Re: 続・当代世間騙し装置 ( No.489 ) |
- 日時: 2015/08/16 10:02
- 名前: 天橋立の愚痴人間 ID:Syi28LiQ
- >上述した疑問の繰り返しになりますが、現在の管理通貨システムのどこが、何が悪いのか、具体的に知りたいところですが、システムが悪いのではなく、金融デリバテイブを野放しにしている政治が悪い、そして我が国の場合では、財政経済政策が悪いのであって、例えば、特会におけるすさまじい隠れ国債の発行など、管理通貨制度を逆に悪用している。その政治政策が悪いのであって、制度が悪いから、とは思いません。
満天下さんらしくない、無茶苦茶の議論になって来ています。
現在の経済の矛盾を政治が悪いと言われています。
その政治が実際には民意を反映出来てないことは別途、認識されているはずです。 また、金融鎖国を言われているように一国の政治では国際金融関係を打破できないことも言われていたはずです。
政治がやることと言えば、私が言ったような施策をとることではありませんか。 なのに、それを封殺して政治が悪いとは、それこそ巨大資本の責任のすり替え、現行の金融政策、通貨管理を繰り返すのみで無策に終わってきた為政者側が、一般的な「政治が悪い」と言う言葉で責任を国民に添加するものです。
特に下の言葉は、倫理道徳論の範疇ですよ。 どこの世界でも、時代でも為政者と言うものが民衆の味方であるとは限らないのです。 むしろ、その上の権力者(この場合は巨大資本)の味方をしていることも認識されているはずです。
>管理通貨制度を逆に悪用している。その政治政策が悪いのであって、制度が悪いから、とは思いません。
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何故価値維持の相互牽制機能がある管理通貨制度を廃止せねばならないのか(3) ( No.490 ) |
- 日時: 2015/08/16 09:08
- 名前: 満天下有人 ID:9DKn2Z3M
- <そうして現在、何京円もの通貨が出回っているというのも、全てヘリマネのようなものです。
政府が為替介入のために何兆円の通貨を投入するのも実質ヘリマネ資金と見ています。>
ここも勘違いされています。それはヘリマネではなく、デリバテイブ市場における商品架空取引のレバレッジ額の累積です。信用通貨の一種として、実体のない商品の累積でしかありません。それは管理通貨制度が悪いからではありません。金融制度では無く金融「市場」が歪んでいるのです。
<以前に。通貨の概念について言っていました。もう現代社会は、資本主義が始まった頃のように、商品やサービスの交換手段としての概念以上のものを含んでいます。であるのに金融管理の姿勢は、未だに通貨の信用度とか何とか、古く臭い概念を使い続けています。その歪も問題にしなければならないのではないでしょうか。>
通貨の信用度が古臭くて歪んでいるのではありません。ヘリマネ論が出没し、またサブローン破綻で現れたように、歪んでいるのはそちらの方であって、それによって歪められないようにするためにも、逆に通貨信用制度は厳格化されねばならないと思います。何が歪めているのか、是正されるべきはその歪めている元凶を除去する事であって、通貨信用論を是正せよとは、本末転倒も甚だしいと言わねばなりません。
<それで、ヘリマネと言ってもNO481で示す範囲の事であり、逆に、NO481のことが、何故できないかを問いたく思います。> それは正に反面的に橋立さんにお聞きした各項目のような事があるから、出来ないと申しているのです。そこで、肝心の項目について橋立さんは解答されていない所から推察して、現実状況がよく呑み込めていないからではないかと・・・これは最後に述べます。
<※ ここで言っています、どちらでも良いと言う意味は満天下さんが捉えられている意味とは違います。私にとっては、文字通りどちらでも良いと言ったつもりですが、実際はそうではなく、ヘリマネを断行する場合、国家の責任でやらねばなりません。ですので二重通貨とならないように、通貨発行権は全て国家でなければならないと考えています。この場合、国家が通貨発行権をもった場合のデメリットがあることも知っていますが、これは別の議論としておきます。>
ヘリマネ断行は政府の責任でやらねばならない、というより、国家権力でしか出来ないシロモノですから、責任もへったくれもありません。要するに橋立さんの意見は、相互牽制による通貨の独走性阻止を廃止し、つまり日銀を廃止し、“二重通貨にならないように”印刷だけの政府紙幣一本でやれという理論だということが、やっと纏まって見えました。桝添現東京都知事が厚生労働大臣時代に、橋立さんと同じことを言いだして、世間からコテンパに叩かれて黙ってしまいましたが、先ず立法しても成立しないでしょう。いや、圧倒的多数を誇るシンゾー政権ですから、成立はさせること可能です。安保法案と同じように反対があっても・・・(笑)。
二重通貨については、橋立さんの意見は、政府紙幣一本だということが分かりましたので、互換性云々は不要になりますから、この質問は取り下げます。橋立さんがヘリマネは50兆円だと言われていたので、他は日銀券でやるのかな?そうなると二重通貨になるから、互換性についてお聞きした次第です。
・・・と理解して先に進むと・・・
<※ 上記については既に言いましが、さらに付け加えますと、ヘリマネ通貨と通常通貨は流通過程において、何ら変わるものではありません。ですので互換性も何もないのです。国債発行などによる通貨の日常管理は従来と同じようにする必要はあるでしょう。>と言いだされるので訳が分からなくなるのです。
橋立さん、論旨を一貫して頂けませんか。ヘリマネ通貨と通常通貨は流通過程において何ら変わるものでは無いとの説明は、政府紙幣に一本化しても、その政府紙幣の「流通は」通常通貨と変わらないとjは、要するに一種類の通貨であるから変わらないという意味だと解釈したのですが、どうもそうでは無い様子。
私が最初にお聞きしたのは、「〇そのヘリマネ管理省は、どのように政府紙幣を発行し、どのように市中に供給するのですか?」ということであり、橋立さんは通常通貨と変わらないと言われたことは、要するにそのヘリマネ省が、現在の日銀と同じような政府紙幣発行行などを創設して、そこが市中金融機関の口座を全て持って、そこへ政府紙幣を流し込む、そのようなことになるのかな?その場合、別途日銀券は流通しているのだから、何だか態々政府紙幣発行中央行のようなものを創るのかな、と思ったのです。流通よりもむしろ発行形態をお聞きしたのです。何故かというと、市中金融機関はATM、帳簿を全部入れ換えねばならないからです。
ところが、<国債発行などによる通貨の日常管理は従来と同じようにする必要はあるでしょう。>と言いだされる。これは過去の既に発行された国債と日銀券の管理、という意味でしょうか?そうですよね?なぜなら政府紙幣発行は国債発行の無いただ印刷するだけのものですから。
それでも旧発行分は精算完了するまで残しておくとして、現実には国債先物市場では価格、金利は毎日動きます。それを低金利誘導する為に日銀は国債買いオペ売りオペで操作しています。政府紙幣一本になると、その操作が出来なくなります。それはどうされるのでしょう、非常に興味ある分野です。
で、償還期日が到来して精算すれば良い話ではありますが、その間の国債売り一本やりになってしまう金利暴騰分、それはどう制御するのでしょうか?国債は政府紙幣によって精算するのでしょうか?・・・なるほど!エリさんが言われていた国債も政府紙幣で置き換えて行くということは、そういうことだったのか!つまり日本では国債市場は閉鎖されて行くということなのですね、成程・・・
で、その場合、金利市場はどうなりますか?政府紙幣で債権債務の性格は持たない紙幣ですから、金利概念も何も無い。つまり金利市場も閉鎖されて行くことになります。為替は原則的に実質金利の差によって動きますから、その指標、市場が無くなると、どういうことになるのかな?????。
ま、未来社会では金利は無くなるとすれば、どうでも良い話になりますが、橋立さんが言われるように、新たな国の形が見つかるまで修正資本主義で行かれるとすれば、これはもうかなり時間がかかることで、その間の金利上昇は何によって操作し、財政にどのように反映されるのか、それが分かりません。
そうか!金利も印刷政府紙幣で払われるから、いくらでも印刷すれば良い訳ですね?。
<私が言ってるヘリマネは危険ではなく、国際関係における影響も大したものとはならない>
50兆円だけでなく金利まで印刷でやるのですよ、これに対しても国際関係は、大した問題ではないと見てくれるのでしょうか!?(笑)。こりゃもう私が言ってます、ならば道端の石ころで交換すれば手っ取り早いではないか(笑)。
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Re: 続・当代世間騙し装置 ( No.491 ) |
- 日時: 2015/08/16 09:04
- 名前: 天橋立の愚痴人間 ID:Syi28LiQ
- 失礼とは思いますが、ここはさらに反論することにしましょう。
>1000兆円はヘリマネのように見えるのでしょうが、これはヘリマネの結果ではありません。国民金融資産をバックに国債が発行されています。それでもまだ破綻しないのは、管理通貨制度のお陰という、皮肉な現象になっています。政府紙幣制度になれば、一気に破綻するでしょう。再度後述しますが、金利が暴騰するからです。そしてそれを制御する利子市場が政府紙幣には無い、というか、そこをどうするのかをお尋ねしたのですが、回答がありませんし・・・
※ 1000兆円の借金は、国民金融資産をバックに国債が発行されているので問題がないように言われています。 その1000兆円の借金は、年内には1200兆円を超えるでしょう。 3年も経てば2000兆円近くになります。 この場合、国民金融資産、1400兆円との関係は、どのようになるのでしょうか。 2000兆円の借金は、もはや不可避であります。 そうして、それで日本が破綻する訳でもありませんね。 ただ国債発行の限度額の基準の見直しをするだけのことでしょう。
政府紙幣の発行で金利が暴騰するというのも現行システムの流れからの事態でしょう。 だから現行のシステムを見直すと言っているのです。
>むしろ、資本主義的企業擁護のために、法人税は下げ続けてきて、賃金は抑え続けて来て、雇用機会は非正規労働法を導入するなどして、付加価値の分配を間違えてきた結果です。何度も言いますが、分配の公平性を保つ累進課税を逆に下げることによって、企業の内部留保はすごい金額になっております。法人実効税率35%に対し、利益が大きい大企業ほど実際の税率は15%前後で、某三菱企業など1兆円以上の利益をあげているのに、実際の税率は6%。まあ税法の穴をくぐれば合法的に可能なのでしょうが、このようなものを含めて内部留保額は100兆円を毎年維持している。ここから毎年2〜30兆円でも召し上げて来ておれば、1000兆円にも累積されることもなかったでしょう。これは管理通貨制度の所為ではありません。逆に制度を歪める行為で、それを政治がやっているのです。その穴埋めとうか、ここから先は借金を積み上げる必要も無い、中央銀行を廃して政府専権事項、ヘリマネ政府紙幣でやれるよになるとは、シンゾー政権は涙を流して喜ぶことでしょう。
※ 私が言っています、ヘリマネ論をたかが安倍のバカの心境に例えられるのは心外です。 法人税の問題は、たかが7〜15兆円のことです。 企業の内部留保も、100兆円の規模に過ぎません。
この様な規模の経済施策では、もともと現在の問題の解決はできません。 その程度のことで良いならば、私も、この様なことは言い出しませんし。 ネットで口出ししようとも思いません。
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Re: 続・当代世間騙し装置 ( No.492 ) |
- 日時: 2015/08/16 09:19
- 名前: 天橋立の愚痴人間 ID:Syi28LiQ
- 1000兆円の巨大債務の問題ですが、これが民間企業なら、とっくに破産しています。
国家の財政と企業のそれは、全く異なるのです。 それは中央銀行を作っていると言っても、実際は国家に通貨発行権があるので、その負債をギリシャのように海外から調達しない限り破綻はしないのです。
それでも、国家の負債が対GDPの比で換算し、いくらを超えれば危機だとし、国際金融におけるお付き合いの態度を変えましょう、と言うのが世界の金融の常識であります。
でも、それは、いくら国家の負債が積み上がっても、それで国家が自立できている限り、おせっかいな取り決めではありませんか。 それをするのは、そういうことを名目に為替比率を変動させ、自国の利益を生むように行う国際資本の言い分に過ぎません。
国際資本が自分たちのリスクを回避するための方策に過ぎません。 中国が、その経済力が高まると同時に元の切り上げを求められているでしょう。 これも国際資本の難癖と考えれば良いことです。
このように国際金融資本と言うものは、自分たちの利益の確保の為にあらゆる制約、ルールを押し付けています。 もちろん、理念的には立派な口上を言っていますが実態は、そうではありません。
現在、世界の通貨管理のやり方は、概ね、この国際資本が活動しやすい為に共通したものがあります。 通貨管理が不必要と言っているのではなく、国家は国家に即した管理の方法があるのではないかと言っているのです。
国際関係の付き合いは、その上で、できるようにすれば良いのではないでしょうか。
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Re: 続・当代世間騙し装置 ( No.493 ) |
- 日時: 2015/08/16 10:05
- 名前: 天橋立の愚痴人間 ID:Syi28LiQ
- 満天下さんも、きしくも金利の問題に触れられています。
私も、その問題は考えていました。
>その場合、金利市場はどうなりますか・・・
そうなのですよ、日本だけでなく世界中が部分的にせよ、ヘリマネを取り入れ、それを容認すれば、一番困るのは金融資本なのです。 金利の関係ない巨額資金が発生するので、例えばギリシャが困っているから、ギリシャに金を貸し付けて設けてやろうとすることはできないのです。
ロスチャイルドなどが、ずっと昔から国家を相手に商売してきましたが、それはできなくなるのです。 だからヘリマネ政策が、この世に飛び出してくることは何とか防止しなくてはならない。
もっともこんな理屈は今に始まったことではないので、そうはならないように世界中にこれを防止するシステムを張り巡らせているでしょう。 著名な経済学者が言い出せは、たちまち事故死させるくらいのことはやりますし、やっているかもしれません。
国際金利市場に変化が起きて当然です。 ですが念の為に繰り返しますが、GDPの1/10、経済活動の規模が2000兆円の経済圏の中の50兆円です。 それも実質のヘリマネは20兆円。
ヘリマネと言っても、その財源の問題だけのことであり、市場にでた通貨は金利も含めて通常に運営されます。 金利、金利と騒ぐのは金融資本だけの問題です。
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突然 ヒットラー ( No.494 ) |
- 日時: 2015/08/16 09:47
- 名前: 天橋立の愚痴人間 ID:Syi28LiQ
- 満天下さんは、つまるところ、国際金融資本の動きに終着するようです。
要するにアングロサクソン流というものが、これほど世界を席巻しているということです。
これと真正面から対応する勢力としてはイスラムゲリラ以外にはないでしょう。
しかしながら、そのイスラムゲリラにさえ、裏ではユダ菌が介入していると考えられます。
そうなれば、結局のところ、ヒットラーが英雄に見えてきます。
そのヒトラーもアングロサクソン連合に殺されてしまったのですが。
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1000兆円の借金 ( No.495 ) |
- 日時: 2015/08/16 11:02
- 名前: 天橋立の愚痴人間 ID:Syi28LiQ
- 最近の国債発行額は170兆円あまりです。
これに対して償還額は120兆円。
結局は年間、50兆円づつが増えています。 これは国債という形を取っているだけで、実質は通貨の増刷、つまりはヘリマネです。
国債という名を借りるだけで少なくても金利が発生し、この分は、引き受けての金融機関、富裕層へのベーシックインカムを施しているようなものです。
総金額は違いますが、この様なことを何十年も続けているのです。
そんなことなら、初めから金利のつかないヘリマネとする方が国民にとっては良いのです。 どのみち、1000兆円を超える国の債務など返せないし、返す必要もないのです。
円の国際的価値と言う面でのみ、この様な猿芝居を続けているのです。
その国際的価値基準も、とりあえずの仮定に過ぎなく本当に抜き差しならない事情とは違うのです。
1000兆円の借金など、ある日突然、チャラにすると言えば良いのです。 その場合約束した金利を払えば、誰も実質的に損をするものはいません。
国際金融筋も、それが一過性の出来事なら、あえて何もしないでしょう。 こちらの方もする必要はなく、見逃しても損得に関係ないからです。
要するに、そういうあやふやな基準でも、それによって現実の経済が動かされているので、そのことを「当代世間騙し装置 」と言うのです。
騙されていなければ問題もありません。
満天下さん、私について、色々とご意見があるでしょうが、
ご覧のとおり、私の本分は革命の士なのです。
多弁を費やしましたが、満天下さんが私に抱いておられる違和感は、ここにあり、互の立ち位置を確認した次第であり、かつ、常々満天下さんを革命運動に引きずりこもうとしている野心もあることを表明します。
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通貨価値は維持は、国民資産によって担保されている ( No.496 ) |
- 日時: 2015/08/16 22:14
- 名前: 満天下有人 ID:9DKn2Z3M
- 何だか、政府紙幣発行制度について、先ずは一つ一つ実証的に詰めていかないと、未来であれ、それに至るまでの間であれ、果たして現状世界関係、良し悪しは別にして厳として存在している金融市場も考慮して、果たして打ち出の小槌のような政府紙幣制度が創られ、それで事が運ぶのかどうか、一つ一つ詰めて行く必要があるのに、えらいスピードが速いのですね。
<国民資産が担保するなどと、空理空論を根拠にしています>
これはすごい事実誤認なので、戦後の、最近ではキプロス、ギリシャなどが預金封鎖され、つまり国民資産が担保されていた、このどこが空理空論なのか、今年2月では、シンゾー政権の御用報道機関になり下がったNHKまでが、預金封鎖の歴史について、9時の一番視聴率が高い時間帯に態々特番を組んだ背後に居る財務省のことなど、長々と書いていたのですが、何だか革命論が本旨であったように結論されていますので、もう通貨論も金利論も止めることにしました。金利は多国籍企業関連でお聞きしたものではなく、国内の経済金融政策上、金利がなくなると政策の手綱さばきは何でやるのか、それが本旨でした。
革命については残念ながらもう歳ですし、そして7月の投稿で、経済金融制度も、新たな通貨論も新たな社会がどのようになるかによって、決まってくる。それはこれからの人達がおやりになることで、私は未来社会の構成など考えてもいないからと申しましたし、今日の投稿で橋立さんは資本主義維持の立場であることも分かり且つ、通貨、金融制度論でも正反対の位置にいますので、革命に参加する土壌を持ち合わせておりませんので、悪しからず。
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預金封鎖 ( No.497 ) |
- 日時: 2015/08/17 07:15
- 名前: 天橋立の愚痴人間 ID:PYS7HYh2
- どうも満天下さんは、言葉に囚われすぎのように思います。
何回も繰り返して言っていますが、私が思っていることを理路整然と皆さんに、特に専門家に説明することが出来ればノーベル賞ものだと言ってきました。
しかしノーベル賞をとる研究でも、最初は試行錯誤から始まるはずです。 その段階で使う言葉は、一々突き詰めている訳でもなく、全体の方向性が決まれば良いのではありませんか。
私は初めから共産主義は否定してます。経済改革は資本主義を修正することだと言って来ています。 現在の政治の停滞は、新しい社会構成できる経済のシステムの形が見えないからと思っています。
いくらアベノミクスを批判しても対案と言えば何もないでしょう。
最後に、現代の金融制度の根幹である、通貨の信用度の指標について、思うところをいいます。
「預金封鎖」についてです。ウィキペディアによれば次のように書かれています。
>政府において、財政が破綻寸前になった場合、銀行預金などの国民の資産を把握して、資産に対して税金を掛けて政府収入にあてることで、破綻から免れようとすることがある。 また市場に出回った通貨の流通量を制限し、インフレを金融政策で押さえる方法として実施される場合がある。その際通貨切替をして旧通貨を無効にし、市場通貨を金融機関に回収させる方法がとられることがある。この場合にも預金封鎖が行われる。 その他に、当面の取り付け騒ぎを防ぐために行うということも言われています。
ギリシャの場合などは、この最後の取り付け騒ぎを防ぐことが目的であったのではありませんか。 国家の債務の代わりに、本当に預金を没収するとなれば、即、暴動が起きるでしょう。
形の上では国民の金融資産を担保に自国の通貨の信用度の基準においていても、実際にそれを担保にできるわけはないのです。 要するに、そういう目安に過ぎないのです。 また目安であるなら、別の目安でも良いことになります。 実際に、それをGDPに求めるとか(何倍かの倍率を伴って)、別の指標を提言している人もいるようです。 近いうちに日本も、自国の通貨の信用度の保証に、GDPの10倍くらいのものを打ち出すかも知れませんね。 当面は、それを世界が認めなくても仕方がないですし、そのうちにアメリカも同じようなことをするでしょう。
日本の場合、国家の債務は1000兆円を超えて、国民資産の総計に迫ろうとしています。 万が一にも、この資産は国家によって帳消しになると言うならば、誰が、何のために借金を作ったと、トンデモない事態が生じます。
各個人、企業が納得して借金をするならばともかく、勝手に国家を赤字にしておいて、国民の財産を取り上げると言うようなことはできないのです。 通貨の信用度の考えようを言葉通りに受け取ると、資本主義国家の政府などは、封建時代のどの暴君にも勝る悪魔のような存在となります。
そうではなく、国民金融資産を担保に保証すると言うのは,通貨発行限度についての、単なる目安として言っているだけしょう。 目安でも目安としている限り、それは良いでしょうが、それに派生して物事を判断する場合、目安が絶対的なものとなり判断を謝らせてはいけないのです。
このように、将来の、新しい金融制度を語る場合、新しい方向の試行錯誤は当然のことで、現行の制度の確認だけでは先行きが出来ません。 現在、金融上の問題が起きた場合、それは確実に満天下さんの説明通りに進展することでしょう。 そうして、その内容も、おかげさまで、だいたい理解できるようになっていると思っていますし、それを認めないのではありません。
新しいものを模索するに当たって、まずは現行制度の根幹を知り、別の可能性を模索することは自然のことです。 私が提案しているようなことも、実践可能ではないかということを言い。 それを専門家が煮詰め、新しい経済の仕組みを構築されることを願って提言しているものであり、私が言っている程度の内容では、システムの切り替えなどできないでしょう。 どちらかと言えば、誰でも考えられるものですが、大きな発見、発明というようなものは、いつでも時代としては、非常識から生まれており、かつ、手品の種明かしのようなもので、意外と単純な場合(発想の転換)が多いと思っています。
ついでに言っておきますと、現行の経済理論など、その根源の事象は、通貨の信用保証の問題のように、その場あたりで変遷されてきたものであり、肝心のところで仮定が多く、論理的追求に耐えられるものではありません(経済の専門家のみに有効)。 どちらかと言えば、経済とは、そんなものであるのでしょう。
で、あるならば、現行の金融政策の理論も、一々、まな板に上げて、他に方法はないか検証するということで、この提言を真剣で煮詰めて欲しいものです。
具体的な提案としてNO481のレスを上げています。 これが可能か否か、また100%可能でなくても考える余地はあるか否か、 又は、それを可能とする場合の条件は何か(多分に民意の醸成が問題となるでしょう)。
このような検証の後、可能であると言えるならば、改めて、叡智を集めて、そのための理論を構築すれば良いのではないでしょうか。 満天下さんも公共事業の場合、成果物があるのでヘリマネには当たらないと言われており、エリーゼさんの意見も、この分においては同じと思います。 そういう意味での意見が欲しかったと思います。 否定的な面でも同じです。
金融論で終わるのではなく、発想を転換し、この施策を30年間と言わずとも10年間でも、実際にやって見れば、どうでしょう。 財源は,あえてヘリマネにしなくても建設国債で良いと思います。 どうせ30年後には、債務残高が8000兆円と言われています、50×30=1500兆円に利子分を足して2000兆円としてみても、1京円。 もはや、1京円も8000兆円も大差はないでしょう。 おそらく社会は大きく変わると思います。
最後に今回は今までの経済問答の総集編をやりましたが、私のネット活動の根幹を示すものですので、あしからず思って頂くよう、お願いします。
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ケチが憑き続ける2020年東京オリンピック ( No.498 ) |
- 日時: 2015/08/18 15:49
- 名前: 満天下有人 ID:n101Butk
- 新国立競技場建設の、とんでもない予算、この問題も片がつかないのに、今度はエンブレム問題が出て来て、盗作問題が民間のサントリー商品景品デザインにも波及し、もう世界中に恥を晒し続けの東京オリンピックである。
現役時代に営業企画PRを3年ほどやらされたことがあったが、コンペを行う時に確かに、クリエイター提案の中には、これはまずいのではないか、と思われたり、いや、そうでもない、独創といえば独創にも見えると言う、微妙な問題に多く接したことがあった。
まあ大抵の場合は、紛争を避ける落としどころとして、ケンカし合うクリエイター及び広告代理店に対し、今回採用する企画はこれを盗作としないでくれ、次回企画はお宅のものを採用するからと(笑)、握手させたものだが、まあ数千万円程度の落札だから、嫌なやり方だがナアナアで事を納めたものだ。
この世界における頭痛の種は、デザイン創作に対する原価計算が出来ない事にある。1億円、と言われればそんなものかなとしか言えない。ならば他はどうかと問い合わせると、うちなら5千万円でやれると言う(笑)。そこでどう決まるかといえば、代理店の力関係が影響して来る。有り体に言えば、電通を取るか博報堂を取るかの商売政治的力学が働いてくる。
今回の東京オリンピック決定にしても、裏のドロドロは経験からしても想像できる。国家プロジェクトだからドロドロの額もやわなものではないだろう。今年発覚してしまった国際サッカー連盟内部での巨額に上るワイロ事件、オリンピックとて裏のドロドロは、想像に難くない。しかも国家事業であるから政治が絡む。新国立競技場建設2520億円の内、計算に合わない数百億円にも上る。
シンゾーの白紙に戻すとの、いかにも正義の決済が如く見せかける首相の決済(笑)、そもそもお前の如何わしい東京誘致から色んな問題の事が始まっている。最たる見え透いた騙しは、福島原発事故は完全にコントロールされているというものであったが、新国立競技場建設の中身も、テメエの親分が組織委員長なのだから知らぬ筈がないだろう。
それをあたかも正義の決断が如く見せ掛けただけのことである。それを証明するものとして、現場の基礎工事は当初の建設計画のまま、図面に沿ってブルドーザーが作業しているらしい。そして建設土地は東京都に所有権があるのに、文科省独法のJSCが賃貸するのか都所有のままで行くのか、未決定のまま、そこにオリンピックとは関係ない日本青年館、明治神宮建立に勤労奉仕した青年たちの行動に大きな功あったとして、全国での募金によって記念に建てられた日本青年館が、移転建て替えで国立新競技場土地の一部約2000坪に、164億円かけて16階建ての新ビルを建設。ここにも入るJSCが親元の文科省を動かして国家予算からも建設費を出す予算についても、国会で追及されている。これについてもシンゾーは見直しする謝罪を表明していたが、工事は最初の計画通りに着工されている。
疑惑があちこちで噴出している東京オリンピックの建設計画。デザインなどの知的特許分野の問題にしても、最大の問題は、カネがかかり過ぎるだけのあのような競技場の設計にある。世界的にも有名な安藤氏が、イギリス在住のイラク人建築設計家のザハ・ハデイド女史の案を採用した。まあ見積額が当初1300億円くらいであったはずなのに、何でそれが2520億円にもなったのか安藤氏も不可解だとは言ってるが、ザハ女史案では3000億円くらいになることは最初から分かっていたようだ。
昨日、家の者が渋谷に出る用事があって外出。新渋谷駅前地下は、迷路のような出来具合だそうだから、地下相当深い所から上昇するそうで、地下鉄から乗り換える時には気をつけて行けとアドバイスはしておいたのだが、帰宅してからの怒りの爆発のすごさ(笑)。とにかく迷路なんてものを越えている!出口、乗り換えの矢印が途中で無くなっていたりで(笑)。
ここを設計したのも、そのザハ女史であるらしい。とにかく天涯奇想の設計は世界的に有名なそうで、だが実用的ではない点から、都中で工事をあきらめるケースも多いとか・・・・その設計思想は空想的な物を現実化させるという事にあるそうだ。
未来の空想的なものを現実化させる・・・それはそれで結構なことだが、現実には現実の問題がある。契約書がどうなっていたかは知らないが、最初の設計が白紙撤回された場合の費用の問題、60億円か100億円か知らないが、既に支払ったカネについては返還しない意向のようだ。再度コンペにより安い建設コストによる案で参加するらしいが、採用されない場合には、既支払い分は捨てカネになる。
今に始まったことでも無いが、それにしてもシンゾーが総理大臣になってから、ロクな問題しか起っていない。ザハ女史の建築思想が、未来空想を現実化することにあると言われても、現実を現実の問題として把握も出来ない現実感では、未来思想もヘッタクレもあったものではない。未来を何も構築することはできない。
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