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[529] 1000兆円の借金について<マクロ経済論>
日時: 2010/03/11 00:41
名前: 天橋立の愚痴人間

ヤフー掲示板より。
「21世紀の世界」トピックスで、最近興味のある意見交換をやっています。
私には、今一つ理解できない部分があります。
当サイトでも、財政の問題について同じような発想を持っておられる方がいます。
ご意見を御聞かせください。


http://profiles.yahoo.co.jp/junkangatashakai

2)内需拡大政策:国の資産を増やすような事業を国が行って、その支払いは通貨の印刷で賄う。この方法は内需拡大で景気をよくし、且つ将来に国の債務を残さないことを意味する。

国民の資産を増やすような事業を国が行って、需要を拡大する方法は、少なくともその需要分の景気浮揚効果がある。

その資金調達の方法が、国債発行に拠るのか、印刷に拠るのかによってその効果が変わるかだが、変わらないと言うのが正しいだろう。何故ならどちらの場合も通貨の増大量は同じだからだ。(貸借関係から生まれた通貨か、単に印刷して生まれた通貨かの違いはあるが、通貨の増大量は同一)

確かに通貨増大が国の借金となっているか、なっていないかの違いはあるが、もし国の借金になっていないことに意味があるのなら、買いオペをすれば実質的に同じこととなる。ところが既に述べたように、現状の日本では、買いオペは経済浮揚効果をほとんど持っていない。

国債は現状で買い手が付いているし、更には国の借金なら民間に金利分が流れる。そこにはいくらかの景気浮揚効果も期待できる。

私にはここまで、通貨の印刷による景気浮揚の道筋は見えて来ていません。もしシリウスさんが、景気浮揚効果が期待できる具体的道筋のアイデアがあるのなら、ぜひ教えてください。


以上全文転載。
メンテ

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Re: 1000兆円の借金について<マクロ経済論> ( No.49 )
日時: 2010/04/04 11:12
名前: 満天下有人


「天橋立さんNO、47へのレス」A

・・・少し横路になりますが、金融以外でも排除できない要因は他分野にもあります、現代生活に欠かせない鉱物資源です・・・昨年夏以来話題に上った英豪2巨大鉱物資源会社、リオ・テイントとBHPビリトンの合併、合併すると世界シエア40%、世界トップのブラジルリオドセを入れると、世界の80%が寡占状態になります・・・

・・・これが合併して供給量及び価格面で大きな力を持つと、手が出ません・・・中国は国際独禁法違反として合併反対の強硬姿勢を取っていますが・・・この二大鉱物企業をどこが握っているか、背景を見ると英米金融構造と良く似ています、人間基本物資である食糧穀物、これも金融構造と良く似て、わが国が振り回される構造になっております、そこに態々頼るというスタンスではどうにもなりません・・・

鉱物のようにモノそのものに限度があるものは排除できませんが、金融とか食糧についてはいくらでも防衛措置が取れると思います、それもやるということで、本来の価値基準を守るべしで、、例えば不動産業活性化のために、外資不動産フアンドなどに頼るからいけないのであって、大和アイデア、大和フアンド組成で何故やらないのか、これでは金融攻撃を排除できません・・・・

結局、
<資本主義経済が市場主義やら何やらで、結局資本の暴走を許し、非人間的な面を増徴させてきた原因を貨幣の価値の管理の根本をしっかりとやってこなかったせいと独断しています。>、ここに帰結するわけですが、その根源は米英にあり、しかし長い歴史の中で、人間の本源的な欲望とあいまって強固に構築されて来たものを、一朝一夕で崩すことは至難のワザでもあります・・・

<しかしながら、マルクス主義の労働価値説のような近視眼的な認識では、経済の発展はできなかったはずです。>・・・

ここは、剰余価値の労働価値への再分配が抑制されたから、資本主義が発達した、という意味でしょうか?、最終消費者、生活者を押し込めて来たから資本もまた行き詰まっているように見えるのですが・・・資本論を逆に読むと色んなヒントが隠されていると思いますし、ありがたい理論だと、私はそう思うのですが(笑)・・・・そしてマルクス思想が良くなかったのではなく、ソ連官僚型共産主義が悪かった・・・私にはそのように見えます・・・。

メンテ
Re: 1000兆円の借金について<マクロ経済論> ( No.50 )
日時: 2010/04/04 12:09
名前: 天橋立の愚痴人間

最初に戻りまして、国内流通の総貨幣の配分について次のように説明されました。

国民所得計算基本方程式
(A)国民所得=消費+税+貯蓄・・・これを一国の総支出及び総生産の角度から見ると・・・
(B)国内総生産=消費+財政支出+民間投資・・・

Bにおける財政支出も民間投資も、Aの税と貯蓄がベースになりますから、AとBを等式に置くことが出来ます・・・

(A)消費+税+貯蓄=(B)消費+財政支出+民間投資・・・両辺から同じ消費を控除しますと・・・税+貯蓄=財政支出+民間投資・・・となります、これを(イ)としておきます・・・

貿易の要素はややこしくなるので、とりあえず国内だけに限ってと言うことで、ここまでは解ります。
消費の動向でその増減を考えることは指摘されていますが、これはある一定の時間における静的な、机上の理論での分析に過ぎず、現実の説明及び総量の変動の説明する方程式にはなっていません。

つまり、消費、経済全体の容量が増減する要因の説明が、この方程式だけでは説明できないと思います。
金利政策や買オペ、売オペ等によって、この方程式が時計の振り子の中心であるように振幅させることをやっていることはわかります。
他方、国債発行による景気刺激とは、上記の方程式が実は
(A)消費+税+個人貯蓄(1300兆円)>(B)消費+財政支出(残高900兆円)+民間投資
なので(A)=(B)までは国債発行を増やしても健全であると言われていますが、これを正しい考え方とすれば、もともと(A)=(B)が良いのではなく、(A)>(B)は理想的となってしまいます。

それでは、(A)=(B)の方程式は絶対的なものではないことにつながります。
上記の方程式の正解は(A)≧(B)と言うことになります。
であれば、>の分だけ、厳密な方式とはいえないと思います。
かつ実際は殆ど>の部分で金融政策が決められているのではないでしょうか。
曖昧なままに、恐る恐る。
といいますよりも>の部分の方程式を確立しなければならないのではないでしょうか。

要するに、最初に言いました不換紙幣の価値の維持基準が曖昧なことの根拠がこういう基本方程式の曖昧さにも反映されているのではないでしょうか。

ところで、貨幣価値の基準が曖昧といいましたが、それは金本位制のようなものが確実で、そのようにすると言うことではありません。
金本位制にしても、金に希少価値があるというだけの設定ですので、貨幣価値などはあくまでも相対的なものと割り切って考えることが、確実ではないのでしょうか。

一応のバランスは考えていますが、>の部分の政策の実態はヘリマネであるといっても差し支えないのではないでしょうか。
そのように考えますとヘリマネ政策などは、もっと自信を持って積極的に活用することが肝要かと思います。


気まま勝手に天下の方程式を私物化してしまいましたが、ひとえにヘリマネを実施させるための方便です。
後は、難物の国際金融の問題があります。

メンテ
Re: 1000兆円の借金について<マクロ経済論> ( No.51 )
日時: 2010/04/04 12:34
名前: 天橋立の愚痴人間

満天下さん、レスをありがとうございます。

>・・・・言われている不換紙幣価値維持の二面性、本来的に国家国民による経済実態を反映させる基準、それが投機資金などによって歪められるそれを、排除する・・・排除できるか・・・そういうことを言われているのだと思います・・・


と言われていますが、私のはもっと単純な発想で、インフレさえコントロールできていれば、時には少々の失敗をしても、ヘリマネを含めて自由闊達に金融政策を取れということです。

その詳細は、No50で言いましたように規制の理論に拘らないでやれということです。
ただし、まだ国際金融、交易の面の検証まで行っていませんし、ヘリマネの手法も具体的に言及していません(現金ばら撒きは良くないと思います)。

そして、そういうことを実施するには、国民にもそれなりの覚悟が必要という意味です。


誰でも、何時でも良くマルクスを引き合いに出されますが、これから議論して行きたい修正資本主義が成立すれば(?)、最早、マルクスの出番はないのではと思います。

といいますのは、労働面を重視しすぎるマルクスでは、これからの社会の人間活動を規定する事はできないからです。
事実、やろうと思えば労働しなくても人口の半数くらいは生活させることができるまで科学が発達してしまっているのです。

まだ、現実の経済(金融)規模は、実態経済を大きく上回り、それを制御することに困難をきたしていて、マルクスはそれを指摘はするが、対応のことは述べることができてないと思います。

対応=マルクス経済論といいたいのでしょうが、それも現実には当てはめられないと思います。
メンテ
Re: 1000兆円の借金について<マクロ経済論> ( No.52 )
日時: 2010/04/04 15:48
名前: 天橋立の愚痴人間

満天下さん、いよいよ為替、交易の問題を含めて結論的な領域に入ります。

>政府日銀は、物価監視をやっておればそれで良い、相対関係にある円交換価値に影響を及ぼす為替にも介入する必要は無い、ただ物価、インフレを監視するだけで良いとなると、最初のテーマであった無利子国債、円交換価値の下落から生じるであろう物価上昇をどう監視するのか、監視する以前の問題として、やめておこうということになって来ます・・・

この後、続けて言われていますように、

>・・・橋立さんのインフレ監視論の中には、それを逆手にとって、インフレターゲットを置けという意味も込められているのでしょうか・・・

のように、受身の物価の監視でなく、物価高騰、つまりインフレをコントロールできる範囲で積極的に財政出動を続けるということです。それが普通になり(定着し)、インフレも起きないようになるまで。

>そのために日銀が通貨供給を増やしても、名目物価は上昇し、名目賃金も上昇するでしょうが、両辺から「名目」を差し引くと,実質何も変わらないことになります・・・国民所得計算基礎項目の消費、貯蓄とて時代が変わり、必ずしも過去の傾向値も当てはまらなくなっていると申しました・・・通貨価値下落で物価だけが上昇し、不況は変わらないというスタグフレーションのリスクも考慮せねばなりません・・・これも物価監視の重要な役割には違いありませんけど・・・

座して破綻を待つよりも、やってみる必要があり、またそんな手段を定着させねばならないほどに資本主義のシステムは変化しているともいえます。

それと、資源の問題が特に我が国では大問題です。

>・・・少し横路になりますが、金融以外でも排除できない要因は他分野にもあります、現代生活に欠かせない鉱物資源です・・・昨年夏以来話題に上った英豪2巨大鉱物資源会社、リオ・テイントとBHPビリトンの合併、合併すると世界シエア40%、世界トップのブラジルリオドセを入れると、世界の80%が寡占状態になります・・・

こういう状態も人為のなせることなので、絶対真理として容認しなくても良い方向へ変えることができないでしょうか。
勿論、他国から強奪することはできないので貿易はなくなりませんが、どのような分野にしろ極端な寡占状態は資本主義の理念の遂行には齟齬をきたします。

そんなことは各国皆承知のことと思います。
これを修正するのも国家、世界の国家の使命ではありませんか。
まあ、アメリカが軍事力を背景に威圧している現在では至難のことと思いますが。

次には為替の問題を検証したいと思います。

メンテ
Re: 1000兆円の借金について<マクロ経済論> ( No.53 )
日時: 2010/04/04 16:26
名前: 天橋立の愚痴人間

為替の問題があります、この分野こそ全くなじみもなく概念が定まりませんが、良く言われていますように円高の推移、予想のことがあります。

これなどを観察していますと、リーマンショックやらドバイの問題で、ぴりぴりと変動しています。
これは為替レートを市場に任せているからのことであり、その市場の原理は、実態経済よりも過大部分の金融資本の影響下にあり本当の比率を反映しているか、否が問題です。
また、その適否の問題だけでなく、為替の動向で各国の全体経済が必要以上に揺れ動き、それに合わせて各国の経済政策が翻弄されています。

我が国で、今まで言ってきたような政策が取れないのも、必要以上に国際金融、為替の影響を気にしているからではありませんか。

仮に我が国で少々のインフレが続いたとしても、それによって経済の容量が大きくなれば、為替もついてくるのではないでしょうか。

平たく言えば、誰もが言っています内需の拡大があれば、色々なことが同時に解決できるということです。

現在の中国などが良い例と思います。

勿論、こんな理屈も賢い方たちは先刻ご承知と思いますが、何故実践できてないかといいますと、これは左脳だけの能力では追いつかない課題でしょう。


要するに内需拡大の具体的な方策が見つからないので、貨幣価値の維持、インフレ、為替の三竦み状態が現状であると思うのです。

日銀で後、数年を大過なくすごせば割の良い天下りが出来ると計算しているような老いぼれに、この三竦みを打破するような気概があるはずもなく、このままでは100年経っても社会を変えることはできない相談です。



結論が手前味噌で申し訳ありませんが、もともとこれを確認するための質問でありましたので御容赦願います。

現実の資本の論理が支配している(このことを決して悪とは言いません)中で、どういう方法があるといいますと、

一部ではありますが、世界のルール破り(食料鎖国)をしまして、ここへヘリマネのような財政投資を続けます。
他にも第一次産業の分野を国家単位の特別の施策(食料主権という言葉が認められているように、これは世界各国に説得できる分野でもあります)を組み、これを中心に地域(国別と考えても良い)循環型の経済圏をグローバルな経済圏の中に内包させる。

このような方法で、市場主義経済のシステムの瑕疵を補完することで国内の国民経済を良好に維持することにより、表題の内需を拡大する。

各国がこのような施策をとることは、必然的に市場主義のある部分は変質することを余儀なくされて修正資本主義が完成される。

しかしながら、この問題は民意の了解なくしてはできないこともあり、それは民主主義のルールにも抵触します。
この部分の議論は別の機会にするとします。

と、まあ

こんな絵を描いてみたのですが、根源の部分的なヘリマネが容認されなければ、地域循環型の経済圏を作ることができません(これこそ民でできることではありません)。

勿論、そのヘリマネは、地域循環型産業興隆のためのインフラ整備の公共事業を発注するということです。
年間、30兆円くらいを続けても、ある程度かたちになるまでは20年はかかると思います。


以上のことについて、決して結審したとは思いません。
一連の意見交換を通して、自分自身が考えなければならない概要が浮かんだくらいに思ってますが、大変参考になりました。
メンテ
Re: 1000兆円の借金について<マクロ経済論> ( No.54 )
日時: 2010/04/04 22:48
名前: 満天下有人

・・・橋立さん、午後から所用が増え、詳しくはまた時間取れ次第と思い、基本方程式の読み方を混同されている箇所もあり、取りあえず要点だけのレス文、60分以内なら送信可能になったようですから、悠々と送信ボタンを押したところ、時間超過の表示が出まして、ブラウザの戻るボタンを押したら、全文消えてしまいました(笑)・・・

・・・ということで、今日、多分明日も、余裕時間がありませんので、対論再開まで少し時間を頂きます・・・。
メンテ
Re: 1000兆円の借金について<マクロ経済論> ( No.55 )
日時: 2010/04/04 23:24
名前: 天橋立の愚痴人間

満天下有人 さん、

それは大変でした、私もたまにやりますので御同情いたします。

今の部分が一番基準になりますのでできる限りの方向から検証したいと思っています。

今から45年もまえ、20歳で学生運動がまだ終焉してなかったころの話ですが、
色々とマルクスが論じられているころ、私がマルクスを信じることができなかったのは、ごく単純な理由です。

当時、東京にすんでいましたので、鎌倉あたりに住居を構え新幹線で通勤できるのがサラリーマンとして最高の環境と思っていました。

ところがどの様に考えても、そんな住居地を手に入れられる人はごく少数です。
共産主義国ならば、その権利はどのようにして分け与えられるかを考えました。

少なくともマルクスの本にはそんなことは何処にも出てきません。
勿論現実は、欲深いものが手に入れることになります。
それが共産主義国でも抽選で引くような子供じみたことはないと思います。

要するに人間の欲望の対象として、貨幣だけならば機会均等、労働に応じて分配することはできても、欲の対象となるものは、そう簡単に公平に分けることなどできません。

そこで結局は権力争い、コネ、地位を利用することが常套手段として行われるであろう。
これは恵まれた土地というものが対象でありますが、一時が万事このようなことが起きるとすれば、それは専制、独裁の芽をはじめから含んでいる危険な思想と思った訳です。

正直、マルクスは、こういう人間の欲望と言うものを単純に取り扱ってしまっていると思います。
このことが、幾らマルクス主義を進めても結局は砂上の楼閣のごとく一筋の水流で瓦解する運命であると思ったのです。

共産主義国家は、その水流を発生させないために、多くの人々を粛清し70年の間何とか崩壊を防いでいましたが、結局は情報の発達で国民全般に懐疑の思考が行き渡り徐々に体制が維持できなくなったのだと思います。
ゴルバチョフは、そのことを理解していたのではないでしょうか。幕末の徳川慶喜のように。

マルクスの話を出しましたのは、大きな転換を目指すのであれば、基本中の基本のことの検証を残していては同じ事を繰り返します。

そういう意味で経済的な問題について、あらゆる面の問題点を出していただければ幸いです。
メンテ
Re: 1000兆円の借金について<マクロ経済論> ( No.56 )
日時: 2010/04/06 08:25
名前: 満天下有人

「天橋立さんNO。50へのレス」@

・・・橋立さん、遅レスになりました・・・国民所得計算(GNPでなくGDP)の数値挿入が間違っておられますので、少しばかり頭の体操に戻ります・・・

「投稿NO.50について」

ハロッドドーマの公準定理、A(税+貯蓄)=財政支出+民間投資は、一国内における投資は常に税収と貯蓄をバックに行はれる、その意味で=だというもので、ただし、中間ではA>Bのケースも、A<Bも有り得るわけで、最終的にはA=Bでないと財政破綻するという意味です・・・

中間でA>Bも、A<Bも有り得るのに、1300兆円>900兆円が=になっていないとの疑問は、言うなれば損益計算書と貸借対照表をごちゃ混ぜにされていることから生じた混乱です・・・

国民所得計算はGDPの指標であると申しました・・・GDPは昨年より今年はどれだけ成長があったか、それを見るのも大きな目的の一つであり、その意味で「単年度計算」であります・・・単年度損益計算書に近いものです・・・一方、貯蓄と国債発行残高は単年度の累積、いわば貸借対照表に近いものです・・・この数値を単年度損益計算書に挿入するとおかしくなってしまいます・・・国民所得計算を仕訳して政府貸借対照表、政府損益計算書=一般会計予算へ振替えるとき、貯蓄は政府の貯蓄ではありませんから、振替えはできません・・・振替えるのは、財政支出分です・・・この財政支出は後述の通り公共投資と政府支出から構成されておりますが、税収不足分も併せて国債発行で賄はれますから、その分は政府貸借対照表の「負債」に振り替えられます・・・政府支出分は同時に、政府損益計算へ、つまり一般会計予算書の支出に振り替えられます・・・

・・・その貸借対照表の負債累計が900兆円であります・・・1300兆円と900兆円の比較は、あくまで政府財務諸表の外のことであり、国民経済上最終的にはA=Bでなければいけないという、逆に言うなら後どれくらい国債発行が許容されるかという、一つの指標であって、損益計算書計算方程式上で見るものではありません・・・その発行許容量も臨界点を超えれば破綻します、これは普通に民間事業経営に当てはめて見れば、自ずと明らかでしょう・・・

単年度A>Bは、財政投資の効果があって、税収も貯蓄も伸びた、結構なことであり、需要があるならまだ追加投資が不足しているとも言えますし、逆にA<Bは財政支出の効果が無いか、やっていないか、あるいは単にムダで波及効果もなく、式の左辺を刺激しない「費用支出」(霞ヶ関維持費)だけをやっていると読むことが出来ます・・・・

単年度税の仕訳は政府単年度損益計算書・予算書に振替えられます・・・

財政支出について少し触れておきます・・・その中身は、公共投資+政府支出から構成されております・・・しかしGDP比率で言えば公共投資は0.4%、政府支出は18%、最も大きいのは保健ですが、公共サービス、警察や教育現場他の公務員人件費で占められています・・・これは民間消費のように市場で直接対価を払って購入し消費しているのではないから、区分けして政府支出とされています・・・

以上を纏めますと、
〇国民所得計算はあくまで単年度の損益計算書であり、そのうちの財政支出は、背景にある税及び国債発行で賄われ、国債発行分は政府貸借対照表の負債に計上されること、その累積が発行残高であること・・・
〇貯蓄は、政府財務諸表の外にあるもので、あくまでA=B概念の指標であること・・・単年度A>B、A<Bの累積結果であり、限界はA=Bに収斂されねばならないこと・・・
〇現状Bに占めるものは、大部分は霞ヶ関維持費であり、A増加の刺激になっていないこと・・・

以上ですが、Bをヘリマネ追加でやればどうか、・・・日銀増刷も結局、(法改正により)政府発行の国債直接引き受けとなり、日銀貸借対照表上、資産国債・負債日銀券増刷で、一見バランスは取れますが、国際公準がそれをどう見てくるか、通貨価値がかなり下げて見られるリスクは、財政悪化との兼ね合いで大きいと思います・・・米国ではFRB財務指標悪化が議会で、基軸通貨価値下落リスクが非難の的になっております、それが更に国民負担となって跳ね返るとして・・・。

メンテ
Re: 1000兆円の借金について<マクロ経済論> ( No.57 )
日時: 2010/04/06 08:27
名前: 満天下有人

「天橋立さんNO。50へのレス」A

・・・<金本位制にしても、金に希少価値があるというだけの設定ですので、貨幣価値などはあくまでも相対的なものと割り切って考えることが、確実ではないのでしょうか。
一応のバランスは考えていますが、>の部分の政策の実態はヘリマネであるといっても差し支えないのではないでしょうか。そのように考えますとヘリマネ政策などは、もっと自信を持って積極的に活用することが肝要かと思います。>・・・・・

・・・金と紙幣の関係については、ヨーロッパ中世において、領主諸侯と金細工師の関係、つまり領主諸侯が金細工師に命じ貨幣を好き放題に操れる貨幣発行権を独占して(シニョレッジ)、その副産物として信用の創造も発生したのですが(ここに通貨発行券者と政治権力者は分離されておかねべならない原点があります)、そこを大きな仕組みで利用したロスチャイルドに始まる過去歴史上、不換紙幣発行にも絡む壮大な通貨戦略が背景にありまして(目下の米FRB右往左往も、その延長線上にある)、これは長い話になりますから、いずれ別項で検証して見る積りですが、前の投稿で中国が金の保有高を増やす戦略に出ていることを、暗示的に申しておきます・・・不換紙幣に明確な基準がないから、割り切って増刷なり何なりやれるという訳にも、行かない局面が必ずある、とだけ申しておきます・・・

・・・>の部分の政策の実態はヘリマネであるといっても差し支えないのではないか・・・ここは前稿で説明申しましたように、方程式の取り違え解釈のために、差し支えないとの疑問が生じたものと思います・・・

そこで改めて右辺(B)に、ヘリマネを投入して見たらどうか、そこを検証して見たいと思います・・・<貨幣価値などは、あくまでも相対的なものと割り切って・・・>・・・はい、割り切ることは別に構わないと思います、問題は結果影響です、その想定される結果も割り切れるなら、構いません、すさまじい増税も結構だと割り切れるかどうかにかかって来ます・・・

先ず、前にも申しましたように、テーマが最初、無利子国債発行の是非でした、一種のヘリマネです・・・何故そこまでやらざるを得ないのか、その実体に必ず目が向いて行くと思います・・・それは第一義的に正に言われる所の、貨幣価値の相対的な面に現れて来ると思います・・・

具体的には流動性プレミアムで言うところの、政府プレミアムの下落=国債価格の下落による金利急上昇になって現れると思います・・・こりゃもう、一般会計上での国債費支出膨張となって跳ね返って来ます・・・消費税30%へ増税が囁かれておりますが、それは現行低金利体系でもそれほど増税せねばならないのに、金利上昇が始まればそんなものでは済まなくなります、そしてその増税が北欧のような社会福祉国家への転換のためにというものではなく、単なる過去の財政政策尻拭いの道具にしかなりません・・・

財政悪化の臨界点、貯蓄≦政府債務の状態になったとき、仮に国際公準から例えばIMFがデフオルトをかけて来た場合、政治バランスを除外するとしても、強烈な歳出削減が要求されます、ロシア、アルゼンチンのケースやアフリカ貧困国に対する措置からも明らかです・・・

まあ、政治バランス上、こちらが貢いで来たアメリカが、日本に引受けさせた米国債をどのように楯に取ってIMFをなだめるか・・・IMFに発言権を増してきた中国が、日中関係でどこまでわが国をかばってくれるかにもよりますが・・・

・・・前に癌と抗癌剤に例えて話しましたが、抗癌剤費用が嵩む上に、副作用もきつくなって行くだけで、先ずは患部(異常な財政構造)を取り除いてから、ヘリマネ抗がん剤を打つなら、まだしも、副作用(国民生活破壊)が激しくなるだけです・・・もっとも、患部を取り除いた後の抗がん剤なら、何もヘリマネを使う必要もありませんが・・・

・・・ただ一つ、ヘリマネは日銀財務上、負債増加になりますが(国際公準がそれをどう見るかは別にして)、一方で政府への債権資産になり、政府ではそれが負債になる、では、政府もそれに見合う資産として扱えないか、単なる支出、負債でなく、国民経済活性化に対する貸付金扱いはできないものか・・・現在でも貸付金計上が約217兆円はありますけど、その相手は特殊法人105兆円、地方自治体71兆円で、民間活性化貸付は、国金・現日本政策公庫からの住宅ローンがどれくらい占めているか知りませんが、民間一般零細に対する貸付金は、わずかなものでしょう・・・・そこを地方民間が何らかの事業投資を行うに当たり、個々バラバラでなく、何らかの事業シンジケートを組んで政府がそこへ貸し付ける・・・

・・・貸付先太宗が特殊法人であるそこを是正して、政府財務省配下にある日本政策公庫が、政策なる名前に変えた通に、政府政策を体現してやるべしなのですが・・・・その政府政策がはっきりしないようでは(笑)・・・・そして財務省も反論だけに終始させずに、政治主導でやると言ったのだから、財務省をネジ伏せないと、逆に取り込まれているようではどうしようもありません・・・ボノボさんじゃないけど、言うのも疲れて来ます・・・・

・・・とりあえず今日は、方程式の混同とヘリマネに関する愚見にて・・・為替、国際金融問題は改めて愚見を書いてみます・・・。


メンテ
Re: 1000兆円の借金について<マクロ経済論> ( No.58 )
日時: 2010/04/06 21:55
名前: 天橋立の愚痴人間

満天下さん

「投稿NO.50について」で言われている意味は大体理解しているつもりです。
ただし、貸借対照表の概念で見ることには、未だに自信がありませんが。

要するに=と言う現実はほとんどなく、< か、> の対応が実際の動きであることはわかります。

言いたいのは=と言う方程式は、重要であるかも知れないが、役にはたたない代物ともいえます。
問題は<の動きを引き出す方程式が、見当たりません。

ネットで見る限り、この部分の解説は、満天下さんの域を出るものはありません。

そうして、満天下さんが言われています、この部分、

>・・・その貸借対照表の負債累計が900兆円であります・・・1300兆円と900兆円の比較は、あくまで政府財務諸表の外のことであり、国民経済上最終的にはA=Bでなければいけないという、逆に言うなら後どれくらい国債発行が許容されるかという、一つの指標であって、損益計算書計算方程式上で見るものではありません・・・その発行許容量も臨界点を超えれば破綻します、

「これは普通に民間事業経営に当てはめて見れば」自ずと明らかでしょう・・・

ここですね、
民間の一企業に当てはめられる方程式が、マクロの方程式であってよいものかということです。

ただし、この言葉は満天下さんが私に判りやすいように無理して例えられたと考えています。

要するに<とか>の部分の考え方の中に、何かが存在できるのではないか、
それがあるゆえ、マクロ経済論であるのではないかと思うのです。


>財政悪化の臨界点、貯蓄≦政府債務の状態になったとき、仮に国際公準から例えばIMFがデフオルトをかけて来た場合、政治バランスを除外するとしても、強烈な歳出削減が要求されます、ロシア、アルゼンチンのケースやアフリカ貧困国に対する措置からも明らかです・・・

これなどは、実際に起きていることで、これからも日本が対面することになるかも知れない状況と思いますが、そのそも、これを打ち崩す方策が必要と言うことです。
上記のの例は、現在の市場主義体制を守りたい資本の圧力が強大ということになります。

なぜならば、それを放置することで被害を蒙るのをあわてて避けたいのは、その国の国民よりも国際的な資本ではないかと思います。

要するに身動きできない資本の論理で世界中が縛られていると言うことです。
それに風穴を開けようと言うのですから、はじめから暴挙ではありますが、現実は現実として理論的にでも風穴を開ける可能性はないものでしょうか。

またその為には、民主主義の修正の領域にも立ち入らないと、経済だけでは、巨大な怪物をコントロールすることはできないとは思っています。

ですので、今のところは机上の空論であっても、理屈を教えていただきたいのです。

中国が、金を買い集めていることを仰っていましたが、貨幣価値の維持との関係でやっているのでしょうか。
そうであれば、どんな基準を持っているのでしょう。
世界で流通している貨幣の総量を金で換えるとなれば、それこそ、g100万円くらいとなり。誰も買わないのであれば、希少価値も無価値となるのではないでしょうか。


どちらにしても、国際金融の問題、為替のことなど、まだまだ概念不足です。
もっと知らなければ、暴論の完成もできません。

宜しく御願いします。
メンテ

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