怪文書の宝庫! ( No.1 ) |
- 日時: 2020/05/12 10:59
- 名前: 777 ID:v.jR4OMA
- 怪文書の宝庫!
国際連合の地下に核爆弾情報 一修行者 性別:男性血液型:A型 お住まいの地域:静岡県 https://ameblo.jp/syuugyousya/
あ、そうそう。yahooの方で出くわした怪文書も一つ、ご紹介しましょう。sinobu_10という、静岡県にお住まいの男性の方がお書きになったものです。挙げられているURLもオススメ度大です。「神が推薦するパソコン…」なんて、もお、死にます。 * 目を覚ませよ、国際連合の地下に核爆弾情報 投稿者: sinobu_10 (男性/静岡県) メッセージ: 113695 / 116578
アメリカの精神の支柱である基督教の神であるヤーベ(八百重)は、 日本にいる事をアメリカの人達に伝えて欲しいのです。 以下の文書を真剣に考えて読んで下さい。そして、国際都市である ニューヨーク市にある国際連合の地下に核爆弾情報が流れているの です。爆発する前に友人や知り合いに伝え、引っ越すか警察に真剣に 取り扱う様に伝えて欲しいです。 初めまして、忍と申します。
現代科学のタブーである霊界の存在を考慮して、 今、現実問題として、イルミナティ共産主義問題を考えて置きたい です。其れは、約2億人の虐殺があったのでは無いかという問題で す。其れは、遠く遡れば、バビロンの時代まで遡れます。
近代は、イルミナティ教団が出来、フランス革命から始まって 一連の共産主義革命を起こした国際金融グループに対して何も 罪を問わない現状になっているのです。其れもユダヤ系列のマ スコミと歩調を合わせて行動を執っているのです。但し此れは 戦略で行っているので、頃の見境を考えながらの行動であるか ら、注意深く年数掛けての戦いなのです。
後、もう一つ大きな問題点はスカラー波の技術開発による武器 開発です。其れに関連してインターネットの通信問題も深く考 えなければならないのです。今、一番大きい 問題は、未だ科学が未完成の状態(物理学上の問題)を 解決しないで、それを前提とした意見が権威を持って発 表している所が問題なのです。
現実問題としては、テスラ波による武器開発です。別名「スカラー波」又は「気」 とも言っていますけれど、このテスラ波は物質の根源に なすもので磁気的な性質を持っています。宇宙の構造 は、磁気法則で全てが成り立っているのです。
磁子の活動が電流を生み、そして力を発生するのです.「テスラ 波(スカラー波)」は、磁子の縦方向に振動している状 態を指しているのです。その悪用は、宇宙そのものがバ ランス(平衡性)が無くなり、太陽系そのものが崩壊す る危険性があり、又、精神作用にも動作するので、「洗 脳」にも使われる可能性があるのです。そしてDNAに も作用するので、奇形児が出来る可能性があるのです。
又、マイクロ波の衛星通信の拡大は、電子レンジの中に 地球が入るという恐ろしい結果が待っているのです。それらの 問題をマスコミは真剣に考えていないのが現状なのです。 そして、環境問題の考え方も対処療法的で、物理療法的 に問題を考えていないのです。それが欠点なのです。 つまり、公害の原因を全て化学化合物で説明し、化学反応 の物理的説明を含んでいないのです。そこに免疫の問題を 考慮する事が出来ないのです。
神の言葉
最後の審判の理由
正しい性道徳とは
この侭だと本当に地球が崩壊する
神が推薦するパソコンPC9821
これらの問題を真剣に考えないと、やはり異星人は自衛の為に 最期の手段を使用されるのです。
日本人が中心になって、神の言葉を、お伝えてこの問題を 解決する方向に考える必要があるのです。
神のいる場所 エルアール出版 〒150-0046 東京都渋谷区松濤1−4−9 サンエルサビル101号 TEL 03-5453-1870 アメリカ国内 HORKOM International Corp. P.O.Box 282713 San Francisco, California 94128-2713 「人が全世界を儲けても、自分の命を損したら、何の得になろうか。又、 人はどんな代価を払って、其の命を買い戻す事が出来ようか。 邪悪で罪深いこの時代にあって、私と私の言葉とを恥じる者に対しては、 人の子も又、父の栄光の内に聖なる御使達と共に来る時に、 其の者を恥じるであろう。 (マルコ福音書第8章34節〜38節)」
電波系というのは、つまりまあ頭の中で電波がささやくのでしょうから、分裂症か薬物中毒の系統になりましょう。sinobu_10さんの方は「パラノイア」系のように思われます。思考にまとまりがありますからね。
もっとも、「症例:G・W・F・ヘーゲル」などのレベルになりますと分裂症と見分けがつかなくなってまいりますが。
チマタで見かける「ユダヤ陰謀史観」みたいなのと一緒で、いちおうの一貫性はあるのですね。ただその、決定的な証拠は? と言われると「ない!」となって、ならなんで? と言われると「証拠がないのも陰謀だ!」という形で無事に着陸。
こうなるともう誰が何を言っても聞き入れるもんじゃありません。 実は、sinobu_10氏に関しては「教祖様」ではないのです。
「教祖様に疎んじられている一信者」らしいのです。彼が掲示板上で開いたトピックは、「千乃先生」なる教祖様の意を体したと称する信者各位がsinobu_10氏の信条の矛盾を突きまくり、それも彼らの「教義」に基づいてのことですから、さながら宗教戦争の様相を呈し、そこへ「ウォッチャー」を名乗る一般人が面白おかしくチャチャを入れるという展開になっておりまして、なかなかに楽しめる一大エンターテイメントになっておりました。
たこさんご紹介のサイトをちょこちょこ見て回った印象では明らかに病的、すなわち初期の分裂病もしくは妄想を伴う躁鬱病、痴呆などの傾向が感じられるのに対して、sinobu_10さんのはソノ分野に浸かっているヒトなりに理路整然に近く、文章の構成もしっかりしています。
一括りにして良いものかどうか。臨床精神病理は難しくて、実はまだ余り勉強してない分野です。 電波受けるヒトを実際知っております。仕事ができ、礼儀正しく義理堅く、言葉使いが綺麗で、想像力・情緒・感性も豊かで、発明の才もあり、倫理観もしっかりしていて、善意に溢れている。難を言えば少しまじめ過ぎる。
そういう誠に好ましい人望のあるヒトなんですけど、電波が入るんですね。それを普通の事のように言うので、こちらも普通の事のように受け答えしております。
随分昔からその状態のまま変化がないようで、さらに聞こえるのはドク電波ではなく、善意の宇宙人からの助言が中心だったりしますので、ま、様子を見ています。数年前まではサイババが夢枕に立って「来い」と言ったからというのでインドに行く計画を立てていましたが、現在はモンゴルの平原でUFOとコンタクトする計画を楽しげに語ってくれます。
まじ。ホントに聞こえてるらしいのです。それを蔭で笑う奴がいるのも自覚しているようなのです。
「目を覚ます」という類の話じゃなくて、これ、はっきり言って症例なのです。しかし長年進行してないし、生活に支障がある訳でもないから、無闇にいじらない方が良いのです。
じつは、stomachmanは見積書作成要領の見本を作ったんですが、うっかり本物と間違えられて無用の混乱を起こすことが絶対ないようにと思い、 「荒矢田産業株式会社」発行の「重力遮断板セット」の見積書 って見本にしまして、発注先に配布したんですよ。そしたら彼がやってきて「あなたなら理解してくれると思う」と語りだした訳でして… 理解はすれども、同意はせず。得意の奴で対応しております。
目を醒まさせてあげなくていいの? 念力も自分だけで使ってるぶんにはいいんだけど・・・ 自分だけでとどまってないとこが厄介だぁ―! もうそろそろ、目を細めて笑って見てるばかりでもいられない。
テレビが俺の悪口を流している! あのCMは俺の事をあざ嗤うのが目的… てのが、典型的な公共電波系電波系さんですが、こちらは公共デンパでナンパするのが怪しからんという、これもまた、割合論から言って、別物ですな。 最近、街ですれちがう美女という美女が皆、秋波を送ってくるので困っているstomachmanです。
症例ってのは、夢を壊さないで、みたいなアマイ話ではないんですよ。 この彼の場合には、多分初期で停滞している分裂病だと思われます。悪化させないように、stomachmanとしても注意を払っておる訳です。もちろん、症状に悪化が認められたら直ちに治療を開始するよう促す積もりでいます。すなわち、確かに聞こえる電波が、彼の集中力を乱すようになってくると、本当に生活に支障をきたしはじめ、ついには外部とのコミュニケーションが取れなくなってしまう。
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パラノイア・統合失調症患者の症状 ( No.2 ) |
- 日時: 2020/05/12 11:01
- 名前: 777 ID:v.jR4OMA
- パラノイア・統合失調症患者の症状
妄想というのは,強固な信念で,明らかに間違っているのに決して訂正されず, 本人が確信しているものをいいます。私たちが,「あの人は私のこと嫌ってて イジワルしているのかもしれない...」などと半信半疑に思っているのは妄想とは 言いません。
例えば,
「○○が自分の才能を妬んで様々な嫌がらせをしてきている。 電話は盗聴されているし,電子メールも全てハックされている。 このままでは私の発明は全て盗まれて先に特許をとられてしまうに違いない」,
こういうことを言っている人に「そんなことあり得ませんよ,大丈夫ですよ」
と忠告してあげると,
「いや,これは確実なことだ。証拠もある。さてはお前も〇〇の回し者だな!」
などと言われた場合,これはかなり妄想に近いと言えるでしょう。
パラノイアの例
ヴィルヘルム・ライヒ(Wilhelm Reich、1897年3月24日 - 1957年11月3日)は、 オーストリア・ハンガリー帝国のガリチア・ドブジャニツァ出身の精神分析家。 学生時代から精神分析について学び、敬愛するジークムント・フロイトからも指導を受けた。
オーストリア生れの精神分析学者。
ウィーン大学卒業後、ウィーン精神分析診療所で、精神分析とマルクス主義の統合を目ざして活躍する一方、精神分析技法ゼミナールを主宰して、研究と指導に専念した。
患者の態度やふるまいに現れる性格抵抗 (主要な抵抗) に注目した〈性格分析〉の理論と技法とを追求して、 《性格分析》 (1932) を発表し、古典的精神分析から現代の自我心理学的精神分析への発展の端緒を切り開いた。
社会学的見地に立ち、社会適応を重視した性格形成論、性を社会的抑圧から解放し、〈性器性欲の優位性〉を確立して、健康なオルガスムの体験能力を獲得することこそ健康の基盤であるとする性革命理論などが知られている。
著書はほかに《衝動的性格》 (1925)、 《ファシズムの大衆心理》(1933)、《セクシャル・レボリューション) 》(1945) など多数にのぼる。 ライヒは子供時代に関してあまり語らない人間だった。その理由として、父と母が共に自殺している点があげられる。
13歳の時、母・セシーリアが自分の家庭教師と性交している現場を目撃してしまう。ライヒはそのことを父・レオンに告げた。
精神バランスを崩した父は母を自殺に追いやった。そして自身は、わざと真冬の凍った池に何時間も立ち続け肺炎で死んだ。両親が自殺したのは自分のせいではないかと、ライヒは後悔し続けることになる。
こうした中で、全ての人間は「性欲」(リビドー)に支配されているというフロイトとの出会いは衝撃的であった。やがてライヒはユングが抜けた後の精神分析学会で精力的に活動を行う。
しかし晩年のフロイトも、さすがに「性欲理論」は無理があるとして放棄しつつあった。またユングはリビドーを「性」ではなく生命エネルギーと定義し、右脳と左脳のメカニズムにまで迫ろうとしていた。
しかしライヒは時代に逆行する形で、性欲理論を補強していった。
「全ての人間はオルガスム(性的快感)を求めて生活している」
彼は、神経症で悩むオールド・ミスの患者にマスターベーションを勧めた。自虐癖のある患者に「では実際に打ってみようか」と臨んだ。どれも確かに症状は好転した。
そして、性の解放と称し
・未成年の避妊教育の実践 ・堕胎の権利の確立
遂には、性の全面的な解放を行えば、神経症や性倒錯、そして犯罪の一切存在しない理想郷が誕生すると主張した。
ライヒの思想は進歩的ともいえるが、いささか過激すぎる点も多い。
・・・ライヒの思想は禁欲を重んじる20世紀初頭のヨーロッパ社会で、当然受け入れられるような内容ではなかった。師匠フロイトも、この「明らかに行き過ぎた理論」に不信感を抱きつつあった・・・
共産主義者としても積極的に活動していたが、 33 年ドイツ共産党から、 ついで 34 年国際精神分析学会から除名され、ストックホルムやオスロ を経て、39 年アメリカに亡命した。ライヒが主張する「性の解放」を全ての人間が嘲笑したのだ。
そのころから精神に変調をきたし、「オルゴン(オルガスムの)・エネルギー」と名付ける宇宙エネルギーの存在を信じこれに熱中するようになった。
世界には至るところに「オルゴン・エネルギー」が満ちている。それが細胞を動かしているのだ。愛するものと別れるとオルゴン・エネルギーが不足して病気になる。しかし休養すればオルゴン・エネルギーが充電されて再び健康になるのだ・・・
このエネルギーを集める力を持った〈オルゴン・ボックス〉に入ると、すべての性障害が治ると称して、ライヒは金属箱を販売した。しかし、これがアメリカの薬事法違反に問われることになる。
それまでのライヒは、思想は別として精神科医として極めて優秀な評価を受けており、裁判に負ける可能性は低かった。しかし、ライヒは陪審員達にこういった。
「オルゴンエネルギーを暴発させて大洪水を引き起こしてやるぞ」
ライヒは裁判中、法廷侮辱罪で投獄され、不遇のうちに獄死した。
尚、ライヒの心身相互作用に着目した療法は、今日の心身医学やボディワークの始まりとされている。
初期フロイトの路線を強調した上で、精神分析に政治的な視点をもたらし、精神分析とマルクス主義を結びつけようと試みた。性的エネルギーの社会による抑圧からの解放を目指したが、その極端な思想や行動が嫌われ、後に精神分析協会からも共産党からも除名された。
1934年ナチス・ドイツのドイツ国からノルウェーに亡命、オスロ大学で性科学を 研究中滅菌した肉汁中の小胞バイオンと1939年バイオンの研究中オルゴンを発見、 アメリカ合衆国のテオドール・ヴォルフ博士の招きで渡米、ニューヨークに住む。
1940年メイン州レーンジュエリーに転居、支援者によりオルゴン研究所 「オルゴノン」でロバート・マッカローらとともにオルゴンの研究に取り組んだ。
1941年にはアルベルト・アインシュタインにオルゴノスコープ(オルゴン拡大鏡) でオルゴンを見せている。よく知られている物としては、オルゴン蓄積器 (オルゴン・アキュムレーター、蔑称としてオルゴン・ボックス、セックス・ボックスなどとも呼ばれた)という箱と1951年にラジウムとオルゴンの研究中発生したというオラナーとデッドリーオルゴンの雲をなくすため発明したオルゴン放射器のクラウド・バスターなども作成していたことがあげられる。
1954年、UFOを目撃DORを利用した侵略者の宇宙人の宇宙船と直感しクラウド・バスターで撃墜の必要を訴える。1954年にFDAにオルゴン・アキュムレーターの販売が、がん治療機を不法製造販売にあたると裁判を起こされ、裁判所の命令に従わなかったため、有罪判決を受け1957年投獄された。
精神分裂病(統合失調症)の可能性が疑われ、精神鑑定が行われた。オルゴンに まつわるいくつかの妄想的な言動がみられるが、その他の点では正常だったと いわれる。出獄することなく、1957年11月3日コネチカット刑務所で心臓発作で死亡した。
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チャンネル桜関係者とアホ右翼が信じている「ユダヤ陰謀史観」 ( No.3 ) |
- 日時: 2020/05/12 11:13
- 名前: 777 ID:v.jR4OMA
チャンネル桜関係者とアホ右翼が信じている「ユダヤ陰謀史観」
ユダヤ陰謀論 _ 馬渕睦夫 http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/735.html
馬渕睦夫 世界を支配する者達が生み出した『中央銀行』という奇形 http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/558.html
これがチャンネル桜関係者とアホ右翼が信じている「ユダヤ陰謀史観」 http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/505.html
日本の右翼のバイブル _ 偽ユダヤ人のモルデカイ・モーゼが書いた 日本人に謝りたい http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/494.html
ユダヤ陰謀論とグローバリズムを考える _ ヨーロッパ化されたキリスト教がユダヤ思想の正体で、ユダヤ教やユダヤ人とは何の関係も無かった http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/504.html
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Re: ユダヤ陰謀論 _ パラノイアの世界 ( No.4 ) |
- 日時: 2020/06/18 00:50
- 名前: 天橋立の愚痴人間 ID:lVHqTM.o
- 何を言いたいのか、777氏、
このスレッドで言いたいことは
ロスチャイルド、ロックフェラーなどの世界支配等を総称してユダヤの陰謀と言うのは。パラノイアの世界であるという事を言いたいのであろう。
ロスチャイルド、ロックフェラーなどの世界支配は忌々しきことであるが、ユダヤ全体の陰謀と言うのは、誇張しすぎの感がある。
だが、世界の経済史を裏側から見れは、暗然とさせられる。
確かに、ここまで構えなければ、ロスチャイルド、ロックフェラーの暗躍は防止できないであろう。
ある意味で、ヒットラーのユダヤ人抹殺計画は、正義であったとも考えたいほどである。
それでも、実際の陰謀はないと考える。
陰謀は無くても、問題は残るのである。
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天橋立の愚痴人間さんは完全に誤解していますね ( No.5 ) |
- 日時: 2020/06/18 11:31
- 名前: 777 ID:8S//HlCk
- >このスレッドで言いたいことは
>ロスチャイルド、ロックフェラーなどの世界支配等を総称してユダヤの陰謀と言うのは。パラノイアの世界であるという事を言いたいのであろう。
全然違うよ
精神障害者がどういうものか明らかにしただけだよ
統合失調症の妄想 ヒステリー患者の妄想 発達障害者の妄想 パラノイアの妄想
すべて違うんだよ。
ここではパラノイアにはユダヤの陰謀という妄想を抱く患者が多いという話をしたんだ。 統合失調症なのかパラノイアなのかを判別するには妄想の形態を正確に区別しないといけないからね。
しかし、こんなわかりやすい話ですら完全に誤解している位だから 僕が書いた投稿はすべて間違って受け取られているんだね
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777氏へ ( No.6 ) |
- 日時: 2020/06/18 11:48
- 名前: 天橋立の愚痴人間 ID:lVHqTM.o
- 777さん
貴方の記事の内容が豊富であることは判っている。
だが、少し解説をしなくては、引用の意味が分からない人は多いだろう。
だから、全てではないが、こうして、ボチボチ解説している。
ここの投稿者で貴方をキチガイの様に言っている輩がいることも判っている。
ネット社会では、いろいろな人物が混在しているので、彼らに焦点を合わせて語り合うことはない。
>ここではパラノイアにはユダヤの陰謀という妄想を抱く患者が多いという話をしたんだ。
単純に陰謀を唱えるのは正しくはないであろうが、そうかと言って、私自身、その様な意味でユダ菌を批難している。
問題は、ロスチャイルド、ロックフェラーなどの金融支配に矛先を向ける事であろう。
もっとも、ロスチャイルドなどの支配がなければ人間社会は、もっと醜悪になっているかもしれないが!
>精神障害者がどういうものか明らかにしただけだよ
あんたは、いつも、こうして逃げているが、この引用文を選ぶことの中で、貴方の意思を確認できる。
多くのスレッドで、この様に多種多様な引用文を出せる貴方の力量には感服している。
もっと、素直になりなさいよ!
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だから、ロスチャイルド、ロックフェラーは金融支配なんかしてないんだよ。 ( No.7 ) |
- 日時: 2020/06/18 12:09
- 名前: 777 ID:8S//HlCk
- >問題は、ロスチャイルド、ロックフェラーなどの金融支配に矛先を向ける事であろう。
だから、ロスチャイルド、ロックフェラーは金融支配なんかしてないんだよ。
そもそも最近儲けたのはロスチャイルド、ロックフェラーじゃないだろ:
コロナ禍の3ヶ月間で米国富裕層の資産62兆円増 背景に大規模金融緩和 2020年6月14日 https://www.chosyu-journal.jp/kokusai/17554
新型コロナ危機が始まってからの約3カ月間、米国の富裕層が資産を約5650億j(62兆円)増やしていたことがわかった。米国の進歩的な政策研究所(inequality.org)が統計データを集計し、4日に報告書を発表した。過去最大規模の金融緩和の恩恵を受ける1%の富裕層と、コロナ禍で生きる糧を奪われる99%との格差がかつてなく拡大している。
報告書によると、コロナ危機による世界経済の急激な停滞によって、3月18日からの約3カ月間で、新規失業手当を申請した米国人は4300万人(労働統計局)にのぼり、リーマン・ショック不況後に創出された雇用のほとんどが消滅した。これには自営業者として支援を申請した数百万人は含まれておらず、実態はさらに深刻だ。
inequality.orgサイトより
同じ3カ月間に、富裕層の累計総資産は約5650億j増加した。現在、億万長者の資産総額は3・5兆j(385兆円)に達しており、新型コロナ流行の開始時に記録された最低水準から19・15%上昇している。一方、米国ではコロナ感染ですでに10万人以上が死亡しており、報告書のなかでは「パンデミックの最中、億万長者の富が急増していると同時に、何百万人もの人々が苦しみ、多くの困難や死に直面している。米国社会の不平等でグロテスクな現実だ」とのべている。
この間、資産を飛躍的に延ばした主な富裕層は以下の通り。IT大手や投資関連の大企業が目立っている。
ジェフ・ベゾス(アマゾンCEO)362億j増
マッケンジー・ベゾス(前妻)126億j増
マーク・ザッカーバーグ(フェイスブックCEO)300億j増
イーロン・マスク(テスラCEO)141億j増
セルゲイ・ブリン(グーグル共同創業者)139億j増
ラリー・ペイジ(グーグル元CEO)137億j増
スティーブ・バルマー(マイクロソフト元CEO)133億j増
ビル・ゲイツ(マイクロソフト創業者)118億j増
フィル・ナイト(ナイキ創業者)116億j増
ラリー・エリソン(オラクル会長)85億j増
ウォーレン・バフェット(バークシャー・ハサウェイCEO)77億j増
マイケル・デル(デル創業者)76億j増など。
富裕層の資産拡大の背景には、株式市場の異常な回復がある。連邦準備制度理事会(FRB)が緊急措置としてゼロ金利、無制限の債券買いとりなど、かつてない規模の金融緩和策を講じ、2月19日をピークに29%減まで急下降していたナスダック指数が史上最高値に迫るなど、株式市場は大幅に値上がりした。実体経済と乖離した市場の活況が富の移動をもたらし、格差拡大を加速させている。
国連は5月末、2020年の世界経済は少なくとも3・2%縮小し、3億人以上が失業し、米国だけで3900万人が失業すると予測したが、実態はそれを上回る。米国内の医療保険未加入者は3000万人をこえ、コロナ禍に見舞われながらも医療の恩恵を受けることができず、多くの死者を出している。米国の失業率は今後20%に達することが予測されており、リーマン・ショック恐慌を上回る深刻さをみせている。
報告書共著者であるチャック・コリンズ氏は「数百万人の苦しみと窮状と引き換えにもたらされた億万長者の富の急増は、私たちが今後数年で社会を回復するために必要な社会的連帯を損なう。これらの統計は、私たちがかつてなく経済的、人種的に分裂していることを示している」と声明でのべている。
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本当は天の橋立さん自体がパラノイアなんだよ
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Re: ユダヤ陰謀論 _ パラノイアの世界 ( No.8 ) |
- 日時: 2020/06/18 13:14
- 名前: 天橋立の愚痴人間 ID:lVHqTM.o
- >本当は天の橋立さん自体がパラノイアなんだよ
あなたほどの人が止めてほしいね。
実際の金の動きは、あなたが示しているように、どこかの企業か個人に集約してします。 その企業、個人に対して何某かの形で影響力をもっているのが、ロスチャイルド、ロックフェラー。
それでも、すべてではありません。 ロスチャイルド、ロックフェラーと名指しているものの、同じ様な発想で動いている者は無数にあり、サラリーマンが株を買うこともその一つ。
ですから、資本主社会の問題点は、数的には市民自らの責任です。 要するに、ユダ菌の陰謀を糺そうとしても、特定のだれを糺せば成ることはありません。 第二の市民革命と言うスレッドも立ち上げているように、市民自体が自覚しなくては、ユダ菌の陰謀と言う話は無くなりません。
ですが、200〜300年かけて、このような体制に影で導いてきたのはロスチャイルド、ロックフェラーを代表とするユダヤ資本の存在が大きかったのです。
このような話は、貴方も先刻理解しているはず。
言葉尻を捉えて難癖をつけるのは、それこそ、その程度の人間と言うことになる。
貴方の折角の内容ある引用文の価値を減らすような投稿は止めましょう。 何回も言っているように、意味のない誹謗中傷は止めにしていただきたい。
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ロスチャイルド、ロックフェラーはヨーロッパの王侯貴族のマネージャーやってただけだよ ( No.9 ) |
- 日時: 2020/06/18 13:56
- 名前: 777 ID:8S//HlCk
- ロスチャイルド、ロックフェラーはヨーロッパの王侯貴族のマネージャーやってただけだよ
ロスチャイルド、ロックフェラーが世界経済を支配していたのではなく、ヨーロッパの王侯貴族が世界経済を支配していたというだけの事
それは、18世紀以降の世界はヨーロッパの王侯貴族が世界を支配していたんだから当たり前の事だよ
>このような話は、貴方も先刻理解しているはず。 >言葉尻を捉えて難癖をつけるのは、それこそ、その程度の人間と言うことになる。
天の橋立さんは僕の投稿をすべて曲解していたという事だね
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Re: ユダヤ陰謀論 _ パラノイアの世界 ( No.10 ) |
- 日時: 2020/06/18 15:01
- 名前: 天橋立の愚痴人間 ID:lVHqTM.o
- >天の橋立さんは僕の投稿をすべて曲解していたという事だね
すぐさま。この様に応じてこられるが、私はあなたの行為から、貴方の意図をくみ取っている。 なぜ、表面的な言葉に拘られるか!
あなたは、本当に
>ロスチャイルド、ロックフェラーはヨーロッパの王侯貴族のマネージャーやってただけだよ
>ロスチャイルド、ロックフェラーが世界経済を支配していたのではなく、ヨーロッパの王侯貴族が世界経済を支配していたというだけの事
この様に思われているのですか、そうではないでしょう。 折角、興味ある文章を提示しながら、貴方のこのような絡み癖が、貴方を誤解させている。 あなたは素顔をさらすのが恥ずかしいのではないかな!
イングランド銀行は,戦争による政府財政の 逼迫を緩和する目的で設立された,いわゆる 「政府の銀行」としての役割を期待された民間銀行であった。 以下,長い歴史を誇る代表的 な中央銀行であるイングランド銀行の生成・発 展過程を概観しておこう。 1688〜89年のイギリスの「名誉革命」とそれ に続くアメリカの植民地をめぐるフランスとの 戦争によりイギリス王室の財政は窮乏を呈し た。1672〜97年の25年間に王室の負債225万ポ ンドから2,000万ポンドへと急増し,ウィリア ム三世とメリー二世のころには財政事情はさら に悪化した。このような事態を根本的に改善す るために考案されたのが,@イングランド銀行 の設立と,A国庫証券(exchequer bills),お よびB利付き永久公債の発行であった。 イングランド銀行の設立はウィリアム・パタ スン(W. Paterson)が立案し,シティの有力 なシンジケートによって支援された。
このイングランド銀行は、やがてロスチャイイルド一族が支配する様になった。
>1690年、同行成立以前から、フォンテーヌブローの勅令でフランスから流れたユグノー資本が英国債の売れ行きに貢献していた。4年後に創立したとき、世界は大同盟戦争とウィリアム王戦争、そしてザームエル・オッペンハイマーの活躍する大トルコ戦争のさなかにあり、同行は政府への貸付を主要な業務とする商業銀行であった。多くのユグノーが毎年の選挙で理事となった[1]。1697年の同行第4次利払いリストによると、ウーブロン家をはじめとする移住の早かったユグノーは同行の15%を支配した。後発組にはテオドール・ヤンセンやトーマス・パピヨンなどがおり、彼らが先行組から同行の株式を譲りうけ、しかも英国債の約1割を所有した[2][3]。
同行は政府を通してイギリス東インド会社・ハドソン湾会社などへも貸付を行っていた[4]。ユグノー出身で6代目総裁のジェームズ・バトマン(James Bateman)はロンドン市長と南海会社副社長を務めた[5]。
18世紀後半、将来ネイサン・メイアー・ロスチャイルドの義父となるレヴィ・バレント・コーエンをふくむユダヤ人が、最初アムステルダムにいながら、やがてロンドンに定住するまで、東インド会社の破綻した事業を買収していた[6]。
1800年8月から1816年8月までの各16ヵ年においては年平均60万ポンドの割引収入をあげて準備金を蓄え[7][注釈 2]、イングランド銀行は1816年に金本位制を採用した。やがてロスチャイルドが台頭し、各国の外債発行とイングランド銀行の準備金補填に関わった。銀価格低下の時期にアルフレッド・ド・ロスチャイルドが理事を務め、19世紀末の不況に対応した。
(中央銀行の設立)
紙幣が登場してから、様々な商人が証書を発行するようになったため、バラバラの「預り証」が流通するようになります。 これを統一させるために紙幣発行権限をもつ中央銀行を、銀行家が出資して設立する事となっていったのです。 さらに、法律で中央銀行以外の銀行が紙幣を発行する事は禁じられていきます。 そんな中、当然ですが、有力だった銀行家は、中央銀行に大きな影響力を持つようになります。 事実、かの有名なロスチャイルド家は、1825年にはイギリスの中央銀行である、イングランド銀行の通貨発行権を手に入れています。 「何の裏付けも無い紙切れを貸して、利子を取る」を国家レベルで行う訳です。加速度的にその資産を増やした事は想像に難くありません。
(ロスチャイルド家)
初代マイヤー・アムシェルは1764年、ドイツでロスチャイルド商会を創設し、 1800年代に入ると5人の息子をヨーロッパ諸国に派遣し各国で銀行を創設させました。
5人の兄弟は情報のネットワークを確立し、 現在の国際銀行の基礎を築き、ヨーロッパの金融を支配するようになります。
なかでも注目すべきは、イギリスに渡った 三男のネイサン・ロスチャイルドです。
彼は、1810年にロンドン証券取引所の支配者となり、 「世界一の金融王」として君臨するようになり、 ヨーロッパ中の同盟国を相手に貸付をするまでになったのです。
さらに、その5年後の1815年、イギリス連合軍とナポレオン率いる フランス軍との戦いに出資して当時の財産300万ドルを2500倍の75億ドルに増やしました。
戦果の情報をいち早く手に入れたネイサンは、 他の投資家を出し抜き、一人勝ちしたのです。
これで、ほとんどのイギリスの大金持ちや名家を破産させ、 ヨーロッパの金融を独占し、今のロスチャイルド財閥の世界支配の礎を築いたのです。
あり余る富を手にしたロスチャイルド一族は、世界最大の財閥を形成し、 自分たちの強力な代理人である「J・P・モルガン」と「ジェイコブ・シフ」を支援し、 米国に巨大なモルガン財閥、シフ財閥を形成しました。
彼らから支援を受けた「J・Dロックフェラー」は石油王、 「エドワード・ハリマン」は鉄道王となり、それぞれ巨大財閥を形成するようになったのです。
なかでも注目すべきは、J・D・ロックフェラーです。
彼は1882年には、米国の石油をほぼ独占し、 それを元手に米国最大の財閥を築きあげたのです。
彼らの持つ権力の中で一番大きな力がお金を発行する権利なのです。
>我に通貨発行権を与えよ。 >さすれば法律など誰が作ろうと構わない (マイアー・アムシェル・ロスチャイルド-1790年)
国際的金権勢力の中心者がロスチャイルド家である、ということは既に常識になっている。 このロスチャイルド家が何代も掛けて築いてきた冨が膨大な量になっているという。 その額、236兆ドルとも言う。 本当かどうか確かめようも無いが世界の冨の半分という。
ロスチャイルドは現在の金融システムの仕組みをリードしてきたのです。
このような話もパラノイアとして片づけるのも良いでしょうが、少なくともロスチャイルドがイギリス皇室の番頭などと言う事ではないですね。
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天橋立の愚痴人間さんは中央銀行が何をやっているか理解してないだけだよ ( No.11 ) |
- 日時: 2020/06/18 15:17
- 名前: 777 ID:8S//HlCk
- >彼らの持つ権力の中で一番大きな力がお金を発行する権利なのです。
>ロスチャイルド家は、1825年にはイギリスの中央銀行である、イングランド銀行の通貨発行権を手に入れています。 >「何の裏付けも無い紙切れを貸して、利子を取る」を国家レベルで行う訳です。加速度的にその資産を増やした事は想像に難くありません。
天橋立の愚痴人間さんは中央銀行が何をやっているか理解してないだけだよ
日銀が株式会社であるということ、 その株主が、55%は政府が出資してるんですけど、残り45%が民間だということ、 それが誰が持ってるか公開されていない
ということで、いろんな憶測というか、それを陰謀論みたいなものにつなげる人が多くて、そういうことを結構聞かれたりするんですね。
ただ、いつも僕答えるのは、日銀の株主の半分近くが民間で、それが誰だかわからないから、だから何なの?って聞き返すんですよ。大抵聞き返された人はもちろん答えられなくて、
日銀がお金を発行してるのに民間じゃおかしいとか、 それを何とかチャイルドみたいな陰謀論と結びつけて考えてるんです。
結局何が問題なのかその人たち自身もよくわかってなくて。 ただ、そういうふうに騒ぐ人たちが一部に恐らくいるんでしょうね。
ただ、これ、仕組みを知ると、いや、別に全然そんな話じゃないっていうのがよくわかります。
どこからはじめようかな。
まず日銀に関しては、民間だからといって、まあもちろん利益も挙がります、ある程度。その利益がどうやって挙がるかというと、これまた
お札を1枚、1万円札を作るのに20円しかかからなくて、それが1万円になるから9980円もうけるんだ
みたいなことを、そういう間違ったことを言う人がいるんですね。
それ完全に間違ってます。そうはなりません。
基本的にお札の発行ってどうやってるかというと、例えば、そもそもあのお札誰が作ってるかというと、日銀じゃなくて国立印刷局というところが毎年の財務省の計画に従って作ってます。
作るっていうのは、それは何で必要かというと、今までのお札が古くなって破れたりするぶんとか、あと、マネーストック、皆さんの現金、預貯金が増えるにしたがって、より多くのお札を引き出すようになるんで、そのぶん恐らく必要だろうということで、ある程度計画的に作ってるんですね。
国立印刷局がそれを刷ります。例えば、じゃあ1兆円のお札を国立印刷局が刷ったとして、それをどうやって発行するのか、発行するっていうか世の中に回してくのかというと、
まず1兆円の紙幣を作ります。それを日銀の金庫に入れるんですね。
日銀の金庫に入れますけど、日銀はそれを1兆円として受け取るわけですけど、それ、そのまま日銀が1兆円をもらってしまったら日銀が1兆円もうかってしまいますよね。(笑)。それおかしいですね、
もちろん。20円で作ったものを1兆円で受け取って、1兆円になってしまったら、確かにそれをやってしまったら日銀は1兆円もうかってしまいますけれども、そうはならなくて。
どうするかというと、要するに1兆円の紙幣を金庫に入れて、それは資産になるわけですね、日銀の。
で、それが利益にならないように負債の側に1兆円の発行済み銀行券という負債を書き込むんです、バランスシートの負債のほうに。
要するに、その時点で左右バランスするんで利益はそれで出ないんですね、日銀は。
1兆円の紙幣を資産として預かって、それを預かりましたという、預かったことにするんです、
負債にするっていうことは。それ誰から預かってるかというと、別に相手基本的にいないんですね。まあいうなれば、日本国民全員に対して新しい紙幣の1兆円ぶん借とするわけですね。
もともと日銀っていうか中央銀行っていうのは、1兆円っていうのは、紙幣っていうのはただの紙ですから、要するに実体的な価値はないわけですね。だから最初は多分恐らく、その信用のなさから何を持っていたかというと、その1兆円の紙を、まあ1兆円っていうよりも1万円札ですね、を持ってきたときに、いつでもそれをちゃんと実体のある、価値のあるものと交換しますよっていうことで、今度、日銀の資産の部分には、金地金という実際の貴金属というのを資産として持ってたんですね。
紙で発行してるんで、要するに、これは負債として、それを持ってくればいつでもそういう実体の金地金と交換しますよっていう、そういう一応論理立てだったんですけども、実際、今、日銀のバランスシートには、金地金っていうのはもうほとんどないです。一応ちょっとありますけど、ほとんどないわけです。
逆に言うと、日銀のバランスシートの、今度、負債の側、借金の側には、約100兆円の発行済み銀行券っていう負債が入ってます。
それは何かというと、今までそうやって発行し続けてきた、要するに紙幣の履歴なわけですね。100兆円ぶん今まで発行しましたよって、だから100兆円ぶんの現金が世の中に回ってますってことです。
だけど、その100兆円っていうのはもちろん日銀にしてみれば借金なわけですから、要するに、100兆円ぶんの紙幣を発行したときに20円の制作費除いて100兆円近く、99兆8000億円ですか、もうかったかというと全然そんなことはないってことですね。
だから、この国では少なくとも紙幣を発行するときにそんな利益なんか全く挙がらないっていうことですね。だから、日銀が民間だからといってそもそも大騒ぎすることはないということです。
そもそも、それから日銀の政策決定に関してはもちろん株主は一切決定権ないです。議決権が全くないんですね。議決権が全くないから逆に、要するに公開する必要もないわけです。
一般の株式会社が5%ルールみたいなかたちで、発行済みの株式の5%以上を取得するとそれが公開されるのは議決権があるからですね。
逆に日銀は一切議決権はなくて、日銀に対しては、株主は全くないです。
で、政策は誰が決めてるかっていうと、日銀の政策委員会が決めてますね。
政策委員会総裁がいて、副総裁が2人いて、あと、審議員みたいな人が6人ですかね、9人の政策委員会で。
この人たちはどうやって任命されるかっていうと、内閣が任命しますね。 で、国会の承認を得てっていうかたちになるんで、結局、株主一切関係ないです。
だから、よくそういう、あまり仕組みを知らずにそういう陰謀論みたいなものに結びつける人たちがいるんですけど、実際、日銀の株主の半分近くが誰だかわからなかったとしても、僕にしてみれば、だから何なの?って話なんですよね。だから何が問題なの?(笑)、ちゃんと説明してって感じなんですけど、誰も説明してくれません。僕は大した問題だとは思ってません。
それからあともう一つ、それでも日銀っていうのは実は利益を挙げるんですね。
どうやって利益が挙がるかっていうと、日銀は基本的に、例えば国債を大量に買ってますけど、国債の利息だったりとか、その利息収益とかあるし、あと、外貨資産も持ってるわけですね、ドルを持ってアメリカの国債を持ってたりするんで。
それで利益とか、利益っていうのは要するに利息みたいなもの、基本的には利息で挙がっていきます。それで挙がるんですけど、年間、結構そこそこの利益は、1兆円以上挙がったりとかするんですよ。
ただ、それも結局どうなってるかというと、これ日銀法[SM1] を読めばわかるんですけど、日銀法の第五十三条っつうのがあるんですよ。五十三条を読むとわかるんですけど、日銀法の第五十三条の、まず第四項ね。四項は株式の、要するに株を持ってる株主に対して配当がどうなってるかっていうことは第五十三条の四項に書いてあるんですけど、
「日本銀行は、財務大臣の認可を受けて、その出資者に対し」て、これ株主ですね、「各事業年度の損益計算上の剰余金の配当をすることができる。」
まあ配当は出せるってことですね。
「ただし、払込出資金額に対する当該剰余金の配当の率は、年百分の五の割合を超えてはならない。」
要するに5%を超えて配当は出してはならないっていうことになっていて。五十三条の第五項、
「日本銀行は、各事業年度の損益計算上の剰余金の額から、第一項又は第二項の規定により積み立てた金額及び前項の規定による配当の金額の合計額を控除した残額を、当該各事業年度終了後二月以内に、国庫に納付しなければならない。」と。
要するにこれ、もうかったぶんっていうのは、積立金とかあるんですね、準備金っていうのが。
要するに、例えば外貨準備を持ったりとか、外貨の、要するに資産を持っていて、その為替の変動とかあるので、それに備えて積み立てとか準備金ってあるんですよ。
それをやったあとは、結局、余ったお金っていうのは国庫に返納しなきゃいけないってことなので(笑)、それで株価がものすごい上がるとかっていう話にはならないので、そもそもそんなことを、なるんであれば、日銀の株っていうのはジャスダックなんかで誰でも買えることになってるんで、そんなに日銀がもうぼんぼんぼんぼんもうけるような話であれば、それをみんなが買うって話になりますよね、間違いなくもうかるんで。
そんなことはならないのは、結局こういう法律があって、日銀はもうかっても別にその剰余金を国庫返納っていうことで。
だから、45%の日銀の株主が誰だかわからないったところで、別に大した問題ではないんですね。という話(笑)。
通貨発行権みたいな話も、結局、日銀が持ってるみたいなことを、間違ったことを言う人がいますけども、別に日銀は全く通貨発行権は持ってなくて。
結局、通貨発行って今の仕組みを理解すると、誰が通貨発行権を持ってるかっていうと、各民間銀行の融資担当者がみんな一人一人、通貨発行権持ってると思ったほうがいいです。
何でかっていうと、結局、今の仕組みは信用創造という、銀行がお金を貸すことによってお金が生まれるということは、その判断をする一人一人の融資担当者がその権利を持ってるってことですね。
だから、日銀とか中央銀行が通貨発行権を持ってみたいな話は都市伝説というか、もうガセネタというか、
特に中央銀行は通貨発行権なんて持ってません、そういった意味で言うと。今、おっきな通貨発行権を実質的に持ってるのは例えば、あ、ちょっと待って。その前に日銀の役割の話を先にしますね。
日銀の役割は何かっていうと金融調節をやってるんですけど、それはどうやってやってるかというと、結局、金利の上げ下げとか量的緩和みたいなことを最近やってます。金利の上げ下げのほうは簡単なんで先に説明しますけれども、
金利を、日銀はお金の量を、例えば減らすために上げます。 金利を上げると何が起きるかというと、金利が高くなるんで、お金を借りたい人とか借りられる人が減りますよね。そうすると、お金って大体借金っていうのは借りたらみんな毎月返していきますね。それに対して、金利が高くなると、毎月みんながお金を返していくとそのぶんお金が減ってくわけですね。
お金を返すときに実はお金って消える。 お金を借りるときにお金が生まれるっていう仕組みになってるんで、返していくとだんだん減っていきますけど、それに対して金利を上げたときに、要するに金利が高いんで借りる人が減ってくとだんだんお金が減ってくんですよ。
そういう金融調節。
逆に、今度お金を増やしたいときには金利を下げます。 金利を下げると借りたい人とか借りられる人が増えるんで、それに対して銀行がお金を貸していけば、借金を増やしていけばお金が増える。
つまり日銀は何をやってるかというと、あくまでも民間銀行の貸し出しの増減を誘導してるにすぎません。通貨発行権みたいな権利を持ってるわけでも何でもなくて、要するに、あくまでもそれは各民間銀行がその通貨を発行する、そういう権利というか機能を持っていて。彼らが要するに借金を増やしたり減らしたりすることによって世の中のお金を増やしたり減らしたりするっていう、その誘導をしてるにすぎなくて、通貨発行権みたいなものは日銀は持ってません。
あと、それから、これ講演会でも説明してますけれども、ある時期から日本の民間銀行っていうのは民間にお金を貸さなくなってしまって、民間の信用創造による通貨の発行、お金の発行っていうのはあまり機能しなくなってるんですね。それからしばらくどうやって、もう数十年たってるんですけど、どうやってお金を発行し続けてきたかというと、
実は政府が借金をして、それを使ってお金を発行してきたっていうことをやってきたんですね。
これ、今、あんまり時間ないんで詳しくは説明しませんけれども。つまりどういうことかというと、毎年の予算ですね。
政府が予算を組みます。で、それを赤字にします。 赤字にするっていうことはその赤字ぶんを銀行から借りて、銀行から借りてっていうか、新たなお金を作るわけですね、銀行が政府の国債を買うことによって。
それで新たなお金を作って世の中のお金を増やしてきたってことをやり続けてきたっていうことは、要するに、
今、実質的に通貨発行権 誰が持ってるかというと、国会の予算委員会が持ってると言っても過言ではないです。
赤字ぶんっていうのは必ずお金の発行になります。 借金ぶんっていうのは新たなお金を作って政府が使う、ないものを作って使うってことになりますから、それで実は世の中のお金は増えてるんですね。
それが通貨発行、ここ数十年で起きてきた、要するに、政府による、政府の予算委員会による、まあ国会の予算委員会に、もちろん政府が予算案を作ってそれを国会で承認してという、そういうプロセスによるお金の発行っていうのがここ数十年で起きてきた。
ということは、日銀何やってんの?って。
日銀は通貨発行してません、ですから。繰り返しになりますが。だから、
通貨発行権とかいうその権利みたいなものを誰か一部の、何とかチャイルドみたいな(笑)、そういう国際金融家が握っていて、それがすべてをコントロールしてるみたいなのは、もうこれは幻想でしかなくて。
仕組みを知ればそんなことではないっていうことがよくわかります。だから何が問題なのかっていうと、この仕組み、銀行が借金でお金を作り出すという仕組みはもう完全に時代遅れになってしまっていて、そういったことから変えてくっていうことを、私大西つねき、それからフェア党は言っています。なので、皆さんもちょっとそこら辺いろいろ調べていただけるとわかると思うんですが、
日銀が民間銀行だからどうとか、通貨発行権がどうたらということはあまり本気にしないほうがいいです。
基本的にあんまり恐らくわかってないんじゃないかなあというふうに思います。
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中央銀行の役割 ( No.12 ) |
- 日時: 2020/06/18 15:31
- 名前: 天橋立の愚痴人間 ID:lVHqTM.o
- 珍しく理屈で反応されましたね。恐縮に存じます。
概ねは、通貨は債務と言う考え方を示しておられるようですが、この件に対しては、別スレッド「通貨発行権→間違った常識」で最近書いたところです。
さて、ここでは中央銀行は何をする機関だという事にお答えします。 でもね、このような意見交換など、もうやめにしないですか。 私は、貴方の、このスレッドの内容を称賛しに来ているのですよ。
(中央銀行の役割)
国家と経済の関係について、国家がどの様に経済問題と取り組んでいるかと言うことについて、 卑近な例として、アベノミクスについて説明しましょう。 アベノミクスは、下記の3つを基本方針としており、安倍首相はそれを「三本の矢」と表現している。
A 大胆な金融政策 B 機動的な財政政策 C 民間投資を喚起する成長戦略
大胆な金融政策とは 公定金利を引き下げて、金が市中に出回りやすいようにすること。 具体的には、貸出金利を下げることによって企業の投資を促す事により経済効果を上げようとするもの。 住宅ローンのその一つで、我々にも関係がある。
機動的な財政政策 国家戦略特区などを指定して、強引に経済を拡大させようとする試み。 公共事業なども、出来るだけ増やし経済効果をあげる。
民間投資を喚起する成長戦略 新らしいエネルギー開発、ベンチャー企業の発掘などに対して補助金を出すなどして新規事業を増やそうとする試み。 限られた税金による補助金で最大の経済効果を狙ったもので、これも金の問題。
一方でTPP参加など、貿易の範囲を拡大し経済の量的発展を求める政策。
これらが政府が行っている経済への取り組みである。 ところが、機動的な財政政策以外は、民間の金の流れを促進させる以外に実施できない。 結局は通貨の問題となる。 そこで通貨管理をする日銀当局との連携が必要になる。
その日銀(中央銀行)の姿勢について取り上げよう。
管理通貨制度
管理通貨制度とは、通貨の発行量を通貨当局が調節することで、物価の安定、経済成長、雇用の改善、国際収支の安定などを図る制度。本位制度に対していう。
金を貨幣価値の裏付けとする金本位制においては、銀行券発行量は正貨準備高に拘束されるのに対し、管理通貨制度では行政府の通貨政策次第であり、貨幣の価値は政府または中央銀行の政策によって裏付けされるためその価値は不安定となりやすい。よって通貨当局は金融政策により貨幣価値の安定化を図ることを重視する。銀行学派の考え方によれば、中央銀行はプライマリバンク(中央銀行と直接取引の口座を開設している市中銀行)の担保の差出の対等物として通貨を発行するのが原則であり、この場合通貨の価値は市中の信用力に依存している。
管理通貨制度では、発行量が本位の備蓄量に拘束されることがないので、景気や物価調整のために柔軟な通貨量調整をすることができるメリットがある。一方で通貨当局と行政府の関係(独立性と協調性)がつねに問われ、通貨当局が行政府の影響下にある場合、景気対策のための恒常的な金融緩和がインフレを招く場合がある。また独立性が極端に保護されている場合、通貨当局の失策が国家に破滅的な混乱をもたらす場合がある。
次には、実際の通貨の流れ(通貨管理の実態)を見てみましょう。
マネタリーベース(ベースマネー)とマネーストック(マネーサプライ)について
マネタリーベースは、マネーストック(世の中に出回っているお金の総額)の基となる通貨という意味で、ベースマネーとも呼んでいます。また、この通貨が大きな預金通貨を生み出す強い力を持っているという意味で、ハイパワードマネー(強権貨幣)と呼ぶ場合もあります。 マネタリーベースは、現金通貨(日銀券、補助貨幣)と、民間金融機関の法定準備預金(日銀当座預金)を合計して求めます。
マネーストックは、これまでマネーサプライ(通貨供給量、貨幣供給量)として統計が公表されてきました。 (M1) 現金通貨と預金通貨を合計し、そこから調査対象金融機関保有の小切手・手形を差し引いたもの。対象金融機関は日本銀行(代理店預け金等)、国内銀行(ゆうちょ銀行を含む)、外国銀行在日支店、信金中央金庫、信用金庫、農林中央金庫、商工組合中央金庫、その他金融機関(全国信用協同組合連合会、信用組合、労働金庫連合会、労働金庫、信用農業協同組合連合会、農業協同組合、信用漁業協同組合連合会、漁業協同組合)。※現金通貨 = 銀行券発行高 + 貨幣流通高※預金通貨 = 要求払預金(当座、普通、貯蓄、通知、別段、納税準備) - 調査対象金融機関の保有小切手・手形
(M2) 現金通貨と国内銀行等に預けられた預金を合計したもの。対象金融機関は日本銀行、ゆうちょ銀行以外の国内銀行、外国銀行在日支店、信金中央金庫、信用金庫、農林中央金庫、商工組合中央金庫。 (M3) M1 + 準通貨 + CD(譲渡性預金)。対象金融機関はM1と同じ。
※ これらのうち日銀はM3を最も代表的な統計と見なしている。
具体的に表すと次の様になります。
平成26年度のベースマネーは 209兆円 平成26年度のマネーストックは 863兆円 実際に市中で流通している日銀券は 98兆円
通貨の価値を維持しながら、どれくらいの通貨の発行が適正かと言えば、何かの数値を基準に、それを決められる様なデータなどありません。 結局は通貨当局(日銀)が気にかけているのはインフレを起こさない事に尽きると思います。 なを、ここに言う通貨とは直接は法定通貨の事ですが、実際には信用通貨と言うものがあり、経済における流通通貨の総額は、日銀が関与できるものを相当上回っているのが現状です。
尚、管理通貨制度を統括する日銀の通貨の流れに対する指標として、日銀の貸借対照表がある(平成23年度)
(資産の部)に 金地金 0.4兆円 現金 0.3兆円 国債 87兆円 貸し出し金 などがある 合計 139兆円 (負債の部)には 日銀券 約81兆円 預金(これが市中銀行から入ってくる当座預金) 約 36兆円 政府預かり金 などがある。 合計 136兆円
これで言うと市中に出回っている日銀券は81兆円分。 だが実際に動いている金は、準備率を10%にすると、36兆円×100前後=3600兆円前後が活動している事になる。 所謂、信用創造による通貨の範囲を3600兆円の何処までとするか、これも詳しく検証する必要があります。まあ概ね信用創造の結果と言えるのではないでしょうか。
日銀券が負債と言うのは、民間企業である日銀の会計上の分類にすきなく、負債と言う一般的な概念と同じように受け取るものではないと思います。
結局のところ、最初に言った国民総生産での次の方程式と通貨管理の関係は、そんなにないものと思います。 形式的には関連つけられても、実際には経済に影響を及ぼす要素とはならないでしょう。
【(A)分配面からの所得=】
雇用者所得(消費+貯蓄+税) 企業所得(消費+貯蓄(企業の場合は内部留保・営業余剰+税)
(註1)この税は=政府所得になります。 (註2)固定資本減耗=所謂減価償却費は、企業内部留保とみなし、営業余剰に含ませて、項目省略によってすっきりさせます。
【(B)所得の支出=次のように分解されます。】
民間最終消費 企業最終消費 政府最終消費 総固定資本形成(民間投資+政府投資(所謂公共事業費) 在庫品
(A)=(B)ですから、両辺から消費を相殺しますと、 (S)貯蓄+税=(I)民間投資+政府公共事業となります。
この(I)投資=(S)貯蓄が、ハロッド・ドーマー定理のミソで、これをISバランス と言います。S>Iの場合はまだ投資出来る、S<Iの場合は、投資不足で国内での 財源が不足を意味し、海外からの投資を要請するケースとなります。
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777さんへ ( No.13 ) |
- 日時: 2020/06/18 15:56
- 名前: 天橋立の愚痴人間 ID:lVHqTM.o
- このスレッドは、このくらいにしておきましょう。
私は多くの分野でスレッドを立てていますが、ほとんど相手にしてくれません。
貴方は何事にも一家言言えるでしょう。
試しに
「ポピュリズムと民主主義」スレッドへお越し願いますか。
自称、アナーキスト(本当はそうではない)のご意見を拝借したいもの。
それが引用文でも何でもよいですよ。
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ハロッド・ドーマー定理はデフレの時には成立しないので、その話は使えません ( No.14 ) |
- 日時: 2020/06/18 16:08
- 名前: 777 ID:8S//HlCk
- >>12
ハロッド・ドーマー定理はデフレの時には成立しないので、その話は使えません
プライマリーバランス主義。あるいは、財政均衡主義でも同じですが、現在の日本政府がプライマリーバランスの目標を掲げると、結果的に財政赤字は増えます。理由は、プライマリーバランスの目標を掲げた政府は「政府支出削減」もしくは「増税」に主眼を置かざるを得なくなり、現在の日本にとって必要な需要創出ができないためです。結果的に、デフレからの脱却が遅れ、名目GDPが成長せず、税収が減り、財政赤字が拡大することになるわけです。
本問題について、藤井聡先生が「「新」日本経済新聞」に素晴らしいコラムを書いて下さいましたので、ご紹介。
『【藤井聡】財政規律のための「ドーマー条件」の性質について http://www.mitsuhashitakaaki.net/2014/12/30/fujii-123/
財政規律のための「ドーマー条件」の性質について 〜デフレ期にはPBよりも名目成長率に注力すべし〜 債務対GDP比(名目)を財政再建目標としたとき、それが「増えていかない事」 (発散しないこと)が、大切となります。 この点について、日本の政府では、数式に基づく「ドーマー条件」と呼ばれるにものに基づいて、PBを黒字化すべきだという事になっています。 そして多くのエコノミストは、その「ドーマー条件」を持ち出しつつ、 「だから、PBの黒字化が必要だ」 と主張しておられます。 ドーマー条件についての分析そのものは、否定しようの無い分析であり、筆者もまた、それを否定するものではありません。しかし、その分析から「PBの黒字化が必要だ」という結論を導きだす論理プロセスそのものは、著しく不当である、としか言い得ぬものであります。 なぜなら、ドーマー条件に基づいて素直に解釈すれば、債務対GDP比(名目)の発散を防ぐためには、「PBを黒字化」することでも良いし、名目GDPを成長させてもよい、という「2つの異なった結論」を導き出すことができるからです。しかも、統計的な分析を踏まえれば、デフレ期においては、PBを配慮する以前に、デフレを脱却し、名目GDPをプラス成長に転じていくことが、最大の財政再建策である、という事実も浮かび上がってきます。 そして最終的には、マクロ経済状態がデフレなのかインフレなのかを見据えつつ、PBと名目GDPを総合的に見据えながら、債務対GDP比(名目)を発散させないように、経済・財政政策を展開していく、という方針を採用することが最も得策である、という結論が得られることとなります。(後略部)』
後略部で、藤井先生は竹中氏らの、
「もしも、r(名目金利)とg(名目GDPの成長率)が同じなら、プライマリーバランスが黒字でなければ、債務対GDP比は、発散(膨張、という意味)してしまう」 という主張の「奇妙さ」について指摘しています。
確かに、rとgが同じなら、PBが黒字でなければ、政府の負債対GDP比率は拡大してきます。とはいえ、あくまで「rとgが同じなら」という前提条件が付くのです。
プライマリーバランス黒字化を主張する論者、経済学者、官僚、政治家たちは、この前提条件を絶対のものとして説明します。これは、極めて問題がある態度です。
藤井先生が書かれている通り、 「債務対GDP比(名目)」は、成長率(g)が高い方が、低下していく可能性が高くなる。」 のは、これはドーマー条件からも数式からも明らかなので、名目成長率が名目金利を上回れば、政府の負債対GDP比率は低下します。
現在の名目金利は、長期金利でわずか0.3%。短期では「ゼロ」どころか、二年物までマイナス金利になっています。
政府が「まともなデフレ対策」を実施し、わずか0.3%の名目成長率すら達成できないなど、考えられません。何しろ、現在は日本銀行が金融政策を拡大しており、方向的には「金利を抑制しつつ、物価上昇率を引き上げる」という政策もとられているのです。物価上昇率(GDPデフレータ)が0.4%プラスになれば、実質的にGDPが成長しなかったとしても、名目GDPは0.4%成長となり、長期の名目金利さえをも上回ります。
藤井先生は過去のデータ(デフレ前とデフレ期)について調査、分析され、
「インフレ期においては、名目GDPの成長率を確保しつつ、PB赤字を低く抑えておくことが、債務対GDP比(名目)の拡大を抑制する上で得策である。 一方で、デフレ期においては、PB赤字を低く抑えようと努力することは、債務対GDP比(名目)を抑制する上でほとんど役に立たない一方で、名目GDPの成長率に配慮し、成長させる事が得策である。 なお、金利については、デフレであってもインフレであっても、必ずしも明確な影響は見られないため、それに対する対策の優先順位は高くない。」
という結論を導き出されていますが、まさに「論理」と「現実」が一致しているわけです。
それにも関わらず、今のところ安倍政権は「プライマリーバランス」「財政均衡主義」からの脱却は果たせていません。確かに、安倍政権は15年10月の消費再増税を延期しましたが、 「プライマリーバランスの黒字化を」 「プライマリーバランスの赤字を対GDP比で半分に」 などとやっている限り、我が国のデフレ脱却は果たせないでしょう。何しろ、大本の目標設定を間違えているのです。
現在の日本は、とりあえず「プライマリーバランス」という言葉を忘れ、デフレ脱却のための需要創出に専念するべきなのです。結果的にデフレ脱却を果たせば、プライマリーバランスなど勝手に改善します。
逆に、プライマリーバランスに固執すると、十分な需要創出が行えず(行えていません)、デフレ脱却を果たせず、プライマリーバランスはさらに悪化することになります。
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ハロッド・ドーマー定理はデフレの時には成立しないので、その話は使えません ( No.15 ) |
- 日時: 2020/06/18 16:56
- 名前: 天橋立の愚痴人間 ID:lVHqTM.o
- 777氏
良く、すかさず、このレスを出しましたね。
脱帽します。
経済の分野の投稿はしてますが、私は専門的に経済を知りません。
先のレスも、記事の受け売りです。
満天下さんは、少しは経済に詳しく、この数式の解説もしていただきましたが。
どのみち、私は既成の通貨管理理論を認めたくない立場です。
ポピュリズムのスレッドに投稿をしていただいたようで、そちらに移ります。
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