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[2222] 続・当代世間騙し装置
日時: 2015/02/14 08:24
名前: 満天下有人 ID:QNV3UuGE

毎日変なノートンのマークが画面に出て、ウイルス恐怖を煽られる。ノートンの指示に従って掃除したら、ここ掲示板で新規スレッドを立てた時に入れたPWが消えてしまって、投稿文の訂正が出来なくなってしまった。

そこでPWを入れる為に、再度スレッドを立てて見ます。投稿記事は全て今日までの重複投稿ですのであしからず。

2月9日投稿分:生存本能の為に生き残ろうとするテクニックは、生物によって様々だ。

好きな番組であるNHKのダーウインが来た、を見るにつけ、何時もそう思う。

どのような生態系であっても、原理は太陽エネルギーと水によって生態系が構成されている大原則がある。そしてその土台の上にあって、その生態系はそれぞれに生存を維持する為に、エネルギーが不足して来ると他の生態系が有するエネルギーを奪う本能的な細胞を有している。

そしてその行為が各種生態系の生存のバランスを保つ効果を有している。大蟻の過剰発生を抑えてくれるのが、蟻喰いの存在であるとか、そのような相互天敵の存在が自然生存のバランスを保つという合理性で地球は成り立っている。別の生態系が過剰になると別の生態系が、それを潰しにかかる、という具合にだ。

中には潰されないように擬態を発揮する生態系もあれば、先に生存エネルギーを得る為に擬態で相手を待ち構えている生態系もある。枯葉と見分けがつかない虫や、サンゴかと見間違うタツノオトシゴなどが、前者の例だ。後者の代表例にはカマキリが居る。

何を言いたいのかと言うなれば、既に真意は見抜かれている(笑)、そう、人間社会における、特に政治経済における擬態は日常茶飯事である、ということだ。言い換えると人間社会における擬態とは、世間の騙し装置であるということだ。

この生態系が巣食っている領域が永田町であり、霞が関であり、より広い範囲での擬態は、抽象的概念としての自由、民主主義である。擬態に騙される側は、自らも殺されずに、そこそこに生かされて来たものだから、天敵が定かに見えず、だが、どうも昨今のおかしな状況は、天敵が少しのさばり過ぎてはいないか、との、何だか天敵が明確には見えないのだが、どうもおかしいと感付き始めた。

しかし、イスラム過激は悪だ、との風潮、それは一部イスラムとしても、このままではキリスト教圏天敵が、お互い天敵でも、バランスが取れる範囲を超えて来た以上、防御的攻撃を仕掛けねばならなくなった、そのようにも見える。むしろキリスト教圏天敵は、擬態で錯覚を起こさせ、イスラム圏生存のエネルギーを狙っていた、騙していたとつまりキリスト教圏はカマキリだと・・・・

攻撃的擬態どもには勝てない。一つはそれらを我々が保存し、ある意味、保護しているからだ。こちらは守備的擬態になれない。少々色を変えて擬態騙しをやっても、最初から見抜かれてしまっているから、どうしようもない。永田町や和美が関に仕掛けられて来る擬態、消費税増税に還付制度を設けるとか、日銀超金融緩和でトリクルダウンによって民衆も潤うとか、イスラムテロは許せないと言う擬態には、アメリカ従属という本色、その先に憲法改悪が隠されている。

擬態と言う騙し装置が強化されて来ている。いよいよ生存をかけた最終闘争が迫って来た。この生存競争は生態系が別の生態に対して為されるのではない。同じ人間なる生態系においてである。しかも同じ国の中においてである。擬態にはしょっちゅう騙されるのが生物の宿命ではあるが、しかしトンマな騙され方は良くない。弱い証拠だ。




メンテ

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Re: フラッグシップ陰謀論 ( No.750 )
日時: 2016/02/20 15:14
名前: 満天下有人 ID:LP2Vwt7I

<通貨の金本位性は失われていませんね。
兌換性を無くしても金本位制の本質は残る。金の担保が生み出した通貨ですからそれが本質ですね。
デル・バンコーは金と紙の通貨の交換などする分けが無いのです。>

ここにデル・バンコの金に対する徹底した哲学が読み取れ、それを武器にBIS、及びIMF内部に入り込み、金を軸にした通貨戦略を実行して来た訳で、その意味では金を「フラッグシップ=旗艦」としていることは、陰謀でも何でも無く、現実の事実だと思います。

ただゴールドマンのルービンのように明らさまにやらず、沈潜して事を運びますから、陰謀的に見えるのでしょう。

前稿で、第二次大戦後、連合国は世界通貨の安定の基になる金価格、金市場の設定をロスチャイルドに委託したと書きました。そしてその思想の国際機関としてIMFを設けました。当然のことながらIMFは、金本位制維持を軸に政策を考えた筈で、となると歴史的にも金の世界で既に覇権を創り上げていたデル・バンコを無視できる筈がないと思うのです。現に、IMFの専務理事は歴代,欧州から選ばれるようになっていますね、そして理事たちは、デル・バンコやロスチャイルドの金事業の番頭などを務めたか、務めさせて貰う恩恵に預かっている。

特に金のトンネルがあると言われるスイスの銀行を通じてですが、スイスは未だに預金などの実態は公表しません。続く稿でそこら辺のことを書いて行く積りですが、公表されないからそれは陰謀論だというのは、辻褄が合いません。

公表しないと言う事実は事実であって陰謀ではありません、ということはデル・バンコなどの行状は絶対に公表しない、と言うことですから、陰謀論ではなく、厳然たる事実が存在するとの、何よりの証拠だと思います。

PS:<世界の国の外貨準備に占める金の割合などしれていると思いませんか。>

確かに現金通貨の発行量に比べれば、比率は小さいですね。まあ、ドル決済制度での外貨準備高は、全て金で準備しておく必要も無いわけで、7割を金で準備しておけば上々でしょう。ただその各中央銀行にその金が存在するのかが、疑われます。つまり実質はデル・バンコ他の五大金価格フイクシングメンバーが、分散して保有している事も疑われます。となると金は文字通りデル・バンコなどのフラグシップになっている。
メンテ
すべての金(きん)は、スイスに通じる(2)。 ( No.752 )
日時: 2016/02/20 21:52
名前: 満天下有人 ID:LP2Vwt7I

デル・バンコ発祥の地、イタリアロンバルデイア地方を地図で見ると、一部はスイスアルプスの一角を占め、その山脈の向こう側に、西から順に、世界の中央銀行に目を光らせている国際決済銀行・BISを置くバーゼルがあり、右隣には、無記名で金を預かっている小鬼と呼ばれる銀行が乱立するチューリヒがあり、そして金の抜け道トンネルがあると言われる小国リヒテンシュタイン公国が並んでいる。

このイタリア北部からスイスに繋がるルートでは、奇妙な事件が時折起こっている。事実は小説より奇なりと言われるが、2009年だったか、二人の日本人がイタリアからスイスへ向かう列車の中で、国境検閲に引っかかり、二重隠し底のあるカバンから米国債が発見され拘束される事件があった。

総額1340億ドル、当時の為替で13兆円という巨額なものであり、だがそれが僅か250枚の国債に圧縮されていた。ということは1枚の額面が5億ドルと巨額なもので、普通の素人が手にすることは出来ないシロモノだったことから、この二人の日本人の素性が注目されたものだが、霞が関の現役だと欧州メデイアが言った途端に、報道がプッツリと断ち切れてしまった。アメリカ当局はニセ物と断じていたが、そのニセ物を態々回収していた。

売るに売れない米国債を持たされたままで、何かの都合でどうしても換金せねばならぬ事があったのか、ならばスイスのトンネルしかないと思ったのであろうか、かくの如く、小説よりも奇なる事件が起こるのもこの地域である。当時の日本財務大臣は中川昭一である。その当時のG9で、元々大酒のみのクセに便乗して、酒に薬を入れられて酩酊してしまい、何か重要な事を発表しようとしていたことが、封印されてしまう陰謀があったというのが、世間の大方の見方であった。父親に似て、やや国粋主義的な資質を持っていた中川財務大臣、アメリカの何らかの要求を蹴っていたのかも知れない。それが米国債持ち出し事件と何らかの関係があったのではと、憶測される。

それにしても、どうしてこの地域に金を隠したがるのか?・・・世界中の権力者、特に独裁国家の権力者は、自国通貨紙幣を全く信用しておらず、パナマのノリエガ将軍、フイリピンのマルコス大統領、アルゼンチンの独裁者ペロンのように、金が最後は物を言うとの確信を持っており、その需要に答えたロスチャイルドやデル・バンコが、スイスに金のトンネル銀行を創った。それがスイスの三大銀行と言われるクレデイスイス銀行、スイスユニオン銀行、スイス銀行である。
メンテ
すべての金(きん)は、スイスに通じる(3) ( No.753 )
日時: 2016/02/21 09:05
名前: 満天下有人 ID:mhyncnHU

金(きん)・・・古代から人間が崇拝し、畏敬の念を抱くこの世に二つとない物資。現代では通貨の流通システムが紙幣管理通貨制度に代わってしまって、一般生活者にとっては、さほど必須なものでなくなってしまい、まあ宝飾品として喜ばれる程度の物になってしまっている。

だが、物資との交換、あるいは貨幣同士の交換過程で、何だかだ言っても最後の決済手段としては金しかない、そう信じ金の保有を怠らない者が存在する。しかも、世界金融の奥の奥の中枢がそうであるから、例え金本位制でなくとも通貨制度において、人間の本能とも言える裏付けとしての金への信奉は、これもまた絶えることはない。紙幣は人間の手でいくらでも製造出来るが、金はそうはいかない。しかも石コロと違って量的にもどこででも手に入る物資でも無い。

以下、カール・マルクスの「経済学・哲学草稿・貨幣」から引用すると、シエイクスピアのアテネのタイモンの一節を引用しながら『黄金か。貴い、キラキラ光る黄色い黄金か!いや神様!私はだてにお祈りしているんじゃないよ。こいつがこれくらいあれば、黒も白に、醜も美に、悪も善に、老いも若に、臆病も勇敢に、卑賤も高貴に変えることが出来る!・・・こいつは司祭を誘惑して祭壇から引っ張り出す。泥棒をも栄位につける・・・』

あっはは、其の後甘利元経済大臣様は、隠れたままだな(笑)。

少し難解な表現で分かりつらいが、これもカール・マルクスの「経済学・哲学草稿、貨幣」から引用すると・・・

『人間が人間的であり、したがって彼の感受性などもまた人間的であるかぎり、他人による対象の肯定も、同時に彼自身の享受である・・・・』

貨幣論においてこれは何を言ってるのかというと、貨幣に対する人間の感受性、それは一部の人間だけによるものであるなら、価値はない、と言ってる。他人が肯定する価値観が自分にとっても「享受」できるものであって始めて価値がある。簡単に言えば、多くの人間の感覚において共通する価値観があって初めて対象物に価値という属性が生まれる・・・・

通貨を必要以上に発行するとよくインフレを引き起こすと言われる。それは、財貨の量に比べて多すぎる通貨に対し、“皆が”あれ?少しおかしいな、と感じ始めたら、その人間の感受性によって通貨の価値が下がり始めると言うことを、150年も昔に既に言っていた、ということである。ヘリマネ論でよく言われるように、空中から通貨がいくらでも降ってくるものとして、それに対し人間はどう享受するか・・・一部の人間だけが、それでもオカネはオカネだと思っても、他の人間の人間性では、それを「享受」できないとなると、価値が失せて来る。言い換えると、貨幣価値は、他人も自分も含めて人間がその価値をどう思うか、によって変わって来る。金の場合はそれが不変であると言っている。

そしてこうも言っている。『私有財産制度の下における貨幣は、私有財産制度から“疎外”されない限り、その享受は人間にとっての本質的存在である。』・・・・ここは難解だがそれなりに有名な個所である。疎外されない限り、とは・・・逆に人間にとって、疎外されることが多いと言っている。つまりそう簡単に金(きん=オカネ)は手に入るものではない、故に価値が維持される。

何故スイスに金を隠そうとしたのか・・・金を私有財産として、それから疎外されたくないという人間が、本能的にも大勢存在するからだ。そして大勢の人間は、それに預かれない。預かれないから益々隠そうとする人間が増える。それが最終的には自己覇権維持になると思うからである。

これを自由に隠しておけるシステムにしたのが、ロスチャイルド及びデル・バンコによるスイス三大銀行の創立であった。1856年、創立のクレデイスイス銀行の別名は、スイス・クレデイタンシュタルトで、これはスイスにおけるロスチャイルド財閥なのである。

この成功に続いて1862年にチューリヒに小銀行も設立されている。後のスイス・ユニオンバンクで、現在のUBSである。

三つ目が1872年のバーゼル銀行。バーゼルに集まり始めた化学、製薬工業を支援する銀行で、後のスイス銀行である。これら三大銀行がスイス国立銀行経由、バーゼル国際決済銀行・BISを設立することになる

これら三大銀行は、顧客名、口座などは調査を求められても絶対に明かさない。スイス国法で守られている。リーマンショック後の2009年、アメリカ歳入庁が税収の落ち込みカバーの為に、サブローン乱舞で大儲けして、運よく破綻から免れたヘッジフアンドや富裕層が巨額利益をスイスに隠しているとの情報を得て、上記スイス・ユニオンバンク、現在のUBSに対し、米顧客情報の開示を求めて、米司法省に訴えたが、ウヤムヤにされてしまう程に、スイストンネルの壁は厚いのである。
メンテ
すべての金(きん)は、スイスに通じる(4) ( No.754 )
日時: 2016/02/21 23:05
名前: 満天下有人 ID:mhyncnHU

何をやっているのか実態が分からないスイス・チューリヒの銀行群、世界の良識ではこの銀行群を、チューリヒの小鬼どもと揶揄っている。何しろ国家の法で、税務調査や犯罪捜査であっても銀行顧客のデーターは開示してならないと決められているから、その実態は誰にも分からない。スイスでは歯医者の数より銀行の数が多いと言われるくらいで、数千行もの銀行群があり、この全てが匿名顧客を有しているのである。

そして、そこから密かに移動する金やその他の資産、お隣のリヒテンシュタイン公国に通じるトンネルがあると言われる。トンネルと言っても別に、地下に穴を掘ってるのではない。誰にも知れずに資産が課税もされずに移動するから、それを称してトンネルと呼んでいるのだ。

リヒテンシュタイン公国は、非武装中立国家である。軍隊も持っていない。精々100名程度の警察が居るだけである。ただ、匿名口座の資産家のトンネルとして公国にお世話になってるスイスが、いざと言う時には防衛の手助けをするとの条約によって守られているだけ。似たような公国に、あの女優グレースケリーが嫁いだモナコ公国があるが、モナコと違う所は、リヒテンシュタインには、スイスから流れて来る資産をコントロールするブルネリアと呼ばれる如何わしい財団が存在し、中立の名の下に金融規制に対し不法行為が行われている。映画でも見たことがあるが、特に武器商人たちがひしめいている。スイスから流れて来る匿名資産が武器売買の決済財源になるからだ。

そして有名になったのがあのフイリピンの独裁者、マルコス大統領が、アメリカへ亡命しようとした際に、隠し資産をここから動かそうとしてフイリピン当局に摘発され、それで一躍皆が知ることで有名になった(笑)。前稿で紹介した二人の日本人による巨額米国債持ち出し事件も、その類である。

数千行にも及ぶ銀行群を要するチューリヒ、その先に続くリヒテンシュタイン公国、そして残るは、世界中央銀行の中央銀行となるBISを擁するバーゼル・・・。実は世界中の消費用金を除く貨幣的金は、既に各国中央銀行からここに集められているのではないかと推測されている。BISを束ねているのが、日々の世界の金価格を仕切る五大フイクシングメンバーを束ねるロスチャイルドと、デル・バンコの息がかかっている者が、実際を仕切っているからだ。
メンテ
すべての金(きん)は、スイスに通じる(5)。 ( No.755 )
日時: 2016/02/22 18:37
名前: 満天下有人 ID:yVCe.YDg

スイス→リヒテンシュタイン、このトンネルルートの恩恵に預かったのは、独裁後進国家だけではない、ソ連も冷戦による在米国資産の凍結を怖れて、巨額のドル資産をパリとロンドンに逃避させている。アメリカと共にソ連と対峙していた英・仏が、これに協力する筈がない・・・誰が?・・・答えは言わずもがなで、それが出来る金融勢力は一つしかない。

そして冷戦に耐え得る外貨資金の稼ぎは、ソ連産金塊の売却であった。1990年8月の大量の金売却は後に有名になったが、どこで?・・・これも言わずもがなである。スイスバーゼル→リヒテンシュタインでしか代金決済までをも含む秘かな取引はできない。

そしてこのような抜け道を創っている者たちが、表向き世界の金融秩序の指針を与えている。その地がスイスバーゼルであり、国際決済銀行BIS幹事たちが集まるバーゼルクラブである。

現在58カ国の中央銀行が株主となっている国際決済銀行BIS、逆にロスチャイルドはBISを通じ、諸国中央銀行の株式を保有し、支配権を強めるもたれあいの構図、それがBISがあるバーゼルで、バーゼルクラブと言われる世界金融制度支配の構図である。

何年か前にニホンザルさんも投稿されていたように、このBISは公的機関でも何でも無い、だが、公的機関である諸国の中央銀行を配下に置くという、奇妙な関係になっている。

ご存知の通り、この国際決済銀行は元々、第一次大戦戦勝国がドイツからの賠償金を受け取る銀行として1930年に設立されたものであった。何故、戦勝国の国庫に直接受け取る方法を取らなかったのか、賠償金受け取りを国家の手から切り離して、非政治化するためだとされて来たが、その理屈にはムリが漂い、中央銀行を受け取り窓口にさせて、その中央銀行を支配する何かの意図があったものと憶測する。現実には世界恐慌の発生と、ドイツナチズムの台頭により、ドイツが賠償金支払いを拒否した為に、BISの初期の目的は形骸化してしまい、戦勝国中央銀行を束ねるという機能面だけが残ることになった。

BIS設立に絡み、も一つ奇妙な事に、第一次大戦で最も戦費を支援したのは、アメリカであったのに、設立戦勝国の中央銀行メンバーとしてFRBが参加しなかったことである。これはその内に中央銀行を束ねてやろうとの意図を持っていた者にとっては、内心、願ってもないことであったかも知れない。事実、第一次大戦を通じ、本土は無傷で戦争景気を満喫したアメリカは、慢心の余り、金流出の防止を理由に欧州からの輸入禁止措置を取り、世界恐慌の引き金となったことについて、欧州側が面白かろう筈が無い。アメリカの輸入禁止措置によりドル稼ぎ=金への兌換の道を失った欧州金融勢力は、そのうち見てやがれ、アメリカ財務省とFRBの金を空っぽにし、金を貯め込んでドルをただの紙切れにしてやるワ、そう思ったかも知れない。

事実その後にBISは金プール運営案など作成し、金市場への介入が取りざたされ、既に各国中央銀行の金はBISの地下室に集められてしまっているのではないかとの噂が絶えない。

2年前に共和党下院銀を引退した、リバータリアン(山中で暮らす個人主義的自由主義者)で有名であったロン・ポールが、アメリカ人としてアメリカの破綻を唱え続けていた。曰く、「本当は単なる紙切れにしか過ぎないドル紙幣というペーパーマネーが、アメリカの国力をバックに、強い信用力を保って来たに過ぎない。そのドルを、アメリカ政府が余りにも印刷し過ぎていて、それを世界中に垂れ流している。

あるいはアメリカ政府が保有するゴールド(金)が、戦争出費が嵩んで、少しづつ世界銀行での政府間の決済資金として使われ、どんどん減っている。ヴェトナム戦争の時と同じような現象が起こっている。
そして政府間決済用のゴールドが底をついた時、アメリカの繁栄と政治的安定が失われ、今も現実には意識されている金本位制が崩れて、アメリカはデフオルトに陥ることになるだろう。

ドルの信用力、それはゴールドだけではない。他のタンジブルアセット(実物資産)にまで担保力が押し広げられるこになるだろう」・・・・

これ、日本の野党の演説では無い。実際に2007年2月に米議会における保守党共和党議員の演説である。先日、早大法学部卒の丸山とか言う弁護士が、オバマ大統領は奴隷黒人の出身であるとか発言して、人種差別問題だとして、“日本が”騒いでいた。当のアメリカは、ノーコメントとし、無視していた。そしてこのバカ弁護士は、加えて、日本は52番目の米州になろうとか言いだして、支離滅裂な発言・・・最高学府をご卒業さなすって、しかも国会議員がこの有様である。底が浅い国だ。深い所では「道」にこだわって融通が利かない。

当のアメリカは、通貨、金(きん)を巡る動きには歴史上のこともあってか、実に臨機応変に対応する身のこなしかたを身につけている。ロン・ポールのような発言がこれを現している。

先場所、10年振りに日本人として優勝を果たした琴奨菊が、どうして蒙古力士ばかりが優勝するのか、それを考えていて先場所、答えに気がついたと昨日心情を吐露。日本人力士は、相撲「道」にこだわり過ぎている。それは守るべき「道」ではあるが、これにこだわり過ぎて、勝負に勝てない。勿論蒙古力士も相撲道のことはわきまえている。だが、やはり格闘技である以上、最後は勝たなければ意味が無いと信じ切っている。そこに大きな違いがあることに気が付き、先場所は勝負にこだわった結果、優勝に繋がったとコメントしていた。

何事につけ、形、形式にはまる日本人気質。政治の世界までが形式にこだわり、欧米世界の変化に気がつくのが遅く、いつも煮え湯を飲まされてきたことは、歴史が証明している。
メンテ
すべての金(きん)は、スイスに通じる(6)。 ( No.756 )
日時: 2016/02/23 02:09
名前: 満天下有人 ID:gvj4F4YI

長年に亘る欧米の金融システムの変遷を見ていると、伝統的に金に通貨の価値を置く欧州と、金の頸木から離れ、自由に印刷できるドル紙幣との闘いが見て取れる。

それでもアメリカは、ほんとに金保有なくして通貨体制を維持できるものなのか、不安は持っていたのであろう、レーガン大統領の諮問により、*リーガン財務大臣が1981年に「金委員会」を設置し、国の内外における金の役割の調査研究に着手している。

(*レーガン大統領もアイルランド出身で、アイルランドでは“レーガン”でなく、リーガンと呼ぶのが正式な発音。大統領選に出馬するに際し、同じ名前のリーガンを財務大臣に据える予定だったので、同じ名前では有権者に混同されてしまう。そこで大統領の方が呼び名を「レーガン」に変えた経緯がある。)

この時、金の裏付けを求め且つ、一部金貨発行を求めたのが、前稿の金重視者ロン・ポール下院議員であった。でも委員会は形式的にほんの僅かの金貨を発行しただけで、金を通貨価値に再び組み入れる制度は実現されなかった。

喜んだのは、スイスバーゼルの金信奉者及び金マフイア達であったろう。これでいずれかの日に、アメリカドル紙幣主義者たちに、目に物を言わせてやることが出来る。

アメリカはアメリカで、金の頸木から解放することで、ドル紙幣の上に更に際限なき紙のデリバテイブ金融商品を創り上げてきた。その煽りを受けた欧州では、金価値本位に戻そうとする根強い動きが消えない。紙幣通貨戦争に金の戦争・ゴールドウオーにと、この世界は実に複雑怪奇である。

現状紙幣管理通貨制度においては、通貨売買の流れは、当該国の金利差によって動く大原則がある。だが、ただ金利が相対的に高ければその通貨へ他の通貨が流れるという単純なものでもない。インフレ率が加味された実質金利の差で交換されて行く。早い話が、超高金利になったアフリカジンバブエドルが、金利が高いというだけでは誰も買わない。インフレ率の高さを勘案した実質金利では、異常に低い金利になる。しかもデフオルトの危険性が最も高い通貨だ。

翻って円はどうか・・・。昨今では世界株式市場が暴落する度に、諸国通貨売り、円へ一時避難=円高の傾向を示している。これは円の安全性に世界の通貨が逃げ込んでいるとの説明が多いし、現行通貨の売買がペアになっているから、止むを得ない現象かも知れないが、果たして円のどこに安全性があるのか、サッパリ分からない。基本的にはドル売りの反映にしか過ぎないのに・・・

政治面における安倍政治の無秩序さ、来る日も来る日も子供のような国会議員による子供のような発言の連続、そして一般民衆の家計生活は、統計が示すように、悪化の一途を辿っている。米ジョン・ポール元下院議員は、米国における金融制度を一つの端的な例として、国の行く末について警告を発していた。我が国に国会で現状を憂う政治家の演説など聞いたこともない。聞けるのは北方領土の字も読めないか、環境の日も知らない者が環境大臣であったり、米大統領は奴隷の子、と言って見たり・・・このような国の通貨のどこに、安全性があると言うのか?。
メンテ
全ての金(ゴールド)はスイスに通じる ( No.757 )
日時: 2016/02/23 19:19
名前: ニホンザル ID:SJYt7El2

有人様

先のレス「世界の国の外貨準備に占める金の割合などしれていると思います」これは書き間違いです。

金の総量に対して世界中の政府が保有する金の割合はしれているとして、残りの金はどうなっていると思われますかと
問いかけるつもりでありました。

有人様と私の見立て違いの一番は金本位制への確信の違いだと理解しました。
金の総量を時価で見て発行通貨量に比べて遥かに少ない、これでは担保になり得ないとお考えだと思います。
ここが私と違う点です。私は金は種銭であり、あくまで金本位制は存在しているとの考えです。

デル・バンコーは金の貸し出しはしても紙のお金と交換することはありません。
貸し出した金は紙のお金を連れて必ず帰ってくることが決まっているからです。
金の過半を握る意味はここにあり、デル・バンコーがナチや皇軍を支援した黒幕だとするのです。

過半を握ってしまえば残りは自分の物も同然です。
紙のお金と交換する金価格などどうでもよく、紙のお金が余れば買い足すかもです。

他の者がこの世の金の過半を欲しても、この世の紙のお金の全てを出しても手に入れられません。
この世の金の全てを市場価格で計算することは意味がないのです。

金の魔力がある限り、金本位性の根本は揺らぐことはないでしょう。

プレトンウッズでドル基軸を決めた時点ではデリバティブ架空マネーなど想像もしていなかったでしょう。
アメリカはここを突いたと思います。

遅ればせながらBISはバーゼル3でレバレッジ率の規制を決めるようです。
この辺に詳しかったマーフィー様がいなくなって残念です。

デル・バンコーの弱みは暴力(軍事力)です。これだけが怖い。
民主主義は暴力からわが身を守るために考案普及させたと思うくらいです。

アメリカ金貸しは圧倒的暴力を保有しています。
その暴力を背景に本気で挑戦すればどうなるか。

戦争には金が必要です。戦時には紙のお金の価値など一瞬で失くなります。
アメリカの戦争相手が中露として、戦争はデル・バンコーの支援した方が勝ちますね。
アメリカ銀行屋は分かっていると思います。戦争屋は分かりませんが。

PS

ところで管理人様はいつまでスレッドロックを続けるつもりなんでしょう。
これは有人様に言っているのではなく、独り言です。
蒙御免

ニホンザル拝
メンテ
Re:金の行方 ( No.758 )
日時: 2016/02/23 20:46
名前: 満天下有人 ID:gvj4F4YI

ニホンザルさん今晩は。

いえ、私とて通貨に対する金の重みは、無視できないものと思っております。これは計量的に通貨の価値保証を充足できる、出来ないの問題とは関係なく、古代からの人間の感性によるものであり、形式的に金兌換が為されなくなったからと言ったところで、最後の決済手段としての金に重きをおく世界の、いや人間の感覚は已然として存在しているものと思っております。

ただ、スイスバーゼルクラブの金重視に対し、アメリカが紙の通貨にしないと、デリバテイブなどの机上の商品開発が出来ないものだから、そして常に金保有高に神経をすり減らしたくないものだから、金本位制を廃止、スイスバーゼルクラブとの対比において、アメリカドル紙幣の主張も同時に書いたものですから、それが私も金本位制反対の印象を与えてしまったのかも知れません。

ただデル・バンコなどのバーゼルクラブの方も、金の支配に重きを置き過ぎるために、アメリカ管理通貨制度を叩く道具にしている所は、些か戴けない・・・これではいつまで経っても世界経済は安定しない。

<金の総量に対する諸国政府の保有量が相対的に少ない、残りはどこが持っているのか>・・・

このことも、バーゼルクラブが実は、スイスの地下に集めてしまっているのではないかとの、憶測の根拠になっておりますね。

<デル・バンコは、金の貸出はしても、紙のオカネと交換することはありません>

丁度、そこを書き始めていた所です。レーガノミックスがスタートした時点で、米二大メガバンクのチェス・マンハッタン銀行とJPモルガン銀行が、業績悪化でその穴埋めに金を借りて売却。だが、返済をドルでは受け入れてもらえなかったものだから、返済用金現物をまた手に入れなければならなくなり、しかしバーゼルクラブの方はそれを見越したかのように、金先物市場で金価格を上げて行ったものだから、天下の巨大銀行も悲鳴をあげて、最終的には両行の合併にまで発展しましたね・・・

これから先、ドンパチが起るとして、やはり有事の「金」が物を言う原則は変わらないことでしょう。それに中国は金の産出国であり、ロシアは原油、天然ガスの産出国ですからね。

PS:BIS規制バーゼル3は、2019年より施行されるようですね。アメリカ型デリバテイブ証券化商品のデイスクロージャー規定、それと関心の的は、リスクアセットとしてカウントされていなかった国債保有率も、自己資本積み増しの対象にする事も検討中のようです。そうなったら政府国債で食ってる我が国の銀行は大変だ(笑)。
メンテ
すべての金(きん)は、スイスに通じる(7)>経済破綻の原因は、常に金融緩和によって引き起こされる。 ( No.759 )
日時: 2016/02/24 07:34
名前: 満天下有人 ID:SpeoNxU6

また同じ話を持ち出して恐縮ながら、1989年の2200億円もはたいた三菱地所によるデビッド・ロックフエラーの、ロックフエラーセンタービルの買収劇、あれは単にバブル頂点の象徴としてだけ捉えるよりも、裏に何か米欧、日に絡む複雑な後始末の結果では無かったのか、欧州バーゼルの策略による金の戦略の結果が、回り回って、その清算の為に日本を担ぎ出したシナリオがあったのではないか・・・あれを単に「日出る国、ジャパン・アズ・NO.1」と、おだてられて、称賛の言葉で誤魔化されてしまったのではないか。明治ご維新以来の我が国伝統、何時ものようにうまく利用された何かがあったのではないか、と思われて仕方がない。

1980年代の米経済が、乱高下した状況を、時系列的に纏めて見て、昨今の多々ある世界経済破綻の引き金と照らし合わせて見るのも、面白い。勿論、現在の方が、原油暴落に始まり、シーエルガスへの連鎖、金融機関への不安拡大、中国経済の行き詰まり、世界規模で行われている超金融緩和、為替問題、地政学的不安定の増幅、etc.どれが引き金になってもおかしくない程に、それぞれの要因が複雑に絡み合って、正に渾沌状態の度を深めている。

さて1980年代の米経済の不安定さは、何から始まったのか、

〇1981年、経済音痴のレーガン大統領就任。
大型減税実施により、逆に経済が伸びるとするレーガノミックス発動。税収増期待分を軍事費増強に使い、海外からの米国債への投資を促進、これがインフレを惹起。公的金利14%→20%台に上昇。ドル高により米国内産業衰退。安い輸入品が溢れかえった。だが、インフレが収まらない。政策金利を上げると外からのドル流入でバブルに拍車がかかる。これを見れば分かる通り、現代社会の経済のブレは財の需給関係だけでなく、通貨変動=これを操作する金利動向及び為替によって、大きく揺さぶられる複雑な仕組みになっている。そして過剰通貨供給は必ずバブルを引き入れて、破綻に至る。ケインズが既に論破していた貨幣錯覚、流動性の罠という理論は、どうやら人類には理解できないもののようだ。財の側面だけから制御できる単純なものではない。それが昨今、通貨面からまた起っている。

〇1985年・プラザ合意
他の先進諸国にドル安政策転への合意を求める。世界的に金融緩和傾向に転換。株式バブルの発生。

〇1987年・史上二番目のNYダウ大暴落とされるブラックマンデーの発生。

この前後に、米二大メガバンクである、D・ロックフエラーのチェスマンハッタン銀行と、JPモルガン銀行の業績が、破綻に近い程に悪化。

〇1989年:三菱地所、マンハッタンの象徴・ロックフエラーセンタービルを2,200億円で買収。

〇1993年:クリントン政権スタート。ゴールドマンサックスCEOであったロバートルービンが大統領経済財政特別補佐官に就任。
〇1999年:米国の=世界の二大メガバンク、デビッド・ロックフエラーのチエスマンハッタン銀行とJPモルガン銀行が合併、JPモルガン・チエスマンハッタン銀行となる。

この一連の年表から、何が読み取れるであろうか・・・金融緩和から株式バブルが発生し、ブラックマンデーで崩壊。この間、巨大銀行も相当の損失を出し、それを何で穴埋めしていたのだろうか?
1985年のプラザ合意時点でのNY金先物価格は$300程度。それが87年のブラックマンデーで株式崩壊時点では、$500台まで高くなっている。

当時チエスマンハッタン銀行のD・ロックフエラーは、世界の中央銀行から金を借りまくっていたと言う。株式評価損の穴埋めに借りた金売却によっていたとすれば、金価格は売っても逆に上昇しているのだから、借り賃支払いも相当の負担になる。借り賃は、金借りた時点での金価格をベースにされておらず、日々の先物価格で計算されるものであったと言うから、これはもう超高利貸しから金を借りた図になる。

そしてニホンザルさんも指摘されていたように、デル・バンコ一味は、金の代わりに紙幣での弁済は受け取らない、金現物で返済せねばならない。株式評価損の穴埋めに金を借りて売り、その返済の為に今度は金現物を買わねばならない、すると金は、デル・バンコによる価格引き上げ策と、ロックフエラーの買戻しという二重の価格上昇要因を持つ事になってしまった。

あの巨大銀行が合併せねばならない程になったのだから、その損失は国家でないと救済できない額となり、そして政府財務当局は、二大バンクの破綻を放置すると、金融恐慌が発生するとして、国家保有の金を両行に貸すことで、条件として合併を求めたものと思われる。その時の財務長官は、ルービンの子分・サマーズである。そして両行に、米独自のデリバテイブ市場での利益確保を求めたとも想像される。

だが皮肉にも、それから8年後に再びサブローン破綻で、両行は再び危機に遭遇したのだから、一体、何をやってる、ということになる。デル・バンコなどのバーゼルクラブは、それも見越して金先物価格の上昇を画策し始めていた。$400くらいに下げていた金先物は、その時点から$2,000台に約5倍も高騰している。BIS創立の時に参加しなかった米金融当局のFRBに対し、バーゼルクラブは溜飲を下げたかも知れない。

2012年、FRBは遂に超金融緩和QE発動に踏み切り、金価格は下げに転じたが逆に、株式バブルが発生し、そして今日、それがまた崩壊するかどうかの瀬戸際に至っている。パターンは過去と同じである。だが今回は、何が崩壊のインパクトになるのか、ドル基軸通貨の崩壊要素も併せ持っているから、金融の世界秩序をも変えてしまうかもしれない要因を含んでいるのが、過去になかった今回危機の特徴ではなかろうか。

ドル基軸通貨の脆弱化が、通貨体制の転換点の軸になりそうだ。このことがバーゼルクラブによる各中央銀行の金に対する姿勢の再検討をもたらすこともあり得よう。金と紙幣管理通貨制度との葛藤は、人類の通貨に対する葛藤でもあるか・・・。
メンテ
すべての金(きん)は、スイスに通じる(完)>金は通貨の混乱を救えるか。 ( No.760 )
日時: 2016/02/25 08:23
名前: 満天下有人 ID:UbwfbPeY

通貨の混乱が何故起こるのだろうか?言うまでも無く世界の基軸通貨としてのドルの不安定化が、世界の通貨の交換価値基準を混乱させてしまうからである。

金が最後の決済手段であると、暗黙の了解があるにせよ、表向きの基準は第二次大戦後のブレトンウッヅ体制で決められたドルが基軸通貨である以上、そのドルに対し諸国は、自国通貨の交換価値が影響を受ける。

ドル基軸通貨の最高の特権は、それが無いことにある。貿易収支が赤字であろうと、簡単に印刷できる。諸国の場合は、それを経常収支を通じて稼がなければならない。勝手にドルを印刷することは出来ない。北朝鮮の先代キム・ジョンイルは、それをやった(笑)、ニセドル札を印刷したものだから、アメリカから手痛い制裁を受け、マカオなどに持っていた隠し資産を凍結されてしまったものだ。

アメリカはドルをいくらでも印刷すれば事足りるが、そうも行かない場合がある。前稿で書いたように、国内インフレが生じ金利が高騰して行けば、過剰なドル高を招き、国内が混乱してしまう副作用を持っている。

それを抑えたのが、半ば強権的にドル安への転換を世界に呑ませたプラザ合意であった。当時はまだアメリカによる世界一極体制が幅を利かせていたから、やれた事ではあったろうが、昨今のように世界が多極化している状況では、そう簡単に世界の合意を得ることは困難であろう。中国が出て来ている。ロシアも一筋縄では行かない。

それよりも何よりも最も難儀なことは、米国自身の国内経済の回復がうまく行かないことだろう。サブローン破綻という身から出た錆びではあるが、現FRBが苦悩しているようにそこから脱出できないものだから、それが世界に波及して疑心暗鬼にさせて、ドル安傾向となっており、それが再び1985年のプラザ合意の時のような状況になったとして、現在の多極化状況では、世界がそう簡単にドル様の言う事を聞くとも思えない。

一通貨による基軸体制が機能しなくなったと仮定して、では諸国間の最終決済基準は、何で行われるようになるのか・・・金本位制への復帰となるのだろうか・・・そうでない場合は、最終決済がドルでなくとも良い、ロシアルーブルでもよい、中国元でもよい、ブラジルとの決済ではレアルでも良い、アルゼンチンペソでもよい、そういうことになると、その交換価値が瞬時に決められなくて、混乱の極みをもたらすことになるだろう。

では一通貨による新たな基軸体制が求められるとして、しばしばドル一極体制を批判し続けている中国元が、その機能を果たせるのか?基軸通貨であり得る基本的な機能には、自由な為替市場において自由に通貨が交換される機能がなければ、その役割を果たせ得ない。変動管理制によって元の変動を管理して来た中国が、為替の完全自由化を果たして実行できるのだろうか?今年10月からIMFによるSDR特別引き出し権に、元も参加できるようにはなったが、そのSDRが日常の民間決済にまで適用されるものではないとすれば、やはり何らかの別の単一の基準が必要になってくる・・・それが何になるのか、
世界単一通貨はどうか、これはユーロ圏で生じたギリシャ問題に対処できなかった失敗例の通り、土台、経済あるいは文化の違いから生じるフアンダメンタルズを、統一通貨では制御できないことを示したものであった。

いずれにしても今回のドルを中心にした通貨の不安定さは、過去未経験の複雑さを見せている。そもそが、アメリカによる過剰なデリバテイブ金融商品の悪結果としてドルが不安定になり、これに世界規模での原油安が重なり、ロシアルーブルなどここ一年くらいの間に、対ドルで60%も下落、一部地域ではインフレで暴動まで起こっている。物はあるのだが通貨安インフレを生じている。

今回通貨混乱の引き金となるインパクトは多々あれど、やはりキイーポイントは米経済の減速によるドル安、そして原油価格の回復による金融不安の払拭、中国経済の減速と元安への歯止め・・・これがどれもうまく行かないようになった時が世界に赤信号が灯ることになる。

その時、何が新たな通貨担保規準となるのか・・・すべての金(きん)はスイスに通じるとの俗諺のように、戻る所は金しかないのだろうか。

それにしても円はどうか・・・円キャリートレードや、比較高金利通貨を手じまいした時に、円買いに戻しておくことによる円高が続いている。日銀黒田総裁は、インフレに転換することで経済復活を図るとして、円安狙いの超金融緩和を始めた。だが効果はさっぱりで、遂に最後の手段マイナス金利政策までをも発動した。だがドル安転換で円は逆回転を始めている。

それでも一昨日、マイナス金利の効果は出ていると言いだし、それは何かというと、住宅ローン金利が下がり始めて、これで景気は回復にはいると(爆笑)・・・一体、超金融緩和政策発動時の当初政策の趣意と似ても似つかぬことを言いだした。こんなのが一国の中央銀行総裁なのである。スイスバーゼルクラブの連中は、腹の中では薄ら笑いをかみ殺していることだろう。

メンテ

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