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[3105] イスラム国(IS)とは何であったのか
日時: 2019/02/18 19:03
名前: 天橋立の愚痴人間 ID:vcU2uriA

>【ワシントン共同】米政府は1日、米軍主導の有志連合や米軍の支援を受けるクルド人主体の民兵組織がシリアで過激派組織「イスラム国」(IS)を掃討する最終段階の作戦を開始したと明らかにした。

 米国務省は声明で「ISがシリアの地域や人々を恐怖で支配した日々は終わる」と強調。クルド人勢力を敵視するトルコのほか、イスラエル、ヨルダンなどと国境管理で協力するとしている。


イスラーム国」の起源は、1979年以降ソ連軍と戦うためにアフガニスタンに渡ったアラブ・ムスリムの戦闘員たちである。そうした戦闘員の流れを汲む集団の一つで、アブー・ムスアブ・ザルカーウィー(ヨルダン人。本名はアフマド・ハラーイラ)が率いる集団が、2001年のアメリカ軍の侵攻後にイラクに移転した。

 彼らは、2003年のアメリカ軍のイラク占領後に武装闘争を活発化させ、日本人を含む外国人の誘拐・斬首映像の発信などで世界的に著名になった。このグループが、2004年秋にウサーマ・ビン・ラーディンに忠誠を表明し、「二大河の国のアル=カーイダ」を名乗った。この行為は、各地のイスラーム過激派武装勢力がアル=カーイダの名声や威信を利用して自らの活動を正当化し、アル=カーイダの側は自身の勢力が世界的に拡大しているかのように装うという、「アル=カーイダ現象」現象の嚆矢となった

ザルカーウィーは2006年6月にアメリカ軍によって殺害されたが、「二大河の国のアル=カーイダ」は活動を続けた。そして、イラクのその他の武装勢力諸派や地元の部族勢力を解体・併合する形で連合体を組織した。それが、2006年10月に発足宣言が出された「イラク・イスラーム国」である。

「イラク・イスラーム国」は、「閣僚」を任命し、歴史的なカリフ制のもとに置かれていた復古調の「省庁」の名称を採用するなど「国家」の体裁を構築したと主張した。つまり、彼らが「国家」を主張したのはこの時であり、2014年6月ではない。

もっとも、「イラク・イスラーム国」は、イラクの武装勢力や地元の人々に対する解体・併合路線や極端な宗教解釈・実践が忌避され、2011年初頭の段階で政治的・社会的影響力をほぼ喪失した。

瀕死の状態にある、と言ってよかった「イラク・イスラーム国」が復活した契機は、2011年春以降に顕在化したアラブ諸国の政治的混乱である。チュニジアやエジプトで政権を放逐した民衆の抗議行動の手法を模倣した運動が発生し、イラクやシリアでも混乱が生じた。特に、シリアでは抗議行動が短期間のうちに武力衝突に転じ、次いで中東内外の諸国が各々の政治目標を実現するために干渉する国際紛争へと発展した。

 この過程で、シリア政府の打倒を目指す諸国は、シリア政府を攻撃するならばイスラーム過激派であってもこれを肯定・奨励するかのような態度をとった。「イラク・イスラーム国」はこれに乗じ、「ヌスラ戦線」というフロント組織をシリアに送り込み、これを窓口に国際的にヒト・モノ・カネなどの資源を調達することに成功した。国際的なイスラーム過激派対策に、「シリアの反体制派支援」という名目で重大な綻びが生じたのである。

では、なぜ世界各地でイスラム国にシンパシーを覚える人々が事件を起こしているのか。そこにはよく議論される社会経済的な側面の他にも、グローバル化の深化、イスラム国の巧みなネット戦略などが影響しているとみられる。

 たとえば、それに関連する問題として外国人戦闘員の存在がある。日本でも北大生がイスラム国への渡航を目論み、警視庁の事情聴取を受けるという事件があった。

 キングスカレッジロンドンICSRから2013年12月に発表された報告書によると、世界74カ国から1万1000人以上にわたる外国人がシリアへ流入し、欧米出身者も2800人以上に上るとされる。

 そのうちアルカイダ系組織のアルヌスラには全体の一四%が、イスラム国には全体の約五五%が流れ、他の世俗的な組織に流れる者も少数ながらいるとされる。

 一方、最近の欧米メディアの情報によると、外国人戦闘員で最も多いのはチュニジアの約3000人で、以下サウジアラビアの約2500人、モロッコの約1500人、ロシアの約800人、フランスの約700人、イギリスの約500人、トルコの約400人、ドイツの約300人、米国の約100人などとなっている。

 他にもオーストラリアや中国、インドネシア、フィリピン、マレーシアなど多くの国からイスラム国の活動に参加しているとみられる。

 では、彼らはいったいどのような動機でイスラム国に参加しているのか。昨今の情勢や論文などを分析すると、以下のような動機を導き出すことが可能だ。


(1)シリアやイラクで発生する惨事をTVやネットを通して知り、弱者救済などボランティア精神を持って参加した者

 (2)特に宗教的な過激思想に染まっておらず、単に強い冒険心で参加した者

 (3)母国での社会経済的不満から、純粋にイスラム国などが掲げるサラフィージハード主義に染まった者

 (4)母国での社会的不満以上に、宗教的な正義感と使命感から参加する者

 (5)高額な給与に魅了された者

 (6)訪れたものの、そこに溶け込めないが恐怖心から戦闘活動に参加せざるを得ない者

 このようにみると、イスラム国はさまざまなバックグラウンドと動機を持った者たちの集合体であると考えられる。

 また、外国人戦闘員の問題はイスラム国だけに言えるものではなく、AQAP(アラビア半島のアルカイダ)やアルシャバブなどのアルカイダ系組織にも多くの外国人、また欧米人が加わっていた。しかしなぜこのイスラム国には、いままでにない規模で多くの外国人が流入するようになったのか。

 それにはシリア内戦の深刻化、イスラム国の多言語(英語、アラビア語だけでなく、フランス語、スペイン語、ドイツ語、ロシア語、アルバニア語など)で発信するという広報戦略、イスラム国という名前の開放性、圧倒的な軍事的・財政的基盤などいくつかの理由が挙げられるが、その一つとしてグローバル化の拡大、深化が大きく影響している。

 近年、グローバル化の影響は世界各地に拡がり、また安価な値段で国境を越え、無料でSNSなどを利用することができるようになったことから、グローバル化の影響を日常的に受ける世界人口も増加の一途を辿っている。

 我々日本人はグローバル化の良い部分にだけ着目しがちであるが、当然のごとく、グローバル化においてはリスクも国境を超える。

 それがアルカイダのような国際的なネットワーク、ブランドを有する存在を生み出し、さらには今回のように国家のコントロールが脆弱なスペースに入り込み、一定の土地を自らでコントロールする、イスラム国という存在を台頭させたといえる。


(引用終わり)

この様にイスラム国とは、過去にアメリカによって組織された、対反米勢力に対する為の武装集団が行き場をなくし山賊になりさがったものである。

アルカイーダもそうであるが、彼らはイスラム原理主義を貫くと言う大義名分を看板にやってきたことはテロ、身近な民衆への暴力の行使のみであった。

宗教的、政治的、民族的な何の根拠もなく、ひたすら暴力で利権を食い漁り巨大化していった。

この様な奴らが、各国の軍隊に殲滅されることは当然であるが、問題は、彼らに賛同する分子が世界中にいたことである。

>(1)シリアやイラクで発生する惨事をTVやネットを通して知り、弱者救済などボランティア精神を持って参加した者

※ この中には女性も相当いたと言う話。もっとも、現実に即し多くの女性が脱出を試みている。

>(2)特に宗教的な過激思想に染まっておらず、単に強い冒険心で参加した者

※ 日本から参加した青年は、ただ自身の冒険心から行ったのであろう。

ネットなどで流れた情報を元に、全体像、本質を確かめないで容易に動くことも問題であるが、現代社会の平穏(平和)を退屈に思う平和ボケした人間が相当増えてきていると言うことである。

今回の様に対象がイスラム国と言うものでなくとも、同様の現象が起きるであろう。

人類は平和になりすぎて、平和以上のものを望み始めたのであろう。

それは危険であるのだが、そういう望みを抱けた時代はなかったのであるが。

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