これで国際金銀比価15倍の相場に何とか近づけるというインチキをやったのである。

その結果、嗅覚に敏感な民衆の貨幣価値不信用が13%のインフレを招き、経済生活が悪化したと日本財政史に記されている。別に物資が不足した結果のインフレでもなかった。通貨のいじくり方一つで、かくも物価が変動するのである。インフレの発生の仕方は多様であり、何が原因となるかは分かったものではないが、昨今のルーブル危機によるインフレにせよ、国家財政の生命線である原油下落が、回り回ってルーブル通貨の価値を下落させてしまっている。

インフレだけが通貨増刷発行の問題点でもない。それ以前に、人間の価値観なるものによって社会、経済システムが保てなくなる事の方が、事は重大なのである。利潤追求が唯一のシステムであるなら、そして政府がその代弁者である限り、一部だけが生き残れる形で、その限界は必ずやって来る、その兆しは既に出ている、それを解決する手法として、図画工作的製造で政府が紙幣を創れば良いとする単純さである。それ以前に何が矛盾の本質なのか、そこまで頭が回らない。矛盾の根を温存しておきながら革命を言うのである(笑)。

政治的誘惑が多い政府紙幣で事は解決するというなら、既にオカネイジリの権限を持っている政府の事、さっさとやってしまえば良いのに、国民もそれを支持しているのだろうから、やれば良いのにそれが出来ないでいる。私的資本主義の番頭であるから、出来る筈が無い。だから超金融緩和をやっても国民全体への波及効果が出ない。日銀ブタ積ばかりが増えるのは、肝心の最終蛇口を開くことができないからである。ムードでインフレにするぞと脅かせばインフレになると思っているだけで、やってしまったらどうなるかの恐怖感が捨てきれないのである。最終的には事がどうなるか分かっているのである。だから蛇口を開けない。

中央銀行制度出発時点では、国際金融資本の思惑によって、通貨の実質支配権が国家覇権の動向まで差配する構造があったが、少なくとも我が国では敗戦を契機に、何故中央銀行の独立性が必要かの本質に立った、結果オーライではあるが、一応その目的に沿った運用が相互牽制システムとしては出来ている。政府政治誘惑による暴走も、それに加担する官僚出身の総裁が居て危ない限りだが、ギリギリの線で何とか食い止めている。だが巷間では血気にはやる右翼思考の連中による政府に通貨独裁を求める声が後を絶たない。それを実行したら恐らくIMFやスイスバーゼルクラブからの何らかの制裁が起るだろう。だが頭に血が上った連中には、「志」「神道」なる字が焼き付いてしまえば、教条を掲げて四角四面となり、合理的検証など頭から抜けてしまって、また攘夷を叫び、けだかき富士を仰ぎ見た途端に、天誅とばかりにいつか来た道を走り出すのだ(笑)。あるいは中世封建時代のように、領主様によるシニョレッジに戻りたい夢でも見ているのかも知れない。

そして政治は政治で、矛盾に拍車をかけるような政策を行う。日本食を世界に広める、農業を成長に取り込むと言いながら一方で、大集約化、労働、雇用を排除してしまうような道を開くに等しいTPP政策を推進しおる(笑)。そして国民は猫の額のような狭い農地で、新種のダイコンやカボチャ栽培に成功して喜んでいる。私的資本の丁稚小僧的政治が長続きする構造は、健全なのである(笑)。政府紙幣論者は、グローバリゼイションが必然の動向として、その矛盾について何も言わない。グロービリゼイションなどと言う思想は、自然発生的に生じたものではなく、多国籍企業が意図的に仕組んだ新たな構造であることも知らずに、だからTPPと政府政策の矛盾には触れもしないのである(笑)。グローバリゼイションは人類によって自然発生したものではないことは、ジャパンハンドラーズの有力者の一人であるハーヴァードのジョセフ・ナイ教授が一部反省も込めて自ら述べている。アメリカは(多国籍企業は)余りにも相手国の文化伝統を無視してやり過ぎた、これからは相手国構造にも合わせた「ソフトパワー」的推進を心がけるべきだと・・・明確に多国籍企業が仕掛けたことであると、その思想的外交中枢に居るものが自ら白状しているのである。

実に歴史は繰り返すとはよく言ったもので、現実の市場も含む国際関係には目が行かず、通貨発行権についてもせっかくユダ菌的通貨支配構造から抜け出て本来の通貨価値維持の制度に近づいた我が国の相互牽制システムまで崩して、態々政府独裁を望む。それは右翼的単純維新ゲノムが未だに生存しているからだろう。アベシンゾーをまだましだとして支持する一派、あの満州事変、太平洋戦争にまで突き進んだ右翼的軍部思想にも通じるものが脈打っている。

もし政府権限通貨発行に切り替えてIMFやスイスバーゼルクラブが何らかのイチャモンを付けてきたら、攘夷!とばかりに真珠湾攻撃の時のように奇襲攻撃でもかけそうな勢いである(笑)。

次項で、右翼軍部が暗殺した高橋是清蔵相に触れながらレビューして見よう。
メンテ
日本資本主義揺籃の場(7)>紙幣発行史 ( No.805 )
日時: 2016/03/10 19:55
名前: 満天下有人 ID:oPloO2fo

司馬遼太郎著 「竜馬が行く」より」

『旅籠「煙草屋」の前まで来た時、三岡はたまりかねて二階に向って、竜馬〜あ!と叫んだ。そのひびきに応じるように竜馬は二階から顔を出し、「やあ三岡か、話すことが山ほどあるぞ」と、怒鳴り降ろした。・・・この男が竜馬に、新政府財政の基本的な考え方は、こうあるべきだと説き、その財政技術の一つとして金札の発行を説いた。兌換紙幣のことである。新政府にはまだ信用力が無いため、京大坂の富豪を説き、彼等に発行の勧進元をやらせ、その信用と財力を借りれば、一千万両くらいの金はたちどころにできあがると三岡は言うのである。』

ここで言う三岡とは、福井藩士で、商人に低利で金を貸付けることで養蚕事業を興し、藩の収入を高めたことで有名になった、後に政府会計方・御用金穀取締を命ぜられた由利公正のことであり、金札とは新政府発行の初の全国共通通貨・兌換紙幣「太政官札」のことである。

まだ新政府発足したばかりで政治的不安定さもあったであろうが、この金札の目的が膨大な内戦軍事費や、膨大な旧士族保障の為の出費・秩禄公債に充当された為に信用度は低く、正貨100両に対する金札は150両を要した。正貨に対する価値率は6割しかない。「二府においてすら6正貨に対し6割余の下落となり、他の地方においては全く授受せざるの形況なり」と記されている程であった。

ちなみにこの由利公正は、薩長閥の支配に我慢していた肥前藩士で、まだ外国官判事だった大隈重信に、金札発行の不具合を理由にクビにされてしまった。せめて金融分野については薩長に抑えられたくない大隈の心情も重なっていたかも知れない。

慶應3年から明治元年までの財政13カ月間は、鳥羽伏見の戦いから五稜郭開城に至る1年5カ月に亘る戦費が、大きな負担となっていた。それを太政官札発行で賄ったのであるから、下落率が大きかったのも止むをえまい。これが西南戦争時におけるインフレへ繋がって行く。

歳入 273万円
借入 473万円
太政官札発行額 2,404万両 (歳入に占める比率76%!)

(ここで問題となるのが、太政官札は金兌換紙幣であったから、これは償還不要の政府紙幣とは言えないと言うことだ。現に税制が整い始めてから維新政府は償還に応じている。そもそも政府紙幣など認めないオリエンタルバンクのような欧州金融資本が、維新時の我が国の金融を仕切っていたのだから)

どの稿かで書いたようにこの他に、幕府による対外債務600万両も維新政府は引き継いだのだから、総計額はいかばかりであったか、現在額との対比は面倒なので略するとしても、莫大な額ではあった。時代を変えるとは、かくもカネがかかるものなのだ(笑)。

問題は、そのカネの出どころについて、当時の軍事一体化金融資本においしいエサを与え、喰われてしまったことであろう。我が国の維新は、武器商人によって開国させられたようなもので、近代史は武器維新から始まったようなものである。

それが未だに尾を引いている。さすが維新制覇の長州藩出身者が、内閣総理大臣となり、武器輸出三原則も廃棄して武器商売に熱心である(笑)。維新では毛唐に儲けられっぱなし、今度は儲けてやる!か(笑)。
メンテ
日本資本主義揺籃の場(8)>太政官札発行から国債発行へ。 ( No.806 )
日時: 2016/03/11 07:50
名前: 満天下有人 ID:H3c56B22

幕藩体制からの巨大な負債を背負った維新政府。その資金繰りの為に由利公正の発案で太政官札を発行したものの、信用度が低く、地方によっては使わない所もあって、徐々にインフレへの芽を醸成することになってしまった。

だが、旧幕藩の雄藩による連立政権のような維新政府、旧幕府と同じように新政府においても通貨に対する概念は、「御用金」として上からの権力によって集めることが出来るとの甘い考えがまだ残っており、しかし町方は時代転換期の混乱期に入り、町民の生活感覚から新政府が行うフアイナンスをまとには信用していなかった。

だから、出す側としては豪商たちによる献金なのか、富裕税なのか、借金なのかその性格が曖昧な御用金の集まり具合は芳しくなく、総要資金3150万両のうち当初は、384万両だけの御用金しか集まっていない。次の内戦である明治10年の西郷隆盛傘下の不平士族による反乱・対西南戦争の軍費は、大幅に政府紙幣印刷で賄わざるを得なくなっていたのである。

しかも金保有量からしても、全てを正貨で賄うことは不可能になっていたから、西南戦争ではこの政府紙幣は不換紙幣として、当時の税収がまだ300万両程度であったのに対し、1億1千9百万両もの政府紙幣が発行され、翌年には1億6900万両もの印刷不換紙幣がばら撒かれ、通貨価値に対する町方衆の敏感な嗅覚が、インフレを起こしてしまったのである。

西南戦争勃発時の東京玄米相場は、1石5円15銭。それが明治14年では10円48銭と倍増。物価の上昇は輸入商品の増加を通じて貿易赤字を拡大、通貨安との悪循環を繰り返して行く。昨今の世界規模でのマイナス金利を通じての通貨安競争も、当時と同じに見える。本質的に違う要因は、明治維新時のそれは、何の裏付けも無い不換政府紙幣の大量印刷によるものであった。

明治14には、銀貨1円に対し政府紙幣は1円80銭にまで暴落している。ここで中央銀行である日銀が創立され、大蔵卿・松方正義が初代総裁となり、インフレ収束策として有名な松方デフレ政策が始る。

松方の通貨政策は、価値基準に何の裏付けも無い不換政府紙幣が悪性インフレを起こすのは当然であり、これを先ず止めることに通貨政策を180度転換。生活感覚からしても、誰が何の価値基準も持たない通貨を信用するのか、これが私の政府紙幣反対論の最も根幹になっている持論でもある。

松方卿は『政府が自分で紙幣を発行すると言うと、財政少しでも不如意となると、どうもすれば不換紙幣発行になり易い。紙幣は民間経済の動向と貨幣需要に応じて発行されるべきであり、最終権力である政府によって発行されるべきものではない』・・・

勿論、松方もフランスロスチャイルド訪問によって教えられてきたことであろうが、既に通貨に関しては政府と発行主体は分離すべしとの意味を真に理解していたようである。イングランド銀行やFRB創立の過程では、ユダ菌金融資本の恣意がモロに入っていたが、わが国の場合は、結果オーライであるにせよ、中央銀行の独立性の真意が既に盛り込まれていたのである。

当時の松方通貨発行論の趣意を、「紙幣整理」を通じて更に読んでみると、『種々議論はあった、アメリカ流の国立銀行制にするか、英国他の中央銀行制度にするか、という両論に分かれておったのであるが、政府紙幣引換え方法について種々苦心をした結果、大体米国の制度にならって公債を発行して政府紙幣を引き揚げ、その公債を以てこれを「抵当」として兌換券を発行する国立銀行を創ることになった。』

“公債を以てこれを抵当とする”、そこに通貨に債務性を持たせることによって、通貨に価値基準を持たせ、それを維持すべしとの、庶民価値観に基づく通貨哲学が盛り込まれている。

(エピソードを挟むと、その不換太政官札を偽造しニセ札を造っていた福岡黒田藩を見破って摘発したのも、この松方卿である(笑)。

それ以前では、現在の代表的日本企業の元を400社も創った渋沢栄一が、パリ万博見学ついでにフランス国債売買を経験し、『殊に日本では、貸借のこととなると絶対秘密にする恥辱感の強い風習と違い、フランスではこれを公の事として日常的に売買している様は、一驚に値する』とまで書いている。生活感覚というか、武士は食はねど高楊枝というような外見を重視する我が国文化では、ビックリするような制度であったかも知れない。

だがせっかくのこの、経済価値観は、それを担う民間活力に任せるべきで、政府権力とは切り離しておくべしとの哲学も、これもまた日本文化から生まれついて来た、「志」「神道」「義」というような漢字で表現される右翼軍部的な思想によって、壊されて行く。2・26事件であり、その時もまた西欧金融資本にいいように手玉に取られてしまった。

斯くの如く、歴史的にも何度も苦い水を飲まされながら、21世紀にもなってまた、通貨政府権限による政府紙幣論を唱えるバカが出てくる。前稿で申したように歴史は繰り返すである・・・『一度目は悲劇として、二度目は喜劇として(カール・マルクス)』。
メンテ
通貨発行権を収奪したハンガリー政府>非常識が常識になる時代。 ( No.807 )
日時: 2016/03/11 15:35
名前: 満天下有人 ID:H3c56B22

しかし最近、どうもここ掲示板も、2ch的ストリートネットウヨ的気配が匂っていて、通貨発行権について明治維新以降でも芽生えていたウヨ的発想を折に触れて批判してきたが、まさかと思うようなハンガリー政府による通貨発行権取得を称賛する記事がトップに出され、やはり匂っていた危惧感は、ほんとなのだと分かり、いささかガックリだ。

ユダ菌金融資本による経済の支配構造について、可能な限り史実に基づき、客観的な検証を試み、現代にあってはロバート・ルービンによるゴールドマンサックスに、その歪んだ策謀が見て取れ、そのことを批判して来た。

だが同じユダ菌批判でも、どうもネットウヨ的批判には、あの右翼軍部にも通じる独裁的血気しか感じられず、どういうことかと思っていたら何と、世界も眉をひそめたハンガリー右翼政治家であるオノバン首相が中央銀行を廃止し、政府が通貨発行権を握ったことを称賛する血気しかない、底の浅い単純さがモロに出されてしまった。

この傾向、何かに似ている・・・そう,米大統領選における共和党トランプ現象にそっくりなのだ。移民排除、純血主義がここまで堆積していたのかと、背筋が冷たくなるような独裁につながる心理状態が芽生えているのである。正にヒトラーナチス抬頭前夜のような現象が起こっているのだ。

中央銀行を廃止したハンガリーのオノバン首相は、右翼政治家の代表であり、反社会主義者であり難民排除主義で有名である。2014年首相になると同時に政府権限を強める中央銀行法改正、同時にやったことはメデイア規正法も成立させたことである。そして憲法裁判所の権限も縮小させてしまった。

これ、どこかの首相政策とそっくりだ、そうアベシンゾー総理大臣殿である(笑)。この二人は2013年に既に会談し、其の後シンゾー招待によりオノバン首相は来日している。ネットウヨはシンゾー首相の支持者であるから、それと意気投合するオノバン首相が断行した中央銀行廃止同然の政策も、同じように礼賛するのである。

彼の通貨政策は要するに、自力で経済再生できないもどかしさ、止む無くIMF、EUに頼ると条件ばかりつけられて頭に血が上り、2011年12月、ついに中央銀行の独立性を排除する新中央銀行法を成立させたものである。結果、ハンガリー国債は、通貨フオリントと共に大暴落。

怖れをなした同内閣のIMF交渉担当大臣・フエツレギは、中央銀行の独立性を損なう考えは全く無い、EU、IMFと前提条件をつけずにあらゆる問題について協議する用意があると、一気にへりくだってしまっている。要するにオルバンなる跳ね返り首相が、頭に血が上って前後見境ない独裁的政策をやっただけのことである。

我々日本人には実感できない欧州における長い歴史の中で、ユダ菌にたいする反感があることも理解できない訳でもないが、それをあたかも新時代を築いたが如く礼賛する者が、この国にも存在している。我が国では中央銀行の独立性と政府の関係は、思惑は別としてもうまく機能して来たのに、何故ハンガリーのような規模の小さい経済国でやったことを礼賛し、我が国もそうせねばならないのか?・・・それは通貨発行権を口実にした右翼独裁を実現したい思想によるからであろう。米トランプ現象も含めて、そして内ではシンゾー的政治を支える根強いグループが存在している傾向、冷静さがどんどん失せて地球がフアッショ化している。その一端がハンガリー通貨政策礼賛となって、非常識を常識とする天地逆さまの狂った根が、ここ掲示板にも張られていたことが、証明されたとうことか?。
メンテ
Re: 続・当代世間騙し装置 ( No.808 )
日時: 2016/03/12 15:38
名前: ニホンザル ID:YtVeO.dU

有人様
折角調子に乗ってこられたところを腰を折ることになり申し訳ありませんでした。
投稿の意図が理解されず、またしても陰謀論者にされました。
日本資本主義揺籃の場は陰謀の結果ともいえると思いますので、あながち外れてはいないかもですが。

ROM者が徐々に増える、この掲示板の長所にぴったりのテーマです。
投稿に込められた鋭い批判の矛先、読み取り目覚める人はいます。

他はおいて短気を起こさずゆっくりと、引き続きお願いしたいです。

ニホンザル拝

メンテ
Re:ハンガリー右翼政権に見る政府通貨発行権 ( No.809 )
日時: 2016/03/13 13:02
名前: 満天下有人 ID:n93hxrUU

いえいえニホンザルさん、気にされることはありません。私の目的は、ハンガリーオノバン首相に呼応する体質は、単純右翼かも知れないと思い、チョッピリ突いてみただけで、政府通貨発行権実現は、右翼の大物であることで、ようやくできたもので、他人がとやかく言うべきことではない、と、自らも右翼であることを認めたのですから、目的は達しました。他のことについては事実誤認が多すぎて、一々事実関係を言ってると、時間と労力が果てしないことになるから、無視しておれば良いだけです。れにしても右翼はやはりすごい。喧嘩屋だと恫喝されちゃって(笑)。でも国を憂う国士、壮士であれば、何を言っても免罪符がついているようです。

維新時の西欧列強による浸食。どの客観的史実を紐解いても、当時の予算案から検証してみると、あんな巨額負債は戦費武器費用じゃないと積み上がる筈がありません。中には、横須賀製鉄所に担保権を設定していたフランス銀行の、ソシエテ・ゼネラル・・・幕府崩壊で担保権執行されかかった所を、かの英オリエンタルバンクを紹介された大隈重信が、50万ドル借り入れて、仏銀行に返済。これって仏から英に借金先が変わっただけ(笑)当時ではまだ外国官監事役であった大隈重信でも、役柄から厳しい交渉事を通じて、外国から借金するなをモットーにし始めていたようです。

これも事実なのに、維新陰謀論で片づけてしまうのだから、すごい!(笑)。

ジャーデインマセソンやオリエンタルバンクとの金融交渉。相手は武器販売を金融の軸にしており、だが由利公正による政府紙幣太政官の信用にも限界があり、交換価値が大暴落。挙句に西南戦争で不換政府紙幣まで出動されたのにこれも陰謀論になるのか(笑)・・・。

ユダ菌は単なる金貸し、大したことはない程度の認識、そうかな?その程度によって我が国は改革までをもネタにされ喰はれっぱなしでやって来ました。現役時代ウン十年間禄をはんだ社を振り返ってみても、ロスチャイルドとのプロジェクトが出世の道でした。金融だけではありません。鉱物資源、、金、鉄鉱石、銅、アルミ、ウラン、原油、船舶、そして基幹食糧、次の3年間、どのプロジェクトをロスチャイルドはやるのか、その分野でロスチャと組めるかによって次期社長が決まっていた。単なる金貸し、そんな甘い相手ではありませでしたね。

ハンガリー右翼政府による通過発行権取得についても、あれはユダ菌に食われて来たたことへの反発だとされているようだが、ではどのように喰われてきたのか、むしろ同国の地勢的経済的、産業的構造原因によるものが多いような気もします。

それに絡めて何でも中央銀行が悪いとする論にも事実誤認が見えます。何かにつけて通貨発行権は中央銀行が握っている、それが経済を歪めているとして、確かに初期の段階ではイングランド銀行、FRBにその形跡が見られるのだが、別の見方をすれば、政府から独立した中央銀行が通貨価値維持を図るとの別の重要な側面もあり、それを有効に活用すれば政府独走も防げるし、中央銀行が持つその側面を有効に活用すれば良いだけのことだと思う。態々通貨の信用チエック機能も無い、独走誘惑が多い政府発行権に委ねる意味がさっぱり理解できない。政府を誰がチエックするのか、否、政府が過去にやったように(太政官札、西南戦争時の不換紙幣大量発行)チエックして止めさせることが果たして出来るのか???維新から満州事変に至る政府独走、誰も止めることが出来なかった事実は、何だったのか?

目下は日本金融財政史をテーマにしているので、わが国のケースで検証してみると、日銀が通貨発行権を握っているから、わが国の経済が歪んでいると言えるその根拠も分からない。日銀法第46条では「日本銀行は銀行券を発行する」としか書かれていない。日銀の誰に聞いても、これを以て中央銀行が発行権を有していると明確に答える人はいない。

第一、日銀法のどこを読んでも、業務について内閣総理大臣または財務大臣の要請に基づき、又はあらかじめその承認を得て行うことが出来るとの規定が、一杯散りばめられている。政府による最大の歯止めは、第49条の「日本銀行は、日本銀行券の製造の手続きを定め、財務大臣の承認を得なければならない」と規定している箇所です。そして国立印刷所での円印刷に関しても、財務大臣の承認を得なければならないと規定されている。

どこを読んでも、日銀が好きにやれる通貨発行権を有している形跡は見当たらないのだが、それでも日銀が発行権を有していることが、経済の足かせになっていると言う。具体的に過去、そんな事実があったかな???むしろ話は逆で、政府独走によって痛い目に何度も会ったことはあるのに、一度でも日銀がノーと言って支障を来した事実にはお目にかかったこともない。バブル醸成にしてもそうだったでしょう。日銀が勝手に円を印刷しまくった訳ではなかったでしょう。ユダ菌からの指令で発行権を行使し印刷しまくった訳でもない。“政府が”アメリカ政府によるプラザ合意押し付けの政治的ひれ伏した結果であって、それに準じて国内で増刷する円の受け皿として創った住専とて、日銀が創ったものでもなかった、政府大蔵省がやったことでしすよね?違いますか?

そして金融機関や痛手を受けた零細企業に対しては、信用保証協会の枠を一杯まで広げて日銀は、円の供給に励んだ、これが事実真相でしょう、違いますか?あの時日銀がノーと言いましたかな?言えない筈です。日銀法第38条に、ノーとは言えない規定が明確に盛り込まれています。だが中央銀行の発行権が経済の形を歪めているとは・・・???要するに右翼独裁志向が、プロパガンダとして政府独裁を望んでいることの現れでしかない、そう想っておけば良しなだけです。歴史を振り返っているだけだとのコメントも右翼らしい。歴史上ひどい思想で国を貶めた右翼、歴史に触れるのを嫌がる。戦争体験者も減ってしまって、風化し始めた歴史は、彼等にとっては好都合なことです。だから事実誤認などヘッチャラなのでしょう。

おっと、そんなこともどうでも良く一々まともに取り上げることもないいのに、事実誤認が多いものだから、長くなりそうになって来ました(笑)。それにしても昨日からの冬の再来、体に応えます。のんびり休ませて頂きます。有難うございます。
メンテ
日本資本主義揺籃の場(9)>暗い時代へ ( No.810 )
日時: 2016/03/13 13:09
名前: 満天下有人 ID:n93hxrUU

旧幕藩体制廃止により溢れ出た旧士族たち。当面食い扶持を与えないといけない明治新政府。士族宛て一種の国債である秩禄公債を発行せざるを得なかったが、いつまでも出来る訳でもない。

幕藩体制から溢れ出た士族面倒見に、どれくらいの財源が必要だったのか、幕藩体制の頃では○○何万石というコメ高で各藩に秩禄を与えていたから、石高を基準にすると、家禄は藩主に軍事的義務を負う武士の家の生活費で、幕末総額は約1300万石だったようだ。

それと別に維新政府は、維新に勲功のあった公卿、大名、士族に対し90万石のボーナスを出しており、その合計約1400万石が秩禄とされた。でも何時までも制度を続ける訳には行かないから、政府はそれを、最大の公共事業である軍隊創設によって、兵隊として吸収し、富国強兵目的として一石二鳥の政策を取った。喜んだのは武器ユダ菌商人どもであったから、一石三鳥であったかも知れない(笑)。

徴兵令は木戸孝允による「今日の急務天下士族旧来の禄食を裁減し、以て新兵を養うにあり」とする提言によって、明治6年に発布された。まあ武士道を基本にし、武器戦術は欧米流だから、これも司馬遼太郎さんの言葉を借りるなら、和洋折衷のような揺籃であったろう。これに神道精神が加わって、わが国の軍隊は神がかり的に変化して行き、戦争も金融を抜きにしてはやって行けないという算数的合理性が抜けて行き、ユダ菌がカネ貸さないとなると新たな攘夷?思想で、天誅!と叫んで走り出す奇妙な右翼思想軍隊によって暗い時代に突入して行くのである。

足りないカネは、政府が印刷して精神を吹き込めば、紙切れがたちまちにして黄金札に代わると言う(爆笑)、これまた神がかり的発想を基に「紙」に頼り出した、それが西南戦争時における大量の不換紙幣発行となる。キツネと枯葉の童話ではない、現実にあったことであり、21世紀にもなって今日また同じような発想が出てくる(笑)。現物黄金をバックに価値基準を特化するユダ菌VSキツネおとぎ話との闘いのようなものである。人間が最終的には実物価値を求める本能がある以上、これで勝てる筈が無い・・・・でもどうしてもこの国では神がかり的になってしまうゲノムが抜け切れない。日の丸バンザイ突撃精神なのである(笑)。夢想的なのである。

ニセ札に等しい不換紙幣発行に至った遠因は、国際市場における金銀比価を計算に入れずに、銀貨に重きを置いた貨幣政策の間違いで、金が大量に流出してしまい、金の重しの無い紙幣を発行せざるを得ない状況に追い込まれてしまったことにある。

そこえ旧士族、武士に対する秩禄減額政策が取られた為に、蟄居していた西郷隆盛配下の武士たちに不満が爆発し、明治10年の西南戦争となって行く。戦争インフレと不換紙幣大量発行が悪相乗効果をもたらし、インフレが玄米2倍の価格となって襲った。

前年の財政規模約6000万円に対し、この西南の役討伐軍事費は約4200万円だったというから、普通一般会計の7割が別途の戦争費として費やされたことになる。そのうち約2700万円が、政府不換紙幣として印刷されている。一時的であったにせよ、悪性インフレになっても当たり前のことであったろう。不換であったからには、消却は不要なのだが、そんな紙切れが世に浮いて放置しておく訳には行かない、だって民衆社会ではまだ金銀貨幣の時代であったから、消却せねばならない、誰の負担で消却したのか?毎年の税金で消却して行ったから、結局国民が払ったのである(笑)。
メンテ

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