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橋本元首相-この芝居で幕は引けぬ(朝日)
衆院政倫審-説明責任にほど遠い橋本弁明(読売)
どろぼうにおいぜに=税金泥棒の国会議員にさらにお金を投げつけるること。
感想を一言でいうと、「とほほ」である。 橋本元首相が衆院の政治倫理審査会で話した内容はお粗末だった。 

日本歯科医師連盟から旧橋本派への1億円献金問題が発覚してから4カ月半が過ぎて、橋本氏はやっと国会議員の質問に答えた。 ただし、非公開でわずか1時間半だけだ。 

「事実だと思う」。 小切手をもらったとされる会食があったことについて、こう語った。 日歯側が確かに渡したといい、換金された記録もある。 そんな状況に追い込まれての発言だった。 持って回った言い方で、授受の事実を認めた。

それにしても、こんな発言ができる、その神経がわからない。  ことは、1億円である。 「事実だと思う」と言うなら、きっちり思い出さなければならない。 思い出せるはずだ。 

1億円献金隠しで政治資金規正法違反の罪に問われた派閥の会計責任者は、橋本氏から「はい、これ。 日歯からです」と小切手を渡されたと説明している。 

こうまで言われても、受け取ったとはっきり言わないのは、どういうことなのか。 覚えていると言えば、献金隠しにもかかわったのではないかと追及されかねない。 それを恐れているからだといわれても仕方あるまい。 

1億円を受け取った料亭には、自民党の青木幹雄参院議員会長と野中広務元幹事長も同席していたのかどうか。 これも橋本氏が思い出せないのなら、青木、野中両氏に聞くしかなさそうだ。 

政倫審を経ても、とても一件落着とはいかなかった。 ほかにも解明されていないことが多い。  たとえば、会計責任者が日歯側に領収書を出さないことを説明しに行くのに同行したのは、橋本氏の政策秘書だった。 そこに橋本氏の指示やかかわりはなかったのか。 

裏金処理を指示したとして在宅起訴された村岡兼造元官房長官は「私がなぜ、橋本さんの秘書に指示などできるのか」と訴えている。 こんな疑問に答えてもらうためにも、橋本氏らに改めて事実関係を確かめる必要がある。 

その際には、非公開で偽証罪にも問われない政倫審ではなく、証人喚問がふさわしい。 それが元首相としての政治責任の取り方だろう。   橋本氏はすでに不起訴になっている。 ひょっとして、人のうわさも七十五日などと考えているのではないか。 そうだとしたら、考え違いもはなはだしい。 

事件を機に与野党が取り組んだ政治資金規正法の改正は来年の通常国会に先送りされる。 「1億円」が忘れ去られる日など、まだまだ来ないのだ。 

朝日新聞は社説で、橋本氏は1億円をきちんと説明してから出処進退を明らかにすべきだと繰り返し主張してきた。 この考えは政倫審を経ても変わらない。  橋本氏は舞台の上で、なんとか演じ終えたつもりかもしれないが、これで幕を引くわけにはいかない。  (12月01日付 朝日社説)



1億円もの献金の授受を「客観的事実と承知している」と認めながら、その場の生々しいやりとりには全く触れない。 首相まで務めた政治家が、これほど物忘れが激しいとは。

橋本元首相が衆院政治倫理審査会で、日本歯科医師連盟(日歯連)から旧橋本派への1億円献金事件について、弁明した。 だが、現金授受などの核心部分であいまいな発言が目立ち、真相解明には、ほど遠い内容だった。

七月に事件が明るみに出て以来、橋本氏が、公の場で釈明するのは初めてだった。 これで説明責任を果たしたとは言えまい。 国民の政治不信は、ますます増幅するのではないか。

旧橋本派の会計責任者だった滝川俊行被告の公判で明らかにされた検察側の冒頭陳述などによると、日歯連は2001年7月、都内の料亭で旧橋本派会長だった橋本氏に1億円の小切手を渡した。

滝川被告は橋本氏から小切手を受け取ったが、派閥の会長代理だった元官房長官、村岡兼造被告の指示で、その年の政治資金収支報告書に記載しなかった。 滝川、村岡両被告は起訴され、橋本氏は嫌疑不十分で不起訴となった。

弁明で橋本氏は、1億円の授受について、関係者の証言があり、派閥の銀行口座に入金されたのだから受け渡しは客観的事実だ、と述べた。 これまでのように「記憶がない」とは言わなかったが、自分は覚えていないという意味だろう。

1億円ものカネのやりとりは日常茶飯事なのか、との質問には、「そんな大金を受け取って忘れることはない」と答えた。 料亭の支払いは橋本氏の事務所がしていたことも明らかにした。 にもかかわらず、“覚えていない”という弁明が、どれほどの説得力を持つだろうか。

収支報告書に記載しなかったことについて、橋本氏は「かかわっていない」と述べた。 関与した政治家はだれなのか、検察側が示したように「派閥ぐるみ」だったのか。 そんな疑問には、「精査していない」などと答えただけだ。

偽証罪に問われない政倫審での真相究明の限界を示している。

事件を受けての再発防止策となる政治資金規正法改正案は、今国会で継続審議となり、事件の真相解明とともに、来年の通常国会に先送りされる。

政治団体間の献金に5000万円の上限を設ける与党案には、不備な点が少なくない。 政党と政治資金団体向けの献金額には上限を設けず、ワイロ性の高い迂回(うかい)献金に対する手も打たなかった。 どうせ仕切り直すなら、与党案を再検討し、実効性のあるものにすべきだ。  (2004/12/1読売社説)



橋本元総理らの寄付も裏金に

25日の裁判では派閥の政治団体の瀧川俊行元会計責任者が経理の実態を証言しました。

この中で瀧川元会計責任者は、「平成13年に、橋本元総理大臣から2000万円ぐらいを寄付され先方の指示で裏金として処理した」と述べました。また、「同じ年に綿貫民輔前衆議院議長から2000万円くらい、鈴木宗男元衆議院議員からは1000万円くらいの寄付を受けたが、いずれも表に出せない金として収支報告書に書かなかった。

こうして寄付された金はほかの金といっしょにして金庫で保管され、選挙資金などに使われた」と証言しました。これについて、橋本元総理大臣と綿貫前衆議院議長の事務所は「内容の詳細が把握できないのでコメントできません」などとしています。一方、鈴木宗男元議員の事務所は「平成13年には派閥に500万円を寄付して収支報告書に記載されています。裏金処理の話をされたことはないし、こちらからしたこともありません」とコメントしています。(NHK 2005/2/25)
衆議院議員 橋本龍太郎読売新聞2004年7月31日毎日新聞 2004年7月31日橋本元首相、政倫審で弁明
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