Re: 続・当代世間騙し装置 ( No.449 ) |
- 日時: 2015/08/06 15:15
- 名前: 満天下有人 ID:DkYWf98A
- 毎日、どこかで必ず殺人事件が起こっています。それも信じられないような近親間、友人間で。
一昔前なら、今起っている事件が一つでも起ればびっくりして、しばらく話題として消えませんでした。だが今ではもう、当たり前のような感覚で、世間は又か、という程度の受け止め方。
政治にしてもそうで、またかで終わってしまいます。
怖いもので、人間社会はある一つの方向に傾き出すと、止めることが出来ません。だから、日頃から何事に対しても注意深くあらねばならないのですが、そこまでとてもじゃないが考えが回らないのが人間社会。
規模が大きくなり過ぎたのかも知れませんね、小国なら目が届く・・・しかしギリシャのような国も出てきます。周りの所為もあるのでしょうが。
国際関係を見ても、益々逆の緊張関係が強まって行くことでしょう。その渦中に態々入りたいバカ、そして構造を一面からしか見ることが出来ない者が後を絶たないでは、いずれ地獄を見ることになりましょう。
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戦後70周年談話と積極的平和主義の整合性>新たな詐欺話に期待(笑) ( No.450 ) |
- 日時: 2015/08/07 12:38
- 名前: 満天下有人 ID:W4OKDEtU
- 参院審議でも法文案は変えずに、そいのまま成立させようとするシンゾー政権。法と現実具体的な戦場戦闘場面での行動が矛盾し、中谷防衛省など、小学生でも首をかしげるような武器と兵器の強引な言葉の接ぎ木に一生懸命だ(笑)。
後方支援における核兵器は弾薬であり、憲法が禁止している「武器」には該当しないから、これを運搬するのは違憲ではないと(爆笑)。ただでさえ猛暑で、汗が出放しの所へ、いらぬ笑いを誘って要らぬ汗を出させるな!。武器の中に弾薬があり鉄砲があり、戦車があるのではないのか!防衛大もとんでもない輩を送り出すのだな。
このような政府の姿勢で、敗戦記念日に内閣総理大臣として談話を出さねばならない、安保法案審議の強行姿勢から見て世間は、シンゾーがどのような談話を出すかに注目が集まっている。
それを検討する首相の私的諮問機関である21世紀構想懇談会(座長・西室泰三日本郵政社長)が、昨日叩き案を出して来た。首相の私的諮問機関としては珍しくシンゾーの御意に反するような答申になっている。
「日本は、満州事変以後、大陸への侵略を拡大した」と認め、1930年代後半からは植民地支配も過酷化したと指摘。一方で、戦後の日本は先の大戦の「痛切な反省」のもとに発展を遂げたと評価。 シンゾー取り巻き連中によると、シンゾーは絶対に嫌がっていた「侵略」という言葉を挿入しても良いような気持ちに傾いてはいるらしい。ただしその本音は、いい加減反省ばかり求められてきて鬱っとおしい、ここで、真意ではないが言葉だけとして「侵略」用語を挿入して、うるさい連中の鉾先をかわしたい作戦のようだ。
答申を受け取ったシンゾーは、この報告書を基に、先の大戦から何を学び、どのような道のりを進んでいくべきかを世界に発信する談話を作成したいと述べたようだが、答申にある「反省の下で発展を遂げた」とするその一文を参考に、これからはその発展で得た物を世界に還元して行く、つまりODA、特に軍事支援を拡大するとする彼の持論である「積極的平和主義」に、話を摺り替えて行く魂胆が見える。
彼一流の詐話師の本領場面だ(笑)。この男がそう簡単に戦争屋体質を捨てる筈がない。
この報告書をどのように扱うか、諮問委員会16人中、14人が、大戦時における日本政府、軍指導者の責任は重いと述べているらしい。
いわばシンゾーの政治信条の軸になっている祖父が否定される内容になっている。これをどうかわすか、公明党対策も併せて詐話師の新たな手練手管が楽しみだ(笑)。
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終戦記念日を控えて ( No.451 ) |
- 日時: 2015/08/07 23:12
- 名前: 天橋立の愚痴人間 ID:C.HdWrCg
- 以下は「アホにつける薬なし、バカは死んでも治らない!」スレッドに書き込みしたものですが、続きが、ここで言いたくて再掲します。
ロシアと中国は、どこが戦争を仕掛けても征服は出来なかった。
一時、蒙古が元を立てたと言っても、中国朝廷を支配したのみ、大国とはそういうもの。
大東亜戦争の中国の戦線でも、実際に戦闘している地域以外は、戦地とは思えないほどのんびりとしたものであったそうだ。
この夏も戦時の映像が流れている。 南洋のニューカレドニアからアリュシャン列島、カンボジアまで手を伸ばした旧日本軍の気は確かであったであろうか。
物理的に勝てない戦いをしていたのだ。 兵站の問題でも無茶苦茶であり、戦闘のイロハも無視した軍幹部の責任こそ、国民は問うべきである。
一般の兵士として戦場に散った家族として怒りを発するべきである。 この問題は戦争を起こさざるを得なかった問題とは違う問題である。 無責任甚だしい、軍部への怒りがなさすぎる。
戦地での死者の7割が軍幹部に殺されたのである。
旧日本軍の幹部への恨みところか、岸の孫、しかも岸の亡霊を追っている様なシンゾーを高支持率で支えるなど、本当にどうかしていますね。
こちらの方が気が狂いそうです。
安倍のやるべきことは、岸に変わって国民に対して謝罪することではありませんか。
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Re: 続・当代世間騙し装置 ( No.452 ) |
- 日時: 2015/08/08 01:44
- 名前: 贅六 @ 関西弁 ID:.DvdQwyY
- 現代の、安倍のアホぼん の言動を見てましたら、戦前の旧日本軍の言動とよう似てますなぁ。
正直に言うて、当時の日本としてはソヴィエトの中国東北部への南下が朝鮮半島までに至る事を恐れ、それこそ日本の存立を脅かすソ連の脅威を恐れて満洲へ乗り出したんはエエんですが、関東軍の傲慢さと無謀さ、当時のシナを見下した横柄さが、数々の残虐行為を生み、ソ連と蒋介石との二面戦線を作ってしもた、ちゅう事で、あんまりにも遣り方が下手糞だすわ。
70年経った今も中国と事を構える様な事をして、逆に中国の海洋拡張戦略を助長する始末。昔関東軍、今安倍自・公政権ちゅう様なもんですわ。 ハッキリ言うて、今の自。公政権の政策は安倍や自・公や無ォて、官僚其れも害務省の“アメリカン・スクール”が遣ってるんだす。此の間から度々自民党のアホ議員が舌禍を起こしてますが、現代に於ける政治家はその任に当たるべからざる愚か者の集団ですわ。
兎に角、ワタシ等戦前をチョッとでも知ってるもんは、世の中がどんどん昭和初期の狂うた状態に成って行ってる様な気がしてなりまへん。あの頃は政治も軍もハナから国民の声なんか聞く耳持たなんだんですが、今はそうや無いんです。そやのに政治は独裁的暴走の気配をますます強めて行ってますなァ。
もう一つ気に入らんのは、戦後も70年経つとあの惨禍を忘れた奴や知らん奴が増えて来て、ネットの世界でも矢鱈右傾化した言辞を弄する奴が増えてます。出版界でもあの戦争を正当化する傾向の物の広告が溢れ始めてますが、此れなんかも自然発生的や無ォて、何処からか、何か、の意図が働いてる様な気がしてなりまへんなァ。
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70回目の敗戦記念日>無謀さの復活 ( No.453 ) |
- 日時: 2015/08/08 16:38
- 名前: 満天下有人 ID:js3VqvX.
- 橋立さんと贅六はんの投稿を読ませて頂いて、施政者の状況は昨年の今頃と全く変わらず、昨年からのドス黒い計略が、今年に入って表に出て来たという感じですね。あの戦争前後のアホかと思うような施政者たちの行動が国民をドン底に叩き落とし、70年経ってからそれがシンゾーなるバカボンによって再現されようとしていますね・・・
昨年は、69回目の敗戦記念日>無謀さの復活、として5回に亘って投稿させて頂きました。施政者の体質は何ら変わることもなく、タイトルを70回目と変えるだけで昨年と同じ糾弾ができます(笑)、それどころか目茶苦茶な矛盾した言葉のもて遊びによって、尚も無謀さに向かっている、故にタイトルも昨年と全く同じになってしまいました(笑)。
昨年の敗戦記念日に橋立さんは、戦没者哀悼式について、<その哀悼とは、現代の馬鹿どもに哀悼される英霊に対する、まさに、哀悼です。>と、施政者達の形式的な戦没者への哀悼を糾弾されておりました。
今年はその状況が、一段と強くなりました。机上で兵站を論じるクソバカヤロウども!しかもアメリカの兵站を受け持つというので、しかも弾薬は武器ではないから核兵器運搬もOKだと、とんでもないヤツが防衛大臣・・・あの戦争の時よりも、むしろ、更に劣化しています。
こんな連中に死んだ者たちの気持ちなど分かる筈も無い。昨年紹介しましたプラトンの格言を再掲しておきます。
Only the dead have seen the end of war (ただ死者のみが、戦争の終わりを見て来た)
そして昨年は、ゲゲゲの鬼太郎で有名な、戦闘で左腕を無くしてしまった漫画家水木しげるさんの、南方ジャングルでの体験記を紹介しましたが、生きて虜囚の恥辱をうけず、を徹底する上官の方が米軍より怖かった。戦争はいくら法文で生命の危険には歯止めをかけるとか言ったところで、今時のボンボン、ボンクラ施政者たちには想像もできないであろう戦争の実態、 もう殺し合いだけでしょう。それを字ヅラで誤魔化そうとする。
贅六はんも嘆かれている、その実態を知らない世代の時代になってしまいました。語り部がほとんどいなくなって、そのことが昨年の今頃のNHKと産経の世論調査=内閣支持率が50%台に戻ったとの記事に現れていたように思います。シンゾーにリーダーシップがあるとする者が17%も居ました。
さすがに最近では支持率35%程度に下がってきましたが、これとてつい最近の現象です。昨年の今頃からつい最近まで、シンゾーの何たるか、それは戦争を知らない世代の増加と表裏一体となっている現状を現しているものと思いますね・・・ そのことはマスコミにも大きな原因がありますね。戦時中とて、似たようなものであったでしょう。
昨年投稿で記事にしましたが、昭和16年8月3日の朝日の一面トップ記事。「米国果然対日牽制、屑鉄、鉄鋼の禁輸断行。我が方の準備万全」
あっはっは・・・です。そして対中戦争中に戦死した18万4千人の兵士を慰霊するためにも、真珠湾攻撃は不可避であると。それが今日、あたかも米軍を支援せねば英霊に申し訳が立たないみたいな安保法案と靖国参拝というパラドックスになってしまうのか?目茶苦茶です。
誠に、今年も<こんなアホに追悼される戦没者に対し>、哀悼の意を表せねばなりません。
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Re: 続・当代世間騙し装置 ( No.454 ) |
- 日時: 2015/08/09 12:14
- 名前: 贅六 @ 関西弁 ID:Xprrmmkc
- 本気で「五国共和」「大東亜共栄圏」を希求するんやったら、現実に迫りくる「ソ連」に対抗する為に、蒋介石と胸襟を開いて話し合い、共同して「ソ連」に当たるべきやったんや無いかと思いますが、当時の大本営参謀本部はそうはせなんだんです。
それは何でか言いますと、日本がなまじ一足早く近代国家としての脱皮を成し遂げたもんでっさかいに、中国を頼りに成らんと見下しよったんですな。当時の日本の軍部は無知で尊大、救い難い傲慢さを自国の国民に対しても、又東亜の外国諸国に対しても、鼻持ちならん態度やったし、「五国共和」とは真逆の姿勢で、兵站を無視した戦線拡張を進めよったんです。
こんなん見てたら、今の安倍が言うたりしたりしてる事が、あの頃の参謀本部の行動と似てるとこが一杯ですがな。あの頃軍部は国民に対して現実と真逆のウソばっかりを、翼賛報道の新聞に書かせてました。集団的自衛権がどれだけ危ないもんか、国民は充分解ってるのに、安倍はそんな事無い大丈夫や! とヌケヌケと嘘を言いよる。
外交とは如何に折り合いを付けて、一触即発の空気を生じさせん様にするか、やのに、その腕が無いもんですよって、我が身が鉄砲を買い込んだり、ハリネズミの様に成ろうとしたり、碌な事をしよりまへん。能無しボンボンには為す術がおまへんわ。
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70回目の敗戦記念日(1)>敗戦間際のドタバタ振り ( No.455 ) |
- 日時: 2015/08/09 05:42
- 名前: 満天下有人 ID:AyJRluO.
- 結局、69回目を70回目に変えるだけの、昨年と同じタイトルになってしまいました(笑)。それと公式には「終戦」記念日と言わねばならないようですが、私はバカで無謀な戦争だったから、負けて当然との思いが強い為に、敢えて「敗戦」記念日と言い続けております。
今週シンゾーは、何らかの政府としての談話を発するようですが、20年前に自社さ連立政権時の、村山首相が出した村山談話を、政権内で合意を得るために、当時の橋本竜太郎通産大臣の合意が重要となり、談話原案を橋本に見せたところ彼は、大筋OKだが、ただ「終戦」と「敗戦」という言葉が両方とも使われていて統一されていない、どちらか一つに統一された方が良いのではと言われ、どちらが良いかと聞くと、橋本は敗戦の方が良いとの意向だった、むしろ村山首相の方がびっくりして、いくら何でも敗戦という言葉はまずい、ということで、「終戦」言葉で統一したらしいです。(村山回顧録)
当時新人議員であったシンゾーは、既に終戦50周年議員連盟の事務局長代理に抜擢されており、この談話に徹底して反対、本会議での採決には欠席(笑)。
贅六はんが紹介されている蒋介石を通じての連合国側との和平工作、その蒋介石が日本に対して老子の『以徳報怨』(恨みに報いるに徳を以って為せ)の精神で、むしろ中国人の反日感情を抑え、戦後のソ連による日本分割占領案を阻止して、しかも賠償も放棄した懐の深さとは、似ても似つかぬ狭隘さですね・・・。
<現実に迫りくる「ソ連」に対抗する為に、蒋介石と胸襟を開いて話し合い、共同して「ソ連」に当たるべきやったんや無いかと思いますが、当時の大本営参謀本部はそうはせなんだんです。>
それを今、シンゾーアホが再現しようとしています。北朝鮮拉致問題もそうですが、それがうまく行かないとなると今度は、対ロ北方領土問題を持ち出して、プーチンとはツーカーの仲であるかの如き目眩ましをやり、うまく行かないとなると、中露を刺激する安保法案にのめり出す。
プーチンロシアは先月早速に対抗措置としてロシア国民に、北方四島へ移住促進策を出し、土地を無償許与するとの大胆な政策を打ち出しています。
旧ソ連とは日ソ不可侵条約を結びながら、それを破棄したソ連に、米英との終戦講和を依頼していたのですから、開戦時の何とも言えないバカ見通しによって、無謀な戦争に向かい、そして終戦講和工作にしても、ほんにバカじゃないかと思われるような工作をやっています。そこを少し時系列的に振り返って見ますと・・・
1941年4月13日:日ソ不可侵条約締結。
締結までの経緯として、当時駐ソ大使であった東郷大使が、日独伊三国同盟よりも、思想以外では国益が似ているソ連と提携することで、ドイツ、アメリカ、蒋介石中国を牽制する案を提出。しかしシンゾーの叔父であった松岡洋右が外相になると、ソ連を三国同盟側に引き入れる為に、日ソ不可侵条約締結の方へ政策転換。
これってほんとにバカの標本です。ソ連と対決しようとする野望を持っていたドイツと締結している三国同盟に、どうしてソ連が入ると思ったのか?ソ連の方がズルくても賢い、当初は不可侵条約をしぶっていたのに、ドイツの対ソ侵攻の匂いを嗅ぎ取り始めて、それと同時に日本とも戦争状態に入っては、前と後ろの二面戦争となりまずい。一応不可侵条約を締結しておいて、当面は対独戦争に集中する。同年12月にソ連は極東部隊をドイツ国境に移動させて、大勝利を収めている。それが後々のナチス敗北の遠因となる。
軍部も、それよりも現地情報収集は外務省の役割なのに、松岡外相はソ連の動きを何も把握していなかった。第一、日本と同盟しているドイツ、そこと戦おうとしているソ連を、三国同盟に入れようとする発想。ソ連とてその程度の日本の意図は見抜いていた。信用していないから不可侵条約の締結もしぶった。現にソ連国境近くでの関東軍大演習を見て、それは明らかにソ連を意識した軍事行動の前触れと受け止め、それが後に不可侵条約を無視した対日宣戦布告となった。その日が昭和20年の昨日、8月8日。ポツダム宣告を受け入れるのにグズグズした結果でしょう。そして今の内閣総理大臣ともあろう者が、ポツダム宣言のことは詳しくないと、国会で答弁(笑)。
蒋介石との戦いでは、ドイツにとって同盟国である日本と戦っている中国に対しドイツは、最新鋭の機関銃を輸出していたのですから、それも知らないバカさ加減でした。昨年の今頃、台湾の戦争記念館?だったかで、元蒋介石軍の兵士が展示されているそのドイツ製の機関銃の前で、そのことを話しておりました。
1945年7月26日:連合国、ポツダム宣言により日本へ無条件降伏を要求。鈴木貫太郎首相はただ黙殺あるのみとして、これを無 視。
1945年8月9日:ソ連対日宣戦布告。
まさに70年前の今日の今頃です。そして昨日の8月8日に、佐藤駐ソ大使がソ連モロトフ外相に引き続き米英への和平交渉を依頼。モロトフは、日本によるポツダム宣言無視を理由に宣戦布告書を佐藤大使に手交。長崎原爆投下。
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Re: 続・当代世間騙し装置 ( No.456 ) |
- 日時: 2015/08/09 12:27
- 名前: 贅六 @ 関西弁 ID:Xprrmmkc
- ま、ワテは昔も今も「ロシア」は嫌いですよって、全く信用しまへんのです。日本のアホな政治家を手玉に取って、@「日露不可侵条約」を破棄し、A終戦間際に対日宣戦布告をし、B碌に交戦もしてへんのに武装解除した日本兵をシベリアへ拉致して強制労働さして殺し、C火事場泥棒的北方領土強奪をし、ヌケヌケと便利な時だけ日ロ友好を唄い、コロコロと言う事を変え、日本を朝三暮四のサルみたいに扱いよる。 こないな信用出来ん奴に付き合う自・公政権の気が知れんのですわ
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70回目の敗戦記念日(2)>米英との講和仲介をソ連に依頼した方向音痴 ( No.457 ) |
- 日時: 2015/08/09 12:35
- 名前: 満天下有人 ID:AyJRluO.
- 対独戦にケリを付けたら当然に、満州ソ連国境に居座る日本軍に対峙するソ連に、どうして講和の仲介を頼んだのか・・・昭和20年4月から既に終戦処理工作案の準備を始めた松谷誠陸軍大佐が戦後書物にした「大東亜戦争収拾の真相に書かれている。
松谷大佐は、陸軍内少数派の早期講和派で、東条英機の怒りに触れて中国戦線へ左遷されていた所、杉山陸軍大臣、梅津参謀総長に呼び戻されて終戦工作計画作成に従事。
1945年4月7日:自動更新となっていた日ソ不可侵条約の更新をソ連が廃棄。
東郷駐ソ大使は、対ソ施策はもはや手遅れで、軍事的にも経済的にも、ほとんど利用しうる見込み無しと主張。しかし陸海軍首脳はそのことが理解できないものだから、鈴木貫太郎首相は仲を取って、ソ連の腹を探りつつ、事を運んで見よう、その為に三つの原則を建てた。
1、ソ連の参戦防止。 2、ソ連の好意的態度の誘致。 3、戦争終結につき、ソ連をして有利なる仲介をなさしめる。 これ、あっはっは、ですね。この期に及んでもこちらの勝手な条件で相手を見ようとする。目下のシンゾーもそうです(笑)。
外相になった東郷だけが、ソ連は英米と組んで利益を得んとしている、故に対ソ代償を考えておかねばならない。その為には、日露戦争以前の状態への復帰も覚悟しておかねばならない。だがこれに対し阿南陸軍大臣が「我が国が負けた形で終戦条件を考えることに猛反対。だが米内海軍大臣はこのままでは国体の護持もままならぬ、一刻も早く講和の体裁を整えるべきだとし、天皇も東郷外相の意見に傾きつつあった。
そこで8月に入って、大本営会議とは別に、最高戦争指導者会議の設置が決められ、大本営会議では参加できなかった鈴木首相、東郷外相も会議メンバーになれた。
1億総玉砕の思想から抜け出せない大本営に代わって、最高戦争指導者会議でも、ソ連に米英講和の仲介を頼み続ける理由として、
(1)スターリンは独ソ戦争後、左翼小児病的態度を揚棄し、人情の機微に即せる左翼運動の正道に立っており、従って恐らくソ連は 我々に対し国体を破壊し、赤化するが如きは考え得ない。 (2)ソ連の民族解放政策は、白黄色人種の中間的存在として、スラブ民族特有のものとして、スラブ民族は人種的偏見少なし。され ばその民族政策は民族の自決と固有文化を尊重し、内容的にはこれを共産主義化せんとするにあり。よってソ連は、我が国体と 赤とは絶対に相容れざるものとは、考えていない。
もう何と言いますか、初心で表層的な物の見方です。シンゾーなど、相当な費用をかけて世界を飛び回っているが、どこまで文化人種の深層を見極めているのか、ただ人気取りに国税をムダ使いしているだけで、何も学んではいない。あの当時の表層的な物の見方でただ、対米隷属に走る。当時で言えば、上記のようにただソ連崇拝で和解工作を依頼した、あの当時の表層的物見を、再現しているだけである。
今日は長崎原爆投下の日。疎開先長崎で虫の知らせでもあったのか母親の指示で、他所にさらに疎開して被爆せずに済んだ。3か月後くらいだったか、長崎を通過した時のあの長崎駅における、この世のものとはとても思えない幽霊のように彷徨う、大勢の被爆者の姿が目に焼き付いている。
それでもシンゾーは、広島式典では非核三原則には一言も触れていなかった。世論を気にしたのか、今日長崎での式辞では触れるとか言ってたが・・・。
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Re: 続・当代世間騙し装置 政治と教育の無為が歴史音痴を造る ( No.458 ) |
- 日時: 2015/08/10 00:21
- 名前: 贅六 @ 標準語 ID:j2rt800w
- 現代の日本人の約70%が日中戦争はおろか日米戦争を知らず、日本の広島と長崎に残虐な原子爆弾を投下された事や日にちを知らないと言う状況を招いたのは、政治とその政治が指導する教育の所為だと言えます。
右翼や保守的な思想の連中は、戦後から4〜50年間のリベラルな教育風土を左翼思想に毒された偏向教育と言い、其れは日教組の思想基盤によるものだと目の敵にしますが、私に言わせればそれは右翼の言う「アカ教育」でも何でもなく単にリベラルなだけで、戦前の皇国史観による封建的且つ全体主義的軍国教育を覆す物で有ったにすぎないと思うのです。
当時、国家は国民の目から事実を隠蔽し、国民の命や財産を無駄に費やして、国民を家畜のように扱って来ました。戦況は土壇場に追い込まれニッチモサッチモ行かなくなっているのに戦争継続を主張し、「一億玉砕」と言う最後の一人に成るまで抗戦するのだ! と狂気の愚論を唱え、国家のリーダとしての資質の欠片も無い軍と政府の姿でした。
戦後直ぐから現在に至るまでさんざん言われて来た事に、日本をあれ程荒廃させて敗戦に至らしめたのは、一に係って蒙昧な軍部の所為だ! 政治と官僚は早くから戦争継続の不可能を認識し、終戦に持ち込む事を考えていたが、軍部が其れをさせなかったと言う論調が有りますが、官僚は常に小狡い生き物ですから自己保身の為にそう言う事を言っていたに過ぎず、軍、政、官、三位一体で無謀な戦争を推進して居たに間違いありません。
それと同じ様に、現代の安倍政権も折角の平和憲法を歪曲解釈して、日本を戦争の出来る国へと改悪しようとして居ます。其れに対してメディアは電波も活字も翼賛報道に徹し、現実無視と事実隠蔽の報道しかしません。此れを見ると日本は既にすっかり翼賛体制に成って居り、過去の悪夢への回帰が用意されて居るようです。
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