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[3289] 山本太郎はヒトラーか?毛沢東か? チャンネル桜関係者が全員で必死の山本太郎叩きを始めた
日時: 2020/04/25 14:44
名前: 777 ID:FOr41lzE

山本太郎はヒトラーか?毛沢東か?
チャンネル桜関係者が全員で必死の山本太郎叩きを始めました。

山本太郎=ムッソリーニの再来、山本太郎=毛沢東の再来 なんだそうです:


水島総
山本太郎はチュチェ思想に洗脳されている極左ファシスト

馬渕睦夫
山本太郎は反グローバリストを装った極左の隠れグローバリスト
一般大衆が喜ぶ事ばかり言って、権力を得たら180度政策を変えて独裁者になる
過去何度も繰り返されてきた典型的パターン



2020世界恐慌が生み出す怪物の正体 1929年の世界恐慌期、人々がナチスに熱狂したカラクリとは? - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=23M7vGkM54o

【ch桜北海道】時事報弾-れいわ新撰組の本質と中国の残虐自治区支配[R1-10-2] - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=eHaWgjKCTS4&feature=emb_title

生放送特番 「日本をどうする!?斎藤まさし氏と語る」 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=aev9qQqSzAw&feature=emb_title

菅直人氏をはじめ革新系候補を多数プロデュースし「市民派選挙の神様」とうたわれる斎藤まさし氏。
現在は、れいわ新選組・山本太郎氏の参謀とも噂され、過去には北朝鮮との繋がりも指摘されている氏の本意は何処にあるのか?
来年の東京都知事選挙だけでなく、解散総選挙も予想される現在、水島がその人物像に迫ります!


【討論】参議院選挙後の日本の近未来[桜R1-7-27] - ニコニコ動画
https://www.nicovideo.jp/watch/so35452435



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山本太郎はチュチェ思想に洗脳されている


れいわ新撰組の選挙参謀は森大志、斎藤まさし。
森氏の父親は連合赤軍派最高幹部 田宮高麿。


母親は森順子、ヨーロッパで有本恵子さんら3人を拉致し北へ連れて行った主犯。
森氏は北で生まれ、「日本革命村」でスパイ教育を受けた。


斎藤まさしは菅直人らと活動。大虐殺したポルポト崇拝者。ヤバいだろ?





森大志【もりたいし】

 1983年に北朝鮮のピョンヤンで生まれる。父親はよど号ハイジャック事件のリーダーで連合赤軍の田宮高麿。

北朝鮮による日本人拉致問題で警察庁により国際指名手配されている森順子(北朝鮮に潜伏中)は母親。

2004年1月13日に来日。2歳上の姉、6歳下の弟も既に日本にいる。

 本籍は川崎市。ガソリンスタンドや介護用品整備、鉄工所、物流センター などで働く。2005年8月高等学校卒業程度認定試験(旧大検)合格。2008年専修大学商学部マーケティング学科入学。(中略)税理士を目指し、働きながら勉強中。

 極左過激派の政党、「市民の党」のメンバーで、2011年4月に東京都三鷹市の市議選挙に立候補したが落選した。


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2011/04/01
「市民の党」と森大志を糾弾せよ!



東京都の三鷹市議選に「市民の党」から立候補している森大志(28)は、なんとあの田宮高麿の長男だそうです。

読者の通報(カキコ)で知りました。
ネタ元は週刊新潮の「出自を秘めて三鷹市議に立候補する「よど号ハイジャック犯」長男」のようです。


森を擁立した「市民の党」のルーツは「MPD・平和と民主運動」にあります。
MPDは、元ブント(共産同)系の活動家たちが結成した日本学生戦線から発展した組織です。

その流れは、「MPD・平和と民主運動」→護憲リベラル→平和・市民→「市民の党」となります。
つまり、「市民の党」はブントの血を引く過激派の末裔ということです。

私は、ハイジャック犯の長男が「市議選の候補」ということ以上に、その所属する「市民の党」の存在そのものが問題だ、という気がします。
まさに「市民」の仮面をかぶった「過激派」。

市民団体とかNPOにも、こういう素性のものが多い。
ほんとうに要注意です。

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私の「韓国に配慮した歴史を教えよ!というカルト左翼」というエントリに、次のようなカキコがありました。


坂氏は今の大多数のサヨクを買いかぶっておられるのではないでしょうか。反国家=国家破壊運動ほどの意識をもっているサヨクは少数派と思いますが。小林よしのりの言うところの「うすら甘いサヨク」、すなわち、自分が全く責任を問われない事項について謝罪していい人になりたいってだけの馬鹿が大多数では。

この認識はまったく甘い!と言わざるを得ません。
そもそも小林よしのり氏は政治を解っていません。
左翼やイデオロギーの本質については無知と言ってもよいでしょう。
左翼の本質は左翼であった者しか解らない、
政治を実践した者の方が政治をよりリアルに理解できる、
私はそう思います。

社会の至るところに極左がしぶとく根を張っています。

それは、「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書が、市民団体の反対と妨害活動によって、ほとんど採択されなかったという事実を見れば分かります。
重信房子が日本に密入国し、9年間も潜伏して極秘活動ができたことも、極左のネットワークが健在であることを示しています。

そして何より、社民党が国政選挙で300万票を獲得できる、という現実、それだけカルト左翼とその支持者がいる、ということです。
社民党は「元」極左の巣窟ですからね。

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ここで田宮高麿について書いておきます。


田宮は1943年、岩手県生まれ。
父親は農林省(現・農水相)の役人。
1970年3月に起きた「全日空日航機よど号ハイジャック事件」のリーダーです。

大阪市立大学時代に学生運動をはじめました。
私にとっては、ブント(共産同)の大先輩に当たります。
が、私がブントに参加した時は、彼は既に共産同赤軍派として分派していましたから直接の面識はありません。

組織の先輩から聞いた話ですが、田宮は活動家としては異色の存在だったようです。

ロン毛で理屈っぽい者たちが多い中で、彼はどちらかと言えば体育会系。
その度胸と行動力、そして統率力は群を抜いていたそうです。
だから赤軍派の軍事委員長(司令官)に就いた。

ハイジャックの被害に遭った乗客の一人は

「犯人たちは、学生だけあって、どこかウブなところが残る顔立ちだった。その中で、田宮だけは暴力団に入っても立派にやっていけそうな、凶々しい目つき」

と語っています。

大阪市大の教授が当時

「田宮君がいるから乗客の身の安全は絶対に大丈夫」

と、語っていたのが忘れられません。

まあ、思想ややった事の是非を別に置けば、田宮はそれなりの人物だった、
先輩たちの話から、私は、そう強く感じました。

ただ理論はからきしダメで、吉本隆明の本は1ページも読めなかった。
当時、ブントのかなりの部分が吉本隆明の影響を強く受けていたことを考えれば、田宮が塩見孝也に付いてブントを出て行った理由がよく解ります。

ところで、連合赤軍(連赤)の最高幹部で、12人の同志を虐殺した森恒夫は、田宮と同じ大阪市大の活動家です。

謂わば田宮の子分みたいな存在でしたが、田宮からは「ゲバ棒一本持てんやつに戦争ができるか」と完全にバカにされていました。

森が連赤に逃げ込み、史上稀に見る凶悪事件を引き起こしたのは、田宮に対するコンプレックスが一因だったと私は思っています。

この、当時はそれなりに英雄視された田宮も、結局は北朝鮮に屈服、その奴隷になってしまいました。

そして、1995年に平壌で突然死します。

田宮の突然死は未だ謎ですが、ハイジャック犯たちが北朝鮮の工作員として活動するようになったことと無縁ではないような気がします。
つまりハイジャック犯たちの内部で路線対立が起こり、田宮は粛清された、のではないかと思うのです

下の写真は、今でも鮮明に覚えています。
短髪(角刈りに近い)で、右手に日本刀を持った田宮の精悍な顔つきは、まるで右翼のようでした。


右手に日本刀を持ち、解放される人質を見つめる田宮高麿

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私は、田宮の長男が、「市民の党」というカルト左翼から市議選に出馬するのは、父親より母親の影響が大きいと思っています。

田宮が死んだ時、森大志はまだ12歳です。
父親の思想など理解できないでしょう。
では、森の母親とは何者なのか?

森大志の母親は森順子(よりこ)と言います。

つまり大志は、母親の姓を継いでいるのです。
順子は、在日朝鮮人の父と日本人の母の間に生まれました。

パスポートを取得していることから、日本国籍であると思われます。

が、北朝鮮では“在日2世”として迎えられており、自分は「日本人」だと言う一方、平壌では「ここは私にとって祖国でもありますからね」と語っています。

ところで、この森順子、欧州における日本人拉致事件に関与しているとして、警察庁により国際指名手配されています。

つまり、有本恵子さんや松本薫さん、石岡亨さんを拉致した実行犯である可能性が極めて高いのです。

下の写真は、順子と石岡亨さんが欧州で一緒だったことを示すものです。


森順子・中央と石岡亨さん・右


確かに森大志はハイジャック事件のリーダーの長男です。
が、田宮は既に16年前に死んでいます。

一方、母親の森順子は、日本人拉致の実行犯(の可能性が極めて高い)であり、未だに逃亡中です。

おそらく北朝鮮にいるのでしょう。
そして、赤軍派のハイジャック犯たちと連携して北朝鮮の工作活動を展開している、と思われます。

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「高敬美ちゃん剛くん拉致事件」を捜査していた兵庫県警は、1988年5月6日早朝、新宿区三栄町のアパート前で北朝鮮の秘密工作員と見られる男の身柄を確保しました。

男は「中尾晃」と名乗っていました。

が、調べてみると、この「中尾晃」の正体は、ハイジャック犯の一人である柴田泰弘だったのです。

1996年3月、カンボジアのベトナム国境近くで北朝鮮大使館員らとともに逮捕された日本人も、ハイジャック犯の一人である田中義三でした。

田中たちは、タイのリゾート地パタヤで大量の偽ドル札を偽造していたのです。
つまり、世界革命を目指して、北朝鮮を革命の根拠地にするためにハイジャックを実行した戦士たちは、北朝鮮の手先となり、日本人拉致や偽ドル偽造に手を染めていたということです。

そのハイジャック犯のリーダーを父に持ち、日本人拉致の実行犯(とみなされている)を母に持つ男が森大志です。

選挙に立候補する権利はありますが、この男が当選するようなことがあってはなりません。

「市民の党」の候補は、前回選挙では次点でしたが、それ以前は2議席を有していました。

つまり、それなりの基礎票は有しており、森大志は、やり方によっては当選の可能性があるということです。
が、こんな人物を当選させるなんて絶対に許されません。

「市民の党」と森大志を糾弾せよ!




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斉藤まさし(2018、8最高裁にて公職選挙法違反で有罪)が街宣に現れた!
やはり山本太郎は操り人形だったのね。



山本太郎の選挙を指揮していると言われてる斉藤まさしが新宿西口で行われた「山本太郎の街頭演説」の場に現れた。



斉藤まさしは静岡市長選挙で公職選挙法違反で有罪が確定した人物だが、、、

内容

2015年4月の静岡市長選挙で「市長選 出馬」と大きく印刷された高田とも子氏のビラを選挙期間前に大量に街中で配っているのだ。
その時は警察から警告を受け、新しく作り直したビラを街頭で配った。

ここまでは、警察の警告に従い、「選挙違反に気がつきませんでした〜。2度と間違いをおこしませ〜ん」という事で良かったのだが、

なんと、この陣営は、その警告を受けた「市長選 出馬 高田とも子」というビラを各戸に配ったのだ。
そして、その事前の選挙運動を広告会社に540万円支払う事を約束していた。



(斉藤まさしこと酒井剛)

2015年4月の静岡市長選を巡る選挙違反事件で公職選挙法違反(利害誘導、事前運動)の罪に問われた選挙アドバイザー、酒井剛被告(67)を懲役2年執行猶予5年とした一、二審判決が確定する。最高裁第二小法廷(三浦守裁判長)が24日付の決定で、被告側の上告を棄却した。





このように、選挙アドバイザーとも思えるような仕事をしている人なのか、と思いきや、、そんなもんじゃ無い!

斉藤まさし(こと酒井剛)の事をよく調べている資料をご覧ください。



(2010、10月 月刊正論)


民主党からの巨額献金や、日本人拉致実行犯の息子の選挙擁立で注目される「市民の党」。その代表が、自ら語った恐るべき活動歴と思想

ジャーナリスト・野村旗守(のむらはたる)


■謎の政治献金

民主党からの巨額献金問題で一躍注目を浴びた市民の党代表の斎藤まさし(本名=酒井剛)。極左過激派の活動出身で、かつて日本社会党からはじまって左派小政党を渡り歩いたスター政治家・田英夫(09年、死去)の娘婿(2000年に離婚)でもあった。


国政選挙や地方選挙で数々の無所属候補を応援して当選させ、「市民派選挙の神様」と呼ばれたこともある。最近の国政では民主党に肩入れし、資金面ばかりか政策面でも大きな影響を及ぼしているようだ。元義父の田英夫の紹介ではじまったという菅直人首相との交友は、30年以上に及ぶという。


その菅首相の政治資金管理団体(草志会)からの6,250万円を筆頭に、民主党から市民の党とその関連団体に計1億円近くにものぼる資金が流れていたことが産経新聞の報道で明るみに出た。逆に市民の党所属の地方議員らからも、政権与党と議員の関係団体などの計1,700万円近い献金がおこなわれている。いったい何のための巨額の資金移動だったのか?


8月9日の衆院法務委員会で江田五月法相らに詰め寄った自民党の平沢勝栄は、一連のカネの流れをこう見る。


「菅首相からの献金は07年に5,000万円、08年に1,000万円、09年に250万円。以降はない。ということは、09年の総選挙に備えて民主党の選挙資金をプールしていたのではないか。両者間のカネの動きに関しては不可解なことだらけで状況的にはっ黒だが、現時点では違法性がないので調べようがない。内部告発が出ない限り真実が明るみに出ることはないだろう。」


民主党にとって、かつてない重要な選挙であった09年の政権交代選挙を睨んで資金を蓄えていたという仮説は確かにありそうだが、「プールしていた」というより、事前の根回しに使っていたのではないかと、別の政府関係者は話す。


「本当に選挙に強い政治家は、選挙期間よりも事前の瀬踏み(準備)行為にカネと労力をかける。選挙のプロである斉藤がそのことを知らないはずはない。首相経由の資金のうち大部分が総選挙の2年前に渡っていたのはそのためだろう。」
 

しかし、民主党の政策策定過程に異議を訴え、除名処分を受けた土屋敬之東京都議(現創新党)は選挙資金説に疑問符をつける。


「いざ選挙となれば、民主党には労組経由で幾らでも資金が集まる。選挙資金というより、斎藤と思想的に共鳴する菅が公然と市民の党に資金を横流しするための既成事実をつくろうとしていたのではないか。」


あるいはまた、「民主党と市民の党のあいだで寄付をしあって所得隠しをしていたのではないか」


というマネーロンダリング説を唱えた自民党関係者もいたが、真相はまだ藪の中だ。いったい、なぜこんな不可解な資金移動が繰り返されたのか-。今後の検証に備え、この市民の党という不可思議な政治組織を率いる斎藤まさしなる人物の来歴を追ってみよう。


■極左機関紙に登場

斎藤まさしは1951年、島根県邇摩郡五十猛村(現大田市)に生まれる。70年に上京して、上智大学外国語学部ロシア語学科に入学。「毛沢東が大好きだった」という斎藤は、翌年には学生訪中団に参加。帰国後、学費値上げに抗議し、デモを起こして逮捕されている。


これによって大学を除籍処分となった斎藤は74年、党派に属さない全国の学生活動家に呼びかけて日本学生戦線(日学戦)というノンセクト組織を結成する。そして、田英夫の娘と結婚するのはその後の77年だ。「田英夫さんの紹介で」と本人が語っていところを見ると、菅直人との接点が出て来たのは、おそらく77年から79年のあいだだろう。


同時期、弁理士として独立する傍ら市民運動を続けていた菅直人はみずから結成した「あきらめないで参加民主主義をみざす市民の会」を率いて、落選中の市川房枝を参院選に担ぎ出す。「市川房枝さんを勝手に推薦する会」との名称で、選対事務所の代表となった。その後いわゆる「勝手連」選挙のはしりのひとつとなった。


やがて菅直人は中央政界進出を目指して76年の衆院選(無所属)、77年の参院選(社会市民連合)、79年の衆院選(社会民主連合)と出馬するが立て続けに落選。80年の衆院選で再び社民連から出てようやく初当選を勝ち取った。


では、現首相と最初に接点をもったこの当時の斎藤まさしはいったい何をしていたのか?


03年10月27日号の『AERA』(「現代の肖像」)によると、「アルバイトをしながら、ベトナム反戦運動、狭山裁判闘争、カンボジア難民救済、北方領土返還などの市民運動に関わった」とある。しかし、それは表面上の活動に過ぎなかったようだ。実践社という左翼系出版社が発行する『理戦』という季刊誌がある。実践社の社長は今年5月に逝去した荒岱介。彼は新左翼の世界では知らぬ者のないほどの有名人だった。


60〜70年代に隆盛を極めた新左翼運動の二大潮流が革共同(革命的共産主義者同盟=中核、核マルなど)と共産同(共産主義者同盟=ブント)だが、荒はそのブントの名前を継承した共産同戦旗派のリーダーだった。共産同から別れた他の諸派のなかには、アラブにとんだ日本赤軍や、あさま山荘で集団リンチ殺人事件を起こした連合赤軍、北朝鮮に逃げたよど号ハイジャック犯グループなどもある。


『理戦』はもともと共産同の学生組織だった社会主義学生同盟(社学同)の機関誌で、60年安保に先駆けて発行された『理論戦線』を継承する伝統ある左翼雑誌だが、04年、この『理戦』(秋号)誌上で、往年の新左翼のカリスマ・荒岱介と斎藤まさしが対談をおこなっている。日頃は、”革命的警戒心”の強い彼らだが、仲間意識というのはやはり舌のすべりを滑らかにするものらしい。市民の党に関してはネット上にホームページも持たない謎の政党とされ、代表の斎藤まさしも選挙ボランティアとしてしか知られてなかったが、この人物が実は極左も驚く並外れた革命思想の持ち主であることが、自身の口から赤裸々に語られているのだ。


70年代後半、ベトナム反戦運動などの市民活動の裏で斎藤は何を考え、何をやっていたのか?


「30年間革命一筋」

荒 イデオロギー的にはどんな傾向だったんですか。中共派系だったとも聞いていますが。
斎藤 僕は毛沢東が大好きだったけれど、日学戦はそうじゃない人の方が多数はだった。
荒 日学戦を通じて中国共産党のような「党」を作るつもりだったのですか。(略)
斎藤 実はね、今から思うとマンガだけど、完全な地下組織を作っていたのです。
荒 日学戦の中に?
斎藤 いや、学生だけじゃない。労働者のなかにも。
荒 何という組織だったのですか。
斎藤 革命を目指す「同盟」というだけで、名前もない》


名前もない地下組織をつくるとはまさにプロの革命化の所業であるが、その当時はまだ極左の活動も隆盛であり、公安警察の人員も多かった。77年の狭山闘争で大規模な抗議集会とデモ行進がおこなわれた際、斎藤は参加者中ただ一人逮捕されている。「デモ隊を指揮して石を投げた」というのが表向きの理由だが、実際には斎藤がつくっていた地下組織の実態を調べるのが本当の理由であったと思われる。


このとき全国30ヵ所にガサ(家宅捜索)が入ったが、結局斎藤に実刑が下ることはなかった。斎藤によれば、この時「地下組織」が何をしていたかといえば、「マルクス・レーニン主義と毛沢東思想に立脚した新左翼セクト」(公安筋)立志社の立ち上げと、新聞(『アカハタ』から後に『新生』に改称)を出す準備をしていたという。



荒 『アカハタ』と『新生』の発行元はどこだったのですか?
斎藤 発行元は立志社です。
荒 立志社?じゃあ今も変わってないじゃないですか?
斎藤 変わってないですよ。僕は全然転向していないですから(笑)。環境主義にも
なっていないし、いまだに革命一筋です。
荒 そういわれるとなんだか困るなー


と、ここで斎藤はソ連崩壊以降、革命路線を棄てて環境派に転じた荒を皮肉っている。荒としては「痛いところを突かれた」といったところだろうが、驚くべきはこの後のやり取りだ。



荒 毛沢東思想、マルクス・レーニン主義で革命をやろうと思っていた?
斎藤 今もそう思っています。
荒 エッ!今も?(略)
斎藤 そうです。でもぼくは、荒さんたちの言葉でいえば「スターリン主義」、いわゆるソ連型の社会主義というのは最初から信じていない。スターリン主義党のような党組織ではダメだと思ってきたわけです。
荒 毛沢東が好きで、共産党や革共同とは違う、もっと大衆路線の革命思想をやろう
としてきたということですか。
斎藤 そう、革命一筋。この30年間、他に何も考えたことはない。》


荒岱介といえば、早稲田の学生時代からの活動家であり、第一次・第二次羽田闘争、王子野戦病院設置阻止闘争、佐世保エンタープライズ入港反対闘争、三里塚闘争、東大安田行動事件などでも勇名を馳せた過激派闘士である。71年には戦旗派のリーダーとして分派闘争(内ゲバ)の標的となり、頭部に重傷を負ったこともあった。斎藤は、その元極左武闘派閥士が「エッ!今も?」と仰天するほどの堅牢な革命思想の持ち主なのである。




■フィリピン革命を「総力をあげて支援」

そしてその後の80年代、「日本はまだ革命情勢にない」と見た斎藤は、東南アジアに革命の根拠地を求める。


83年、自民族大虐殺の狂気を招いたカンボジアのクメール・ルージュ武闘派勢力(ポル・ポト派)の幹部が市民の党の機関紙『新生』に親密なメッセージを寄せていた事実はすでに産経新聞の報道で明らかになっているが、じつは80年代、斎藤まさしがもっとも力を入れていたのはフィリピンのマルコス独裁体制打倒、いわゆるフィリピン人民革命の支援であったという。荒との対談のなかで、「もう時効だからこの話しちゃうけど」と言いながら斎藤は「僕は、86年マルコスが追い出されたとき、マラカニアン宮殿に殺到したデモ隊の中にいたんです」と告白しているのだ。



斎藤 (前略)具体的にいうと1980年から86年の間、僕は1年の半分以上はフィリピンにいて、地下のCPP・NPA(フィリピン共産党・新人民軍)勢力と合法野党勢力、それからその他の反マルコス勢力をどうやって繋ぐかと、奔走していました


7年間ものあいだ、1年の半分以上も日本を空け、フィリピン革命のためにかけずり回っていたというのだ。しかも斎藤自身の弁によれば、その功績は並大抵のものではなかったようだ。


斎藤 統一戦線の発展で、ぼくの言うことは割合影響力があった。実際、予想外に早くマルコス政権は倒れたし、アジア最大の米軍基地もなくなった。(略)戒厳令下でデモひとつできなかった1980年から、アキノ暗殺を経て86年のマルコス打破ー米軍基地撤去に至るまでの急激な革命情勢の発展の渦中に、直接参加していました。その中で感じだことは、長年の社会の矛盾と人民の長期にわたる苦闘が、ひとつの事件を契機に予想を超えて一気に爆発的に革命的高揚に発展するという「革命の現実性」と、一方での党の役割の決定的重要性とその責任の重さでした。

荒 「同盟」はどうかかわっていたのですか。

斎藤 グループの総力をあげて支援していました。今、選挙に注ぎ込んでいるよりも多額の資金を支援した(笑)。彼らが一番困っていたのはお金だから。



アメリカの協力な庇護を背景に20年間続いたマルコス独裁政権を、組織の総力をあげて、日本での選挙よりも多額の資金を注ぎ込んで支援していたという。しかし、一国の書くねいに影響を及ぼすような、そんな莫大な資金がいったいどこから湧いて出てきたというのか?「背後にいたのは中国共産党ではないか?」「ひそかに朝鮮総連から献金を受けていたのではないか?」などと資金疑惑が取り沙汰される所以の一つだ。


前出『AERA』記事によれば斎藤の資金源は市民の党の地方議員らによる個人献金とカンパということだが、この時期にはまだ市民の党は結成されておらず(母体となった「MPD・平和と民主連動」は83年に結成)、そんな巨額資金がカンパで集まったはずもない。中国共産党や朝鮮総連の名前が出てくるのは、先述のように若いころの斎藤が熱烈な毛沢東主義者であったことや、現在の市民の党が朝鮮総連系大物商工人の所有するビルのなかに居を構えていることなどに由来するようだ。




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■参議院議員・山本太郎氏の黒い背後関係 2013.8.6



●参議院議員・山本太郎氏の背後にあるもの



参議院選挙で、リベラル、左翼、市民派の系統の政党の多くは、惨敗した。民主党は、結党以来最低の17議席という大惨敗だった。小沢一郎氏率いる生活の党は選挙区、比例代表とも議席を得られなかった。社民党は結党以来最低となる比例代表の1議席にとどまり、福島瑞穂氏は党首辞任を表明した。みどりの風は、改選の参院4議席全てを失った。落選した谷岡郁子氏は代表の辞任とともに政界からの引退を表明した。こうしたなか、「原発ゼロ」を唱えた無所属候補・山本太郎氏が東京選挙区で当選したのは、目を引く出来事だった。山本氏は、俳優で知名度は高いが、支持基盤はなく、当選の可能性は低いと見られていた。しかし、66万票以上を獲得し、4位で当選した。

山本氏が、内ゲバ殺人事件で知られる中核派の応援を受けていることは、ネット上では知られていた。中核派は機関紙「前進」で山本氏への支援を呼びかけ、選挙運動員を出して活動した。山本氏は、左翼過激派が擁立する市民運動家として注目された。山本氏は中核派の支援に対して「拒否しない」と述べたが、中核派が一方的に山本氏を支援したのではない。山本氏は中核派の反原発組織「NAZEN」の呼びかけ人に名を連ねているからである。「NANZEN」の事務局長は、中核派全学連の前委員長・織田陽介氏である。山本氏と中核派の関係には、浅からぬものがある。

だが、知名度と脱原発と中核派だけで、国政選挙で当選することは、不可能である。選挙に勝つには、さらに強力な支援者が必要である。実は、山本氏には、市民運動の選挙のプロ、「市民の党」の斎藤まさし(本名・酒井剛 さかい・たける)代表がついていた。酒井氏は山本陣営の裏選対の最高責任者だった、と「週刊文春」は8月1日号に書いた。酒井氏が街頭でマイクを握り、山本氏の選挙演説の前座をやっている映像が、ネットに掲載されている。



「週刊文春web」は、次のように掲載した。



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山本太郎氏の選挙参謀と菅直人元首相の“深い仲”2013.07.23 18:00



参院選に東京選挙区から無所属で立候補し、4位当選を果たした山本太郎氏(38)の選挙を取り仕切っていた人物が、市民の党の斎藤まさし(本名・酒井剛)代表だったことがわかった。

斎藤氏は「市民派選挙の神様」とも呼ばれる選挙プロ。斎藤氏は菅直人元首相と以前から親交があり、1980年の衆院選では菅氏を斎藤氏が応援している。この時、菅氏は4度目の国政挑戦で初当選を果たした。

斎藤氏が代表を務める市民の党は、よど号ハイジャック犯の息子と関係が深く、その派生団体は2年前に菅元首相の資金管理団体から2009年までの3年間で合計6250万円の献金を受け取っていたことが、国会で問題となったことがある。

今回の参院選では、斎藤氏は山本陣営のボランティアを統括し、裏選対の最高責任者として選挙を取り仕切ったという。

山本陣営の関係者によれば、都内に1万4000カ所以上ある掲示板に選挙ポスターを貼る作業を斎藤代表が指揮。公示の日に朝から1000人以上のボランティアをバスやレンタカーに分乗させて他のどの陣営よりも早く山本氏のポスターを貼り終えた。

斎藤氏は「菅さんとは消費税の増税をめぐって喧嘩別れして以来、口もきいていませんから、僕が菅さんの意を汲んで動くことはあり得ない」としている。

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この記事が書いた斎藤まさしこと酒井剛氏については、菅直人元首相との関係や菅氏の政治献金問題を、以前拙稿に書いた。その酒井氏が山本太郎氏の選挙を仕切っていたという。酒井氏は、北朝鮮と深い関係がある。一方、山本氏は、たかじんのテレビ番組で「竹島は韓国にあげてしまえ!」と発言したことが問題になったことがあり、極めて韓国寄りの考えを持っている。私が以前見た戦後大阪の在日朝鮮人を主人公にした映画「夜を賭けて」で、主役をやっていた。Wikipediaに2年ほど前には「兵庫県宝塚市出身。在日韓国人として宝塚市で生まれた。」と書いてあったという情報がある。

山本氏には、今回の選挙で事前選挙運動を行うなど、公職選挙法違反の疑いが出ている。だがもし本人が罪に問われることがなければ、これから6年間日本の国会議員として活動し、韓国・北朝鮮とも議員外交を行うだろうから、背後関係を押さえておく必要がある。

本稿は、参議院議員・山本太郎氏の背後関係について、過去の拙稿をもとに菅直人氏、酒井剛氏を中心に書くものである。



●菅元首相の政治献金問題



平成8年(1996)9月28日、鳩山由紀夫氏が旧民主党を旗揚げしたとき、菅直人氏もこれに参加した。菅氏は党の初代代表となった。菅氏は、市民運動上がりの政治家だが、菅氏は酒井剛氏の協力を得たことで、国政選挙に出て4回目にして初当選を果たした。菅氏は酒井氏とその後、ずっと付き合いを続けている。民主党結党の時点で、菅氏と酒井氏との付き合いは約15年になっていた。

菅氏は酒井氏を通じて、北朝鮮・よど号犯・新左翼系グループとつながりを持っている。このルートが民主党に北朝鮮の勢力が入り込む経路の一つとなっている。菅氏の資金管理団体は、平成19年から21年までの3年間に、酒井氏が代表を務める「市民の党」という地域政党に、多額の献金をしていたことが、国会で追及された。

菅氏をはじめとする民主党議員等は、「市民の党」ないしその派生団体に、巨額の献金をしていた。菅氏の資金管理団体「草志会」は、「市民の党」から派生した政治団体「政権交代をめざす市民の会」(以下、めざす会)に、平成19〜21年(2007〜2009)にかけて、計6250万円の政治献金をしていた。

「めざす会」は、酒井氏の呼びかけで、平成18年民主党衆院議員候補を選挙支援するため結成された。代表の奈良握(にぎる)氏は「市民の党」出身で、同党に毎年約150万円を個人献金したなど密接な関係を持っている。奈良氏は神奈川県厚木市議を7期務めている。

菅氏の資金管理団体「草志会」は、この「めざす会」に、平成19年には、5千万円をも多額の資金を提供した。この年、民主党から「草志会」に、計1億2300万円の献金があった。菅氏は当時、党の代表代行だった。菅氏は、献金について「自分が判断した」と言っている。民主党側からの献金で最も多い額だった。菅氏がいればこそ、民主党側から「市民の党」等に、巨額の献金がされたのである。

菅氏と「市民の党」側とのつながりは、菅氏だけものではない。「めざす会」には、鳩山元首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」も1千万円を献金していた。「市民の党」、及び「めざす会」を含む関係2団体に対して、平成20年(2008)当時菅氏が会長を務めていた民主党東京都連も献金していた。民主党の国会議員や地方議員による個人献金を含めると、民主党側からの献金は総額約2億500万円にも上る。

「市民の党」及びその派生団体への献金は、民主党の党ぐるみによる支援と見られる。献金は、民主党からの直接献金を隠すための迂回献金だった疑いが強い。民主党は、公党として、政党交付金を受ける。国民の税金がもとになっている政党交付金が、巨額献金の原資になっていた。民主党は国民の税金を怪しげな政治団体に回していたである。

この問題は、単なる政治献金の問題ではない。「市民の党」等の背後には、北朝鮮が存在するからである。この問題が国会で追及された時、当時の野田首相は、党の代表としてこの問題を明らかにし、民主党のあり方を正す意思がまったく見えなかった。むしろこの問題を国民から隠すために、菅氏が首相を辞任し、民主党の代表が替わったようにも見えた。



●「市民の党」と北朝鮮の深い関係



「市民の党」は、北朝鮮との関係が深い。同党には、日本人拉致事件容疑者の長男で、平成23年4月東京都三鷹市議選に立候補した森大志氏が所属している。

森氏の父親は、よど号ハイジャック事件のリーダー、故田宮高麿である。この事件は、昭和45年(1970)、赤軍派が日航機を乗っ取り、「日本革命」のために北朝鮮へ渡った事件である。田宮は平成7年(1995)11月30日に北朝鮮で死亡したとされる。森氏の母親は、昭和55年(1980)に石岡亨氏と松木薫氏を欧州から北朝鮮に拉致したとして、結婚目的誘拐容疑で国際手配されている森順子容疑者である。彼ら北朝鮮に奉仕する極左カップルの長男が森大志氏であり、森氏を選挙に擁立したのが、「市民の党」である。

この「市民の党」の代表が、山本太郎氏の選挙参謀をした酒井剛氏である。酒井氏は、2年前産経新聞の取材を受け、「10年ほど前に北朝鮮に行き、よど号の人間たちと会った」「その中には長男(註 森氏)の姉もいた。そうした縁もあり、長男が(日本に)帰国してからつながりがあった」と市議選擁立の背景を語っている。

森大志氏は、北朝鮮生まれで、金正日専制体制のもと、「日本革命」の戦士として育てられた。「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」会長の西岡力氏は、平成23年(2011)7月20日の産経新聞に書いた記事の中で、森氏は、今も「金日成主義による日本革命を目指す北朝鮮の工作員」との見方があり、選挙に担いだ「市民の党」も、「北朝鮮の対日政治工作を担う政治勢力ではないかという疑いがある」と述べている。その「市民の党」の代表である酒井氏が、今回の参議院選挙では、山本太郎氏の選挙を取り仕切った。山本氏は、極左カップルの子として北朝鮮で生まれ、「日本革命」の戦士として育てられた森大志氏のように、酒井氏が推すべき理由を持っているのだろう。

山本氏を支援した酒井氏率いる「市民の党」の機関紙には、以前田宮高麿やポル・ポト派元幹部が寄稿していた。菅直人氏はその機関紙に約30年前から投稿したり、インタビューに応じたりしてきた。酒井氏は、菅氏について、「国会議員になる前から知っている。田英夫(でん・ひでお)さんからの紹介だ。30年ぐらい前、菅氏が4度目でやっと初当選した選挙も応援していた。ずっとケンカしながら一緒にやってきている」と述べている。

菅氏は、市民運動から国政を目指したが、3回選挙に落ち、4回目で初当選した。菅氏は、故田英夫から酒井氏を紹介され、選挙に協力してもらって、当選できた。以後、30年に及ぶ付き合いだということだろう。菅氏もまた酒井氏が推すべき理由を持っていたのだろう。菅直人ー森大志ー山本太郎の三人には、共通項があるはずである。その共通項が、参議院議員・山本太郎氏の黒い背後関係の核心部分に存在するものだろう。



●田英夫と酒井剛氏の関係



田英夫(でん・ひでお)は、社会党・社民連系の参議院議員だった。ジャーナリストでニュースキャスターの草分けだった。田は、昭和43年(1968)、韓国の朴大統領暗殺未遂銃撃事件が起こったとき、韓国による「ヤラセ」だと言った。実際は、北の工作員である在日朝鮮人・文世光による犯行だった。大統領夫人は銃撃を受けて死亡した。これを「ヤラセ」と言い切った田は、北朝鮮のシンパ、あるいはそれ以上の存在だったことは間違いない。

田英夫は国会議員でありながら、「MPD・平和と民主運動」という政治団体の中心人物でもあった。彼とともに活動し、その活動を継承しているのが、酒井氏である。酒井氏は、一時田の娘婿だった。

「MPD・平和と民主運動」は、平成8年(1996)に「市民の党」に改称した。この年、鳩山由紀夫氏、菅直人氏らが民主党を結成した。菅氏はその初代代表になった。菅氏と酒井氏の関係は、その後も、ずっと続いている。

「市民の党」は、「MPD・平和と民主運動」の時代から、東京都千代田区平河町1−3−6龍伸ビルに所在する。「市民の党」が入っている龍伸ビルの窓には、故人だというのに「田英夫事務所」というポスターが貼ってある。

龍伸ビルの建物の一部の権利は、具本憲という人物が所有している。在日朝鮮人の実業家であり、在日本朝鮮青年商工会中央常任幹事を務めた人物である。具本憲氏の父・具次龍は、「朝銀の陰の理事長」「北朝鮮への送金王」として知られた在日朝鮮人の大物だった。

このことは、「市民の党」が北朝鮮と強いつながりがあることを示す。こうした政党に、菅氏をはじめとして民主党側は巨額の献金をしていたのである。それゆえ、民主党側からの献金は、政治団体を窓口とした北朝鮮への支援だったのではないかと疑われる。北朝鮮による対日工作活動への資金援助となっていた可能性がある。その手引きをしていたのが、菅直人氏だとすれば、わが国は、とんでもない政治家を首相にまでしていたものである。



●酒井剛氏の巧妙かつ悪質な手法



「市民の党」の代表である酒井剛氏は、斉藤まさしという名前も使っている。上智大学の学生時代には、ML派(毛沢東主義)だった。その後、日本学生戦線・立志社・「MPD・平和と民主運動」等を経て、市民派の選挙運動を行ってきた。堂本暁子氏(元千葉県知事)や田嶋陽子氏(法政大学教授)の選挙参謀として名を馳せ、「市民派選挙の神様」といわれる。平成16年の季刊誌「理戦」の対談記事で、酒井氏はこう語っている。「僕は、革命のために選挙をやっている」「目的は革命なんだから、最終的には中央権力を変えなければならない。だけど革命派が強い拠点地域を作っていくことは重要です」と。市民派というのは表向きで、日本の権力を握るのが目的である。今回の参院選で山本太郎氏の選挙参謀をしたのも、同じ考えでやっているものだろう。

酒井氏は、初対面の人を前にして、菅氏や小沢一郎氏に直接電話をかけ、民主党への影響力を誇示していたという。また、市民の党関係者によると、「ブラックカードをいつも財布に入れて持ち歩いていた。政治団体の代表という職でなぜ持てるのか疑問だった」という。ブラックカードは、限度額無制限のクレジットカードである。資金面には謎の多い人物だったらしい。

酒井氏は巧みな選挙戦術で議員候補を次々当選させ、選挙協力の見返りに民主党内に秘書を送り込んでいた。議員秘書や地方議員となって固定収入を得るようになった「市民の党」のメンバーは、給与や報酬を個人献金などの形で、党に納付。酒井氏は、こうした資金等を用いて政治活動を行うとともに、人件費として、各メンバーに給与を再配分していた。酒井氏は彼らに月15万〜20万円の給与を再配分し、メンバーはその給与で生活をしていたとみられる。それゆえ、民主党議員の秘書採用は「市民の党」への実質的な資金援助になっていた可能性がある。

政治資金規正法では、個人献金の上限額は1団体に対して150万円までと定められているが、民主党国会議員の関係政治団体など複数団体を迂回させる方法で、1人あたり年数百万円の献金をさせていた。政治資金収支報告書によると、「市民の党」や派生団体に対する所属議員16人からの個人献金額は、3年で1億3000万円を超す。立川市の市会議員は、年収約672万のうち、1年間に410万円も献金していた。常識ではありえない話である。

「市民の党」がこうして入ってくる資金を、人件費として支出した場合、政治資金規正法では、人件費は誰にいくら払ったのかを開示する義務はない。酒井氏の方法は、法の穴を突く脱法的なやり方と見られる。また、献金に際して、秘書や地方議員らメンバーは、総務省から「寄付金控除」の申請に必要な書類の発行を受けており、税制上の優遇措置を受けていた可能性がある。

極めて巧妙かつ悪質なやり方である。政治家・山本太郎氏の参謀となった酒井氏は、これから熟練のプロとして脱法的な手口を駆使してくるだろう。「原発ゼロ」という大衆をひきつける美しく、理想的なスローガンのもとで。



●菅氏の政治献金問題はウヤムヤに

 

菅氏の資金管理団体「草志会」から「めざす会」に渡った献金額は、6250万円。平成19年(2007)には、限度額上限の5000万円が献金された。この年は、参院選と統一地方選が重なった年である。献金は、選挙の支援と協力だった可能性がある。この年の「市民の党」の人件費は、際立って多く、公職選挙法で禁止されている選挙運動者への金銭供与の疑いがある。

菅氏は、23年8月8日の参院予算委員会の答弁で、献金の目的を訊かれ、「ローカルパーティー(地域政党)との連携・支援のため」と明確な説明を拒んだ。酒井氏との関係についても、首相は「会って話したことがある」と述べるにとどめ、具体的な説明を避けた。

自民党の古屋圭司参院議員は、酒井氏の証人喚問を求めた。真相解明のために、国会は早急に喚問を実現し、酒井氏から菅氏との関係や献金目的、使途、参院選の選挙運動などを詳しく聴取する必要があった。

草志会は平成19年に「めざす会」に対し、計5千万円を計8回に分けて献金した。自民党の西田昌司参院議員は税理士でもあり、この点を徹底的に追及した。23年8月11日参院予算委員会で質問に立った西田氏は、「めざす会」の帳簿上が平成19年5月8日の時点で資金残高が「マイナス」となっていたことを指摘した。5月25日に民主党本部からの3千万円の寄付を受領するまでは現金が足りず、5月8日に行った「めざす会」への500万円の寄付は、不可能だったはずである。帳簿上の不足金額は、その日の時点で357万1033円。14日には最大の658万5593円にのぼった。しかし、草志会の報告書には借入金等の記載はなく、西田氏は「存在しないカネをどこから持ってきたのか、明らかにすべきだ」と切り込んだ。

西田氏は、「残高がマイナスになることはありえず、収支報告書の記載はでたらめだ」として、政治資金規正法の虚偽記載にあたる可能性を指摘した。菅氏は、寄付について「私が判断をした」と答弁しており、収支報告書の記載の責任は、事務担当者ではなく菅氏にある。

菅氏は、23年3月11日に起こった東日本大震災の対応の悪さで国民の支持を失い、同年6月2日に辞意を表明したが、その後も権力の座に執着し続けた。その菅氏が政治献金問題で追及されると、さっと身を引いた。私は、この問題が解明されるのを避けるために、逃げたのだと思う。

菅氏は首相を辞任する直前に、突然、朝鮮学校の授業料無償化の適用審査の再開を指示した。辞める最後の最後に、北朝鮮の学校の利益を慮る。ここまで金正日専制国家に肩入れするのは、尋常ではない。

国会議員は、菅氏の政治献金問題の真相解明に努め、菅氏の政治的・道義的責任を追及すべきだった。当時神奈川県の住民らが政治資金規正法違反罪で、菅前首相に対する告発状を東京地検特捜部に提出し、受理された。私は一国民として、司法の場で事実関係と法的責任を明らかにしてもらいたいと願ったが、国会では政治献金問題はウヤムヤに終わり、菅氏の巨額政治献金問題は不起訴に終わった。菅氏を巧みに利用していた酒井氏も、国会に喚問されることなく、法廷で裁かれることなく終わった。その結果、堂々と山本太郎氏の街頭演説の仕切りもできているのである。



●青山繁晴氏は「北朝鮮の日本侵食」と分析



政治・経済・国際関係等に高い見識を示す青山繁晴氏(独立総合研究所社長)は、関西テレビの番組「スーパーニュース・アンカー」23年7月13日放送の「青山繁晴のニュースDEズバリ」で、民主党の政治献金問題を鋭く追及した。

青山氏は、この問題のキーワードは、「北朝鮮による日本侵食」だと述べた。捜査当局は、かなり前から綿密な捜査をしており、捜査線上に6人の民主党議員の名前が上がった。そのうち突出しているのが、当時衆議院議員だった鷲尾英一郎氏と黒岩宇洋氏だと青山氏は指摘した。

鷲尾氏は、民主党の中では保守系の若手議員として知られる。民主党内の「慰安婦問題と南京事件の真実を検証する会」の事務局長を務め、映画「南京の真実」の賛同者に名を連ねた。永住外国人の地方参政権には慎重は姿勢であり、日本会議国会議員懇談会に加盟するなどしている。現在も衆議院議員である。

新潟出身の鷲尾議員は、北朝鮮による日本人拉致問題に取り組んできた。万景峰号の入港反対デモにも参加した。当時も現在も、「衆議院北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会」の理事をしている。そういう政治家が、実は拉致容疑者親族周辺団体に深く関わっていたのである。

鷲尾氏の関係する団体に、「わしお英一郎東京応援団」(以下、わしお応援団)という団体があり、22年夏に解散していた。「わしお応援団」は「市民の党」と所在地が同じだった。東京都千代田区平河町1−3−6龍伸ビル。ビルのオーナーは在日朝鮮人の大物実業家である。しかも、「市民の党」の代表が「わしお応援団」の会計責任者を務め、「市民の党」の事務担当者が「わしお応援団」の事務担当者を兼ねていた。そして、「わしお応援団」は、「市民の党」に約337万円の献金をしていた。

また、「わしお応援団」は、「市民の党」から派生した「めざす会」にも、約350万円の献金をしていた。鷲尾氏の関係団体には、「わしお会」という団体もあり、昨22年夏、解散している。「わしお会」も「市民の党」と所在地が同じであり、「市民の党」の代表が「わしお会」の代表をし、「市民の党」の事務担当者が「わしお会」の事務担当者を兼ねていた。「わしお会」も「めざす会」に、約96万円の献金をしていた。一方、「市民の党」から「わしお会」には約280万円、「わしお応援団」には、約330万円が献金されている。 これらは、すべて政治資金収支報告書から明らかになった。

「市民の党」「めざす会」と「わしお応援団」「わしお会」の間で、同じ人間が仕事をし、政治献金をぐるぐる回していた。一体、なぜこんなことをしていたのだろうか。

鷲尾氏は、当時も現在も「北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会」の理事をしている。表では、北朝鮮による拉致問題を糾弾し、解決をめざす政治活動をしていながら、裏では、拉致容疑者親族周辺団体と、人間も会計もつながっていた。民主党から「めざす会」への巨額の献金を流す経路に、鷲尾氏とその関係団体が存在した。

さらに驚くべきことに、鷲尾氏は平成21年(2009)2月までの4年間、「市民の党」の代表である酒井剛氏を公設第1秘書にしていた。本稿で書いてきたように、酒井氏は極めて問題の多い人物である。鷲尾氏は、衆議院議員として、酒井氏を含む「市民の党」のメンバー2人を秘書に採用していた。公設秘書には国費から給与が支払われる。酒井氏は、自ら鷲尾議員の秘書になることで、国民の税金から資金を得ていたのである。国会議員は強力な国政調査権を持っている。その補佐を行う公設秘書を、酒井氏のような人物がしていたということは、恐るべきことである。国家の機密情報が北朝鮮や左翼団体に流出した可能性がある。今後、酒井氏は、自ら参議院議員・山本太郎氏の秘書になるか、「市民の党」のメンバーを秘書に送り込むことが考えられる。憂慮すべきことである。

当時民主党の衆議院議員だった黒岩宇洋氏の関係政治団体も、「めざす会」に献金を行い、選挙応援を行っていた。黒岩氏も「市民の党」「めざす会」と献金の流れで関わっている。黒岩氏の政治団体「越後の暴れん坊」から「めざす会」へ約392万円、「市民の党」から「暴れん坊」へ約328万円の献金がされている。黒岩氏も鷲尾氏と同じく、新潟が地盤だった。黒岩氏は問題が発覚した当時、法務政務官だった。本職は北朝鮮拉致問題等について、公安調査庁等から直接情報を得ることができる立場である。特別委員会の理事をしている鷲尾氏もそうだが、国家機密の情報に触れ、それを外国に流すスパイ行為に関わっていなかったかが疑われよう。

民主党と北朝鮮の関係の闇は、深い。表の下に裏があり、裏の奥に、またその裏がある。民主党と北朝鮮の関係の闇を、明るみに出さねばならない。国家の背骨・脳髄に巣くう病を除去しなければ、日本の再建はできない。国会議員は、国政調査権を行使して、再度この問題を徹底的に解明してほしい。それをしっかりやらないと、表で動く政党や政治家は、そのたびに替わっても、北朝鮮による「日本浸食」を根絶できない。



●山本太郎氏のさらなる背後関係



山本太郎氏は、無所属の参議院議員だが、酒井剛氏を通じて、菅直人氏をはじめとする「市民の党」支援の民主党の政治家たちとつながっている。民主党は、片方で韓国と異常に深い関係を持ち、もう片方で北朝鮮との間に闇を抱えている。朝鮮半島の南と北の両方から、侵食されているのである。民主党は、外国人の党員、サポーターになれる政党であり、純然たる日本の政党ではない。韓国・北朝鮮の両方から党の中枢まで食い込まれ、半ばコリア化している。そういう政党が、一時わが国の政治を担った。今も昨年末の衆院選で政権から転落し、今夏の参院選でも大幅に議席を減らしたとはいえ、今なお57人の衆議院議員と、61名の参議院議員を擁している。民主党内の良識派が党の改革をすることができなければ、日本の国民がこの状況を刷新するしかない。

山本氏は、左翼系の市民団体や中核派ともつながっている。社民党の福島瑞穂氏は、社民党と山本氏の連携を志向していると報じられる。またこうした様々なつながりの先に、在日韓国人団体及び朝鮮人団体が存在するという見方もある。

山本氏の背後関係の核心部分には、何があるか。私は、二つの可能性があると推測する。一つは、北朝鮮という国家である。北朝鮮は、金正恩を最高指導者とする国家の中枢部が、日本への工作活動を指揮している。山本氏の背後で、様々な政治家、市民運動家、市民団体、政治団体等を通じて、日本の政治に深く食い込み、日本を利用して、北朝鮮の主導によって朝鮮半島の統一を図とろうとしていると考えられる。もう一つは、韓国に本拠を持つ組織である。在日韓国人・朝鮮人や市民団体等に働きかけ、日本を弱体化させ、韓国の主導によって朝鮮半島の統一を図ろうとしていると考えられる。

「原発ゼロ」という山本氏のスローガンは、どちらの可能性にとっても日本での政治的工作において、選挙で票を集められる有効な手段である。脱原発の強調は、国論を二分させ、国民の統一を妨げる効果がある。脱原発は、長期的にはわが国の目指すべき目標ではあるが、しっかりした計画と総合的なエネルギー政策を欠いたまま、急激に進めると、わが国の経済に大きなマイナスをもたらし、日本を弱体化させる。それが、左翼や外国勢力が脱原発を強調する理由だろう。山本氏は「原発ゼロ」をスローガンとする親コリアの国会議員として、彼らは大いに利用するだろう。

山本氏は、「竹島は韓国にあげてしまえ!」と発言し、極めて韓国寄りの考えを持っている。韓国が竹島を領有すれば、仮に北朝鮮が半島が統一した時には、統一者の領土となる。どちらにしても、日本ではなく、朝鮮半島国家のものとできる。山本氏にとっては、竹島を韓国に、原発をゼロに、という二つは、別のことではない。一つの政治目的のもとに発信されていると見る必要がある。

わが国では、現行憲法に、国民の憲法尊重義務が明記されておらず、国家忠誠の義務が規定されていない。刑法の第84〜87条はGHQに削除されたままであり、通牒利敵行為に対処する条項が欠落している。スパイ防止法も制定されていない。そういう国であるから、外国勢力が日本の政党の中枢に忍び入ったり、有力な国家議員に接近して利用したり、国家の外交・法務・防衛等の重要機関に協力者を作って工作することは、容易だろう。日本は「スパイ天国」といわれるほど、ほとんど無防備な状態にある。まして国会議員自身が、もともと通牒利敵の意図を以て国政に参画している場合は、厚く身分を保障されているので、本人が自由に活動できる。

こうした現状では、反日勢力はやりたい放題である。最低限の措置として、在日外国人の通名使用を禁止し、国政選挙の立候補者には三代前までの国籍・帰化履歴をプロフィールに公開するようにすべきである。米国は、三世代にわたり家系や血縁関係・宗教を公表している。人権侵害でもなんでもない。逆に国民の「知る権利」を強化すべきである。

山本氏の場合、Wikipediaに2年ほど前には「兵庫県宝塚市出身。在日韓国人として宝塚市で生まれた。」と書いてあったという情報がある。山本氏は「竹島は韓国にあげてしまえ!」という発言をしており、極めて韓国寄りの考えを持っている。東京選挙区では66万人以上の有権者が山本氏に投票した。国政選挙に当たり、もし国籍・帰化履歴を候補者のプロフィールに掲載していたら、有権者は重要な情報として参考にしただろう。山本氏についてよく知らずに投票し、彼を国会議員にした人々には、その選択を悔いている人たちがいるだろう。本稿が参考になれば幸いである。また日本の現状を憂える人々は、日本の正常化をともに進めよう。





■「全部言うと繋がり・・・」

しかし、マルコス独裁体制は倒れたが、斎藤が物心両面から支援したフィリピン共産党(CPP)は政権の座に着けず、新たに樹立されたのはコラソン・アキノ政権だった。路線対立が表面化した斎藤とCPPは結局袂(たもと)を分かち、日本に戻った斎藤は主に無党派候補の選挙ボランティアに本腰を入れるようになる。



荒 さて、斎藤さんは選挙で、いろんな人を当選させてきました。僕が知っているかぎりでも、田(英夫)さんでしょう、堂本(暁子)さんでしょう、喜納(昌吉)さんでしょう。他に当選させた人は誰ですか。

斎藤 全部言うとつながりがばれちゃうからなー。差し障りのない範囲で言うと、他には、中村敦夫さんとか、広島の秋葉忠利市長とか、新潟の黒岩宇洋(たかひろ)君とかね。

荒 分との黒岩(卓夫)さんの息子さんですね。



どうやら、全部バレては困るようなつながりがあるようなのだ。


国政・地方併せて、斎藤まさしはおよそ30年のあいだに千数百の選挙にかかわっている。


斎藤が「差し障りのない範囲で言」った「(全学連のリーダーだった)ブントの黒岩さんの息子さん」である黒岩宇洋法務政務管(民主党)が5月を月の衆院法務委員会でやり玉にあげられている。5月11日と17日の質問に立ったのは自民党の河井克行と柴山昌彦だった。


5月11日、河井克行はまず09年に黒岩の関係団体「越後の暴れん坊」が市民の党所属の横浜市議・井上桜から139万円の寄付を受けている点を指摘。この井上は01年、同僚議員とともに議会での国旗掲揚に反対して騒ぎを起こして退場を命じられ、その翌月、報復措置として6時間にわたって議長席を不法占拠して除名処分を受けたことのあるという、いわくつきの地方議員だった。


この献金と井上の起こした事件について黒岩は「知らない」「承知していない」と躱(かわ)したが、翌
週の柴山昌彦の質問で、この井上桜が、黒岩が初当選を果たした02年の参院補選でウグイス嬢を務めていたこと、事件後黒岩が井上に激励のメッセージを送っていたことなどが暴露されてしまう。そして姑息にも黒岩は、ナット上の日記に公開していたこの事実を前週の河井の質問の直後にこっそり削除していたのだ。


さらに河井克行は「越後の暴れん坊」が市民の党からカネを受け取っていたばかりでなく、09年には392万円もの献金を市民の党におこなっていた事実を指摘した。しかもその市民の党から、よど号ハイジャック犯のリーダー・田村高麿とその妻で日本人拉致事件の容疑者・森順子の長男・森大志が三鷹市議選候補として擁立されていたこと、「越後の暴れん坊」の会計責任者が武蔵野市で市議をしている山本ひとみ(市民の党)であることにも言及した。国会でこれらの事実が指摘されたのはこの時が初めてだった。



河井 多額の献金をした民主党の名前を付した、しかも現職の大臣政務官が、今公安調査庁を所管する法務省の最高幹部のお一人でいらっしゃる。しかも、あなたは衆議院で政務官になる前に北朝鮮拉致問題特別委員会の筆頭理事や委員をお務めでしたね。(略)

黒岩 平成21年になります。

河井 まさにあなた自身が拉致特の筆頭理事をお務めの時に、あなたの名前を付した政治団体が市民の党に多額の献金をしてきている。そして、あなたご自身の選挙区は新潟ですね。たくさんの拉致事件が発生したところ。(略)そういう厳しい選挙の中で、あなたの名前を付した政治団体から出たお金によって市民の党の政治活動、選挙活動が営まれた。それによって、先ほど長官からお答えがあったように北朝鮮、例のよど号ハイジャック、そういったことにまつわる人たちのご家族が出た選挙に対して、あなた自身の名を付した政治団体のお金がいっているということについてどのような認識を抱いていらっしゃるか、お答えください。



この後ヤジが飛んで委員会は騒然となるのだが、これだけの問題を抱えた黒岩宇洋が「差し障りのない範囲」であるというなら、差し障りがある候補者とはいったいどんな人達なのか。




■「一番自由なのは民主党」

「30年間革命の他に何も考えたことがない」という斎藤まさしだが、この人物は決して硬直した左翼教条主義者ではない。むしろ現代社会のなかでいかに現実に革命を起こすかを冷徹に模索するプラグマティストである。たとえば、荒岱介との対談のなかで、斎藤はこんなことを言っている。


荒 それで、選挙で人を推すときの基準は何ですか。毛沢東思想とかレーニン主義とか言うのだから、当然何かイデオロギー的な基準があるわけですよね。

斎藤 イデオロギー的な基準というより、政治的な基準ですね。(略)

僕の当面の戦略的な政治目標は自・公政権を潰すこと、つまり政権交代です。自公政権を倒すために有効な選挙なら、基本的にやる。日本帝国主義と戦うためには蒋介石とも手を組むという毛沢東の統一戦線戦術ですよ。(略)

荒 なるほど。斎藤さんとしては、今は「自・公を倒す」「政権交代」が政治的な基準なわけですね。

斎藤 それが革命の一つの結節点だから。



つまり、選挙で応援する候補者を選ぶ基準はイデオロギーではなく、プラグマティズムなのである。何のためのプラグマティズムかといえば、「自・公政権を倒す」ための、そして「(革命の結節点としての)政権交代」のためのプラグマティズムであり、そのための手段としての選挙なのだ。民主党のなかでは保守派と言われた鷲尾英一郎の選挙応援を買って出た理由もこれで説明ができる。


ようするに、表から入るか裏から入るかの違いはあるが、政権奪取のために民主党に潜り込んだ小沢一郎の手法とやり方は一緒なのだ。ただ、小沢と決定的に違うのは、斎藤には政権交代後に「共産主義革命」という明確なピジョンがあることだ。


斎藤はまたこうも言う。


「革命の一手段として選挙を最大限に使いたい」
「僕は革命のために選挙をやっている」


この対談がおこなわれた04年は、民主党と自由党が合流した、いわゆる民由合併の翌年である。政策的にはまるで水と油に見えたこの両党の野合を、斎藤は批判するどころかきわめて肯定的に評価している。



荒 今は結局、民主党に肩入れしているわけですね。

斎藤 結局というか、はたして民主党で政権交代が可能かどうか、だいぶ考えた末の戦略です。決定打になったのは、民主党と自由党が一緒になったことですね。小沢さんと菅さんが一緒になったことで、圧倒的な野党第一党が生まれた。これは大きな変化だと僕は見ています。


さらに続けて斎藤は、「党内が一番自由なのは民主党です。社民党はいわゆる『護憲論』でゴチゴチで、共産党には僕らが活動する自由なんかありません。」とも言っている。


つまり、綱領もなく「選挙互助会」と揶揄されることもある野合政党の民主党のなかには、「元過激派」で、「三度の逮捕歴」があり、「毛沢東思想とマルクス・レーニン主義で革命を起こそうと現在も思っている」斎藤まさしが好きなように活動できる自由があるということだ。だからこそ彼は民主党に狙いをつけたのである。やはり、この男は思想家ではなく政治家であり、職業的な革命家なのだ。


そして現在、市民の党は選挙協力と政治資金で民主党の手足を縛り、民主党選出議員の秘書や関連団体の事務局にメンバーを送り込んで政策決定にも影響力を及ぼしているのではないかと推察される。というのも、斎藤まさいしは鳩山前首相が「東アジア共同体構想」を言い出すずっと前から、同様の提唱をしているのだ。



荒 (略)それで斎藤さんが言うような革命をやった国は世界のどこかにあるんですかね。

斎藤 もし本当にEUが一つの国になり、大統領制を敷いて、貧富の格差を解決していくような政策をとれば、可能性はあるでしょうね。

荒 EUに対抗する「東アジア共同の家」とかではどうですか。

斎藤 僕は昔、固い言葉で、「東アジア統一社会主義革命」と言っていました。それは僕の唯一の「政治の師」である宇都宮徳馬先生の教えでもあるんだ。日本・朝鮮・中国・ベトナム(略)この4つが共同体を作れたら、世界は全然違ってくると思う。



宇都宮徳間については、「北京直結のエージェントとも、あるいは金日成直属のエージェントとも、あるいはその両方だったとも目されたこともある」(公安筋)との説もあり、70年代、80年代と、自民党で唯一アジアの共産圏と外交チャンスを待つ議員だった。その宇都宮を「唯一の師」と仰ぐ斎藤まさしの言動が、中国共産党・朝鮮労働党の意向を受けていないという保証はあるのか。

 

斎藤自身の弁によれば、86年のフィリピン革命に「割合影響力があった」という斎藤の支援も手伝ってマルコス独裁政権が倒れた。斎藤がつくった「地下組織=同盟」は「グループの総力をあげて支援していた」という。


この革命によってアジア最大の米軍基地は撤去され、その結果として現在南シナ海を我が物顔で泳ぎまわっているのが中国海軍である。


「地下組織=同盟」は現存するのか。もし現在も存在するというなら、民主党をはじめとする日本政界のなかに深く根をおろしているのではないか・・・。それを思うと、背筋が凍るような戦慄をおぼえた。(文中敬称略)

                                                       (終)


元俳優の山本太郎を使って革命を目指す斉藤まさしの姿が良くお分かりになったでしょう。

監督の指示に従って演技をする、山本太郎は未だに役を演じているように見えますね。

しかし、その俳優は色々問題のある人物だった。

週刊新潮に強姦魔だと書かれても、名誉棄損で訴えることが出来ない。法廷で争う事が出来ない山本太郎という男を担いでしまった。

ME TOO のプラカード持ってパフォーマンスしていた議員達は山本太郎に強姦されたと勇気をもって告発した女性にはダンマリか!

未成年の女の子を強姦しても、革命家斉藤まさしの書いたシナリオ通りを演じておけば、参議院議員にもなれるか。

もし、事実じゃなないのなら、何故週刊新潮を訴えないのか?




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「山本太郎を操っている?」斎藤まさしに全て聞いた(Newsweek)
2019年10月29日(火)16時45分 大橋 希(本誌記者) Newsweek Japan 


<日本政界の異端児・山本太郎との出会い、その評価、れいわ新選組の政策の出元、命を狙われる危険性、野党共闘の可能性......。山本の「ブレーン」と噂される男が饒舌に語った>

菅直人の衆議院議員初当選(1980年)の選挙を手伝い、以来40年間、数々の選挙に関わってきた市民運動家で選挙ボランティアの齋藤まさし。2009年の民主党による政権交代にも関わり、れいわ新選組代表の山本太郎の初当選をお膳立てしたのも彼だ(2015年の静岡市長選で公職選挙法違反で有罪となり、現在は公民権停止中の立場)。

 

ネット上では「極左の活動家」と言われ、山本太郎と彼との関係を不安視する声もあるが、6年間、山本を近くで見てきたのが斎藤であることは確かだ。山本本人は、「年に2〜3回はお茶を飲んだり、意見交換する。でも選挙に関わる話を具体的に指示してもらうことはない」と言っている。

11月5日号の特集「山本太郎現象」では、山本を知る関係者の1人として斎藤にも話を聞いた。

――山本太郎さんとの出会いについて。

2012年の10月下旬ぐらいかと思う。野田(佳彦)くんが衆議院を解散するという、ほぼ確実な情報が入ってきた。僕は菅(直人)さんが消費税10%を容認し、TPP(環太平洋経済連携協定)を持ってきた時点で民主党支持はやめていた。

民主党の中にも「民主党じゃダメだ」と言う人はいたし、国民も既存の政党を信用していないから、永田町の外から新党を作ろうという話が出てきた。そこで当時の滋賀県知事で現・参院議員の嘉田由紀子さん、菅原文太さん(故人)や坂本龍一さんといった人たちに呼び掛けてもらい、そこに議員が合流する形で新党を作ろうということになった。その呼び掛け人の1人に上がったのが山本太郎だったんです。

彼が反原発のデモを始めた頃から、僕は注目していたので、ある人を介して、十数名の国会議員と一緒に彼に会った。そのときが初対面だったけど、「呼び掛け人になるだけじゃなくて、(あなたも)選挙に出るしかないだろう」と言っちゃったんですよ。本当に原発を止めたいなら、ほかに方法はあるか? 政権取るしかないんじゃない、と。

でも、そのときは反応がなかったし、連絡先の交換もしなかった。ただ、そのあとで衆院選が近づいたとき、友人を介して、太郎のほうから「会いたい」と連絡が来た。会ってみたら、「衆院選に出る」と。そのときは橋下徹が出るという噂もあって、「大阪で橋下が出たら自分がぶつかって出たい」と、太郎は言っていた。それが一番メディアの耳目を引くことになるから、それで原発を訴えたい、という話だった。

結局、橋本は出なかったので、太郎も出るか出ないか直前まで迷っていた。選挙区の候補はいろいろあったが、東京の自民党で一番の強敵である石原伸晃がいる杉並(東京8区)にしたいと彼は言っていた。公示の前日の夕方に代々木の喫茶店で太郎を含めた4人で話をして、最終的にそこに決めた。僕は「杉並だと勝てない。東京1区はどうか。必ず勝たせる」と言ったんだけど、本人は勝てると思っていたんじゃないかな。知名度や、反原発をやっていることで、多少自信があったと思う。

今でも僕の中でいちばん印象に残っているのは、この代々木の喫茶店でのこと。もう1つは、この衆院選に負けた後のこと。一緒に飲んだり、朝まで歌ったり、喧嘩もしながら結構付き合った。(2013年7月の)参院選に出ると決めるまでの約半年間は、彼が非常に悩んだ時期なんですよ。参院選の2カ月くらい前に、彼から「東京選挙区で出たい」と言われ、やる以上は今度は勝とうぜ、って僕は言った。その頃のことが、2番目の思い出かな(*この参院選で初当選)。


Photograph by Hajime Kimura for Newsweek Japan

――山本さんは裏表なく、気配りもできるというのが周囲の人たちからの評判。ただ、善人には政治家は務まらないとも言うが......。

今までの政治がそうだったから、日本がこんなひどいことになっているわけ。

僕はずっと選挙に関わってきた人間です。平成の30年間って日本が没落する30年間で、それをずっと見てきた。僕は消費税は導入前から反対で、廃止をずっと言い続けてきた。(れいわ新選組の公約である消費税廃止は)新しいアイデアでも何でもないけど、そんな当たり前のことを今までの政治家は誰も言えなかった。

菅直人だって、やっぱり既存の政治システムから離れられなかった。僕が一緒にやった80年のダブル選挙で、彼はいきなりトップ当選。すると、とたんに山岸(章)さんという連合(日本労働組合総連合会)の会長が接近してきた。やっぱりそのほうが楽なの。金もくれるし、連合を味方にすれば野党の中でのし上がれるから、やっぱり菅はそっちを選んだ。

僕が見る限り、(山本太郎は)最初から一貫して、既存の政治システムに対して否定的で、それに依存しないで新しい政治を作ろうとしている。僕は6年間付き合ってきたけど、そこは一度もぶれていない。ただ、今も野党共闘を呼び掛けているように、既存の政党を全否定しているわけじゃない。

今の野党は、人々の生活にかかわる問題、主に経済政策でアベノミクスに対抗するものを提案できていない。だから、太郎はそれを何とかやろうとしている。実は(れいわの公約は)太郎が作った政策ではない。鳩山(由紀夫)さんや経済学者の植草(一秀)さんがやっている「オールジャパン平和と共生」というグループがあって、基本はそこの運営委員会で煮詰めた案なんです。

あの案は太郎にだけじゃなくて、立憲民主党や国民民主党の幹部にも、「政権を取るためには、これでまとまれ」と昨年から提案している。最低賃金1500円にしたって、奨学金チャラにしたって、どこの党にも提案している。れいわだけが、(公約として)ほぼ丸のみしてくれた。

連合も、消費税を10%に上げろと要望した。だから立民も国民も、消費税については連合とぶつかっている。連合はしょせん労働者の10%台しか組織していなくて、基本は正社員だけ。今は労働者の4割が非正規で、8割は連合に組織されていない人たち。そうした未組織の労働者、TPPやFTA(自由貿易協定)でつぶされている一次産業の従事者、中小零細企業と個人事業者、あとは無年金の老齢者とか障害者などいわゆる社会的弱者と言われる層が、今の政治で一番苦しんでいる。人口の8割を占める彼らが「俺たちの政党だ」と思えるものができれば、政権交代なんて一発でできる。


Photograph by Hajime Kimura for Newsweek Japan

――そうした点は、山本さんも最初から理解していた?

彼の中には最初から、貧しい人や弱い人への共感がある。それが原発事故で動き出した。論理的にどうこうでなく、彼はすべて感性から入る。でも国会議員になってからの6年間で、国会で質問するためにあらゆる分野で資料にあたり、本を読み、いろんな人の話を聞いて勉強した。そんな議員がほかにいないこともないけど、いちばん血肉化しているのは山本太郎。

6年前の参院選のときは、防弾チョッキは手に入らなくて、防刃チョッキを着て(選挙運動を)やっていた。彼の場合はその主張からして、命を狙われる危険も感じたわけですよ。カミソリの刃が送られてきたりして、大変だった。僕は、「こいつは命をなくしてもやる、という覚悟で出たんだな」と感じた。その投票日に、いきなり「今日、子供が生まれた」と打ち明けられた。彼女がいることも、子供ができていることもまったく知らなかった。今から思えば、それが彼に再び選挙に出る覚悟を決めさせた要因だったかな、という気がする。

彼は大臣や総理になっても、よっぽどのことがないとSP(警護官)は付けないんじゃないかと思う。ある意味、SPはその人の情報を全部把握しちゃう。戦前の話だけど、山本宣治という男がいた(38歳で初当選し、39歳で暗殺)。誰が彼を殺したか。石井紘基(民主党、2002年刺殺)のときもそうだけど、どこの誰だか分からない人間が殺すわけですよ。何らかの情報がなければ不可能なんです。僕はそういう歴史を見てきている。

社民連という小さな政党の事務局長をやっていたのが、まだ選挙に出る前の石井だった。僕は親しかったから、あいつが殺されたときは衝撃を受けた。彼は国家の闇、国家予算をはるかに上回る特別会計の闇を追及し始めたところで殺された。確かに、SPがいるところで殺されることはないだろうけど、でもそこから情報が抜けることも当然、覚悟しなくてはいけない。

太郎の人生は、お母さんの影響が強いと思う。(NGOの)グリーンピースのメンバーだったりして、太郎がちっちゃいときからフィリピンに何度も連れていったらしい。スモーキーマウンテンなんかにもね。それに、お母さんはシングルじゃん。彼はお父さんの顔も知らない。だから彼は、シングルの人に共感を持つ。


Photograph by Hajime Kimura for Newsweek Japan

――あなたは山本さんのブレーンと言っていい?

ブレーンというかどうかは知らないけど、僕の意見だって聞くってこと。でも僕の意見で動いているわけではない。彼はいろんな人の意見を聞くし、自分が納得するまで絶対受け入れない。例えば消費税廃止だって、納得するまで2年かかっている。

僕が太郎を裏から操っていると言う人は永田町を含めて多いけど、それは事実と違うし、そもそも太郎を見くびっている。参院選での特定枠の利用や、当事者を候補にするというアイデアも太郎のものです。彼のそういう人たちへの愛というか、思い入れからですよ。もし私が選挙ブレーンという立場にいたら、特定枠1つはいいけど、2つは厳しいと、反対した。太郎が落ちる可能性が高いから。周りの人もみんな反対だったと思う。

政治家の能力は、選挙か政策か政局かって言われるんだけど、その全てで抜きんでている人は、僕らが生きてきた時代では、田中角栄(故人)以外にいない。金集めの力もあった。ただ今回、太郎も集金力を証明した。3カ月で4億円集めた例は過去初めてのことだ。野党への呼び掛けなんかを見ていると、野党のリーダーの中で政局に対して最も積極的に動いているのも太郎だと、僕は思っている。

――7月の参院選には関わらなかった?

僕は、選挙運動は一切していない。でも、僕が今まで一緒に選挙をやってきた人たちが(れいわの選挙の)軸になっている。

――山本さんの欠点は何だと思うか。

欠点と魅力は、すべて裏表。太郎について、好き嫌いがはっきり分かれるってことは、その長所が強烈だってことの裏返しなんだよね。だから、欠点=長所なんだよ。あの胆力は、敵をたくさん作ってしまう。でも強い味方も作る。野党のリーダーは、そういう人でないと無理なんです。だって権力がないんだから。それでも支持者を引き付ける。だから、敵はいていいし、それ以上の味方がいればいい。叩かれないようなやつは、本当のリーダーにはなれない。

今は太郎にとって試練の時期だと、僕は思っている。これまでは小沢(一郎)さんと共同代表だったが、今は山本太郎の個人事務所と個人後援会、いってみれば個人商店です。公党になったから、組織として人の面倒も見ていかないといけない。角さん(田中角栄)を見れば分かるように、リーダーにとって大事なのは、最後は人を見る目。それがないと、人がついてこない。太郎がその目を持てるのか。角さんのように、官僚も含めて人たらしになれるのか。それが彼にとっての分かれ道だ。

衆院選で100人たてるということは、最低1000人のスタッフ、20億のカネが要る。4億は集めたが、20億集めるのは大変なこと。次の衆院選で彼が人を活かせるか、人を見る目を養えるか......今の状況からすれば、決して不可能とは思わない。


Photograph by Hajime Kimura for Newsweek Japan

――今後、山本さんがつまずく可能性は?

あらゆる事態が想定される。殺されるとかもあり得る。日本の富を独占しようとしている人たちにとっては、石井紘基よりも危険人物だから。

平成は消費税とともに始まり、この30年で経済が、日本が没落していった。今の上皇は、そういう状況にじくじたる思いを持っていると思う。(上皇は)太郎に対しては親近感を持っているかな、と僕は思っている。それを一番感じたのは、(園遊会での)太郎のお手紙事件があったとき。右翼からの批判がすごく、その先頭に立っていたのが昨年亡くなった鴻池(祥肇)さんだった。彼は天皇主義者で、太郎に(ナイフが入った封筒が届いたとき)「切腹用の刀が送られたそうだ」と発言した。そのとき上皇(当時の天皇)は宮内庁の記者会見で「天皇が心配している」と言わせた。太郎のところにカミソリや銃弾が送られてきたりとすごかったのが、この瞬間にぴたりとやんだ。鴻池さんはそれから死ぬまで、太郎の面倒を随分と見てくれた。それは鴻池さんが、上皇のそういう気持ちを感じ取ったからではないか、と俺は勝手に推測している。

参院選では、菅さん(官房長官)を中心にした官邸は、天皇の代替わりキャンペーンを最大の武器にしようとした。ものすごい金を突っ込んでたんだよ。でも太郎が「れいわ」を使った瞬間に、それを封じられたと思う。

――命を狙われる以外では、どんな心配がある?

さっき言ったように、彼が本当に人を見る目を磨かないとつぶされる。人を活かす力をつけないと、何千万の人たちを味方につけ、動かし続けることは不可能だから。

今は太郎から僕に連絡してくることはなくて、僕が言いたいことがあるときに連絡する。太郎には、お互いに言いたいことを言える人がまだ少ないと思う。そういう人を2桁は周りにつけられないと。

その人の個性を生かし、短所を補える人たちがどれだけ周りにいるのか。角さんがなぜあれだけ潰されてもキングメーカーであり続けたかといえば、官僚や自民党の中に、彼が長年かけて関係を築いたそういう人たちがいたからだ。

――野党の中にも、山本さんの味方になりそうな人は。

山ほどいる。それはよく知っている。これだけのスターが野党の中に生まれたのは、民主党が政権を取ったときから10年ぶり。あのときは鳩山さんがどこに行っても、今の太郎と同じくらい人が集まった。今の野党にはそのスターがいなくて苦しんでいる。国民と立民で新党作っても、民主党の焼き直し。太郎だったら、旧民主党と何のかかわりもなく、彼らの裏切りとも関係ない。なぜそれを使わないんだ、と思う。

4年以内に太郎が政権取れなかったら、永遠に総理にはなれないと思う。その4年先も選挙があると思っていたらダメだよ。どんどん選挙はやりにくくなっている。ずっと見ているから分かる。僕は「未必の故意による黙示的共謀」で公選法違反の有罪判決を受けた。政権にとって不都合な存在なら、いつでも誰でも共謀罪で逮捕できる。そんな時代になっちゃった。

実際には自由な選挙なんて、とっくになくなっている。今回の選挙まで、国政選挙で現職の国会議員を有する政治団体が、選挙本番まで諸派で扱われたことは、NHKも含めて、過去一度もなかった。田中康夫の新党にっぽんであろうが、荒井広幸の新党改革であろうが、選挙で2%取ったことがなくても、必ず党名で扱われた。5人の政党要件をクリアしたところと扱いの大きさは違っても、新聞でも、必ず党首の顔写真は出たし、政策も出た。それぐらいメディアが統制されたのは今回の参院選が初めてだった。





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「れいわ新選組はナチス的ポピュリズムか」の声に舛添氏回答
NEWS ポストセブン 9/4(水) 16:00配信

 新興政党ながら先の参院選で2議席獲得した「れいわ新選組」。旧態依然とした永田町に吹き込む新風を期待する声が高まっている。だが、『ヒトラーの正体』を上梓したばかりの政治評論家・舛添要一氏は、「手放しの礼賛は危険。慎重に検証すべき」と指摘する。

 * * *

 先日、「NHKから国民を守る党」とナチス党の選挙運動の共通点について、発言しました。これには賛否がありましたが、他方で「れいわ新選組(以下、れいわ)の方がナチスに近い」「今後、国政で存在感を増すれいわを検証してほしい」といった意見がたくさん寄せられました。そこで今回は、れいわとナチス党の共通点について述べようと思います。

 前もって言っておきますが、党首である山本太郎氏がヒトラーのような独裁者であるとか、差別的言説を行っていると言いたいわけではないので、ご承知ください。

 さて、大前提の話をします。冷戦終了から30年近く経ちました。かつてのように右(保守)と左(リベラル)のイデオロギー対立をもって政界地図を描ける時代は終焉を迎えています。日本は自民一強時代を迎え、それに対峙するはずのリベラル代表格の立憲民主党は、何ら対立軸を見出せていない。

 硬直化した政界に、変化をもたらす切り口(新たな争点)があるとすれば、上と下の対立軸です。一部の富裕層とそれ以外の大多数との格差は広がり、「分断」時代が到来しています。下層に位置する国民にしてみれば、政治は安定しているのに、なぜ私たちに富は配分されないのか、との不満が募ることでしょう。

 世界中でこうした声が噴出しており、既得権を突き崩そうとする動きが盛んです。日本でそうした不満の受け皿となりつつあるのが、山本氏率いるれいわに他なりません。

 このたび躍進したれいわの主張をざっと並べてみましょう。最低賃金1500円、奨学金返済免除、消費税廃止・所得税や法人税の累進課税、財政出動、野宿者支援…。こうした主張に通底するメッセージは明確です。

「国民を飢えさせない」

 これは、ヒトラーの「労働者むけ政策」を彷彿させます。ホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)や他国の侵略といった側面ばかり注目されるナチスですが、党の綱領には、小企業の保護や貧困家庭の教育費国庫負担など、労働者に訴える内容が多く盛り込まれています。

 ナチスは右翼政党のように日本人に思われていますが、実はそうではありません。そもそもナチスはドイツ人がそう呼んだわけではなく、敵陣営による蔑称です。ジャパニーズをジャップと呼ぶようなものです。正式にはナチオナールゾチアリスティッシェで、訳すと「国家社会主義」。ドイツ国民のための社会主義といったところでしょうか。具体的には、日々労働に従事する一般大衆のための政党を意味します。

 つまりは、ナチスは下(労働者)からのポピュリズムの風にのった政党なのです。ナチスを熱狂的に支持したのは、既得権益にあずかれない大衆(危機的階層)でした。彼らはエリートを嫌い、むしろ「マージナルマン」(外れ者)が中央に成り上がる様に喝采を送りました。

 ここにれいわとナチスのもう一つの共通項があります。党首の山本氏は、芸能界から国会議員になるも、しばらく「無所属のはぐれカラス」でした。突飛な国会質問、天皇に直訴の手紙など、エリート政治家には真似できない手法で注目を集めてきました。永田町の政治家たちは、山本氏のことをバカにしていたことでしょう。参院選に出たれいわの候補者たちも、これまで周縁にいた人たちが多い。

 ヒトラーも学歴だけでいえば、小学校しか出ておらず、ましてやドイツ人ですらありません。オーストリア人です。そんなアウトサイダーの彼が成り上がっていく際には、神出鬼没の街頭演説や共産党への攻撃的な選挙妨害など、「やけっぱち」とでも言いたくなるような手法をとりました。

 当初は、エリート政治家たちからピエロのように扱われていたこの男が、第一世界大戦後の経済恐慌というドイツの苦境に際して、爆発的に支持を拡大していったのはご存知の通りです。翻って日本でも、いまリーマン級のショックが起これば、何が起こっても不思議ではありません。

 もちろん大きな違いはあって、重度障害者の政治家を実現させたれいわの姿勢は、優生思想を押し進めたナチスとは、対局的です。これまで政治に関与できなかった人間を永田町に送り込んだ功績は、高く評価されるべきでしょう。ポピュリズム政党という側面だけで、両者を同一視するつもりはありません。

 ただし、一つ注意したいことがあります。れいわの主張は富裕層を除く、多くの国民にとってありがたいものです。ではどうやって実現させるのか。そこに大きな疑問が残ります。また、山本氏の看板政策であり、彼の政治信念であろう「反原発」について最近、ほとんど発言していないのも気になります。

 国民受けがよい政策ばかり並べ、党勢を拡大してもいずれメッキは剥がれます。そのとき、被害を被るのは、大多数の国民です。有権者は熱に浮かされず、冷静な視点で新興政党を見つめることが大切です。

*『ヒトラーの正体』刊行イベント「ヒトラーはいつだって甦る ──永田町のバカへの警告」(舛添要一氏×適菜収氏対談)が9月7日に本屋B&Bにて行われます。



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演説がうまくカリスマ性も備える れいわ山本太郎への不安 三枝成彰の中高年革命
2019/09/07 日刊ゲンダイ

 先の参院選で「れいわ新選組」が2議席を確保した。ほかの野党が勢いを失っている中、彼らの躍進は注目に値する。まずは参院選で議席を確保すると、次の衆院選で勢力を拡大して非自民連立政権樹立の立役者となった「日本新党」のようになるかもしれない。可能性は大いにあるだろう。

 代表の山本太郎さんは素晴らしい人だと思う。徹底的に弱者のサイドに立ち、財界や富裕層を優遇する安倍政権の経済政策を批判している。消費税の廃止も主要な政策だ。かなり勉強しているようで、発言にブレはない。

 その態度も堂々としたものだ。芸能界での経験が生かされているのだろう。しゃべりは達者でアドリブにも強い。肝が据わっている感じだ。街頭演説の途中でヤジられても、「ありがとうございます」と返す。ムキになって反論するようなことはない。どんな意見に対しても、まずはしっかり受け止めてから、自分たちの主張を重ねていく。街頭でも国会でも、ヤジに対してイライラする安倍さんに比べ、ずいぶんと大人だ。

 ただ、あまりに出来過ぎた姿を見ていると、逆に少し心配になってしまう。大衆の心をつかむのがうまく、カリスマ性を持っている。これは政治家として必要な素養だろうが、不思議なもので魅力が前面に出てくると、大丈夫なのかと思ってしまう。何よりも演説がうますぎるというところが、不安を駆りたてる。あのヒトラーを想起させるのだ。

 よく知られているように、ヒトラーは暴力で政権を奪取したわけじゃない。ミュンヘンで起こしたクーデターは半日で鎮圧され未遂に終わった。そんな彼が独裁者になったのは、その後の国会議員選挙でナチ党が第1党に躍進したことがきっかけだ。首相に就任するまでは、民主的な手続きを経ている。そして、権力を握るとすぐに基本的人権を停止し、共産党員を弾圧。政敵をつぶしていったのだ。

 もちろん山本さんがヒトラーになると考えているわけではない。弱者のための政治を実現してくれることを期待しているし、応援している。ただ、目に見える魅力の先行で支持が集まるのは怖いことだ。救世主頼みの政治が暴走するのは、ヒトラーが証明している。ヒトラーがあのような化け物になることを、いったいどれだけのドイツ人が予想していたのだろうか。実績を上げる前から注目される小泉進次郎さんにも、同じような危うさを感じる。かつてのドイツに学ぶことは多いはずだ。


三枝成彰 作曲家
1942年、兵庫県生まれ。東京芸大大学院修了。代表作にオペラ「忠臣蔵」「狂おしき真夏の一日」、NHK大河ドラマ「太平記」「花の乱」、映画「機動戦士ガンダム逆襲のシャア」「優駿ORACIÓN」など。2017年、旭日小綬章受章。

メンテ

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内田樹が見た山本太郎 ( No.1 )
日時: 2020/04/25 14:50
名前: 777 ID:FOr41lzE

内田樹が見た山本太郎


山本太郎現象

――そのれいわ新選組の山本太郎ですけれども、内田さん自身は、彼をどう見ていますか?

彼は立派な政治家だと思います。感情の器が大きい。怒りも喜びも共感力も、すごく大きい。怒って泣くし、悲しんで泣くし、困っている人を見ると、共感して泣く。不正への憤りで震える、弱者への共感で震える。あそこまで感情のスケールが大きい政治家は、今の日本にはいないような気がします。

それに彼は全部自分の言葉で話しますね。政治家的定型句を決して使わない。先日、梅田での街宣を見に行きましたけれど、3時間続いた街宣なのに、みんな帰らない。何百人もの人が寒空に立って、3時間聴いている。驚きました。それだけ説得力があるということです。



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<内田樹氏、平川君が予言「次の総理大臣は山本太郎だ!」>
山本太郎氏と細川護熙氏…内田樹さんが考える2人の違い(朝日新聞) 2019-08-05

 「勝者なき選挙」ともいわれた7月の参院選。注目を集めたのが宝塚市出身の山本太郎氏(44)率いる「れいわ新選組」(れいわ)だ。「消費税廃止」や「奨学金チャラ」を政策に掲げ、結党3カ月余りで2議席を獲得した。多くの新党がブームとともに現れては消えていった平成時代の日本政治。「れいわ現象」は本物なのか。神戸市在住の思想家・内田樹(たつる)さん(68)に聞いた。

 ――選挙前、「れいわ」の事務所に足を運んだとか

 代表の山本さんとは以前から知り合いですので、彼が新たな政治運動を旗揚げすると聞いて駆けつけました。寄付もしました。私が行った時点ではまだ寄付も1億円を少し超えたくらいで、候補予定者も蓮池透さん(北朝鮮による拉致被害者家族連絡会元事務局長)と2人だけでした。これほど短期間で10人擁立するのは無理だろうと思っていましたので、驚きました。

街頭で訴える「れいわ新選組」代表の山本太郎氏=2019年5月20日、東京・北千住駅

 ――平成以降に旋風を巻き起こした新党というと、1992年に旗揚げした日本新党が思い浮かびます。でも、今はありません

 出現の仕方は少し似ているかもしれません。既成の政治プロセスの不調にうんざりしていた国民が、政治的に「すれていない」政治家に魅了されたという点では通じるものがある。ただ、代表の細川護熙さんは理想主義的に過ぎて、批判を受けるとあっさり政権を投げ出した。たしかに出処進退は潔いけれども、私としては、もう少し踏み止まって泥をかぶってほしかった。

 その点、俳優の道を捨てて政界に飛び込んだ山本さんは背水の陣です。逃げるところがない。その切迫が彼の最大の強みだと思います。

 ――日本新党は結成後最初の参院選で4議席、れいわは2議席でした。政治を変える力になりえますか

 その2人は、特定枠で立候補した、難病患者と重度の身体障害者です。今の日本には、政治家を含めて障害のある人に対して差別意識を持つ人が少なくありません。制度の不備で苦しんでいる当事者が国会議事堂に入ることで、政治家たち官僚たちのこの問題についての見識があぶり出される。公費負担のある重度訪問介護が、仕事場では公費負担の適用外になるといった問題も、私は全く知りませんでしたけれど、2人が当選したことで前景化された。それだけでも見事な功績だと思います。他にもれいわの候補者には、落選したものの、働き方問題に取り組む元コンビニ店主やシングルマザーで元派遣社員といった、現代日本の社会の矛盾が集約されたような現場を代表する人たちがいました。社会問題の当事者たちが、生々しい現場の声で証言をした選挙運動。まことに画期的なものだったと思います。

舩後靖彦氏の当選が確実となり、支援者を盛り上げるれいわ新選組の山本太郎代表=2019年7月21日午後8時7分、東京都千代田区

 ――山本さんは街頭演説で「生きづらさ」や「人間の尊厳」といったテーマを投げかけ、聴衆から広く質問を受け付けていました

 彼は反対者と対話する能力が高いと思います。人の話を遮って、頭ごなしに全否定するというのが当今の「切れ味のいい政治家」の標準的なマナーである中で、山本さんはとりあえず相手の言い分を最後まで聞いて、敬意を示してから反論するというマナーをなんとか保持している。これは例外的なことだと思います。その対話的、宥和(ゆうわ)的な姿勢が、彼の政策のすべてに賛成できない有権者にも信頼感を抱かせているのだと思います。

 何より彼の言葉には経験の裏付けがある。頭でこねくり回したことではない。彼は「脱原発」運動のせいで俳優の仕事を失いました。一見自由で平和な日本ですが、彼ほどのキャリアがあっても、政権に異を唱えれば仕事を失う。そうした理不尽に対する生々しい感情が底にあると思います。

 ――「生々しい感情」を原動力とする政治家は他にも多くいますが……

 感情をむき出しにすることで人気を集めた政治家たちはたくさんいます。「利己的で、狭量で、感情的」であることを「等身大」として肯定し、議員や首長として自分たちを適切に代表してくれるはずだという考え方がこの10年広まった。「維新の政治」がそうです。でも、それはデモクラシーの理解としてはきわめて一面的なものだと思います。

 デモクラシーが生き延びるためには、「私的な感情」を「公的な気配り」が制御することが必要だからです。おのれの私的な利害や好悪の感情をいったん「かっこに入れる」ことができない人間を公職に就けるべきではありません。公人は自分に反対する者を含めて集団の利益を代表する仕事だからです。


 ――平成は新たな政党が次々に生まれた時代でもありました。「れいわ」の進出も、社会の閉塞感の裏返しでしょうか

 「息苦しさ」「生きづらさ」を多くの人が口にしますが、それは人々の前に提示される選択肢が限られていて、どれを選んでもあまり愉快な未来が待っていそうもないように思えるからです。そういうときには「こういう意外な選択肢もある」と知るだけでほっとする。深く呼吸ができる。「なるほど、こういう考え方をしてもいいのか」とふっと緊張を解くことができる政治的選択肢は、それが「正しい」かどうかということとは別のレベルで人々をひきつけるということです。

東京・新宿駅前での「れいわ新選組」候補者の「最後の訴え」には、大勢の人たちが集まった=2019年7月20日

 ――確かに街頭演説には世代を超えて多くの人が集まっていました。ただ、これまでの多くの新党は一過性のブームで終わっています

 選挙前も選挙期間中も、れいわの動向はメディアでほとんど報じられていませんでした。にもかかわらず、山本さんが街頭で訴える動画をネット上で見て心を動かされた人が拡散し、現場にも足を運び、日に日に人垣が増した。一般からの寄付も結成3カ月余りで4億円を超えた。既存メディアの力に頼らず、人と資金を集め、議会に2人を送り込んだ事実は、新たな政治運動の登場という点で画期的なものでした。これは間違いなく「ニュース」です。選挙の公平性を守るというような外形的ルールにこだわって、「ニュース」を追うことを止めたのなら、それは「ジャーナリズム」の責務を放棄したに等しい。メディアの社会的使命は何かをもう一度考え直してほしいと思います。(聞き手・中塚久美子)

     ◇

 平成時代の新党 1992(平成4)年の参院選では結党まもない日本新党が進出。翌93年衆院選では日本新党に加え、自民党離党組の新党がブームを呼んだ。その後も新進党(94年)、民主党(96年)、国民新党(2005年)、みんなの党(09年)、維新の党(14年)、希望の党(17年)などが次々に誕生したが、多くは分裂や合併の道をたどり、数年以内に解党したケースも少なくない。




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『山本太郎から見える日本』から - 内田樹の研究室 2020-04-10
http://blog.tatsuru.com/2020/04/10_1141.html



『山本太郎から見える日本』(ele-king)


という山本太郎研究書にインタビューが載った。全体の4分の1ほどを一部を「予告編」として再録。


■山本太郎を支持する理由


──山本太郎を支持するようになったきっかけはなんだったのでしょう?

内田 はっきり注目するようになったのは3・11の後です。俳優だった人が政治的な発言をするようになったとたんに干されて仕事がなくなってしまったと聞いて、日本の芸能界はひどい世界だと思いました。そこで闘っているのは偉いと思って、ひそかに遠くから応援していました。その後、彼が参議院議員になって2〜3年目のころかな、凱風館で公開で対談することになったんです。オープンマインドで、とてもフレンドリーな方だったので、すっかり気に入って。いやあ、いい奴だなと(笑)。

 彼の手法はいくつか基本的な政策を掲げて、その点に同意してくれる相手とはだれとでも組むというやり方ですね。そういうタイプの政治家は日本では左派、リベラルには非常に少ない。むしろ、あらゆるトピックについて「これだけは譲れない」という綱領を掲げて、その非寛容さを思想的な純粋さだと勘違いしている。そうやって「すべてに同意する人間だけと組む」という「踏み絵」のようなことをやる。「小異を捨てて大同につく」ということが日本の左派、野党はとにかく苦手ですね。だから、四分五裂している。ある種の潔癖さみたいなもので、政治家としての清潔さと表裏一体でもあるので、一概に否定はできないんですけれど、自民党はそこらへんがずさんでしょう。昨日まで反対していた政策に一夜にして賛成したりというようなことは日常茶飯事で、とにかく政権にしがみついていられるためならなんでもやる。その政治的な無原則のせいで現に巨大勢力を形成している。野党が結集して、自民党に対抗できる政治勢力になるためには、ある程度は自民党の組織戦術に学ぶ必要がある。政策の優先順位を決めて、大筋で合意できたら、細部については細かいすり合わせをしないで、後回しにする。そういうことが野党が苦手なんです。でも、山本太郎はその点が例外的です。彼はイデオロギー先行で政治家になった人じゃないから。いま目の前にいる困っている人たちを支援するための「手段として」政治がある。その辺の割り切り方は他の野党政治家にはなかなか見られない。

──立憲とは距離があるように見えます。彼は野党分裂の原因になっているのでしょうか?

内田 山本太郎は別に野党を分裂させる気はないと思う。ほんとうは立憲民主党が中心になって野党共闘をするべきなんです、最大野党なんだから。でも、いま野党共闘を強く牽引しているのは山本太郎と共産党じゃないですか。国民民主党と立憲民主党はどちらも野党共闘に積極的であるようには見えない。党名がどうだとか、細かいことを言っている。もともと同じ政党にいた連中が再統合するだけでこれだけ揉めている。今、目の前にある具体的な政治的課題にどう取り組むかより、自分の議席をどう守るのかという方に気持ちが向かっている。国民と立憲の争いって、「野党第一党はどっちだ」という争いでしょ。そんなレベルの低いことで争ったってしょうがないじゃない。政権を狙いに行けよと思うんだよね。その意欲がないところに山本太郎もイラついているじゃないですか。

――前回の参院選では、本人は落ちてもれいわの躍進をとるという闘い方でした。

内田 山本君自身は議席をとろうと思ったら、どこだってとれる。衆院でも参院でも、どこかの補選に出ればたぶん当選するだろうし、知事選だってどこでも通るんじゃないかな。

――彼のことを極右と呼ぶ人もいれば極左と呼ぶ人もいて、不思議なグラデイションのなかにいる印象があります。

内田 古典的な右、左というカテゴリには収まらないと思います。

――それが、彼がポピュリズムと言われるゆえんでしょうか?

内田 ポピュリズムというのは明確な政治イデオロギーですから、違うと思います。彼はイデオロギー先導じゃないから。それよりもプラグマティズム、現実主義ということなんじゃないかな。目の前の政治的な問題について、解として選択肢がいくつかあるなら、どれが一番国益に資するのか、どれが一番国民生活にとってプラスになるのか、どれが一番行政コストがかからないか・・・という具体的な「ものさし」で政策を吟味していると思います。

 今は30年、50年というスパンで長期的な計画を持っている政党なんて世界じゅうどこにもないと思いますよ。どこも目先の政治的な難点をどう解決するかということに懸命で。アメリカもそうだし、イギリスもそうだし、EUもそうだし、中国、韓国もそうだし。そういう先の見えない状況で右だ左だと言っても仕方がないという気がするんですよ。

 とくに今アメリカやヨーロッパでホット・イシューといえば現代貨幣理論(MMT)ですね。このアイディアに一番最初に反応した日本の政治家は山本太郎だったでしょ。こういうのにはほんとうは右も左もない。でも、既成政党は、現代貨幣理論は右派的なのか左派的なのかという党派的見極めがつかないので、「判断保留」している。山本太郎はぱっと頭を切り替えた。そういうことができるのが最大のアドヴァンテージなんじゃないかな。

──山本太郎の起こしているムーヴメントは、たとえばスペインのポデモスや、アメリカのバーニー・サンダース、オカシオ゠コルテスなどが巻き起こしているオルタナティヴな運動とリンクしていると考えていいでしょうか?

内田 リンクしていると思います。ただそれは、よそでこういう実践があったから、それを模倣しようということではないと思います。世界同時多発的に起きるんです、こういうものは。いま世界のどこも反民主主義的で、強権的な政治家が成功しています。アメリカのトランプも、ロシアのプーチンも、中国の習近平も、トルコのエルドアンも、フィリピンのドゥテルテも。非民主的な政体と市場経済が結びついた「政治的資本主義」が成功している。

 中国がその典型ですけれど、独裁的な政府が、どのプロジェクトにどんなリソースを集中すべきか一元的に決定できる。民間企業も軍部も大学も、党中央の命令には服さなければいけない。巨視的なプランを手際よく実行するためには、こちらの方が圧倒的に効率がよい。民主国家では、民間企業や大学に対して、政府のプロジェクトに全面的に協力しろというようなことは要求できませんから。非民主的な国なら、政府のアジェンダに反対する人たちは強権的に黙らせられるし、人権も制約できるし、言論の自由も抑え込める。だから、短期的な成功を目指すなら「中国モデル」は魅力的です。日本の安倍政権も、無自覚ですけれど、中国やシンガポールのような強権政治にあこがれている。だから、国内的にはそれに対するアンチが出て来る。日本の場合は、それが山本太郎だったということなんじゃないですか。


■検閲はびこる大手メディア


──民放や全国紙などの大手メディアが彼をとりあげないのはなぜなのでしょう?

内田 参院選が終わった直後、ある大手紙が僕のところに取材にきて、れいわ新選組の躍進について意見を聞きたいと言ってきた。選挙期間中にれいわ新選組についてまったく報道しなかったメディアが今ごろやってきて何を言うのかと文句を言ったんです。あれは「事件」でしょう! 短期間で立候補者を集めて、一人で4億円以上の資金をクラウドファンディングで集めたわけで、それって「事件」じゃないですか。「ニュース」じゃないですか。それを政治的中立性がどうたらと言って報道しなかった。それはジャーナリストとして自殺行為じゃないかと言ったんです。そしたら、その記者が言うのは、実はずっと山本太郎のことは取材していたんだそうです。専属チームまで作って。選挙活動の最初から映像や音声を撮っていたので、素材は山のようにあった。でも、使ってもらえないんだ、と。いくら記事を書いても、ニュース映像を作っても、上が「これは使えない」と言ってボツにするんだそうです。山本太郎だけじゃなく、辺野古もそうだと言ってました。現場は必死でニュースを取材しているんだけれど、上が抑えている。

──検閲するということは、それを脅威だと思っているということですよね。

内田 そうですね。そのまま放送されたり、記事にされると、政権に大きなダメージを与えるということがわかっているから抑え込んでいるんでしょう。桜を見る会もそうです。関係者を取材して証言を取れば、公選法違反で首相を追い込めるんだけれど、政権維持のために、メディアの上層部、政権の連中と一緒に寿司を食ったりしているような連中が隠蔽に加担している。

──われわれはネットや『週刊金曜日』などの小さなメディアのおかげで山本太郎の活動を知ることができているわけですが、他方で地方の年輩の方などは、情報源がテレビくらいしかなかったりもしますよね。

内田 テレビと讀賣新聞産経新聞しか読まない人たちとネットで情報を取っている人たちとのあいだに情報格差が生まれています。世界の見え方がまるで違うと思う。テレビがもう少し現実をありのままに映し出してくれたら、政治は一変すると思いますけどね。テレビはそのラストチャンスを失いつつあると思う。もう知的な人は誰もテレビ見なくなっている。









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コロナ後の世界、「独裁か、民主主義か」という歴史的分岐点- 内田樹の研究室 2020-04-22
http://blog.tatsuru.com/2020/04/22_1114.html

―― 世界中がコロナ危機の対応に追われています。しかしたとえコロナが収束しても、もはや「元の世界」には戻らないと思います。内田さんはコロナ危機にどんな問題意識を持っていますか。

内田 新型コロナウイルス禍は、これからの世界のあり方を一変させると思います。「コロナ以前」と「コロナ以後」では世界の政治体制や経済体制は別のものになるでしょう。

 最も危惧しているのは、「新型コロナウイルスが民主主義を殺すかもしれない」ということです。こういう危機に際しては民主国家よりも独裁国家の方が適切に対処できるのではないか・・・と人々が思い始めるリスクがある。今回は中国が都市閉鎖や「一夜城」的な病院建設や医療資源の集中という、民主国家ではまず実施できない政策を強権的に下して、結果的に感染の抑制に成功しました。逆に、アメリカはトランプ大統領が秋の大統領選での再選という自己都合を優先させて、感染当初は「まったく問題ない」と言い張って初動に大きく後れを取り、感染が広がり出してからは有権者受けを狙った政策を連発しました。科学的で巨視的な対策を採れなかった。

 この差は、コロナ禍が終息した後の「アメリカの相対的な国威の低下」と「中国の相対的な国威の向上」として帰結すると予測されます。パンデミックを契機に、国際社会における米中のプレゼンスが逆転する。

 中国は新型コロナウイルスの発生源になり、初期段階では情報隠蔽や責任回避など、非民主的体制の脆さを露呈しましたが、党中央が仕切るようになってからは、強権的な手法で一気に感染拡大を抑え込んだ。それだけではなくて、中国は他国の支援に乗り出した。中国はマスクや検査キットや人工呼吸器や防護服などの医療資源の生産拠点です。どの国も喉から手が出るほど欲しがっているものを国内で潤沢に生産できる。このアドバンテージを利用して、習近平は医療支援する側に回った。

 イタリアは3月初旬に医療崩壊の危機に瀕しました。支援を要請しましたがEUの他のメンバーは反応してくれなかった。中国だけが支援を申し出た。人工呼吸器、マスク、防護服を送りました。これでイタリア国民の対中国評価は一気に上がった。知り合いのイタリア人も「いま頼りになるのは中国だけだ」と言っていました。

 もちろん中国も国益優先です。でも、トランプは秋の大統領選までのことしか考えていないけれど、習近平はこれから5年先10年先の地政学的地位を見越して行動している。短期的には「持ち出し」でも、長期的にはこの出費は回収できると見越して支援に動いた。この視野の広さの差がはっきりした。コロナ禍への対応を通じて、中国は国際社会を支える能力も意志もあることを明示し、アメリカは国際社会のリーダーシップを事実上放棄した。コロナ禍との戦いはこれから後も場合によっては1年以上続くかも知れませんが、アメリカがどこかで軌道修正をしないと、これ以後の国際協力体制は中国が指導することになりかねない。

―― 今回、中国の成功と米国の失敗が明らかになった。それが「コロナ以後」の政治体制にもつながってくるわけですね。

内田 そうです。今後、コロナ禍が終息して、危機を総括する段階になったところで、「米中の明暗を分けたのは政治システムの違いではないか」という議論が出て来るはずです。

 米中の政治システムを比較してみると、まず中国は一党独裁で、血みどろの権力闘争に勝ち残った人間がトップになる。実力主義の競争ですから、無能な人間がトップになることはまずない。それに対してアメリカの有権者は必ずしも有能な統治者を求めていない。アレクシス・ド・トクヴィルが洞察した通り、アメリカの有権者は自分たちと知性・徳性において同程度の人間に親近感を覚える。だからトランプのような愚鈍で徳性に欠けた人間が大統領に選ばれるリスクがある。トクヴィルの訪米の時のアメリカ大統領はアンドリュー・ジャクソンでインディアンの虐殺以外に見るべき功績のない凡庸な軍人でしたが、アメリカの有権者は彼を二度大統領に選びました。さいわいなことに、これが中国だったら致命的なことになりますが、アメリカは連邦制と三権分立がしっかり機能しているので、どれほど愚鈍な大統領でも、統治機構に致命的な傷を与えることはできない。

 少なくとも現時点では、アメリカン・デモクラシーよりも、中国的独裁制の方が成功しているように見える。欧州や日本でも、コロナに懲りて、「民主制を制限すべきだ」と言い出す人が必ず出てきます。

 中国はすでに顔認証システムなど網羅的な国民監視システムを開発して、これをアフリカやシンガポールや中南米の独裁国家に輸出しています。国民を監視・管理するシステムにおいて、中国はすでに世界一です。そういう抑圧的な統治機構に親近感を感じる人は自民党にもいますから、彼らは遠からず「中国に学べ」と言い始めるでしょう。


■なぜ安倍政権には危機管理能力がなかったのか

―― そのような大勢のなかで日本の状況はどう見るべきですか。

内田 日本はパンデミックの対応にははっきり失敗したと言ってよいと思います。それがどれくらいの規模の失敗であるかは、最終的な感染者・死者数が確定するまでは言えませんが、やり方を間違えていなければ、死者数ははるかに少なく済んだということになるはずです。

 東アジアでは、ほぼ同時に、中国、台湾、韓国、日本の4か国がコロナ問題に取り組みました。中国はほぼ感染を抑え込みました。台湾と韓国は初動の動きが鮮やかで、すでにピークアウトしました。その中で、日本だけが、感染が広まる前の段階で中国韓国やヨーロッパの情報が入っているというアドバンテージがありながら、検査体制も治療体制も整備しないで、無為のうちに二カ月を空費した。準備の時間的余裕がありながら、それをまったく活用しないまま感染拡大を迎えてしまった。

―― なぜ日本は失敗したのですか。

内田 為政者が無能だったということに尽きます。それは総理会見を見れば一目瞭然です。これだけ危機的状況にあるなかで、安倍首相は官僚の書いた作文を読み上げることしかできない。自分の言葉で、現状を説明し、方針を語り、国民に協力を求めるということができない。

 ドイツのメルケル首相やイギリスのボリス・ジョンソン首相やニューヨークのアンドリュー・クオモ州知事はまことに説得力のあるメッセージを発信しました。それには比すべくもない。

 安倍首相は国会質疑でも、記者会見でも、問いに誠実に回答するということをこれまでしないで来ました。平気で嘘をつき、話をごまかし、平気で食言してきた。一言をこれほど軽んじた政治家を私はこれまで見たことがありません。国難的な状況では決して舵取りを委ねてはならない政治家に私たちは舵取りを委ねてしまった。それがどれほど日本に大きなダメージを与えることになっても、それはこのような人物を7年間も政権の座にとどめておいたわれわれの責任です。

 感染症対策として、やるべきことは一つしかありません。他国の成功例を模倣し、失敗例を回避する、これだけです。日本は感染拡大までタイムラグがありましたから、中国や台湾、韓国の前例に学ぶ時間的余裕はあったんです。しかし、政府はそれをしなかった。

 一つには、東京オリンピックを予定通り開催したいという願望に取り憑かれていたからです。そのために「日本では感染は広がっていない。防疫体制も完璧で、すべてはアンダーコントロールだ」と言い続ける必要があった。だから、検査もしなかったし、感染拡大に備えた医療資源の確保も病床の増設もしなかった。最悪の事態に備えてしまうと最悪の事態を招待するかも知れないから、何もしないことによって最悪の事態の到来を防ごうとしたのです。これは日本人に固有な民族誌的奇習です。気持ちはわからないでもありませんが、そういう呪術的な思考をする人間が近代国家の危機管理に当るべきではない。

 先行する成功事例を学ばなかったもう一つの理由は安倍政権が「イデオロギー政権」だからです。政策の適否よりもイデオロギーへの忠誠心の方を優先させた。だから、たとえ有効であることがわかっていても、中国や韓国や台湾の成功例は模倣したくない。野党も次々と対案を出していますが、それも採用しない。それは成功事例や対案の「内容」とは関係がないのです。「誰」が出した案であるかが問題なのです。ふだん敵視し、見下しているものたちのやることは絶対に模倣しない。国民の生命よりも自分のイデオロギーの無謬性方が優先するのです。こんな馬鹿げた理由で感染拡大を座視した国は世界のどこにもありません。

 安倍政権においては、主観的願望が客観的情勢判断を代行する。「そうであって欲しい」という祈願が自動的に「そうである」という事実として物質化する。安倍首相個人においては、それは日常的な現実なんだと思います。森友・加計・桜を見る会と、どの事案でも、首相が「そんなものはない」と宣告した公文書はいつのまにか消滅するし、首相が「知らない」と誓言したことについては関係者全員が記憶を失う。たぶんその全能感に慣れ切ってしまったのでしょう、「感染は拡大しない。すぐに終息する」と自分が言いさえすれば、それがそのまま現実になると半ば信じてしまった。

 リスクヘッジというのは「丁と半の両方の目に張る」ということです。両方に張るわけですから、片方は外れる。リスクヘッジでは、「準備したけれど、使わなかった資源」が必ず無駄になります。「準備したが使用しなかった資源」のことを経済学では「スラック(余裕、遊び)」と呼びます。スラックのあるシステムは危機耐性が強い。スラックのないシステムは弱い。

 東京五輪については「予定通りに開催される準備」と「五輪が中止されるほどのパンデミックに備えた防疫対策策の準備」の二つを同時並行的に行うというのが常識的なリスクヘッジです。五輪準備と防疫体制のいずれかが「スラック」になる。でも、どちらに転んでも対応できた。

 しかし、安倍政権は「五輪開催」の一点張りに賭けた。それを誰も止めなかった。それは今の日本の政治家や官僚の中にリスクヘッジというアイディアを理解している人間がほとんどいないということです。久しく費用対効果だとか「ジャストインタイム」だとか「在庫ゼロ」だとかいうことばかり言ってきたせいで、「危機に備えるためには、スラックが要る」ということの意味がもう理解できなくなった。

 感染症の場合、専門的な医療器具や病床は、パンデミックが起きないときにはほとんど使い道がありません。だから、「医療資源の効率的な活用」とか「病床稼働率の向上」とかいうことを医療の最優先課題だと思っている政治家や役人は感染症用の医療準備を無駄だと思って、カットします。そして、何年かに一度パンデミックが起きて、ばたばた人が死ぬのを見て、「どうして備えがないんだ?」とびっくりする。


■コロナ危機で中産階級が没落する

―― 日本が失敗したからこそ、独裁化の流れが生まれてくる。どういうことですか。

内田 日本はコロナ対応に失敗しましたが、これはもう起きてしまったことなので、取り返しがつかない。われわれに出来るのは、これからその失敗をどう総括し、どこを補正するかということです。本来なら「愚かな為政者を選んだせいで失敗した。これからはもっと賢い為政者を選びましょう」という簡単な話です。でも、そうはゆかない。

 コロナ終息後、自民党は「憲法のせいで必要な施策が実行できなかった」と総括すると思います。必ずそうします。「コロナ対応に失敗したのは、国民の基本的人権に配慮し過ぎたせいだ」と言って、自分たちの失敗の責任を憲法の瑕疵に転嫁しようとする。右派論壇からは、改憲して非常事態条項を新設せよとか、教育制度を変えて滅私奉公の愛国精神を涵養せよとか言い出す連中が湧いて出て来るでしょう。

 コロナ後には「すべて憲法のせい」「民主制は非効率だ」という言説が必ず湧き出てきます。これとどう立ち向かうか、それがコロナ後の最優先課題だと思います。心あるメディアは今こそ民主主義を守り、言論の自由を守るための論陣を張るべきだと思います。そうしないと、『月刊日本』なんかすぐに発禁ですよ。

―― 安倍政権はコロナ対策だけでなく、国民生活を守る経済政策にも失敗しています。

内田 コロナ禍がもたらした最大の社会的影響は「中間層の没落」が決定づけられたということでしょう。民主主義の土台になるのは「分厚い中産階級」です。しかし、新自由主義的な経済政策によって、世界的に階級の二極化が進み、中産階級がどんどん痩せ細って、貧困化している。

 コロナ禍のもたらす消費の冷え込みで、基礎体力のある大企業は何とか生き残れても、中小企業や自営業の多くは倒産や廃業に追い込まれるでしょう。ささやかながら自立した資本家であった市民たちが、労働以外に売るものを持たない無産階級に没落する。このままゆくと、日本社会は「一握りの富裕層」と「圧倒的多数の貧困層」に二極化する。それは亡国のシナリオです。食い止めようと思うならば、政策的に中産階級を保護するしかありません。

 野党はどこも「厚みのある中産階級を形成して、民主主義を守る」という政治課題については共通しているはずです。ですから、次の選挙では、「中産階級の再興と民主主義」をめざすのか「階層の二極化と独裁」をめざすのか、その選択の選挙だということを可視化する必要があると思います。

―― 中産階級が没落して民主主義が形骸化してしまったら、日本の政治はどういうものになるのですか。

内田 階層の二極化が進行すれば、さらに後進国化すると思います。ネポティズム(縁故主義)がはびこり、わずかな国富を少数の支配階層が排他的に独占するという、これまで開発独裁国や、後進国でしか見られなかったような政体になるだろうと思います。森友問題、加計問題、桜を見る会などの露骨なネポティズム事例を見ると、これは安倍政権の本質だと思います。独裁者とその一族が権力と国富を独占し、そのおこぼれに与ろうとする人々がそのまわりに群がる。そういう近代以前への退行が日本ではすでに始まっている。


■民主主義を遂行する「大人」であれ!

―― 今後、日本でも強権的な国家への誘惑が強まるかもしれませんが、それは亡国への道だという事実を肝に銘じなければならない。

内田 確かに短期的なスパンで見れば、中国のような独裁国家のほうが効率的に運営されているように見えます。民主主義は合意形成に時間がかかるし、作業効率が悪い。でも、長期的には民主的な国家のほうがよいものなんです。

 それは、民主主義は、市民の相当数が「成熟した市民」、つまり「大人」でなければ機能しないシステムだからです。少なくとも市民の7%くらいが「大人」でないと、民主主義的システムは回らない。一定数の「大人」がいないと動かないという民主主義の脆弱性が裏から見ると民主主義の遂行的な強みなんです。民主主義は市民たちに成熟を促します。王政や貴族政はそうではありません。少数の為政者が賢ければ、残りの国民はどれほど愚鈍でも未熟でも構わない。国民が全員「子ども」でも、独裁者ひとりが賢者であれば、国は適切に統治できる。むしろ独裁制では集団成員が「子ども」である方がうまく機能する。だから、独裁制は成員たちの市民的成熟を求めない。「何も考えないでいい」と甘やかす。その結果、自分でものを考える力のない、使い物にならない国民ばかりになって、国力が衰微、国運が尽きる。その点、民主主義は国民に対して「注文が多い」システムなんです。でも、そのおかげで復元力の強い、創造的な政体ができる。

 民主主義が生き延びるために、やることは簡単と言えば簡単なんです。システムとしてはもう出来上がっているんですから。後は「大人」の頭数を増やすことだけです。やることはそれだけです。

―― カミュは有名な小説『ペスト』のなかで、最終的に「ペストを他人に移さない紳士」の存在に希望を見出しています。ここに、いま私たちが何をなすべきかのヒントがあると思います。

内田 『ペスト』では、猛威を振るうペストに対して、市民たち有志が保健隊を組織します。これはナチズムに抵抗したレジスタンスの比喩とされています。いま私たちは新型コロナウイルスという「ペスト」に対抗しながら、同時に独裁化という「ペスト」にも対抗しなければならない。その意味で、『ペスト』は現在日本の危機的状況を寓話的に描いたものとして読むこともできます。

 『ペスト』の中で最も印象的な登場人物の一人は、下級役人のグランです。昼間は役所で働いて、夜は趣味で小説を書いている人物ですが、保健隊を結成したときにまっさきに志願する。役所仕事と執筆活動の合間に献身的に保健隊の活動を引き受け、ペストが終息すると、またなにごともなかったように元の平凡な生活に戻る。おそらくグランは、カミュが実際のレジスタンス活動のなかで出会った勇敢な人々の記憶を素材に造形された人物だと思います。特に英雄的なことをしようと思ったわけではなく、市民の当然の義務として、ひとつ間違えば命を落とすかもしれない危険な仕事に就いた。まるで、電車で老人に席を譲るようなカジュアルさで、レジスタンスの活動に参加した。それがカミュにとっての理想的な市民としての「紳士」だったんだろうと思います。

「紳士」にヒロイズムは要りません。過剰に意気込んだり、使命感に緊張したりすると、気長に戦い続けることができませんから。日常生活を穏やかに過ごしながらでなければ、持続した戦いを続けることはできない。

「コロナ以後」の日本で民主主義を守るためには、私たち一人ひとりが「大人」に、でき得るならば「紳士」にならなけらばならない。私はそう思います。




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『山本太郎から見える日本』から - 内田樹の研究室 2020-04-10

山本太郎の起こしているムーヴメントは、たとえばスペインのポデモスや、アメリカのバーニー・サンダース、オカシオ゠コルテスなどが巻き起こしているオルタナティヴな運動とリンクしていると考えていいでしょうか?

内田 リンクしていると思います。ただそれは、よそでこういう実践があったから、それを模倣しようということではないと思います。世界同時多発的に起きるんです、こういうものは。

いま世界のどこも反民主主義的で、強権的な政治家が成功しています。アメリカのトランプも、ロシアのプーチンも、中国の習近平も、トルコのエルドアンも、フィリピンのドゥテルテも。非民主的な政体と市場経済が結びついた「政治的資本主義」が成功している。

 中国がその典型ですけれど、独裁的な政府が、どのプロジェクトにどんなリソースを集中すべきか一元的に決定できる。民間企業も軍部も大学も、党中央の命令には服さなければいけない。巨視的なプランを手際よく実行するためには、こちらの方が圧倒的に効率がよい。

民主国家では、民間企業や大学に対して、政府のプロジェクトに全面的に協力しろというようなことは要求できませんから。非民主的な国なら、政府のアジェンダに反対する人たちは強権的に黙らせられるし、人権も制約できるし、言論の自由も抑え込める。だから、短期的な成功を目指すなら「中国モデル」は魅力的です。日本の安倍政権も、無自覚ですけれど、中国やシンガポールのような強権政治にあこがれている。だから、国内的にはそれに対するアンチが出て来る。日本の場合は、それが山本太郎だったということなんじゃないですか。
メンテ
大西つねき 「山本太郎氏のれいわ新選組について」 ( No.2 )
日時: 2020/05/14 11:14
名前: 777 ID:gYjj1Bb.

2019.5.6「山本太郎氏のれいわ新選組について」大西つねきの週刊動画コラムvol.77 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=gmsSqxupXOA

大西つねき (れいわ新選組公認候補・全国比例区) 発表街頭記者会見 2019年7月2日 東京・新宿駅西口小田急百貨店前 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=XnqZ7MI13B8

「会場が震えた」大西つねき れいわ新選組 参議院選個人演説会/希望とワクワクを配るツアー@7/7大阪 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=Pj_j09RqO1g


いま220兆円を配らなければいけない理由:大西つねきからの緊急告知と拡散のお願い 2020/04/09 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=dawE3Kjgmbg




特集 れいわ新選組

 山本太郎参議院議員率いる「れいわ新選組」が7月2日、沖縄創価学会の野原善正(よしまさ)氏、自然NGO職員の辻村ちひろ氏、元金融為替ディーラーの大西つねき氏の擁立を発表した。

 新たな3候補者のうち、JPモルガン銀行などに勤務していたことのある大西氏は、熱心なMMT理論(現代金融理論)の推進論者といえる。MMT理論によると、自国通貨を発行できる政府は、貨幣を際限なく発行できるため、ハイパーインフレを起こさないように注意すれば、財政赤字の拡大は問題にならない、というのである。

 大西氏擁立のニュースを第一報として7月3日の日刊IWJガイドで取り上げたところ、大西氏は「熱心なMMT推進論者ではない」「彼は自分の動画でMMT批判をしている」等の忠告やご批判をいただいた。しかし、大西氏がかつてどう考えていたかよりも、立候補が決まった現時点で表明した考えの方がはるかに重要である。

日刊IWJガイド2019.7.3日号〜No.2484号〜


 7月2日、れいわ新選組からの擁立が発表されてから、大西氏は実際、東京都新宿駅西口で行われた街頭演説でこう述べていた。
 「ようやく米国からMMT、現代貨幣理論っていうのが出てきたの。それはようやくこの仕組みをわかった連中が、政府の借金を垂れ流し続けてお金を作り続けていくしかないって、ようやく言い出したの」

 続けて大西氏は、「天動説が地動説に変わっている。要するに、今までの財政金融の考え方がいかに間違っていたかということに世界が気づき始める、今その時なんです」と訴えた。

 MMT理論の台頭を「天動説から地動説」への大転換になぞらえたわけだが、今の日本がMMT理論に従った経済政策を推進すると、果たしてどのような結末に至るのか。

 以下、大西氏の街頭での演説を全文文字起こしした。


■大西つねき氏

弁士 山本太郎氏(れいわ新選組代表、参議院議員)/辻村千尋氏(参議院議員選挙予定候補、環境保護NGO職員)/大西恒樹氏(参議院議員選挙予定候補、元J.P.モルガン銀行資金部為替ディーラー)/安冨歩氏(参議院議員選挙予定候補、東京大学東洋文化研究所教授)

日時 2019年7月2日(火)19:00〜
場所 新宿駅西口小田急百貨店前(東京都新宿区)


大西つねき氏「皆さん、こんばんは。れいわ新選組の大西つねきです。今回、山本さんにお声がけいただきまして、自分の役割は基本的に一つだと思っています。

 基本的に僕は何をずっと言ってきたかというと、今の金融制度がいかにおかしいか、ということを言ってきたんですよ。結局、皆さんもわかっていると思うんですけど、我々が直面しているたくさんの問題、先ほどの環境の問題もそうです。格差、貧困、病気、それから戦争。全部その中心にはお金があるということを皆さん、知っているんですよ。そこに何かがおかしいという違和感をずっと感じている。

 僕はJPモルガンでずっと金融の仕事をしていました。だから、今の金融制度がいかにおかしいか、ということを本当に目の前で見てきました。

 2008年のリーマンショックの時に、これはもう完全に終わったなと思いました。本当におかしな詐欺まがいの金融商品を散々作って、膨大な全く実態のないお金を作り出して、そのお金は全く消えていないまま、皆さんの生活を圧迫しています。これは世界規模です。

 金融システムを変えなければいけないという大きな世界規模の流れは、もう今年から始まっています。去年ぐらいから始まっている。イエローベストの運動とかね。どこに問題があるのか、多くの人々が理解し始めています。

 皆さんご存知かどうかわかりませんけれども、今回のれいわ新選組の政策の中に、主要政策はここに(スライドを示しながら)あります。消費税廃止、奨学金チャラ、最低賃金1500円、公務員を増やす、お金を配る等々。

 こういった政策を出すと、必ず何を言い出すかというと、『財源がない』って言い出すんですよ。
(聴衆から「特別会計あるだろー!」と声が上がる)

大西氏「それもある。それもあるんだけどね、財源がないと言いながら、この国は…。

 僕は1964年、前回の東京オリンピックの年に生まれました。『戦後の国債管理政策の推移』で試しにグーグルで検索してみてください。昭和40年(1965年)からの日本の財務省の国債の管理政策が載っています。

 この昭和40年、僕が生まれた翌年から、要するに東京オリンピックの翌年から、建設国債が発行されました。そこから、赤字国債、建設国債の両方ですね。基本的にこの五十数年間、ほぼほぼ毎年ずーっと赤字なんですよ。要するに税収の範囲内でほとんどやっていないです。

 じゃあ、足りない分はどうしているのか。結局ずーっと借金でお金を作り続けて使っているんですよ。

 ちょっと待って。借金でお金を作るって何? そう思うでしょ? お金って実は借金で作っているんです。

 僕はそこがおかしいってずーっと言い続けていて。何を言っているのかというと、政府が借金でお金を作れるんだったら、財源の問題ってそもそもどこにあるの? 税金を集める必要あるの? 極端な話をすると、税金をゼロにして、全部政府の借金で賄おうと思えばできます。これ、できちゃうんですよ。なぜかというと、ずっとやり続けているからです。

 このグラフは、1980年から2018年までのデータなんですね。この一番上の青の線は何かというと、日本中のお金がいくらあるのか、というデータなんです。日本中のお金が1980年の時は200兆円だったのが、今は1000兆円を超えているんですよ。1980年からこの38年間で、お金が5倍に増えているんですよ。

https://iwj.co.jp/wj/open/archives/451836
▲大西氏が演説で用いたグラフ(2019年7月2日、IWJ撮影)

 ちなみに僕が1986年に就職した年、初任給は20万円だったんですよ。僕の息子が去年2017年に就職したんですけれども、初任給20万円だったんですよ。全く同じだったのね。全く一緒だったの。

 それで、お金がどれだけ増えたかというデータを見ると、1986年の時に、実は約340兆円くらいあったんですよ。日本中のお金を全部あわせて約340兆円だった。

 それが2017年には、940兆円かな。お金が3倍に増えているんですよ。お金が600兆円以上増えたにもかかわらず、大学生の初任給は全く変わっていないんですよ。払うのやめちゃったからですよ。

 じゃあ600兆円はどこに行ったかというと、結局、企業の内部留保が400兆円とかね。内部留保はどうやって貯まるかというと、企業が皆さんの給料を払わずに、安い法人税を払うと、貯まる仕組みになっています。それをずっとやってきている。

 お金はこれだけ増えている。それで、お金はどうやって作っているかと詳しい説明はしませんが、今のお金って実は、日銀が発行しているのではなくて、借金で作っているんですよ。要するに、銀行にお金を貸すために、お金が生まれるという仕組みで作っていて、それに利息がつくので何が起きるかというと、お金と借金がずーっと増え続ける、そういう仕組みなんですよ。そうしないと回らない仕組み。

 だけど、お金と借金を増やし続けられるかというと、そんな話はないですよね。(人口が)1億3000万人しかいないのに、銀行がずーっとお金と借金を増やし続けられるなんて、誰がそんなに借りてくれるんだって話です。

 このグラフを見ると一目瞭然なんですよ。この緑の線が、日本の銀行の貸出しの残高です。本来は、この緑の線が青の線を作ってきたんですよ。だけど、バブルが崩壊してから、銀行がお金を貸せなくなって、貸さなくなって、不良債権処理をして、貸し渋りをして、借金を減らしているんですよ。お金は減っていないですね。

 黄色の線は、GDPが増えなくなったからそうなっている(横ばいで推移している)んですけど、じゃあ、誰が借金をしてお金を作り続けてきたかというと、その答えは赤の線なんです。この赤の線は、日本政府の国債の残高なんですよ。つまり、ここを見ると一目瞭然なんですよ。日本政府の借金がお金を作ってきたんですよ。

 政府の借金でお金を作るって何か? それは、たとえば、僕が政府だとします。あんまりなりたくないけど。日本の一般会計の税収ってだいたい年間50兆円なんです。50兆円の税金を皆さんから集めますよね。ということは、皆さんの現金・預貯金が最初は50兆円減るということです。

 その後、もし、政府が50兆円分の予算を組んだとする。そうすると、政府が使ったものというのは、政府の、公務員の給料とか、政府需要の支出とか、要するに民間にいくんです。皆さんに戻ってくる。

 もし、これで70兆円の予算を組むと何が起きるかというと、20兆円足りませんよね。20兆円をどうするかというと、20兆円分、政府が国債を発行するんですよ。それを銀行に買わせます。銀行が20兆円分の国債を買ってくれますよね。だから20兆円を政府がもらえるんだけど、じゃあその20兆円分がどこから来ているかというと、皆さんの預金ですよね。

 だけど、政府の国債の20兆円分を買うからっていって、皆さんの自分の預金は1円も減らないですよね。減らないんです。そういう仕組み。

 なぜかというと、銀行はその分を作って政府に渡しているからね。その20兆円ともともとの税収の50兆円をあわせて70兆円を使うと何が起きるかというと、皆さんの預金が差し引き20兆円分増えるんです。そして政府の借金も20兆円分増える。
 要するに、政府の借金と皆さんの預金は、実は平行して伸びているんですよ。今は政府の借金が900兆円なのに対して、皆さんの現金・預貯金が1000兆円。つまり、900兆円の政府の借金を皆さんの1000兆円の預金から返してしまうと何が起きるかというと、お金が消えちゃうでしょ。お金がなくなっちゃうんですよ。

 だって900兆円の借金を返すのに、皆さんから引き続き集めなければいけない税金って、900兆円ですよね。1000兆円しかないのに。つまり、政府の借金を税金で返すっていうのは嘘なんですよ。もうでっかい嘘なんです。そんなことしたらお金がなくなっちゃうから。

 だから消費税が、政府の借金をまかなうんだから税金を上げなきゃいけない、消費税を上げなきゃいけない、それから、要するに財源がない、全部嘘っぱちなんです。それを本気でやったら、今の金融システムは崩壊するんです。
 (聴衆から「麻生代われ麻生太郎!」という叫び声)

 いや本当に代わってほしいんだ本当に。でもね、だからそうゆうことがわかっていない人たちがこの国をずーっと動かしてきたの。これね、とんでもないことですよ。

 免許のない人がバスにみんなを乗せてF-1レースを走っているようなもんですよ。とんでもないんですよ、だから。だからね、どうしようもないとわかった連中の考え方を、もう本当に破壊していかなきゃいけないんです。

 今日、僕は何でこの話をしたかというと、一応記者会見のつもりで来たんですよ。すごく人が集まって、外だけど。

 だからね、マスコミの人に必ず言われると思っている、大手新聞の人たち。大手新聞の人たちいい加減嘘書くのやめなさい、本当に。政府の借金を税金で返すなんてことはありえないんだって。そんなこともわからないで、大手新聞の論説をやっているなんて話にならない。

 いや、どの銀行もそうなの。割と他の銀行もそうだったりするのね。何を言ってるかっていうと、要するに、ようやく米国からMMT、現代貨幣理論っていうのが出てきたの。それはようやくこの仕組みをわかった連中が、政府の借金を垂れ流し続けてお金を作り続けていくしかないって、ようやく言い出したの。

 それで、今何を言っているかっていうと、天動説が地動説に変わっている。要するに、今までの財政金融の考え方がいかに間違っていたかということに世界が気づき始める、今その時なんですよ。

 山本太郎氏のこの政策をきっかけにこの議論を大きくしてくと、今までの政治家とか政党はバカだったって話になりますよ。そしたら、じゃあもうそういうことを、新しい地動説がわかっている、れいわ新選組しかないねっていう、そういう動きになって、僕はこの選挙戦、17日間ありますけど、その間何を言っているかっていうと、こういう、本当にまともな議論をみんなにしていきます。
 そうすると、山本太郎さんを今まであまり支持していなかった人たちも含めて、経済に明るいと思っている人も含めて、保守も含めて説得していくことができるんですよ。そうすると、すごい数の人たちの賛同が集まる可能性があって、最終的にものすごい数になる可能性がある。

 僕はそのための幅を広げる役割だと思っています。ということで、大西つねき、今回れいわ新選組の場所を借りて、本当の財政金融の話を日本に広げるために、参加させていただきました。ありがとうございます。以上です」




大西つねき 経歴

元J.P.モルガン銀行資金部為替ディーラー
生年月日:1964年2月29日
東京都出身 

上智大学外国語学部英語学科卒業
シアトル大学政治科学専攻
J.P.モルガン銀行資金部為替ディーラー
株式会社インフォマニア代表取締役
政治団体フェア党代表

我々が今直面している多くの問題、格差、貧困、環境破壊、戦争、病気etc、これらの大きな問題の根本には必ずお金があり、その発行の仕組みが原因となっています。

J.P.モルガン銀行の金融の最前線にいたことにより、その問題点に早くから着目し、巨大な搾取構造と化した現代の金融資本主義を根本的に変えるために政治団体を設立し政治活動を続けている。


大西つねき 著書
「希望 日本から世界を変えよう」(フェア党)
「私が総理大臣ならこうする 日本と世界の新世紀ビジョン」(白順社)



メンテ
【参院選】政治のウソ暴く「れいわ新選組」 聴衆「イエスもこうやって現れたんじゃないのかな」 ( No.3 )
日時: 2020/04/27 16:50
名前: 777 ID:m.8lmN5M

【参院選】政治のウソ暴く「れいわ新選組」 聴衆「イエスもこうやって現れたんじゃないのかな」
2019年7月5日
https://tanakaryusaku.jp/2019/07/00020432


街頭演説は辻説法の様相を見せる。山本太郎が放つ言葉の力だろう。=4日、秋葉原 撮影:田中龍作=

 ディープな当事者たちの出馬で世の支配層を恐々とさせているのが、山本太郎率いる れいわ新選組 だ−

 参院選挙が公示された4日、届け出を済ませた れいわ新選組 の候補者10人のうち、難病ALS患者の候補をのぞく9人の候補が、秋葉原の街宣会場に顔を揃えた。

 秋葉原駅頭には多くの有権者が詰めかけた。業界団体や労働貴族の動員ではない。永田町や新聞テレビでまかり通るウソのため、生活を脅かされている人々だ。

 「原発のウソ」「公明党・創価学会のウソ」…当事者候補たちが暴露する度に聴衆は沸いた。

 最も拍手と歓声が大きくなるのは、消費税のウソが暴露された時だ。
 山本太郎が鬼の形相で唸るように言う―

 「消費税は増税でもなく凍結でもなく、減税しかないですよね。廃止にしてしまえってことなんです」

 「財源どうすんだ?って話。消費税が始まるまではどうやっていた? 所得税と法人税から取っていたんです。消費税が出て来てからその2つの税金はどうなったか。どんどん税率が安くなった。要は金持ちをもっと金持ちにするために、大企業を儲けさせるために、尻拭いとしてあなたに払わせる消費税が上がっていった」

 「消費税。社会保障になんて一部にしか使われていません(山本太郎事務所は消費増税分のうち84%が使途不明であることを突き止めている)」

 「こんな不平等な税制の下では本当にみんな殺されてしまう。消費税凍結、ぬるいこと言ってるな野党、そう思いませんか」。



大西つねき候補。選挙期間中、全国各地を回って財政のウソを暴く。=4日、秋葉原 撮影:田中龍作=

 JPモルガン銀行の為替ディーラーだった大西つねき候補は、経済に明るい―

 「大きな動きが起き出している。真実があきらかになる動き。真実を求める人達の動きは止らない。ほとんどの人達はウソばっかりの政治に飽き飽きしている」

 「いちばん大きなウソは財源がないという話。財務省のとんでもないウソがずっと続いてきている。そのウソをぶちこわすために僕はここにいます。17日間もあればウソがバレバレになるには十分な時間です」

 「いままでの与党も野党も、全くどうしようもないというのが分かります。そうすればこれは新しい時代の幕開け」。
 演説後、大西は田中の質問に「消費税のウソが一番大きい。あそこを明らかにすれば、ガタガタになる」と話した。
 聴衆に聞いた。

 前回(5月9日)の秋葉原街宣で耳を傾けていた女性(20代)は、今回も足を運んだ。「(れいわ新選組は)ウソがないからいい」とスッキリした表情で語った。

 文筆業の男性(50代)は「自公は言葉を弄してる。枝野も一緒。自公と共通するものがある。山本太郎の言葉の力は凄いね。イエスも2千年前こうやって現れたのじゃないのかな」。(敬称略)

多士済済の当事者候補たち。=4日、秋葉原 撮影:田中龍作=
  〜終わり〜

  ◇

山本太郎という希望を失ってはなりません―
「虐げられし者よ立ち上がれ」。山本太郎の革命を田中龍作は最後まで見届けます。

▲△▽▼






「れいわ新選組」躍進がおもしろかった参院選 斎藤 美奈子
PR誌「ちくま」2019年9月号より転載。
http://www.webchikuma.jp/articles/-/1840


 48.4%という戦後二番目に低い投票率で終わった七月二一日の参院選。盛り上がりに欠けたという声もあるけれど、私には久々にエキサイティングな選挙戦だった。

 自民党が単独過半数割れに至り、公明・維新を合わせた改憲勢力が三分の二をわずかながら下回ったことも理由のひとつ。だが、それ以上にエキサイティングだったのは、山本太郎率いる「れいわ新選組」が思わぬ躍進をとげたことである。えっ、知らない? 知ってはいるけど、どーせ一時のブームでしょって?

 そっか、あの興奮を経験していないのね、可哀想に、というしかない。たしかに開票時までこの政治団体自体を知らなかった人は多い。選挙戦中、彼らの動きを伝えた大手メディアは皆無に等しかったからである。彼らの選挙は完全に街頭演説とインターネット頼みだった。逆にいうと、テレビと新聞でしか選挙戦に接していなかった多数派と、動画やツイッターで彼らの動きをつぶさに追っていた少数派とのギャップは天と地ほどに大きい。

 といっても知らない人にはピンと来ないと思うので、彼らの何がどうおもしろかったかからはじめよう。
市民参加型の選挙と政策


 れいわ新選組が立ち上がったのは四月一日。新元号が発表された当日だった。体制迎合的とも見える「れいわ」がついた党名に違和感を覚えた人も多かったはずである。だが、結果的に見ると、この命名は戦略的に正解だった。選挙戦中に安倍自民党が「令和令和」と連呼することを封じてしまったからである。

 公示直前にバタバタと発表された候補者も、全員が何らかの当事者である点において、きわめてユニークだった。山本太郎以外の比例代表の候補者は、拉致被害者家族で元東京電力社員の蓮池透、女性装の東大教授・安冨歩、本部から契約解除された元コンビニオーナー三井よしふみ、J・Pモルガン銀行の為替ディーラーだった大西つねき、元派遣労働者でシングルマザーでホームレスの経験もある渡辺てる子、環境保護NGOの職員だった辻村ちひろ、そして今回比例代表特定枠で当選したALS当事者の舩後靖彦と、重度障害者で自立支援団体の事務局長・木村英子の八人。東京選挙区に立ったのは、沖縄の創価学会員でありながら、公明党を真正面から批判する野原ヨシマサ。意表をつく布陣である。

 この感じは、できたてのインディーズ系のバンドに近いかもしれない。最強のボーカリストがリーダーの山本であるとしても、各候補者にもファンがつき、街頭演説は音楽フェス並みの大盛況。個人の寄付で投票日までに四億円を集め、蓋を開けてみれば得票数228万票、比例代表の得票率は4.55%で、政党要件を満たす2%を軽々とクリアし、二人の当選者を出した。代表の山本が99万票で落選したのも、こうなるともう武勇伝である。

 選挙戦開始時には誰も想像しなかった「れいわ現象」。228万人の有権者を動かした力とはしかし、何だったのか。

 勝因はおそらく二点。ひとつは選挙戦あるいは党運営のスタイルだ。彼らの選挙は完全に市民参加型だった。地盤(支持団体)、看板(知名度)、カバン(資金)、すべてなし。そのインディーズ感が「私たちが支えなければ」という意識を生み、演説動画の拡散とカンパの列につながる。メディアに無視されたといっては憤り、新聞に数行載った、テレビに数十秒映ったといっては盛り上がるツイッター。投票日直前、れいわの新聞広告が数紙に載った日などは大変だった。広告は金を出せば載るわけだが、「○○新聞さん、ありがとう」「私のお金がここに使われたかと思うと誇らしい」という反応が支持者からは出るのである。

 もうひとつの勝因は、こうした反応のベースをつくったのが、公約(政策)への期待と共感だったことである。「政権とったらすぐやります」と称して同党が掲げた政策は、消費税の廃止、安い家賃の住まい、奨学金チャラ(奨学金徳政令)、全国一律最低賃金1500円、公務員を増やす(保育、介護、障害者介助、事故原発作業員など公務員化)などだった。いずれも弱者優先、生活密着型の経済政策である。当初は半信半疑だった有権者も、裏付けとしての数字や統計を示され、消費税の廃止分は累進課税と法人税の増税分で十分埋められる、などと聞けば「実現は可能かも」と考えはじめる。れいわの政策には、つまり夢があったのだ。

 以上のような経緯を考えれば、れいわに投票した228万人は、自ら情報を取りにいき、候補者も公約も選挙戦略も熟知した上で、彼らを主体的に選んだ投票者だったと見るべきだろう。「はじめて本気で応援したい党に出会った」「次の衆院選が楽しみだ」といった声の多さがそれを物語っている。

 二〇一三年に山本太郎が東京都選挙区で当選したときの票数は66万票。いったい彼はどうやってここまで来たのか。
 注意すべきは、この現象が山本太郎個人の人気に由来しているわけではないことだ。山本太郎は小泉進次郎じゃないのである。今度の選挙で名をあげたとはいえ、彼はカリスマ型あるいはアイドル型の政治家ではなく、イメージとしてはむしろ国会の異端児だった。もっとも参議院議員としての六年間、彼がかなり地道な活動を続けてきたことは『僕にもできた! 国会議員』に詳しい。
 この本はいわば政治家・山本太郎の成長の記録である。〈国会議員になったはいいけど、プロが事務所に一人もいない状態(笑)〉からはじまった山本は、当初、生活保護や労働問題の専門家からレクチャーを受けても〈要点をメモろうと思うけど、何が要点なのかもわからない〉状態だった。だが彼はその後、現場に飛び込み、当事者の声に耳を傾けることで、数々の成果を上げていく。西日本豪雨の被災地に小型重機100台を入れさせたとか(一八年七月)、オリンピックに向けた野宿者の追い出しに関して「野宿の権利」を国会で質問、野宿者の他公園への移動を勝ち取ったとか(一六年一〇月)、ひとつひとつは目立たない動きである。だが当事者に接することで学んだことは多かったはずだ。アマチュアの力である。

 それらの中でもとりわけ大きかったのは、彼が学んだであろう経済政策だ。私が感動した最大の理由も、じつはここなのだ。
反緊縮の経済政策が響いた

 表だって公言してはいないものの、れいわ新選組が打ち出しているのは、新自由主義経済に対抗する「反緊縮」の経済政策だ。反緊縮は、三年前のこの連載でも取り上げた松尾匡『この経済政策が民主主義を救う』(二〇一六年、大月書店)などが、さんざん主張してきたことである。ヨーロッパの左派政党がこぞって「量的緩和」「財政出動」を掲げているのに日本の野党はわかっちょらん。有権者の心をつかみたければ、民衆のため政府がじゃんじゃん金を出し、景気回復を図ると訴えるしかないだろうが、という。
 新刊の『左派・リベラル派が勝つための経済政策作戦会議』でもほぼ同じ主張がくり返されているのだけれども、この本でおもしろかったのは直近の選挙の分析である。一八年の沖縄県知事選で玉城デニー知事が圧勝したのは、辺野古の新基地建設に反対したからというより〈別に基地なんかに頼らなくてもやっていけるんですよ、基地があるせいで経済発展の妨げになっているんです〉という主張が説得力を持ったためだというのである。失業率が半減するなど、翁長県政の下で、沖縄県はじつは著しい経済発展をとげていた。その実績に加え、縦貫鉄道や観光を盛り上げる、保育料や給食費を無料にする、最低賃金を上げるなど、生活に密着し、経済を拡大させる政策を玉城は積極的に打ち出した。

 ひるがえって同じ一八年の新潟県知事選の場合、柏崎刈羽原発の再稼働反対を掲げ、野党五党が推した池田千賀子候補の経済公約は〈『真の豊かさ≠実感できるにいがた』と題した本文70字の抽象的文章〉だけだった。それに対し、対立候補の花角英世現知事の経済政策は具体的で細かく、〈読んでみると、本当にすごく発展するんだなあという気持ちになってくる〉。当選の決め手は経済政策にあり。それはもう結果が示している。

 れいわ新選組に話を戻すと、彼らが掲げた経済政策はまさに反緊縮のお手本だった。実際、山本太郎は松尾らの研究会が企画した反緊縮講座にもプレゼンターとして参画している。既成の野党が見向きもしなかった一見荒唐無稽な反緊縮政策に、いわばれいわは乗ったのだ。同党の比例代表候補のひとり、大西つねきの『私が総理大臣ならこうする』が異例の売れ行きを見せているのも、選挙で経済政策への目を開かれた人の多さを示していよう。

 もうひとつ、この流れで参照すべきは、三月号のこの連載でも取り上げた世界的な「左派ポピュリズム」の潮流である。貧困層や労働者層に訴える経済政策で躍進した、ジェレミー・コービン率いる英国労働党、パブロ・イグレシアス率いるスペインの「ポデモス」、一六年の米大統領選で社会現象を巻き起こしたバーニー・サンダースらの流れに、れいわも乗っているのではないか。
 もちろん今度の参院選は予兆にすぎず、228万票ぽっちで全然足りない。左派ポピュリズムは危険だという人もいる。しかし、それなら「右派ポピュ」に乗った安倍政権や維新のほうがよほど危険だ。そこに、日本ではどうせ無理だと諦めていた「反緊縮」と「左派ポピュ」がキターーー‼ だったわけですよ。ほらごらん、定石通りにやれば人は付いてくるじゃんか、と。

 以上が、私にとってこの選挙がエキサイティングだった理由。さてインディーズのバンドがメジャーになる日は来るのか。野党共闘の票を奪ったなぞとケチをつけてる場合じゃないと思うよ。



【この記事で紹介された本】

『僕にもできた! 国会議員』
山本太郎/雨宮処凛取材・構成、筑摩書房、2019年、1400円+税
〈あなたの税金がこの男に使われる、納得できますか? しっかりと確認してください〉(帯より)。参議院議員としての六年間の歩みを、成果、政策、無所属からはじまった所属党派の変遷などとともに振り返る。悪評を買った牛歩戦術の経緯、小沢一郎の山本太郎評、松尾匡や木村草太との対談も収録されたお得な一冊。貧困問題などに真摯に取り組んできた議員の姿がうかがえる。



『左派・リベラル派が勝つための経済政策作戦会議』
松尾匡、青灯社、2019年、1500円+税
〈財政赤字? 心配無用 欧米で大注目の反緊縮策!〉(帯より)。日本の左派政党が負け続けているのは、「景気拡大反対」のイメージがあったからだ。財政危機論は新自由主義のプロパガンダで、「緊縮はダメ、人が死にます」が正しいメッセージである。そんな主張を数々の資料とともに示した本。巻末の「反緊縮経済政策モデルマニフェスト」はれいわの政策とも重なるところが多い。




『私が総理大臣ならこうする』
大西つねき、白順社、2018年、1600円+税
〈あなたは政治にはじめてワクワクする〉(帯より)。れいわ新選組候補者の中でも特に人気を博した元為替ディーラーの本。大風呂敷なタイトルとは裏腹に、「国の借金は大ウソ」「日本は世界一のお金持ち国」「政府の借金を税金で返してはいけない」など、初耳に近い経済のしくみを懇切丁寧に説く。消費税撤廃、インフラの公営化、郵政の再国営化といった提言も説得力大。

メンテ
ヒトラーは山本太郎ではなく維新の吉村大阪府知事や橋本徹の方だった ( No.4 )
日時: 2020/05/14 10:44
名前: 777 ID:gYjj1Bb.

ヒトラーは山本太郎ではなく維新の吉村大阪府知事や橋本徹の方だった


MMTは詭弁。 利子付き国債の大量発行は貨幣価値を下げて、株価だけを上昇させる。金融緩和すれば為替での貨幣価値が下がり、輸入物価上昇・実質的な賃金低下・株を所有する富裕層への富の移転が起きる。 そして貧富の差が極限まで進む。

国民の資産が変わらないのにマネーサプライが倍になったら実質的な貨幣価値は半分になる。しかし、名目賃金は変わらないから労働者はどんどん貧しくなっていく。

一方、貨幣価値が半分になれば株価は倍になる。株価の実質価値は同じだけど、名目値だけ倍になるから国民は景気が良くなったと勘違いするけど、実際には外人投資家が上昇分を持ち出すから、日本の資産は減っていく。

要するに、国債を大量発行すると外人投資家と日本の資産家が儲けて、それと同じ額だけ日本の労働者の金が減ってしまう。 相場はゼロサムだから、実質的な全資産は同じで分配の仕方が変わるだけ。

労働者への分配を減らさない為には国債ではなく無利子の政府紙幣を発行して、ベーシックインカムで金を労働者にばら撒くしかない。

資本主義というのは労働者が気付かない様に利子の形で富を資本家に移す巧妙な仕組みなんだ。  

紙幣印刷はもっとも便利で、もっとも誤解されやすく、もっとも行われやすい債務縮小の方法である。実際、紙幣印刷は債務の急な縮小を和らげ、この金融上の富を供給する代償として誰が富を取り上げられる被害者になるのかが分かりにくい(しかしそれは実際には通貨と債券の保有者全員である)。しかも大抵の場合資産価格が減価された通貨建てで上昇するので人々はリッチになったような気がする。

ほとんどの人は通貨の下落リスクに注意を払わない。ほとんどの人が心配するのは自国通貨建てで資産が増えるか減るかであって、自国通貨自体が上がるか下がるかを心配する人はほとんどいない。

1700年にはおよそ750の通貨が存在したが、今残っているものはたった20%であり、残っている通貨はそのすべてが減価している。ドイツではグルデンやターラーが使われていた。日本には円がなく、小判や両が使われていた。イタリアでは6つの通貨のうちいくつかを使っていた。それらの通貨の内いくらかはハイパーインフレになったり、敗戦や巨額の戦費で債務の支払いが不可能になったりして通貨が消滅し、別の通貨で置き換えられた。いくらかは別の通貨に統合された(ユーロのように)。ドルやポンドのようにいくらかは現在も残っているが価値は下落している。
ちなみに日本の両はいわゆる小判だったが、円に変わるまでの間に金の含有量が何度も減らされている。円ももともと金貨だったがついに紙切れになった。そして紙切れになっても誰も文句を言わないのである。アメリカでも同じことが起こっている。

いつの間にか財布の中身をなかったことにされる紙幣印刷は本質的にはもっとも不公平なのだが、面白いことに人類が負債という問題に直面した時には大抵紙幣印刷が選ばれてきたのである。こうした通貨と信用の創造に誰も文句を言っていないようだ。それどころか、政府が通貨を印刷しなければ政府は残酷だなどと悲鳴が聞こえてきそうである。政府には送り出す金などなく、しかも政府とは金持ちの誰かではなくわたしたち自身であり、それをわたしたちが支払わなければならないということを誰も理解していない。

今の状況で政府が予算とバランスを取るために支出を減らし、国民にも同じようにするように求め、不況でもたくさんの債務の不履行や減免をそのままにしたり、あるいはお金を持っている人から直接税金によってお金を持っていない人に再分配しようとしたりした場合のことを想像してみてほしい。紙幣印刷のほうがよほど政治的に受け入れられやすい。

しかし、どれだけ紙幣を刷っても円は下がらないだろうか? 
先進国であるヨーロッパにはその運命は近づいてきているのである。
ドルは既に紙くずになっている

まず金だが、ダリオ氏は主要な通貨が1600年以来金に対してどれほど減価したかのチャートを示している。見事にすべてゼロに近づいているのだが、実は通貨の価値は下落するものだということを理解するためには400年も遡る必要はない。読者は金価格の長期チャートを見たことがあるだろうか。見たことのある読者も少なくないだろう。しかし本当にその意味を実感するためにはグラフの上下を逆にする必要がある。つまり、金価格がどれだけ上がったかではなく、現金の価値がどれだけ下がったかを見るのである。

以下は過去50年ほどの間に金に対してドルの価値がどう推移したかのチャートである。https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/10645

50年の間にものの見事に紙くずになっている。50年ほど前のドルの価値を100%とすると、現在のドルの価値はその2.3%である。

そして考えてほしいのは、この50年間ほとんどの人は資産の大部分を現金のままにしており、その資産は実際に紙くずになったということである。

量的緩和により通貨と信用の供給が増加すると、通貨と信用の価値は減り、(その保有者は損害を受け、)債務の負担は減少することになる。
債務負担の減少によって通貨と信用が生産性と企業利益に流れ込む場合には株価の実質値(インフレによる株価上昇を差し引いた後の株価)が上昇するだろう。まず前提となるのはインフレは株価にとってプラスだということである。インフレとは通貨の価値の下落なので、その通貨以外のすべてのものの価格が上昇する。株価も例外ではない。


国の全資産の実態価値とマネーサプライの名目値は同じになり、株価時価総額とGDPもほぼ同じになります。

金融緩和でマネーサプライが倍になれば貨幣価値は半分になりますが、株価は企業の実態価値を反映しているので、株価は倍になります。もちろん、株価が倍になっても実体価格は変わりません。 外資が上がった株を売れば、それだけ日本の資産が海外に持ち去られて日本は貧しくなります。

日経平均株価が上がれば上がる程、日本は貧しくなるのです。それが日銀が外資の命令で必死に株価を上げている理由ですね。ここで問題なのは、貨幣価値が半分になっても労働者の名目賃金はあまり上がらないのです。

つまり、金融緩和すると労働者への資金分配が半分になって、差額は銀行、保険会社 つまり資本家に移転してしまうのです。資本家は景気が悪くなれば投資しないのっで、抱え込んだ金は死蔵されて内需が冷え込みます。従って物価が上がる筈がないのですね。本来、デフレを脱却したければ利子が付かない政府紙幣を大量に発行して、実質賃金が半分になった労働者にベーシックインカムみたいな形でばらまくしかないのです。


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赤字国債大量発行は貧富の差を拡大し階級社会を完成させる _ MMT(現代貨幣理論) は日本を滅ぼす
MMTは国際金融資本が儲ける為の現状追認で時代錯誤の対症療法、MMTでは国難は救えない、自民党では経済改革はできない


赤字国債大量発行はこれだけ貧富の差を拡大する


1990年台バブル崩壊で「1円も損をせず」「元金が7倍以上になった」のは日本国債を買った人だけだった。

1980年に日本国債を購入した人は、30年後の2010年に7倍に増えていて、もし最初に1000万円なら7000万円、100万円でも700万円に増えていたのです。

バブル崩壊も阪神大震災も福島原発もリーマンショックもすべて無関係で、1980年台に買っていさえすれば誰でも7倍になったのです。

では日本国債を買う以外でこの30年間に投資で資産を7倍にした人がどれだけ居たか、聞くまでもなくほとんど居ないはずです。

「そんなのウソだ。日本国債はゼロ金利じゃないか」というもっともな意見がありますが、それでも30年間毎年金利が付くことで、5倍とか7倍に増えるのです。

考え方を変えれば本当に「金利ゼロ」だったとしても、デフレで物価が下がると実質的にお金が増えるのです。



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最近宣伝されているMMT は国際金融資本の要請で、過去の欠陥金融システムを肯定するだけの対症療法、赤字国債大量発行は資本家と国際金融資本だけに利益をもたらし、貧富の差を拡大、マルクスが預言した階級社会を完成させる。

高度成長が一段落してもマネーストックは増え続けている。 それは政府が毎年税収以上の金をばら撒いているから。そしてその金はすべて資本家に再分配されている。労働者の賃金は全く上がらないからデフレになるんですね。

つまり、MMTも含めて今の金融システムは、国民から集めた税金を資本家に再分配するシステムなんです。


「MMT(現代貨幣理論)」は最近話題ですが、根本的に物事を解決するわけではありません。今の金融システムの矛盾を維持したまま、それを続けるための詭弁です。

なぜ今、MMT(現代貨幣理論)なのか? 白崎一裕×大西つねき緊急対談ライブ
https://www.youtube.com/watch?v=zCROccYD64A

2018.7.16「資本主義がダメな理由」大西つねきの週刊動画



資本主義の仕組みは既に破綻している:

資本主義経済を動かしているのは貸した金にかける利子、国債・企業債の利子、株の配当金と貸した土地の地代・貸家にかかる家賃で、
利子・配当金・地代・家賃が巨大投資家だけに集まるから貧富の差が生じ、階級社会になる。
これでは農奴の時代、小作人を搾取していた時代と何も変わらない。

特に国際金融資本や大資本家の利益に一番貢献しているのが政府の発行する国債
MMT論者が薦めている大量の赤字国債発行は階級社会を完成する事になる。

格差が無いまともな経済に戻すには

・国債ではなく政府紙幣を発行する
・輸出依存経済からの脱却
・人材派遣会社、鉄道、電気・ガス会社、郵便局、病院、学校等のインフラは公営化する
・高速道路無料化
・年金保険料の徴収を廃止
・子供一人当たり月5万円の子育て資金を出す、大学までの教育費を無料にする
・ベーシックインカム
・土地を公有化する

という社会主義に近い経済体制にするしかない。

資本主義の金融システム自体が機能しなくなっているのが今の低金利・デフレの原因ですね。そもそも国債を銀行と生命保険会社に売って政府の運営資金を作っているのがおかしいんですね。

政府紙幣を発行すれば利子を払わなくても済むのに、意図的に銀行や生命保険会社に利子を払って、富裕層に税金で集めた金を再分配しているんですね。
日本政府が国債を発行して銀行や生命保険会社に利子を払うというのは、日本国民が金を銀行や生命保険会社にやっているというのと同じです。 国民主権国家なら銀行や生命保険会社に金を出すより、国民の福祉に金を使います。

日本のマネタリーベースが毎年増えているのは、国債の利子の影響が大きいです。
経済成長がストップしているのにマネーストックだけ増えて、増えた金がすべて資産家の資産に変わってしまったのですね。これがトマ・ピケティの『21世紀の資本』の言っていた 『格差はこうして生まれる』システムですね。

そもそも現在は科学技術が進歩して、人間が働かなくても生活できる時代なんですね。平成30年の農業就業人口は175万人、そのうち約68%の120万人が65歳以上。 それで日本人が消費する価格ベースで7割の農作物を作っている。

アフリカやアマゾンの狩猟採集民の労働時間は1日2時間程度なのですね。

現代人も2時間も働けば普通に生活できる筈なのです。しかし、欧米人に搾取されたり、資産家に搾取されるので、毎日10時間働かないと食べていけないのです。

欧米の資本家による日本人からの搾取の実例としては

日経平均株価が上がる程、日本人はどんどん貧しくなっていく

アベノミクスがもたらした株価上昇による100兆円の損失
http://stockbondcurrency.blog.fc2.com/blog-entry-184.html  

最近は MMTとか チャンネル桜が流すデマを信じて、金が無ければ国債をどんどん発行すればいいというアホばかりになったけど、MMTというのは国際金融資本が資金に困ったから、政府に金を出させようという話です。
大昔から国債の金利や株式の値上がりで稼いでいるのが資本家なのです。

地方銀行とか国債の金利が下がってから営業危機になって倒産寸前です。

本当はお金が一部の資本家に集中し、市場経済が崩壊しつつあるから金利が下がってデフレになっているのです。
財政出動すれば解決する問題ではないんですけど、MMTバカは洗脳されてそれがわからないんですね。


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