小沢さんを告発したグループ ( No.411 ) |
- 日時: 2010/05/04 07:53
- 名前: 阿房の長命 ID:p04zO/6k
- 小沢さんを告発したグループ
(松田どらえもんさんのツイッターから転載)
小沢さんを告発したグループとは直接関係ありませんが、どらえもんが数年にわたって追いかけた「闇の仕事師」の話をしておきましょう。同じ手合いでしょうから。 その男は自分を「藤田」と名乗っていました。本名は、許栄中。マークするようになったのは、日本リースの巨額手形乱発事件でした。その後、平和相互銀行の金屏風事件などあらゆるダーティーな金融事件で名前があがるようになりました。 経済部日銀担当、イトマン取材班の一員だった時、許栄中本人から外部には公開していない直通電話に電話が入りました。「わしや。許栄中や。えらい記事書いてくれとるやないか。小孫っちゅうのがおるやろ。出せや」。大阪社会部時代から聞き覚えのあるダミ声でした。
小孫キャップ(現在は編集局長)に「本人のようですが出ますか?」と聞くと、「出る」。日経本紙1面でイトマンの経営が急速に悪化し、メインバンクの住銀が再建に動くというスクープ記事が出た直後。磯田一郎住銀会長解任、イトマン倒産という経済事件の始まりでした。 許栄中は「お前は小孫というらしいが、俺と同じで本名は孫とちゃうんか?」などと居丈高な口調で言ったかと思うと、急に猫撫で声でこんなことを言いだします。「お前ん所は子供が二人おるんやてな。上の子は○○小学校△年、担任の先生は××××。下の子は・・・」 「可愛い盛りやろなあ。今のうちによう顔見ときや。ヨタ記事ばっか買いとると、そのうち見れんようになるさかい。わしからの忠告や」。電話は、一方的に切れました。重い沈黙。家族の情報は正確でした。ジャーナリストは自分を狙われても屈しませんが、家族を狙うとは。
翌日から分室への出入りは、裏口を使うこと、夜回りの時には1時間おきに連絡を入れることなど、とりうる対応策がとられました。インサイドラインの歳川さんが、イトマンの記事を書いたあと、路上で暴漢に襲われたのも同じころでした。 キーマンだった西川善文常務(当時)の建て替え工事中の自宅に夜回りすると、家の前のベンツの前後で強面の黒服の男達が煙草をくゆらせて、明らかに張っている様子。「今日も帰らないか。どこのホテルだろう」。そんな取材が数カ月続きました。 「闇の勢力」は、儲からなければ動かない。えせ右翼や時には市民団体を装うこともある。小沢さんの検察審査会の起訴相当の判断が「全会一致」と聞いた時には、身震いがしました。「闇の仕事師」たちは、個人テロの威嚇で何度でも「市民」に同じ判断をさせるでしょう。 許栄中は、韓国のKCIA人脈をバックに日本の政界にも人脈を築いていました。大阪と釜山を結ぶ国際観光フェリーの就航記念パーティーを中之島のロイヤルホテルで開いた時、壇上には安倍晋太郎、渡辺美智雄の姿も。許と渡辺がハグしたシーンは目に焼き付いています。
イトマン事件後、住銀の実権を握った西川氏は、イトマン処理で生じた約1500億円の損失をゴールドマンサックス系のファンドとの海外取引で飛ばし、頭取就任後、数年かけて目立たないように処理したという内部証言があります。 住銀とゴールドマンサックスが包括提携を結び、資本関係を深めたのも、西川頭取時代。ゴールドマン日本法人の持田昌典社長と西川は、軽井沢の別荘で毎年、行き来する仲になり、日本郵政の社長に西川を推したのも、オリックス宮内会長とゴールドマンの持田社長。 許栄中との戦いでは、西川氏と組みましたが、ゆうちょ銀行をゴールドマンに売ろうという売国奴は許せないと、民営化後は西川氏とも戦ってきました。郷原さんの活躍で、西川社長時代の日本郵政のガバナンスの無法ぶりも明らかになってきました。 統一協会というより勝共連合です。半島ベースで中国を敵視する人々。重なっていますが、微妙に統一協会とも違う。安倍やミッチーは、えせ右翼・勝共連合の秘書を大勢雇っていました。国際的には、台湾の独立派とも繋がっています。 小沢さんの検審の判断の背景は取材中ですが、取り調べ中に石川議員に「必ず検察審査会で起訴してやる」と口走った主任検事・吉田副部長(交通課に更迭済)のバックに、小沢つぶしを仕掛けている財界・官界・既存メディアの裏ネットワークがあるのは確実ですね。 「自民・小沢・オリジナル民主」という3勢力のうち、数年で政界が二大勢力に再編されるという漠然とした前提があって、そのうち「小沢党」を何が何でも潰すんだという反中国勢力があるということ。 彼らは、昨年の天皇陛下の中国副主席との会見の際にも、右翼を煽って小沢つぶしに動きました。宮内庁長官までが、影響を受けていることに慄然とします。 どらえもんは、さきほどの3分類では、まごうことなくオリジナル民主。(笑)民主党設立準備委員会結成の呼びかけ文の下書きから書いてきましたからね。生みの親がよちよち歩きの赤ん坊を見守る感覚で、鳩山政権を見ています。 債務超過状態の自民党が潰れれば、自然と民主党が分かれて、二大政党になります。比例区を削減すれば、中間政党は生き残れません。それを阻止すべく、舛添とかが選挙制度改革を言いだしてますね。まずは、英国の選挙結果に注目です。
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政治は殺し合い ( No.412 ) |
- 日時: 2010/05/04 09:16
- 名前: 天橋立の愚痴人間 ID:ZiHUs23g
- 阿房の長命 さん、緊迫した情報をありがとうございます。
「政治は殺し合い」を地で行くような怖い話しです。
かつてのアメリカで、アル・カポネの組織に敢然と立ち向かったエリオットネス(FBI)のドラマを見ました。
同じ検察が、裏の勢力の味方になり、小沢(政治)を脅迫している構造には耐えられない義憤を感じます。
半世紀を超える自民党政治は、福祉の面ばかりではなく、官僚共や裏社会までも好き放題にしてしまったということです。
それから、下記の言葉に大変勇気付けられました。
「どらえもんは、さきほどの3分類では、まごうことなくオリジナル民主。(笑)民主党設立準備委員会結成の呼びかけ文の下書きから書いてきましたからね。生みの親がよちよち歩きの赤ん坊を見守る感覚で、鳩山政権を見ています。」
そうなのでしょうね。
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Re:小沢さんを告発した人たち ( No.413 ) |
- 日時: 2010/05/04 10:25
- 名前: 満天下有人 ID:s2ad6.Wc
- ・・・懐かしい黒い事件と黒い名前が(笑)沢山出て来ました・・・
今回検察審査会へ再審査申立てをやった人物は、在日特権を許さない会の、挿絵作家?である桜井誠だと、自分ブログでそう言っているようですね・・・
・・・リチャードコシズミは、この似非右翼の頭目で下品な桜井誠一派が暗躍していると断じているようですが、桜井本人が自分で、検察が小沢不起訴決定後時間が余りないから(参院選までの日数という意味か)、今回は自分一人で申し立てた、在日参政権を認める小沢を何としても排除せねばと思い・・・
この論理は、不動産取得に纏わる政治資金記載違反を云っているのではなく、何が何でも小沢をという、一般では分かりにくいドロドロ暗闘の怨念が動機になっているようです・・・しかし吉田地検副部長が石川秘書を保釈するとき、検察審査会を通じ必ず小沢をあげてやると恫喝した・・・そして実際に審査会にこの桜井が申し立てた・・・検察とこの得体の知れない一派との暗黙のつながりが容易に想定されます・・・宗像元特捜部長は小沢の件について、政治資金規正法違反というものは、贈収賄などのはっきりした証拠がない限り事件の最終目標にできないと言っておりました・・・
・・・ドロドロした連中に政治が振り回される構造には、辟易しますね・・・
過去の金融事件しかりです・・・住専機構の社長であった中坊さんが、弁護士資格を返上した経緯について、先週TVでやっておりましたが、色々と生臭いことがあったようですね・・・
しかし住専問題にせよ、その根源を遡って行けば、世界巨大金融資本の紙幣謀略に行き着いてしまいます・・・プラザ合意を基点とする資産バブル創出によって、金融、不動産分野で色々な問題の根を作ってしまった、政治が金融経済を監視するのでなく、その片棒を担いでいては、打つ手もありませんね・・・
郵政西川住銀にまつわる売国行為、郵政問題でもその裏を紹介しましたが、小泉内閣発足時の日米年次構造協議での裏文書・・・郵政資金をゴルードマン、メリルリンチ、ロックフエラー系へ手渡す密約・・・
サンプロだったか何かで、竹中が相も変わらずアメリカ型金融経済論をぶち始めたとき亀井静香が突然ドスを利かせて、カンポ資産についてだったかな?何ならあんたを告訴しても良いと言った途端、竹中は押し黙ってしまいました(笑)・・・時効廃止は殺人事件だけですか、政治資金にかかわる時効も無くさないと、これやると町村他ゾロゾロ出て来るでしょう、でもやらない、政治不安定は国民にとって損失になるとか何とか、訳の分からぬ法思想がありますから(笑)・・・
・・・目下何よりもおかしいのは、小沢VS検察+得体の知れないグループによる小沢排除で、民主党内がそうだそうだと同調してしまう光景です・・・検察審査会も、11名全員賛成で小沢起訴決定と報道されていますが、その根拠について何も言いませんね、その後何の報道もない・・・恐らく恫喝されているのでしょう・・・最後の決め手は民意ということになりますが、その民意がねえ・・・大きな裏構造を分かっていないからどうしようもありません。
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束の間の美辞麗句政治であった・・・ ( No.414 ) |
- 日時: 2010/05/04 15:29
- 名前: 満天下有人 ID:s2ad6.Wc
- ・・今日の鳩山首相の沖縄謝罪訪問・・・
首相は現実問題として、全て県外移転は難しいと現行案一部手直し及び徳之島への一部移転を政府最終方針として提示、応じる中井真知事は、沖縄県民の意思を汲んで努力して欲しい・・・
・・・現実問題としてというのは、「抑止力」の観点から米海兵隊を沖縄から移動させることは出来ないとの意味らしく、結局のところ当初から、何も変わらない米国世界戦略に乗った日米安保を容認していたということになる・・・
東アジアにおける抑止力とは何なのか、東アジア共同体をも政権としての視野に入れていたわけだから、それがわが国国益とどのような関係にあるのか、矛盾する論理を詰めた形跡も全く感じられない・・・米国の世界戦略とて何故東アジアでは日本を拠点にせねばならないのか、単にいざ鎌倉の場合の海兵隊戦術行動の視点からだけでなく、大きな戦略視点からの詰めはできなかったものか・・・
確か韓国での38度線付近の米軍は3年後に撤退し、司令部だけ残すということであったと思う・・・米国の想定抑止力は、朝鮮半島を視野に入れたものであろう、それが退いて行くことと沖縄基地に固執する論理は何なのか、国民政治を預かる者から納得が行く説明を聞いたこともない・・・
沖縄県民は勿論のこと、国民側が預けた政治が国民にさっぱり分からない政治となっている、沖縄問題だけではない、諸事そうだ・・・
・・・公約のほとんどは美辞麗句であった、それでは困るを通り越して、何が何だか訳の分からない無政府的社会で国民はまた漂流する、結局政権交代を「して見たかった」だけの交代劇であった・・・。
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RE:束の間の美辞麗句政治であった・・・ ( No.415 ) |
- 日時: 2010/05/04 18:39
- 名前: 阿房の長命 ID:p04zO/6k
- 鳩山さんは役者だったら
つぃったーきっこのブログより
鳩山さんは「将来的にグアム、テニアン」と発言したが、それなら「一時的な飛行場」のために8600億円もの税金を投入して杭打ち工事をするのか?こんなことして喜ぶのは大手ゼネコンと防衛族議員だけじゃないか。
1時間のうち住民に与えられた発言時間は15分だけで、45分は政府側からの説明。これで「対話集会」とは。完全に既成事実を作りに行っただけ。 テニアンには滑走路が3本もある上に日本のゼネコンは出る幕なし。一方、国内県内にすれば何千億円という巨額の公共事業が大手ゼネコンとそのコバンザメたちにバラ撒かれる。 唯一の希望は「沖縄まで説得に行きましたがダメでした。仕方ないのでテニアンにします」という結論のための既成事実作りとしての来沖。それなら鳩山さんは役者じゃのう。
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ああ,]鳩山役者・・・ ( No.416 ) |
- 日時: 2010/05/04 19:05
- 名前: 満天下有人
- ・・・唯一の希望は「沖縄まで説得に行きましたがダメでした。仕方ないのでテニアンにします」という結論のための既成事実作りとしての来沖。それなら鳩山さんは役者じゃのう。>・・・
有り得るシナリオ・・・でも、やはりシエイクスピア戯劇の方が、深遠ですな(笑)・・・鳩山では演じきれないでしょう・・・。
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ひどい政治になって来た・・・ ( No.417 ) |
- 日時: 2010/05/04 21:46
- 名前: 満天下有人 ID:s2ad6.Wc
- ・・・しかし何度ニュースを見ても、この基地問題に関する政府の姿勢は理解できない・・・
終戦から既に66年も経過してこの間、米基地問題で悩まされて来たわが国が、今尚何も手を打てない状況、そんなにアメリカでないと、周辺脅威を排除できないものなのか・・・
・・・どちらかと言えば、辺野古妥協案を考えていた仲井真知事でさへ、首相と県民の考えには大きなズレがあると会談後に記者団に語っている・・・
・・・それにしても与党民主党は、何を考えているのだろう、声がさっぱり聞こえて来ない・・・鳩山に責任をおっかぶせて、知らぬ顔の半兵衛を決め込んでいるのか・・・政権交代で政治がよくなると期待したが、悪くなって来た・・・ここでジミンが息を吹き返すことはないにしても、右も左も、西も東もロクでもない状況が出てきた・・・
次ぎは財政破綻か・・・。
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沖縄での鳩山首相は、何を言ったか、何を言われたか ( No.418 ) |
- 日時: 2010/05/05 09:27
- 名前: 阿房の長命 ID:BgEQeNCw
ジャーナリスト岩上安身氏による 「沖縄入りした鳩山首相が、何を言ったか、何を言われたか」の全記録
さて、事実を報告するのが、まず最初。沖縄入りした鳩山首相が、何を言ったか、何を言われたか、全記録。まず、午前11時過ぎ、沖縄県庁の知事応接室において、仲井真知事と面会。20分ほど、非公開の会談があり、その後、報道陣にオープンにされた会談に。
知事が、黄色のかりゆしウエアを着た首相に社交辞令。知事は青のかりゆしを着ていた。県庁の外からは、首相を非難するシュプレヒコールが。 知事「この時期、総理自らご自身で沖縄県民の声を聞かれたいとして日程を考慮され、ご決断いただきましたこと深く敬意を表します」
知事「普天間での住民対話をはじめ、関係市町村長との懇談を通じ、沖縄の願い、そして思いをお酌み取り頂き、県民の納得いくのいく形で、普天間問題を解決していただくようお願いを申し上げる次第です」
知事「二点申し上げたい。第一は普天間飛行場の危険性を一日も早く除去していただきたい。県内では、4月25日の県民大会からもうかがえますよう、県外移設の実現を期待する声が高まっております。政府が県民の声を真摯に受け止め、普天間飛行場のの危険性の除去に取り組んでいただきたい」
知事「第2は、沖縄県民が負う過重な基地負担の大幅な軽減をお願い申し上げたい。沖縄県には在日米軍専用施設の約74%が存在し、県民生活や振興開発にさまざまな影響を与えていることから、この過重な基地負担を軽減することは県民の強い願いでございます」
「米軍基地に関係する課題としては5点。第1に米軍基地から派生する諸問題の解決促進だが、事件・事故が月に20数件、毎月、起こっている。航空機騒音も含めて軽減、われわれはゼロディフェクト運動を米軍でやってくれと米軍に申し入れている。長年にわたり落ち着いておりません」
「第2に米軍基地の整理縮小ですが、まず実現可能なものからぜひ一つ一つ取り組んでいただきたい。これちょっと時間がかかるようですから、ぜひ時間を掛けてでもお取り組みいただければと思います」
知事「米軍再編でグアム移転と、嘉手納飛行場より南の米軍施設区域の整理統合縮少、これをぜひを進めていただきたい。米軍再編の見直しなどを公約として掲げスタートされたが、県民の目に見える形での負担軽減がされるようお願いを申し上げます」。自公政権下で選出された知事も、グアム移転を。
「3番目ですが、日米地位協定の抜本的見直し、これも何十年もわたりわれわれ申し上げてきましたが、政権の公約で提起すると見直しを提起するという点に県民は大変実は期待を高めております」
「4つ目、沖縄県では陸域だけでなく海域も空域もかなり制約を受けている。日本全体の9割ぐらいが周辺の海、上の空も制約も受けている。ホテル訓練水域と称する制約で、漁船が迂回しないと目的地に行けないので、一部返還とか、ぜひ取り組んでいただきたい」。日本周辺の海・空の9割が制約…。
知事「もう一つは鳥島、久米島、射爆撃劇場とか実弾射撃とか爆撃の訓練場がある。久米島というのは観光地ですが、そのすぐ近いところで行われておりますし、島が変形して、影も形もなくなりそうだという危機感がありまして、鳥島・久米島射爆撃場の返還はぜひとりくんでいただきたい」
知事「最後に与那国島は、沖縄県の一番西にある島ですが、防空識別圏が、島の上を通っている。沖縄県民から見てもいかがなものか。自分の国の島の上の真ん中を通るような識別圏というのは、おかしいのでぜひ解消に取り組んで頂きたい、ということです」。
鳩山首相「今日は沖縄をお邪魔させていただき、仲井真知事はじめ皆様方とお話しさせていただく機会を誠に光栄に思っています。政治的には、このような時期に沖縄を訪れるのは無謀ではないかとか、いろいろお話しいただいておりました…」
首相「このような時だからこそやはり、沖縄の県民の皆様方の声を直接的に、あるいは間接的にぜひ拝聴させていただきたいと、その一心で参りましたことをどうか、ご迷惑をお掛けてしておりますが、ご容赦を願えればと思っております」立ち上がり、手をとり、慇懃すぎる、いつもの鳩山節。
首相「仲井真知事から、ご歓迎の言葉をいただきまして誠に光栄に思っております。普天間の基地の移設の問題に関して、仲井真知事をはじめ大変皆様方がご苦労されていかれる中で、特に旧政権、いわゆる現行案、あるいは現行案の修正というところまで参られた経緯を申し上げたいと思っております」
首相「新しい政権を造らせて頂く時に、国外、最低でも県外が望ましいということを私からも申し上げたこともございます。今、外でもシュプレヒコールがございますが、県民の皆様方の思いは、国外、あるいは県外に移設をという大きなお気持ちになっておられることを理解をいたしております」
知事「辺野古に立たせていただいた時にそのような思いを私も感じたところでして、大変ご苦労されておられるところ、新政権として、五月末まで、新たな考え方をまとめるべく、お願いを申し上げ、皆さん方に大変多大なご迷惑をおかけしたことを申し訳なく思っております」
首相「率直に沖縄県民の皆様方にもこのような立場から、お詫びを申し上げなければならない、という想いでおじゃまをしたところでございます。私として、知事からのお話を一つひとつ、できる限り丁寧に、そのお気持ちを学ばせて頂いて、答えができるように努力をして参りたいと思っております」
首相「ご案内のように、(県の要望については)すべてをパッケージとして解決をいたすということが大事なことだと、そのようにも思っておりまして、努力を傾注してまいりたいと思っております」。じれったい美辞麗句。
首相「普天間のことに関して申し上げれば、さまざま、例えば海外という話もなかったわけではありませんが、現実に、日米の同盟関係を考えた時に、また、近隣諸国との関係を考えた時に、必ずしもそれは、抑止力という観点からは難しいという思いになりました」。ついに鳩山首相、膝を屈す。
首相「となりますと県外、あるいは、ということで、いろいろと努力をしてきているところでございますが、すべてを県外ということはなかなか、現実問題として難しいということに直面をしております」
首相「一番大事なことは普天間の危険性の早急の除去ということ、ご負担をできる限り減らすように最大限努力することが一番重要と思っておりまして、パッケージとして果たせさせて頂くことで、沖縄の皆さま方にも、またご負担をお願いしなければならないなと、今日もまいった次第でございます」
首相「ただ県民の皆さん方のさまざまなお気持ちもおありだと思っておりますので、きょうは県民の皆さまのお気持ちをしっかりと受け止めさせていただく機会にしたいと思っております。住民の皆様方との対話集会も、名護の市長、宜野湾の市長とも、いろいろとお気持ちを学ばせて頂きれば」
ああ、しんどい。事実を全部伝えると言っても、しんどい…。鳩山さんが、閣僚の中では、最後の最後まで、一人粘って、県内移設に抵抗していたのは事実ではあるが、こうなってはすべての言葉が空々しく響く。書いていて、虚しい…。でも、続ける。記録する。
首相の言葉の後、しばらく沈黙…。知事「市町村長さんとか、普天間地域の皆さん、名護の皆さんと、お会いになりますよね。この間の、県民大会の思いというのが率直な県民の声ですから、そういう部分が強く総理にお願いが出てくると思います。ぜひきちっと受け止めていただきればと思います」
首相「先程の知事のお話の、ホテル海域の問題とか、嘉手納以南の整理統合のお話、しっかりと承せていただきたい」
首相「日米の交渉事でございますが、できる限り、環境問題に関する日米地位協定のお話もいただきましたが、そういったことも含めてしっかりと、沖縄県民の皆様方のご負担をこれはパッケージの中で、できる限り軽減をさせていただけるような、努力を申し上げて参りたいと思います
知事「普天間基地だけでなくて、基地の運用、日々のオペレーションがありますね、これに伴って、音であるとか、結構事件事故とかありましてね、長年にわたって、県内の市町村が、毎年改善したいということで、政府及び米軍、アメリカ大使館とか横田基地とかにわれわれ参上して…」
知事「いままであんまり政府に取り合って頂けないもんですから、ぜひこの項目について、きちっとその、確かに時間のかかるものもあると思いますが、すぐ可能なものもあるんじゃないかと思っておりますので、ぜひ一回、改善を進めて頂ければありがたい、よろしくお願いいたします」
首相「そうですか、それいかんな」。知事「だいぶフラストレーションが、…一つ宜しくお願いします」。首相「誠心誠意努力をいたします。お約束をいたします」。知事「普天間の移設につきましても、マスコミの情報が先へ出るもんですから、われわれのところにも同時に情報が来るようにお願いします」
首相「おっしゃるとおりだと思います。まだ完全な政府案として、まとまっておらないものですから恐縮でございますが、できる限り、沖縄の知事をはじめ、県民の皆さんとともに解決をさせていただきたいと思っておりますので、そのようにいたします」。何、政府案、まだ、まとまってない??
知事「本当に、政権の公約っていうんですか、あれに沿った解決策というのに対する期待が非常に強いもんですから、ひとつぜひ、ぜひ公約に沿った解決策、満足いくと言いますか、納得いく解決策というのを一つぜひお示し願えれば、こんなうれしいことはございませんので、宜しくお願いしたい」
首相「政権として…」。知事「総理も、よくマスコミの皆さんから出ている「腹案」というのをですね、あるんだろうということ非常に皆さん期待が高いもんですから。よろしく一つ…」。首相「必ずそのようにいたします」。知事「ありがとうございます」。鳩山首相、何を「必ずする」のか。。。
グァム移転計画は、米国政府が、リーマンショックによって財政難に陥ったため、ひそかに見直しの可能性が。二つの戦争を遂行中の米国は、前線の戦費に金がかかり、後方の極東の基地移転などに金を使いたくない。
このまま沖縄に居座っておけば、日本が金を出し続けてくれる。そうした思惑が、国防総省内部では膨らんでいるという。他方、日本は自分がハンドルすると鼻息洗いキャンベル次官補を、冷ややかに見る目もある。
ジョセフ・ナイ、アイケンベリー、パッカードら。彼らを大学教授と侮ってはならない。キャンベルよりはるかに格上の、米国の戦略の奥の院。産軍学複合体の要である。彼らの間では、合意が形成されている。
「日本を追い詰めすぎて、日米関係を悪化させてはならない」。このコンセンサスは、彼らの間ではシェアされている。ここまでは、「日本は強く出れば、かならずねじ伏せられる」と、強引に事を進めてきたキャンベルに任せてきたが、膠着すれば、ナイら、穏健派が前にでてくる。
つまり、焦点は、永田町から、那覇や名護や宜野湾に移ったのだ。沖縄の人々が、どれだけ抵抗の意思を行動で示すか。すべてはそこにかかっている。どれだけマスコミが沖縄の人々の意思を小さく扱おうとしても、その抵抗の意思が示されれば、無視しきれなくなる。
日本は、キャンベルのような粗野なハンドラーズに、たやすく操られる国になってしまった。外務官僚が、この程度の人物と付き合い、ホイホイと言いなりになる、安っぽい国家に。
ナイや、パッカードや、アイケンベリーら、エスタブリッシュメントが共有する考えは、日本政府中枢、官邸にも届けられている。鳩山首相にも。
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Re:沖縄での鳩山首相、何を言ったか言われたか。 ( No.419 ) |
- 日時: 2010/05/05 10:49
- 名前: 満天下有人 ID:8v7YkDwA
- ・・・細かい言葉はTVでは聴けませんでしたが、ツイイターでつぶさに書かれている全体にカッタるい首相の美辞言葉、TV映像から受けた印象そのものですね・・・
昨日首相が沖縄訪問中に平行して、霞ヶ関では日米防衛関係省が県内移転の実務協議をやっていたということは、既に強引な県内移転が既成事実化している何よりの証拠でしょう・・・
一部の県民でしたが100人と首相のやり取り、現地での怒りは沸騰点に達している印象を受けましたね、当然でしょう・・・現地の生の声の代表例は名護稲嶺市長の言葉でした・・・「私は県外、国外移転を訴えて市長に選ばれた、それを反故にすることは出来ない」、(暗に総理、あなたもそうではなかったのかとの詰問ですね)・・・
・・・外国駐留の軍隊が一番恐れることは、現地住民の反乱であるとも言われます・・・もう息の長い反対運動しかない、政府に何が出来るというのでしょう、今頃になって、抑止力の認識に甘さがあったなどと、子供反省と同じレベルでしか物が言えない、首筋が冷たくなります・・・
・・・<ジョセフ・ナイ、アイケンベリー、パッカードら。彼らを大学教授と侮ってはならない。キャンベルよりはるかに格上の、米国の戦略の奥の院。産軍学複合体の要である。彼らの間では、合意が形成されている。>・・・
なかでもこのハーヴァード大教授のジョセフ・ナイ、彼は米国の世界戦略をほぼ決定する米国際戦略研究所CSISの理論的支柱ですね・・・このCSISは事実上デビッド・ロックフエラーの持ち物です・・・
ナイ教授は、ブッシュ政権の強引な軍事戦略の修正として「ソフト・パワー論」を推進する有力理論家で、スマートパワー委員会を立ち上げた目下のオバマ政権樹立の陰の戦略家でもあります・・・
スマートパワーとはどういう考え方か、要するに当該外国での文化価値観と相容れた中で、ハードパワー(軍事力)を推進すべき、日本については相手国の文化や経済力推進を全面に出しながら、自衛隊を使って国際協力を推進すべしという論です・・・
何のことはない、強面を隠しながら柔らかく接することで、軍事戦略を推進せよと云っているようなものです・・・今回の沖縄基地問題でも、鳩山を追い込まずにじっくり構えて落ちて来るのを待っている、その戦略の軸になっているのが、ジョセフ・ナイでしょう・・・
しかし何が現地の文化価値観も尊重しながらでしょう・・・今回沖縄県民の抑えに抑えた感情に対し、尊重のカケラも見えず、ただくたびれ落ちをじっくり待っているに過ぎません・・・
ワシントンDC在の朝日・船橋洋一がアメリカの抑止力の相手について書いておりますが、明確に「中国」と言っております・・・だから中国は沖縄海域周辺に潜水艦を貼り付け、日本と言うより日米同盟による対中国への出方を監視するようになってしまう・・・
・・・硝煙が上がらない目に見えないも一つの戦争である通貨戦争・・・米大金融資本による中国内で巨大借金を生ませてドルで支配しようとする戦略、中国はしたたかにそれに乗らない姿勢、対ドルに対する元の防衛姿勢によく現れております・・・
・・・こちらは一体いくら・・・多分何百兆円に達するでしょう、これまでのこちらからの貢ぎ及び為替損害、及び証券化デリバテイブ商品損失を含めると・・・
生理的苦痛感を伴なう沖縄の現状に加えて、更に巨額の経済的負担・・・鳩山首相の子供的美辞感覚では、複合的なアメリカの戦略など見抜けないでしょう・・・でもこの人、東大工学部卒なんですねえ(笑)・・・。
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何を書けば良いものやら。 ( No.420 ) |
- 日時: 2010/05/05 11:58
- 名前: 天橋立の愚痴人間
- 自民党を非難しているときは、自民党自身、自分たちが何を言われているかは理解できているものと思えた。
それ故に、立場は違えど喧嘩が出来ていたと思う。
それが民主党になると、
これ如何に、
非難すれども、罵声を浴びせても
当人たちは、何のことを言われているか理解できない。
鳩山は勿論、枝野にしても、前原にしてもしかり。
他にも、岡田、長妻、赤松、千葉、原口、平野、仙石・・・とにも斯くにも名前が出てくる全員と思えばよい。
こういう奴らは、10年間、ひたすら教室の中で研究会をやってきて頭デッカチになりすぎた、否、もともと頭デッカチであったのであろう。
「論語読みの論語知らず」言う格言がある。
2000年前、ソフィストが結果、言葉を弄んだように、
2000年前、儒生が言葉で権力に向かったように、
自己過信の割には成果が乏しく 自己過信故に、己を見失っている。
こういう連中は、己が何と言われても、その意味が理解できない。
半年間辛抱してきたが、事、ここに及んでは言う方が虚脱感にさいなまれる。 糾弾する言葉も、奴らが相手では空回りする。
連休でなくても投稿が減るのも理解できるこのごろである。
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