Re: 続・当代世間騙し装置 ( No.59 ) |
- 日時: 2015/03/06 12:22
- 名前: 天橋立の愚痴人間 ID:i1zkh3pw
- 以下は糾弾サイトのトップページの管理人さんの言葉です。
> 一体、日本人は自国をどの様に捉えているのだろうか。 自民党政権下で現在まで続く税金の無駄遣い、 異常なまでの官僚による国民支配。
改革され無くてはならない憲法や選挙制度。
信用できないマスコミに支配されている日本。
この先どの様に進むのか皆目見当が付かないが、 日本人の気概の無さには落胆するばかりだ。
日本人はもっと自国の事を知るべきだし、 もっと文句を言うべきだと常々感じている。
世界に理想的な国の形態は未だかつて確定していない。 難しいもんだとは思うが出来ないことではない。
オピニオンリーダーであるべきマスコミが もう少しまともで、国民がもう少し利発になれば 日本は世界に冠たる国家になりえる事を 信じて今後とも、おかしいと思えることを 発信し続けてゆきたいと思います。
サイトの全面改訂は夏頃を予定しています。 全てのページでの書き換えを予定しています。
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夏頃とは今年のことで、張り合いのない掲示板維持にも、なお積極的に考えられているようです。
日本の政治などは、例え共産党が政権をとっても、自民党と代わり映えのしないものでしょうね。 メディアの報道が何であっても、物事を自分で考えることもできます。
教育が行き渡ったことで、逆に、それができなくなってしまっているようです。 ほとんどの国民は、考えるとは選択する事と思い込んでいます。
これも「卵が先か、鶏が先か」の議論となってしまいますが、国民に覚醒を促すことも重要であると思います。
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毎日見るニュースに辟易し・・・ ( No.60 ) |
- 日時: 2015/03/07 18:45
- 名前: 満天下有人 ID:W4OKDEtU
- それが延々と続くとウンザリして来る。
私だけかなと思って検索して見たら、評論家のあいば達也氏が、同じようにウンザリし、その記事を列挙されている(笑)。
《 最低の安倍自民の行状一覧 》 ▼路上キス報道、中川農水政務官が陳謝 「軽率だった」(朝日新聞) ▼側溝に高濃度汚染水、雨で港湾内に流出か 福島第一原発(朝日新聞) ▼下村文科相、取材拒否メール認める 口止めの意図は否定(朝日新聞) ▼「下村氏に講演料やお車代渡した」 博友会元会員が会見(朝日新聞) ▼NHK受信料「義務化できればすばらしい」 籾井会長(朝日新聞) ▼「派遣はモノ扱い」発言、厚労相が謝罪 課長を厳重注意(朝日新聞) ▼「存立事態」の概念提案へ 政府、集団的自衛権行使向け(朝日新聞) ▼補助金交付企業から献金、塩崎厚労相側にも 12万円(朝日新聞) ▼日米協定書不開示求め提訴=国が沖縄県相手取り−那覇地裁(時事通信) ▼政治資金見直しに着手=中旬までに規正法改正案−民主(時事通信) ▼改憲へ若年層の理解促す=18歳選挙権で「条件整った」−自民(時事通信) ▼政治参加促す教育を=菅官房長官(時事通信) ▼防衛省設置法改正案:装備庁で調達一元化 6日閣議決定(毎日新聞) ▼集団的自衛権:政府「新事態」定義へ 法的位置付け明確化(毎日新聞) ▼公明党・安保3原則:自民副総裁「十分に話し合える」(毎日新聞) ▼補助金企業献金:菅官房長官側にも29万円(毎日新聞) ▼補助金企業:首相側に献金さらに1社…計4社で194万円(毎日新聞) ▼集団的自衛権、防衛出動の規定適用…政府調整(読売新聞) ▼規正法の議論呼びかけ…首相、補助金企業寄付で(読売新聞) ▼補助金交付企業から寄付認め、違法性否定…首相(読売新聞) ▼首相、バンドン会議出席…平和国家アピールへ(読売新聞) ▼外務省ホームページ「韓国との基本的価値共有」を削除(産経新聞) ≫
≪ 真っ当な話題は二つのみ ○共産党:パーティー券購入含め企業献金禁止法案提出へ(毎日新聞) ○「侮辱するような取り調べ」美濃加茂市長、無罪受け会見(朝日新聞)
・・・政治資金規正法違反事件も、これを追及し過ぎると、閣僚全員辞任の事態を招き、内閣総辞職に至るし、そうなると後を受ける政党が居なく、無政府状態になるから、追及もほどほどにしておこうと言うことになってしまった。おかしくもなく、もうヘソも茶を沸かさない(笑)、そして既に存在する法である規正法の遵守はそっちのけで今度は、安保に関わる自衛隊出動について、緊急事態法がどうとか、これについて公明が微に入り、細に亘って法を整備しようと言い出して、根本はそっちのけで法をいじくり回し始めた。
そんなこと止めておけよ、何を決めた所で何も守られないこの国で、一体、法に何の意味があるというのだ。本音がアメリカと一緒になって戦争したい、その衝動を抑えることが出来ないなら、本能のままにどこにでも行って血を流せば、それで良いじゃないか・・・良いというより、その衝動を国民までもが抑え切れない以上は・・・何をバカヅラ下げて一丁前に平和という言葉を使うのだ?自前の基本も作れない国家と国民なのだ、しち面倒臭い法案作成議論など、初めから不要である。
さすれば、真も報道できないこの国のマスゴミも、こんなウンザリ感だけを増幅させる記事も出して来なくなる。
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Re: 続・当代世間騙し装置 ( No.61 ) |
- 日時: 2015/03/07 21:41
- 名前: 贅六 ID:.N52Kp9.
- 此の情けない“日の本”の国に対して、とうの昔にニヒリスティックに成っているワテと同じ様に、満天下はんも、天橋立はんも、よう似た心境に成って来はりましたなァ。
もう、どないも、こないも、救い様のない我が国の惨状に、発する言葉も、抱く思いも、おません。
前にもどこかに書いた様な気がしますのやが、日本はおろか世界中が【中世】に逆戻りして行きよりまっせ!
世は暗黒の時代と成り、“首無しチキン”どころか“首無しの屍”が散乱して、死臭芬々の巷が現出するのもあながち妄想では無い!と思われまんなァ。
まこと、今ほど政治が下劣で、其れを生む国民が愚昧な時代は、且って類を見んのやおませんか?
太平洋戦争中の、軍の愚劣振りも酷いもんでおましたが、今の政治もそれに劣りまへんなァ。
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米空母乗組員による放射能被害損害賠償請求 ( No.62 ) |
- 日時: 2015/03/08 11:28
- 名前: 満天下有人 ID:js3VqvX.
- 首なしチキンと化したこの国の惨状、ほんまにもう、既に「国」とは言えない惨状ですね。見た目には立派な高層ビルが立ち並び、綺麗な列車が走り、美味い食べ物は大量にあり、物理的には立派に見えても、政治社会の現状は、精神的に完全にスラム化している。
いや、物理的にもスラム化が始まっているかと気付いたのが、たまたま昨夕TBSの金平キャスターによる報道特集で観た米空母ドナルド・レーガン乗組員による放射能被害損害賠償の特番。
この訴訟は既に3年前に起こされており、福島原発事故に際し、米空母がトモダチ作戦として原発爆発事故の封じ込めにやって来たのは良いが、当時の東電が放射能拡散状況の実態を隠していたから、拡散場所と知らずに米兵がそこえ行った為に、放射能被害を受けた、よって東電に1億1千万ドルの損害賠償を求めるとして提訴されたものだ。
しかし、そもそも救助に来た対象は、原発事故であり、放射能が渦巻いていることくらい分かった上での救助活動なのだから、文句を言う相手の順番は、それを決定した米海軍、米政府に先ず賠償を求め、米政府が日本政府へ、日本政府が東電えと、訴訟相手の順番は、そうあるべきではないかと素人には思えるのだが、乗船していた5,000人の水兵たちは、いかなる被害に会っても米政府には求償しないとの一札を、米海軍に取られており、やむなく訴訟を相手を直接に東電とせざるを得なかったようだ。
80日間に亘るトモダチ作戦の後、やっと休暇でタイに向かう途中、休暇上陸の条件として、「われわれが医学的に良好な状態であり、病気ではないこと、そして米国政府を訴えることはできないこと」、このような宣誓書に乗組員全員が署名させられ、兵士の証言によれば他に選択肢がなかったと言う。
しかし、米日政府を訴えることが出来ないからと言って、東電に賠償を求めることも、ちょっとおかしい。別に東電の肩を持つ訳ではなく、進んで助けてやると来た者たちは、そもそも「原子力空母」の乗組員であり、原子力の何たるかについては、十分な知識と対処策は既承のことであろう。リスクは計算の上でやって来たのではないのか?
そして日本側だ、訴訟大国アメリカのこと、すぐにイチャモンを付けて来るお国柄に何故救助を頼んだのか、相手が原発事故影響調査の為に、トモダチ作戦を勝手に押し付けて来たのか?TPP毒素条項にも見れる通り、アメリカという国は、相手が外国であってもアメリカの法律を優先してくる。しかも裁判は国際裁判では無く、世銀の中に設けられた私的法廷で裁かれる。
米軍兵士による訴訟順番もおかしいが、それと同時に、そんなありがた迷惑な助太刀をホイホイと受け入れた日本政府、東電もおかしい。更に言えば、事故が起っても何もしない、出来ない国が、長年に亘って築いてきた原子力行政の根本がおかしいのであって、国際競争力を名目に危険な原発をせっせと作り、実は、せっせと原子力村利権を創るだけが目的であった。だから、簡単に救助人からでさえ訴えられてしまう。米兵にも明らかに放射能影響による死者も出ているからにせよ、訴えればカネが取れると思われている脇の甘さもあるのではないか・・・
六ヶ所村再処理施設設置にせよ、仰山な予算の中に、フランス・シェルプール原発事故の処理費まで忍び込まされて、そして事故が起ってしまっても、また情報を隠し、復興は遅々として進んでいない。捨て場の無い核ゴミが年々堆積している。そして被害商業業者への賠償も今年で打ち切られる。
そんな中でシンゾーは、笑顔で英皇太子を被災地案内、安全で復興した所だけを(笑)。
それでも原発再開を目論む精神のスラム化。それと共に、手のつけよもない事故処理の現状を知ると、物理的にも国土のスラム化が始まっているのではないか。
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スラムも糞も、もともと日本は御上がなければ自分で国なんか納めれん連中ですわ。百姓・町人でならば治まるけどね。 ( No.63 ) |
- 日時: 2015/03/09 03:43
- 名前: 青トマト ID:bMs7vssg
- 百姓・町人レベルならば、世界最高レベルなんですよ、この国は。
東日本震災でも神戸震災でも騒乱にはならなかったんだから。
市民レベルから上の国家レベルで、奈良朝以来に間違ってきているのです。
鎌倉幕府以来の人民が治めた国家秩序を正当に評価しなければなりませんでしょう。
明治以来のニワカ尊皇の輩では、天皇も人民も国家もまともに扱えないでしょう。
それが、今の有り様で、人民は右往左往で、おろおろの有り様ですわ。
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腐臭漂うジミン党大会 ( No.64 ) |
- 日時: 2015/03/09 07:46
- 名前: 満天下有人 ID:AyJRluO.
- 昨日都内で開かれたジミン党大会、「夜明けを迎えた日本を、確かなものにする為に」と演説したシンゾー・・・
アベノミクスも成果を上げ、安保についても雑音など気にせずに正道を行くと大向こうを張った顔。上がっているのは日経平均だけだろうに。
そもそもアゴ骨も無いような狡猾なツラ構えを、一層不遜にしたような笑みを浮かべる姿を見ていると、いよいよたそがれが永遠に続く予感が、確かなものになって来たようだ。あのフテフテぶしい人相は、更に独裁の自信を深めている。
そのことは「、「国民の負託に応え、選挙を通じて約束したことは必ず実行することを約束したい」、との挨拶ににじみ出ている。言われて見ると、確かに文句も言えない。昨年の解散選挙でも、若干議席は減らしたものの、国民は支持したのだから、その負託に応えると言うことに、何らの矛盾も無い。
しかし大会に漂うごう慢不気味な幹部たちの雰囲気は、敗戦直後に巣鴨に戦犯として拘留された祖父岸信介が、突然釈放され、CIAの手下になって、同じく拘留されていたあの右翼児玉誉士夫、大陸で軍事物資の仲介を一手にしていたあの児玉機関の児玉たちと共に、この国を売り始めたあの頃の雰囲気とおなじような不気味さを感じる。右翼ヤクザ児玉に、しっかり頼むよと手を握る岸信介の写真は、検索すればどこかに載ってるはずだ。これがシンゾーの敬愛する祖父なのである。
児玉は釈放後は、CIAの委託で共産党思想を徹底的に破壊する業務を請け負っていた。典型的な弾圧が、あの北炭夕張炭鉱に暴力団・明楽組を送り込んで弾圧。あの頃母社でも組合結成の動きがあって、会社側と交渉していた代表の一人に聞いた話だが、北炭争議で北炭が雇った弾圧組がこちらの争議交渉会議に現れて、途中からの交渉は、窓ガラスが全部真っ黒なシーツで覆われて、怖くなって代表委員を降りたとのことだったな・・・
世論情報操作は児玉誉士夫が、博報堂を乗っ取ることで請け負った。その役員に、警察庁刑事部主幹であった町田なる人物まで起用していたのだから、岸による隷米売国構造はしっかりと出来あがっていた訳で、そして戦中戦後を通じてこの児玉をサポートしたのが外務省だから、世話はない(笑)。現在では、隷米派なら誰でもウエルカムで起用することだろう(笑)。
この敗戦直後の売国構造が、シンゾーの手によって着々と復活しつつある。さすがに英米などの一部識者は、その動向をしっかり把握し始めている。だから、半分腰が引けたスタンスでシンゾー・ジャパンを利用しようとしているのだろう。
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東北大災害4週忌日の日本人気質と横綱白鵬の反発(1) ( No.65 ) |
- 日時: 2015/03/11 07:55
- 名前: 満天下有人 ID:H3c56B22
- 早いもので、あの度胆を抜かれた大津波で、街が根こそぎさらわれてから、もう4年も経つ。余計なことに、福島原発までがやられて、復興は進んでいないに等しい状態だ。
大津波はいわば天災、どこにも文句の持って行き場もなく、結局は人間のあきらめない努力によってしか回復できない。歴史的な数々の大災害を見ても、がんばり合うことで復興して来た。被災者たちや応援するボランテイアも含めて「絆」をキーワードにがんばり合う光景は、見る者の気持ちに素直に落ちて来る。
だが、あの余計だった原発事故に対しても、同じようにがんばり合おう、助け合おう、私たちは負けないとして、天災に対すると同じ姿勢で「絆」を強調する姿には、些か違和感を持ってしまう。まあ、TVマスコミが、政治行政面で遅れている復興から目をそらさせる為に、あの事故を被災者の気持ちを美化して、日本的な助け合い心情に落とし込んでいるのかも知れないが、しかし原発災害についてはお互い、お涙頂戴的な姿勢で対処すべき性質の災害では無い筈だ。
40年に亘ると計画されている廃炉工程、まだ着手されたばかりの状態の時に、年々山積みされる廃棄物の捨て場所も無い、挙げれば枚挙に暇もないから止めておくにして、先日、オトモダチ作戦で、原子力災害に助太刀にやって来た米空母乗員までが、未だに放射能被害賠償請求を行っている。助太刀者が求償を求めるというのも、少しチグハグな感じも抱かせるが、それでも連中ははっきり物申して来る。
それに対し、こちらは肝心の被災現場なのに、復興予算がズサンに使われても、余っていても、電源回復に必要として申請されたものでも、緊急不要として予算が認められない。汚染水問題も民間を含めて議論しようものなら、一発で予算停止の報復を喰らってしまう。止む無く「絆」でがんばるしかないから、自己責任のような形を取って、皆でがんばりましょう、ということになるのだろうか?・・・
それも止むを得ない事として同情すべきかも知れない。国民生活に全責任を負うべきトップのシンゾー様が、相変わらず心にもない演説で、災害4年目を総括して、言ってることは、高台に1万戸の住宅を建設するとか、国交省の課長補佐程度のことしか言わない、言えないオツムを、国のトップとして置いているのだから、原発事故についても根本が理解出来ないこの国・・・・故に、事故の風化も早い。この国独特の熱しやすく冷めやすい気質なら、当然だろう。
数年ぶりに単独で来日したドイツのメルケル首相が、さすがに国際政治面でも一級と言われるだけあって、同じ人種迫害国としての歴史認識他、色々申されていたが、こと原発については物理学者らしく、高度技術国日本でさえ、事故を防げなかった、起った後も、始末に負えない現状を見て、原発に対する考えが、根本的に変わったと言っておられた。それと、単純に出来もしない技術で事を解決しようとするシンゾーを比べて見れば良い。そのシンゾーを何となく頂いている民族性・・・
・・・話が一気に変はるけど、好きな大相撲も今年二度目の春場所と相成った。白鵬は大鵬を抜く記録更新で、強い!の一言だ。その横綱白鵬の相撲姿勢に、何やら批判が高まっている様子。彼の批判から、どうもこの国の説明し難い文化と言うか、伝統と言うか、そのような得体のしれない縛りに対して、我慢できなくなっているような節が感じられる。
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東日本大災害4週忌日の日本人気質と横綱白鵬の反発(2) ( No.66 ) |
- 日時: 2015/03/12 18:50
- 名前: 満天下有人 ID:wQjynK3s
- 先場所、大関稀勢の里との一戦、取り直しの一番となった相撲で白鵬が、あんなの子供が見ても明らかに自分の勝ちだったのに、最近の審判部は、相撲盛り上げを狙っての事か、すぐに物言いをつける傾向があると批判し、物議を醸しているようだ。そう言えば最近の白鵬の相撲には、相手を土俵の下に落としても、追いかけて行ってダメ押しのように突き手を喰わしていることが多い。
その相撲姿勢は、横綱として如何なものかとの批判が、充満していた。直ぐに物言いをつける審判部に対しはっきりと物言いをつけたから、日本人の横綱に対する神聖さをも汚したということで、何やら神がかり的な批判が強くなっていた。土俵上で仕切りの最後になって、緊張が最高潮に達した力士は、それを吐き出すかのようにホオッ!と掛け声を吐き出す力士も多いそうな・・・相撲を神聖な勝負だとするなら、その息の吐き出し方は如何なものかと白鵬が、注意した。すると今度は観衆から、遠慮せずに吐きだせと、当該力士に応援の声がかけられる。
そんなやりとりが多くなっているそうだが、どうもその背景には、余りにも強い外人力士に対し、日本固有の伝統文化でもある大相撲に対する日本人の、説明しにくい神聖相撲観が外人力士にはかなりの重圧になっているようだ。そのことが白鵬のツイートから感じられる。「本当、肌の色は関係ないんだよね。同じこの土俵に上がってマゲを結っていることになれば、日本の魂なんです。みんな同じ人間です。偉いとか偉くないとか関係なく。盛り上がりどうこうじゃないんだよね。こっちは命懸けてやってますからね」というつぶやきにも似た本音から感じ取れる。
白鵬の相撲姿勢、ある意味、日本文化伝統が集約されたような相撲協会の体質、そして民衆もまた不可思議で説明のしにくい体質に、自ら浸ってしまっている。白鵬のそれは、お上に対する反抗にも似ていないか、大蒙古帝国が現在のウクライナ方面を支配下に置いた時に例えられる“タタールの頸木”でもあるまいが、勝負となったら、相手を土俵の外に出しても、勝利は確かなものかとの、確認行為が自然に出て来るのかも知れない。
片や相撲道における日本人の感覚は、かの有名な横綱双葉山が、連勝が69で止まった時に陽明学者・安岡正篤に打電した有名な言葉「我未だに木鶏たりえず」(動かぬ木彫りの鶏が如く、何事にも動じないという中国の故事)との神事にも似た精神を求める。
そのことは、何かを忘れてしまったかの如き日本人が、取り戻すべき精神かも知れない、だが、その体質が特攻隊を産んだように、個人と神の関係に自らを置いて生身に最も影響を与える政治とか社会関係を飛ばしてしまっている。外人に最も理解しにくい由縁であろう。下ネタめいた話だが、あの暴れん坊横綱朝青龍が白鵬に、もういいから帰って来いよと声をかけているらしい。
原発問題、沖縄基地問題、安保などなど、それに対し国民総運動にも広がって行かない所に、やはりこの民族独特の気質が横たわっているのではないか。神に近い物を無意識の内に求め、だが現実の身の回りに起こる事象には、意外に無頓着なのだ。それが気質とすれば、どうしようもない事になってしまう。何を言ってもムダなことなのだ。だが、徒然草の格言だったか?、物言わぬは、腹ふくるる思いが、どうしても消えない。
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残心! ( No.67 ) |
- 日時: 2015/03/12 18:44
- 名前: 天橋立の愚痴人間 ID:ds6WwspM
- 大学の間の短い期間でしたが、剣道をやっていました。
剣道の試合では、残心と言うものを大事にしていました。
ウィキペディアですが、
武道における残心とは、技を決めた後も心身ともに油断をしないことである。たとえ相手が完全に戦闘力を失ったかのように見えてもそれは擬態である可能性もあり、油断した隙を突いて反撃が来ることが有り得る。それを防ぎ、完全なる勝利へと導くのが残心である。
たとえば弓道における残心は、矢を射った後も心身ともに姿勢を保ち、目は矢が当たった場所を見据えることである。剣道では、意識した状態を持続しながら、相手の攻撃や反撃を瞬時に返すことができるよう身構えていることを残心と呼び、残心がなければ技が正確に決まっても有効打突にならない。なぎなたの残心のルールは剣道とは異なるが、剣道同様、正確な攻撃であっても残心がないと無効とされる。
剣道でいう残心の形を具体的に現せば、倒した相手に対して刀を向けて睨んでいる様子であります。
空手における残心とは完全に意識している状態で、自分の周囲と敵を把握し、反撃の準備もできていることである。柔術における残心は、拳は繰り出すスピードより早く引き戻す、相手を投げた後もバランスを崩さないなど次の攻撃の準備ができていることを意味する。
合気道においても、自分が投げたばかりの受け(相手)を意識しながら、万一再攻撃があった場合に備えて体を構えることを残心という。
武道の試合において、審判の判断は別として、残心を解くまでが試合なのです。
相撲においても相手を倒したあと、睨みつける行為(攻撃の姿勢)があっても、それは正い有り様です。 民主主義の有り様に溺れてしまっている人々は、それを弱いもの虐めと受け取ります。
それを相撲界の幹部まで、大衆に迎合するとは、ますます国技としての相撲道の退廃に繋がるものと言えましょう。
日本文化と言っても、既に、その文化の真髄を読み取る事ができない人々が多くなってしまいました。 その様な傾向が、あらゆる面で顕著になってきていますね。
そのくせに、日本。日本と言っています。 日本の何を守りたいのでしょう。
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Re: この国の神髄は何だったのか? ( No.68 ) |
- 日時: 2015/03/12 19:19
- 名前: 満天下有人 ID:wQjynK3s
- <日本文化と言っても、既に、その文化の真髄を読み取る事ができない人々が多くなってしまいました。その様な傾向が、あらゆる面で顕著になってきていますね。そのくせに、日本。日本と言っています。日本の何を守りたいのでしょう>
・・・全く、日本の何を守りたくてやっているのでしょうか?そこが全く分からなくなってしまいました。
相撲道から少し気質を観察してみたのですが、分かりません(笑)。よしんば相撲もスポーツの一つ、でもそれがプロの世界なら、宣伝盛り上げの工夫もあり得ましょう、だが、少なくとも行政機構である日本相撲協会として残した所を見ると、アメリカンフットボールや、欧州サッカークラブのように、商業的性格があってはならない、あくまでも「伝統文化」としてのお上的仕儀が求められている。
で、観衆も何となく神がかり的な気分で見るから、土俵の外まで厳しくやる必要な無い、勝負は勝負として決着がついたからには、不要な追い掛けは相撲道、それが横綱道に反する・・・
さようなお上的な神がかり気質を共有する所に、政治面や社会現象に対しても詰めの甘さを引き起こしているやに思えます。シンゾーが好き放題やっても。
まあ、キリスト教圏とて、最後は神の名が出てきますが、でも連中は、その前に詰める所は徹底して闘争して、神の名は最後の妥協点としているよにも見えます。こちらはそうじゃない、最初から神がかっています(笑)。
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