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[529] 1000兆円の借金について<マクロ経済論>
日時: 2010/03/11 00:41
名前: 天橋立の愚痴人間

ヤフー掲示板より。
「21世紀の世界」トピックスで、最近興味のある意見交換をやっています。
私には、今一つ理解できない部分があります。
当サイトでも、財政の問題について同じような発想を持っておられる方がいます。
ご意見を御聞かせください。


http://profiles.yahoo.co.jp/junkangatashakai

2)内需拡大政策:国の資産を増やすような事業を国が行って、その支払いは通貨の印刷で賄う。この方法は内需拡大で景気をよくし、且つ将来に国の債務を残さないことを意味する。

国民の資産を増やすような事業を国が行って、需要を拡大する方法は、少なくともその需要分の景気浮揚効果がある。

その資金調達の方法が、国債発行に拠るのか、印刷に拠るのかによってその効果が変わるかだが、変わらないと言うのが正しいだろう。何故ならどちらの場合も通貨の増大量は同じだからだ。(貸借関係から生まれた通貨か、単に印刷して生まれた通貨かの違いはあるが、通貨の増大量は同一)

確かに通貨増大が国の借金となっているか、なっていないかの違いはあるが、もし国の借金になっていないことに意味があるのなら、買いオペをすれば実質的に同じこととなる。ところが既に述べたように、現状の日本では、買いオペは経済浮揚効果をほとんど持っていない。

国債は現状で買い手が付いているし、更には国の借金なら民間に金利分が流れる。そこにはいくらかの景気浮揚効果も期待できる。

私にはここまで、通貨の印刷による景気浮揚の道筋は見えて来ていません。もしシリウスさんが、景気浮揚効果が期待できる具体的道筋のアイデアがあるのなら、ぜひ教えてください。


以上全文転載。
メンテ

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Re: 1000兆円の借金について<マクロ経済論> ( No.40 )
日時: 2010/04/02 19:19
名前: 天橋立の愚痴人間

満天下さん、詳しい説明をありがとうございます。
以前から溜めていた思いをぶつけます。
まずは、また後ろからですが、本論は、最初に書かれている為替などの実際起きる弊害についてです。


「中央銀行の役割」

1 決済システム   銀行券を発行して、経済活動の決済を円滑に行う役割。 
2 銀行の銀行    最後の貸し手として民間銀行に対して流動性を確保する役割。
3 物価の安定    金融政策を運営するにあたり、金利や通貨供給量をコントロールして物価の安定をはかる役割。
4金融機関に対する規制と監督   民間銀行に対する信用の背景は中央銀行にあるので、中央銀行は、民間銀行を監督する役割を持つ。
5 政府の銀行    政府預金を預かり国庫金の受払い業務を行う。

上記にははっきりと出てきませんが、貨幣価値の保障をすると言う最大の役割があると思います。
具体的には金利と通貨供給量をコントロールする方法でやります。

ところで、貨幣価値とはどのようにして維持されるかについてみてみます。

「兌換紙幣と不換紙幣」

兌換紙幣とは、金、銀との交換が出来る紙幣のことで、その比率を常に維持することで政府は信用を保っている。
不換紙幣も、その紙幣に見合う政府の保証が出来ることが条件である。
それが比率通りに交換できないようになれば、インフレ等が起きて紙幣の価値が定まらないと貨幣経済社会が混乱、最悪は破綻する。
勿論現在では不換紙幣が殆どなので政府の保証(信用)が出来るか、否かが何にも増して経済のシステムを維持する要素となっています。

原則は、原則として、現代社会は貨幣と交換する価値(商品など)の総量を大きく上回る貨幣が流通している。
信用取引というもので、株式、手形、投機資金、借入金など全ては信用の上でのみ成り立っている部分が巨大化して一人歩きしてしまっているといえます。

政府の保証と言っても、金本位制の時代のように保障する実態がありません。
結局は、その保証能力の指標を、GNPとか、国民総資産に求めています。
このこと自体、架空のものであり、経済学者のつじつまあわせではないかと思います。

信用保証は資本主義経済体制の発展に貢献している反面、その考え方に大きな瑕疵もあると言えるのではないでしょうか。

なぜならば、常識で考えられることが、その金融システムがあるが故に、雁字搦めになって実行できない。
すでに矛盾があるのに、これに手を付けられないことがあるのでしょうか。
今までは、そのシステムを守るメリットの方が多かったにせよ、今後もそうであるとは限らないと思います。

このように考えれば、既存の経済学理論そのものに疑義を持たねばなりません。
本当に、これより考えられないのでしょうか。

この面からの検証は、一旦おくとしまして、実際はこのシステムで動いているのですから、そのルール通りでやると何が問題なのか、為替レートなどの問題で見てみることにしましょう。


ただし、私は素人中の素人です。推論に無茶苦茶な面もあると思いますが、素人こそ大発見、発明の源なのです。

そういう意味で御笑覧ください。

メンテ
Re: 1000兆円の借金について<マクロ経済論> ( No.41 )
日時: 2010/04/03 10:50
名前: 満天下有人

「不換紙幣の価値基準」@

・・・お早うございます・・・大きな問題意識を提示されましたね・・・

・・・<ただし、私は素人中の素人です。推論に無茶苦茶な面もあると思いますが、素人こそ大発見、発明の源なのです。そういう意味で御笑覧ください。>・・・

あはは橋立さん、私とて金融業会の出身でもありませんし、同じ素人です・・・しかし素人であるが故に、客観的に見ることも出来るから、批判も自由・・・業界内部者は本音とは別の擁護論でカムフラージュして来ますからね・・・

・・・次は通貨と為替の問題に入られるようですが、そこは順次拝見するとして、ご指摘の中に、兌換紙幣と不換紙幣のこと、必要以上の貨幣が流通していること、不換紙幣通貨の信用とは何か、基本命題が多々含まれております・・・

・・・兌換紙幣が管理通貨・不換紙幣に代わった経緯については、中央銀行設立の背景の歴史まで遡らねばなりませんが、産業革命による資本的生産関係の拡大で、兌換の裏付けとなる金だけでは、商品交換に間に合わない、さりとて紙切れ紙幣だけでは、相互の信用が維持できない、金兌換という信用の下で紙幣も流通することになったわけですが、戦争や他の要因によって一国の経済が信用できなくなると、兌換によって金が流出し、兌換紙幣の価値を維持できなくなった・・・金輸出入の禁止、解禁の歴史に通貨の信用維持攻防の足跡がうかがえます・・・、

・・・現在、世界中の通貨が不換紙幣にとって代わったのも、問題は「金」にあったわけですね・・・古くはアメリカ独立戦争時代や第一次大戦の時、31年の英国による金本位制の離脱もそうでしたが、最も最近の例では、第二次大戦が終った直後、メロメロになった欧州諸国に代わって、戦場になっていなく巨大な経済力を温存できたアメリカの兌換紙幣ドルを機軸通貨にしよう・・・(ケインズ卿が議長になった1945年のブレトンウッズ協定)・・・

・・・ところが機軸通貨になったが故にドルが、世界中の需要増大に応じなkればならなくなり大量に発行され、兌換要求が増えだしてアメリカの金保有高が激減、1971年(昭和46年)にニクソン大統領が金ドル兌換停止措置を取り、わが国も一時混乱状態になりました(株式市場の大暴落・・・ここが橋立さんが言われる紙幣の過剰流通が株式、投機資金に向かっている箇所に、後で関連させます・・・)

・・・ここが不換紙幣時代へのターニングポイントになりました・・・しかし不換紙幣時代になっても尚、人間、その集団としての諸国には、やはり金の呪縛が強く残っているようです・・・端的には5年ほど前から中国による金の保有増大に見られますし、主要国では金の放出、買い入れが随所に見られる、それが何よりの証拠でしょう・・・それは世界が、不換紙幣の価値基準は一体どこに置くのか、それがまだ見えない、決められない状況の裏返しの証左でもありましょう・・・

・・・不換紙幣の価値基準をどこに置くのか、橋立さんの<政府の保証と言っても、金本位制の時代のように保障する実態がありません。結局は、その保証能力の指標を、GNPとか、国民総資産に求めています。このこと自体、架空のものであり、経済学者のつじつまあわせではないかと思います。信用保証は資本主義経済体制の発展に貢献している反面、その考え方に大きな瑕疵もあると言えるのではないでしょうか。>・・・

・・・不換紙幣には仰る通り、金のような「絶対」価値はありません、何を以って価値基準を決めるか、この場合の価値も、単なる「交換」価値です・・・ではその交換価値基準をどこに置くのかという命題に進んできます・・・それがGNPを含む一国の経済力であり、財政状態であり、社会の安定度であり、ドルのように軍事力も加味されたり、そのようないわば漠然とした基準しか手がかりしかありません・・・現実には「流動性プレミアム」によって導き出される長期国債利率から生じる金利体系の差によって、相対交換価値が決められる要素が非常に大きい・・・

・・・基本的には漠然としたものを基準にして尚、現実はそれを基準にして動いていない・・・なぜかというと、不換紙幣には「絶対」価値基準がなく、相対「交換」価値で動かざるを得ないからです・・・例えば一国の色んな要素を加味した日銀実質実効為替レートでは、250円/ドルと計算されておりますが、それも反映されない・・・

端的な例が昨今のドル安円高傾向です・・・不安定になった米国の社会経済状況の反映としてのドル安は当然として、ではデフレ傾向が強まり、社会不安定化、世界一悪化している財政状態にあるわが国・円が、強くなるはずがありません・・・結局相対「交換」価値によってそうなっているだけに過ぎません・・・中国元とドルの争いにもそれが端的に見られます・・・このような問題をどう解決して行くのか、G8から新興国加入の拡大G20で、昨年からこの問題が意識され始めました・・・中国はIMF特別引出権SDRの拡大変更を求めていますが、これも長い話になりますから、別稿にしますけど、これも不換紙幣の価値基準に大きく関連することであり、無視できません・・・
メンテ
Re: 1000兆円の借金について<マクロ経済論> ( No.42 )
日時: 2010/04/03 10:57
名前: 満天下有人

「不換紙幣の価値基準」A

・・・橋立さんは「政府の保証」という表現をされました・・・一方で日銀の役割も記述されました・・・政府は何も保証することは出来ません、敢えて経済循環の中で政策によって「交換」価値基準を「維持」するだけが役目です・・・私が申しているグランドデザインの一つの範疇に入って来ます・・・日銀はその交換価値基準を金融政策によって補完する位置に居るだけです・・・

その補完位置に居るものが過剰マネーサプライで、株式、投機資金の手助けをしている・・・
つまりマクロ政策での紙幣供給がミクロの分野でいいように利用されている形ですが、その規制はこれもまた、供給コントロールによって成される・・・

・・・それ以上のことをやれということになると、これは「資本」主義的生産関係における貨幣の否定に繋がって行きます・・・どういうことかと言いますと、現代にあっては資本は、株式市場、債権市場で資本を調達せねばならないからです・・・その行為が拡大すほどに貨幣供給増加が求めらるという相関関係にあります・・・そこを通貨発行当局が投機資金規正を名目にコントロールせよということになりますと、角をためて牛を殺す格好になって、非常に難しい問題が生じてきます・・・つまり資本主義を否定するところまで問題が発展して行きます・・・

(誤解が無い様にするため、このテーマで私は、資本主義がいいか社会主義が良いのかという、選択を問題にしている訳ではありませんことを、挿入しておきます、それは別の大きな範疇での問題ですから・・・ただしこの議論を延長して行けば、必然的に新しい社会形態模索のテーマに繋がって行きます)・・・

・・・よって現状では、株式市場や商品市場に向かう余剰マネーのコントロールは、市場そのものの規制に委ねざるを得ません、具体的には例えば、東京証券取引所とか商品市場で言えばNY先物商品取引所(NYMEX)による自主規制がそれに該当してきます・・・

しかし、世界経済の減退、つまり需要減退が始まると貨幣・現金は、前にも申しました通り、「流動性プレミアム」が低い性質を補完する動きから、金融市場に向かいます、所謂不景気の株高とか言う結果現象をもたらします・・・目下は経済減退を素直に受け入れて(笑)、株高の現象は見えませんが、NY商品市場ではそうでもないようですね・・・

その中でも顕著なのが金の高騰です、不換紙幣への不信の表明でもありましょう・・・

不換紙幣の、限りなく絶対的価値に近づける交換価値基準をどこに求めるか、難解な問題ではあります・・・この解決を限りなく追求して行けば、ケインズ卿がブレトンウッヅ会議で提唱した世界単一通貨「バンコール」の概念に到達し、さすれば金利の差も、不換紙幣の交換価値の差も消え去って行きます・・・はてさて、これは世界単一社会主義の出現になり、果たして地勢の違いからも生じてきた伝統文化,習慣の違い、それを超えられるかという途方も無い神学に近い問題にぶつかってしまいます・・・

・・・冒頭の問題提起に戻って<<政府の保証と言っても、金本位制の時代のように保障する実態がありません。結局は、その保証能力の指標を、GNPとか、国民総資産に求めています。このこと自体、架空のものであり、経済学者のつじつまあわせではないかと思います。>

・・・私が主張する経済学怠慢に通じるものですが、私の趣意は、そのような要素を、少なくとも資本的生産関係を前提としてマクロ概念に入れるなら、その影響度もマクロ概念に入れておけ、そいう意味ですが、その前にもっときちっとした概念が極めて不足していることは糾弾されねばなりません・・・

・・・西欧における経済理論、とんでもないものもあって玉石混交ではありますが、少なくと先哲たちには、哲学、社会学からアプローチしてきた形跡は否定できません・・・わが国ではどうでしょう、ロクな者しかおりません・・・。


メンテ
Re: 1000兆円の借金について<マクロ経済論> ( No.43 )
日時: 2010/04/03 11:40
名前: seijikeizai111

>>『年間20兆円、あるいは30兆円くらいを税収とは別に毎年公共事業としてばら撒き続けると言う手法がマクロ経済的に成り立つと思いますか。』

という問いかけが気になっていたのですが、年度末でちょっと書き込みができませんでした。

結論を先に言いますと

今の日本の経済規模なら20兆円や30兆円くらいなら成り立つ、です。

 理由は、
いまでも役に立たない公務員や仕事もしない人たちをその程度以上食わしている。
出発点が役に立たないお金の使い方であっても、お金はお金、触媒程度の役割は果たす。


ただ、「公共事業』を「軍事費』に置き換えてみればイメージがわくと思いますが、じゃあ100兆円や200兆円でも成り立つのかというと今の日本の経済規模なら、成り立たない、です。

日本は衰退する。

なぜなら

お金を計画経済のように人為的に使うのは、人や資源の適正配分を歪めてしまうからです。
軍人ばかりになって鉄砲の弾ばかりにお金を使っても、生活に必要な生産に人や資源がいかなくなるように、穴を掘っては埋め、掘っては埋めするような公共事業ばかりなら、やはり生活に必要な生産に人や資源がいかなくなる。

公共事業が、高度成長期の日本のように高速道路や新幹線などの建設で経済成長の役に立つものに使われれば100兆円になっても問題ない。
しかし先進国というのは、目指す手本がないから先進国なのであり、何がこれから必要な事業かは誰もわからない。わかるというのは人間の傲慢である。

だから『神の見えざる手』が必要なのである。


>>ただし、私は素人中の素人です。推論に無茶苦茶な面もあると思いますが、素人こそ大発見、発明の源なのです。

私も素人です。

デジタルは、道具であって、アナログが最後に勝つと思っています。 

満天下さんが詳しく説明されていますが、実際の経済は、変数が多すぎて理論どうり所詮いきません。
経済理論は囲碁や将棋のコンピューターソフトを作るための理論みたいなもので、結局コンピューターが、人間に勝てないのと同じで、実際の経済政策には役立たないと思います。

といっても、定石や過去の棋譜の勉強をすることは大事なことでり、そうしたものの上での話ですので、経済理論では結局結論は出ないということだけです。
だから満天下さんの意見を否定しているわけではありませんので念のため申し添えます。


何が言いたいかといえば、デジタル人間である主に官僚たちに任せることだけは絶対に間違えるもとだということです。

メンテ
Re: 1000兆円の借金について<マクロ経済論> ( No.44 )
日時: 2010/04/03 12:48
名前: 天橋立の愚痴人間

議論を少し中断しますが、
今日のニュースでオバマ大統領が「アメリカの雇用が16万人増えた、これで失業問題解決のスタートになった」と言っていました。

私はこういう発想に危機感を持っています。
グローバル化による底辺の経済の疲弊が一時の施策で、短期間に、本当に解決できるものなのでしょうか。
4000万人近いフードスタンプ受給者を何とかするほど新しい雇用が生まれるのでしょうか。
ここ3ヶ月くらいは16万人の雇用が増えたとしても、確実な新産業分野の興隆がなければ、先のリーマンショックのような出来事一つで元の木阿弥。
これを繰り返して現代の格差社会が出来てきているのです。
何処の国でも、このような選挙目当ての無責任な認識が蔓延っています。

seijikeizai111 さん、

>今の日本の経済規模なら20兆円や30兆円くらいなら成り立つ、です。

勇気をいただきましてありがとうございます。
私も直感でやれると思っているのですが、それを少しでも理論的に証明したいと思い、問いかけております。

満天下さんが言われているのは、現状の経済理論の限界の説明と受け取っています。
その上の見解としては「一時的な金融鎖国」と言うかたちで現しておられます。

問題は、この部分の検証なのです。
貴方が仰っておられるのも、この部分を意識しておられると思います。
「金融鎖国」と言う言葉自体を厳密に取られると誤解があるでしょうが、現状の理論を凌駕しなければ根本の解決は出来ないという認識です。

何となれば、貴方は何事も理論通りには行かないと言われていますが、それは現実で理論通りに行って、理論が間違いなければ問題自身が起きません。

ですが、経済のコントロールをする立場の人間は、その不確実性の高い理論にしがみついてより業務に対処することが出来ません。

また組織とは、システムとはそういうものと思います。
で、あれば、
理論を変えてやる必要が在ります。

もともとは経済学がやらねばならない大事業なのですが、少なくとも社会に影響を及ぼすことの出来る経済学者どもは、自らの地位の確保が大事で、怠惰を決め込んでいます。

仕方がないので、素人の我々が方向付けくらいは示してやろうと言うわけです。
私は常々「新しい国のかたち」を言っていますが

資本主義の修正と余暇の問題がその中心です。

ですが、そのためには単なる経済的な分野で出来ることではありません。
共産主義社会のような手法によれば経済の分野はコントロールできるかも知れませんが、それでは「余暇」と言う言葉で示している人間性の問題は解決できません。

また資本主義の修正は、とりもなおさず民主主義の修正にもつながります。
限りない自由、個性の尊重は、混沌を招きます。
格差社会は、下層上層の人々に有り余る余暇をもたらせます。
有り余る余暇は人間性を変えてしまいます、悪いほうに。
働く必要がなくなる社会は人類にとって地獄の一丁目と言うことです。

こういうことを訴えて、資本主義と民主主義の修正の必要性を我々自身が納得しなければなりません。
それが出来れば、資本主義経済の論理も変えられるのではないでしょうか。

また、其処までの認識で進めなければ、この理念は進められないと思います。





メンテ
Re: 1000兆円の借金について<マクロ経済論> ( No.45 )
日時: 2010/04/03 15:45
名前: 天橋立の愚痴人間

>・・・橋立さんは「政府の保証」という表現をされました・・・一方で日銀の役割も記述されました・・・政府は何も保証することは出来ません、敢えて経済循環の中で政策によって「交換」価値基準を「維持」するだけが役目です・・・私が申しているグランドデザインの一つの範疇に入って来ます・・・日銀はその交換価値基準を金融政策によって補完する位置に居るだけです・・・

その補完位置に居るものが過剰マネーサプライで、株式、投機資金の手助けをしている・・・
つまりマクロ政策での紙幣供給がミクロの分野でいいように利用されている形ですが、その規制はこれもまた、供給コントロールによって成される・・・



「不換紙幣の価値基準」と言うことで、マクロ中のマクロの考え方に一応の算段を見ておきたいと思います。

価値基準といいましても実際は金本位制など実態的な価値の裏づけは出来ないと思います。
不換紙幣通の価値の維持が、貨供給量が適切であるか否かが、政府や中央銀行の役割と認識するならば、それはインフレを起こすか、起こさないかの判断が、通貨供給量の管理の最大の指針となるのではありませんか。

実際もすでにそのようになっているのではないかと思います。
そうで在れば、他の理屈はかなぐり捨てて、インフレ度合いに注目すれば、他の金融政策も成り立つのではありませんか。

成り立ちと言うよりも、その理念を自分のものとしてない臆病が、とり得る政策も取り得ていないことになります。

まあ、これから検証しなければならない為替の問題がありますので単純には行かないでしょうが。
その為替のことも、根源的に考えれば人為のなせることです。
総合的、多角的に考えて、何かの考え方が出来るのではないでしょうか。
この件は、後に譲りたいと思います。

>・・・それ以上のことをやれということになると、これは「資本」主義的生産関係における貨幣の否定に繋がって行きます・・・どういうことかと言いますと、現代にあっては資本は、株式市場、債権市場で資本を調達せねばならないからです・・・その行為が拡大すほどに貨幣供給増加が求めらるという相関関係にあります・・・そこを通貨発行当局が投機資金規正を名目にコントロールせよということになりますと、角をためて牛を殺す格好になって、非常に難しい問題が生じてきます・・・つまり資本主義を否定するところまで問題が発展して行きます・・・


その通りでして、明らかに修正資本主義を検討していることになると思います。
そうして、同時に民主主義も少々修正に応じることをしないと、仰るとおり、資本主義を殺してしまう結果となるでしょう。

でも決して共産主義の方向へ向かっているものではないと思っています。


ここで新たな質問ですが、

不換紙幣の価値の維持について、政府、中央銀行の役割は、仮想的な価値基準に拘ってないで、あっさりインフレの度合い管理とすると言う意見は如何でしょうか。
メンテ
Re: 1000兆円の借金について<マクロ経済論> ( No.46 )
日時: 2010/04/03 20:17
名前: 満天下有人


・・・<ここで新たな質問ですが、不換紙幣の価値の維持について、政府、中央銀行の役割は、仮想的な価値基準に拘ってないで、あっさりインフレの度合い管理とすると言う意見は如何でしょうか。>・・・

・・・う〜ん・・・それだけでうまく行けるかどうか、断言する自信がありません・・・GDP成長も、財政基準も、外から仕掛けられる通貨リスクなど、通貨価値を損ねる要因と全て無関係に物価管理だけやっておれと言うことになると、どういうことになりましょうか・・・逆に物価管理なる目的から、物価というより生活全体に襲いかかってくる他の要因を監視するという意味なら、大いに意味有りと思います・・・

金のように具体的な裏付けが無い不換紙幣の「交換価値」維持、その維持に及ぼす影響は、現代にあっては物価だけではないと思います・・・経済の破綻には財政状態のほかに、正に言われていた投機資金の規制問題もあります、掲げておられた日銀の役割の中にも金融機関の規制監視という項目がありました・・・

わが国では政府金融庁がやっておりますから、日銀の役目からははずされていると思いますけど、アメリカではFRBにその機能を持たせよと、けんけんがくがくやっておりますね・・・

政府日銀は、物価監視をやっておればそれで良い、相対関係にある円交換価値に影響を及ぼす為替にも介入する必要は無い、ただ物価、インフレを監視するだけで良いとなると、最初のテーマであった無利子国債、円交換価値の下落から生じるであろう物価上昇をどう監視するのか、監視する以前の問題として、やめておこうということになって来ます・・・

・・・橋立さんのインフレ監視論の中には、それを逆手にとって、インフレターゲットを置けという意味も込められているのでしょうか、そのために日銀が通貨供給を増やしても、名目物価は上昇し、名目賃金も上昇するでしょうが、両辺から「名目」を差し引くと,実質何も変わらないことになります・・・国民所得計算基礎項目の消費、貯蓄とて時代が変わり、必ずしも過去の傾向値も当てはまらなくなっていると申しました・・・通貨価値下落で物価だけが上昇し、不況は変わらないというスタグフレーションのリスクも考慮せねばなりません・・・これも物価監視の重要な役割には違いありませんけど・・・

・・・私が申しました、<政府は何も保証することは出来ません、敢えて経済循環の中で政策によって「交換」価値基準を「維持」するだけが役目です・・・私が申しているグランドデザインの一つの範疇に入って来ます・・・日銀はその交換価値基準を金融政策によって補完する位置に居るだけです・・・>・・・

・・・この文章に誤解を受ける言い回しがありましたので、訂正します・・・交換価値を維持する“だけが”役目・・・交換価値を維持“するのが”役目に、訂正します・・・失礼しました・・・

最初の“政府は何も保証することは出来ません”の意味は、“金と交換するという具体的保証がない場合は、”という点で、保証裏付けは何も無いという意味です・・・従って、経済循環の中におけるグランドデザインある政策が,重要な保証になる、そういう意味です・・・

・・・更に、経済学の怠慢がけしからんと言うことと同時に、そんな分かっていることを政策にしない施政者の怠慢もけしからんという二重の思いを込めております・・・

・・・まあ、クソ真面目にマクロ理論を分析しても、施政者が何もしないなら、ムダな努力ではありますけど、町衆として議論する場合、どこを基準に議論しているのか、土台をどこに置いて議論しているのか、よく分からないケースが多いので、些か教科書風に基礎を振り返ってみた次第です・・・

・・・いいんですよ、20兆円であろうが100兆円であろうが、やってしまえば・・・しばしの間、それで財政維持が出来、外から攻撃されないなら・・・その予測認識の違いだけでありまして、大丈夫、破綻はしないと思う向きが多ければ、やっちまえば良いだけの話です・・・

・・・ただ私の経験からすれば、外の攻撃者、柔いものではありません、掲示板ですから個人的な経験は省くとして、国民全体が影響を受けたバブル、その崩壊、立ち直りかけたときの新自由主義経済、その結果としての現在・・・そこに何よりも有効な問題提起=方程式があるのではないでしょうか・・・そこから次に何を求めて行くのか・・・物価監視以上の、もっと大きなものを・・・そこにたどり着くための、切り口が基礎方程式に潜められていはしないか・・・そういう意味でした・・・社会構造をどう変えるべきかは、また別の議論になりますので、ここでは最初のテーゼ、無利子国債発行に限定して、色々検証して見た次第です・・・。
メンテ
Re: 1000兆円の借金について<マクロ経済論> ( No.47 )
日時: 2010/04/03 23:02
名前: 天橋立の愚痴人間

>・・・う〜ん・・・それだけでうまく行けるかどうか、断言する自信がありません・・・GDP成長も、財政基準も、外から仕掛けられる通貨リスクなど、通貨価値を損ねる要因と全て無関係に物価管理だけやっておれと言うことになると、どういうことになりましょうか・・・逆に物価管理なる目的から、物価というより生活全体に襲いかかってくる他の要因を監視するという意味なら、大いに意味有りと思います・・・



勿論、
「不換紙幣の価値の維持について、政府、中央銀行の役割は、仮想的な価値基準に拘ってないで、あっさりインフレの度合い管理とすると言う意見は如何でしょうか」

これは一面的な見方でして、自国ではどうにもならぬ外的要因や、自国内で在っても投機資本の動きなど単純に割り切れるものでないと思います。

しかしながら、現在の実体経済が、そういうもの(金融資本)に振り回されているのは、実態のない不換紙幣の貨幣価値のありようを彼らに握られているからではありませんか。

経済を国民のために取り戻すと言うことは、貨幣価値の判断基準を国民にゆだねる、つまり政府による貨幣価値の判断基準を金融現象以外の観点にシフトする事ができるか、と言うことになります。

経済は独自の法則で進むとしても、国家の運営は社会学的な要素も取り込んで行うと言うことになりますが、実際は、その接点で常に抗争が発生すると思います。

繰り返しますが、横綱相撲のように、為替、投機筋など金融マフィアの攻撃があることは、これを認めて受けねばならないと思います。

ただ、横綱であるような強力な強さ、この場合意思になりますが、を国民、つまり政府が持つことができるかということです。

民主党ではありませんし、抽象的で仮定の話ですが、

「不換紙幣の価値の維持について、政府、中央銀行の役割は、仮想的な価値基準に拘ってないで、あっさりインフレの度合い管理とすると言う意見は如何でしょうか」

をバックボーンとして、貫くことができる純粋理念と考えてよいかと言うことです。

勿論前述しました諸問題との戦いはこれから考えねばなりません。

資本主義経済が市場主義やら何やらで、結局資本の暴走を許し、非人間的な面を増徴させてきた原因を貨幣の価値の管理の根本をしっかりとやってこなかったせいと独断しています。

しかしながら、マルクス主義の労働価値説のような近視眼的な認識では、経済の発展はできなかったはずです。
膨大な乖離があるといえ、不換貨幣の容量の膨張は肯定することはあっても否定するものではありません。

ただ、その管理の手段は、まだ別の可能性もあるのではと思います。


随分と、抽象的になってきましたが、結論は明確でなくても、おおむね、問題点が見えると共に、この考えを追求する価値もあるという程度には理解しました。

それから、

>・・・ただ私の経験からすれば、外の攻撃者、柔いものではありません、掲示板ですから個人的な経験は省くとして、国民全体が影響を受けたバブル、その崩壊、立ち直りかけたときの新自由主義経済、その結果としての現在・・・そこに何よりも有効な問題提起=方程式があるのではないでしょうか・


この部分は、最初に言われている領域の問題と思います。
後ろから(満天下さんの記述の)から質問を始めましたが、理論的には最初の段階と思います。

後に続く諸問題も関連して検証しなければならないのは解っていますが、今までは意図的にはずしていました。

何となれば、一緒ではとても頭に入らないからです。
続けて、各論の方の質問をしたいと思います。
メンテ
Re: 1000兆円の借金について<マクロ経済論> ( No.48 )
日時: 2010/04/04 11:08
名前: 満天下有人

「天橋立さんNO、47へのレス」@

・・・<しかしながら、現在の実体経済が、そういうもの(金融資本)に振り回されているのは、実態のない不換紙幣の貨幣価値のありようを彼らに握られているからではありませんか。
経済を国民のために取り戻すと言うことは、貨幣価値の判断基準を国民にゆだねる、つまり政府による貨幣価値の判断基準を金融現象以外の観点にシフトする事ができるか、と言うことになります。・・・・
・・・・繰り返しますが、横綱相撲のように、為替、投機筋など金融マフィアの攻撃があることは、これを認めて受けねばならないと思います。ただ、横綱であるような強力な強さ、この場合意思になりますが、を国民、つまり政府が持つことができるかということです。>・・・

・・・・言われている不換紙幣価値維持の二面性、本来的に国家国民による経済実態を反映させる基準、それが投機資金などによって歪められるそれを、排除する・・・排除できるか・・・そういうことを言われているのだと思います・・・

・・・後者を政府国民意思によって排除できるか・・・こちらがしっかりしない限り、限りなく排除できません、なぜか・・・不換紙幣への転換の歴史と現代金融資本のありさまが、軌道を同じくしているからで・・・

それは一重に米英がやってくれない限り不可能です・・・英イングランド銀行創立の経緯、米FRB創立の経緯、まさに米英政府が支配されてきたその歴史から米英政府が脱却できるか、そこにかかっているからです・・・サブローン破綻で浮き上がって来たその支配構造、米議会での喧々諤々の議論は、英イングランド銀行創立時及び米第一、第二合衆国銀行設立からFRB創立に至る時の抗争議論と、全く同じ光景が再現されている・・・ここでも別スレッドで概略を書いた記憶があります・・・

・・・不換紙幣の価値基準を本来基準に戻す、経済構造のありようを、しっかり守り、金融現象については動きをよく分析して予め防衛しておく、最初から相手の言うことをホイホイ聞いて手に乗るようなスタイルでは、排除できないでしょう・・・基地問題とどうやら絡んできた郵政資金のキナ臭さもそうです・・・

・・・投機マフイアという言葉、わが国では何だかヤ組がアングラマネーを操っているような印象ですが、米英では公的機関がそれに該当するのですから、手に負えません・・・
再度書きますが、民主党藤井裕久が財務大臣になったとき、プラザ合意で通貨マフイアなるニックネームを付けられた行天豊雄氏を特別顧問に据えました・・・・

この通貨マフイアなる言葉は多分、アメリカのジャーナリストが付けたものだと思います・・・何でこんなこと言い出すのかというと、あちらでは金融におけるマフイアなるものは、「公」がやっているという意味があり、だからアメリカ公的金融マフイアをもじって大蔵行天氏にも、そのニックネームをあっさり献上したのだと思うからです・・・政府も「公」ですが金融も「公」の名の下で堂々とマフイア行為をやっている、政府の公は金融の公に抑えられているからです・・・リンカーンとケネデイが暗殺されました、米有名大統領で比較的中立でがんばったのは、ニューデイール政策で有名なセオドア・ルーズベルトくらいです・・・・オバマも歯切れが悪くなって来ました、背景は容易に推定できます・・・

・・・米英では奇妙な信仰があって、戦争より強い武器がある、それは金融戦略である・・・
数年前にもその一端の光景が見れました・・・北朝鮮核を巡って米朝会談が行き詰まりました・・・その時アメリカは局面打開に北朝鮮金融当局を招請しました・・・会談の前列に座ったのは米金融大資本のお歴々でした・・・マフイア戦略の一端が見えます、対中国においてもそうです、でも今回訪米する胡主席はグーグル問題かけひきに元/ドル問題を使おうと、しぶとくやっておりますね・・・それくらいのかけひきが出来ないと、外部金融攻撃は排除できません・・・
メンテ
Re: 1000兆円の借金について<マクロ経済論> ( No.49 )
日時: 2010/04/04 11:12
名前: 満天下有人


「天橋立さんNO、47へのレス」A

・・・少し横路になりますが、金融以外でも排除できない要因は他分野にもあります、現代生活に欠かせない鉱物資源です・・・昨年夏以来話題に上った英豪2巨大鉱物資源会社、リオ・テイントとBHPビリトンの合併、合併すると世界シエア40%、世界トップのブラジルリオドセを入れると、世界の80%が寡占状態になります・・・

・・・これが合併して供給量及び価格面で大きな力を持つと、手が出ません・・・中国は国際独禁法違反として合併反対の強硬姿勢を取っていますが・・・この二大鉱物企業をどこが握っているか、背景を見ると英米金融構造と良く似ています、人間基本物資である食糧穀物、これも金融構造と良く似て、わが国が振り回される構造になっております、そこに態々頼るというスタンスではどうにもなりません・・・

鉱物のようにモノそのものに限度があるものは排除できませんが、金融とか食糧についてはいくらでも防衛措置が取れると思います、それもやるということで、本来の価値基準を守るべしで、、例えば不動産業活性化のために、外資不動産フアンドなどに頼るからいけないのであって、大和アイデア、大和フアンド組成で何故やらないのか、これでは金融攻撃を排除できません・・・・

結局、
<資本主義経済が市場主義やら何やらで、結局資本の暴走を許し、非人間的な面を増徴させてきた原因を貨幣の価値の管理の根本をしっかりとやってこなかったせいと独断しています。>、ここに帰結するわけですが、その根源は米英にあり、しかし長い歴史の中で、人間の本源的な欲望とあいまって強固に構築されて来たものを、一朝一夕で崩すことは至難のワザでもあります・・・

<しかしながら、マルクス主義の労働価値説のような近視眼的な認識では、経済の発展はできなかったはずです。>・・・

ここは、剰余価値の労働価値への再分配が抑制されたから、資本主義が発達した、という意味でしょうか?、最終消費者、生活者を押し込めて来たから資本もまた行き詰まっているように見えるのですが・・・資本論を逆に読むと色んなヒントが隠されていると思いますし、ありがたい理論だと、私はそう思うのですが(笑)・・・・そしてマルクス思想が良くなかったのではなく、ソ連官僚型共産主義が悪かった・・・私にはそのように見えます・・・。

メンテ

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