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一票の格差5.06倍に合憲判決 反対意見6人 最高裁 (2004年1月14日)
非拘束名簿式比例代表制が導入された2001年7月の参院選をめぐり、最高裁大法廷(裁判長・町田顕長官)は14日、上告審の判決を言い渡した。 一票の格差が最大5.06倍となった選挙区の選挙について、15裁判官のうち9人の多数意見で 「合憲」 と結論づけたが、6人は 「違憲」 とする反対意見を述べ、うち1人は 「選挙を無効とすべきだ」 と指摘した。 このように 1=5.06 のような歴然とした不平等を敢えて合憲とする判決の不当性は言うまでもなく、最高裁の威信を著しく失墜させた。 このような裁判で法理を曲げる最高司法府の姿勢は日本の法治主義の根幹を崩壊させるとともに、日本の司法制度そのものの信頼性をいちじるしく損なわせている。 最高裁の耄碌した判事達は恥を知るべきだ。 違憲とされた選挙区での当選者の多くは自民党議員であり、選挙の公平性を歪めているのも自民党である。 もとより、選挙制度自体、泥棒が刑法を作るのと全く同じで、自分達の既得権を守り、保身のための制度を作り上げたのものであり、当然だと言えば当然と言える。 選挙民、有権者は議員から利益を享受し、見返りに投票すると言う悪しき習慣が根ずいてしまっている。 特に衆議院の小選挙区での癒着ははなはだしい。 選挙制度で最も平等とされていて、先進各国で導入されている「比例代表制-拘束名簿式 」と言う選挙方式の説明をします。 日本でも参議院の比例区の選挙では採用されているドント式と言う選挙方式です。 立候補は各政党ごとに行い、立候補者の順位を並べた候補者名簿を各政党が作成し公表します。 名簿の最初にくる候補者が代表者であり、政党の顔であり、通常は首相になります。 人気のある票の稼げるタレントなどは論外です。 民主主義の先駆者であるイギリスでは保守、労働両党の候補志願者は、学歴、党歴、主張、人物などを厳密に審査され、その審査に合格した人が党の候補者リストに載る。 日本のように、親子関係、血縁関係、人気などで候補が選ばれることは決してない。 ドント式、サンラグ式 とはこのような選挙方法です。ベルギーで19世紀の終り頃、ビクトル・ドントと言う学者によって考案された選挙方式です。そのためヨーロッパでは広く採用されてます。 日本でも比例代表制選挙では、いずれもドント式を用いています。 まずは得票数を ÷1、÷2、÷3 … で割る。 この得票数値の多い順に議席を分配する。 議席数 12 と言う例で下記の表での議席配分を見て下さい。 A党の得票数が 10,000票、B党が 8,500票、C党が 4,500票、D党が 1,800票獲得したときの例で説明する。
最初に、10,000票 最高得票を得た A党 が 1議席目 の配分を受け、次に B党 の 8,500票 が 2議席目、次に A党 の ÷2 の 5,000票 が 3議席目、次いで C党 の ÷1 での 4,500票 が 4議席目、その次に B党 の 4,250票 と言う具合に順に割り振る方式です。 サンラグ式 は ドント式で ÷1、÷2、÷3 … で割るとこを ÷1、÷3、÷5 … で割る。 小さな政党や個人候補に有利と言われる。 2000年の総選挙得票数を参考に各方式で議員数を算定してみました。 小選挙区で自民党に有利な不正な選挙が行われている事が分かります。 全国一律の計算ですので、地域ごとを集計しますと多少の違いがでます。 下記の表で分かる事は: 比例代表方式にしますといずれの方式でも自民党は大きく減り、共産党、社民党が増える結果が出ます。 自民党は全体の得票数が 41%しかないにもかかわらず、小選挙区制度では議席数の60%にあたる、 過半数の 177議席も獲得しています。 許せない不公平です。 この小選挙区の選挙制度がいかに不公平であるか、とともに民意を歪めている事が証明できます。
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糾弾の趣旨と提言 気ままコラム |
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| 現在の小選挙区での議席配分 | ドント式での議席配分 | サン・ラグ式での議席配分 | |||||||||||
| 政党 | 得票数(票) | 得票率 (%) |
議席数 | 配分率 | 議席数 | 配分率 | 比較 小選区 |
議席数 | 配分率 | 比較 小選区 |
比較 ドント式 |
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| 自民党 | 24,945,806 | 40.97 | 177 | 59.00% | 131 | 43.70% | -46 人 | 128 | 42.70% | -49 人 | -3 人 | ||
| 民主党 | 16,811,732 | 27.61 | 80 | 26.70% | 88 | 29.30% | 8 人 | 86 | 28.70% | 6 人 | -2 人 | ||
| 公明党 | 1,231,753 | 2.02 | 7 | 2.30% | 6 | 2.00% | -1 人 | 6 | 2.00% | -1 人 | 0 人 | ||
| 共産党 | 7,352,843 | 12.08 | 0 | 0.00% | 38 | 12.70% | 38 人 | 38 | 12.70% | 38 人 | 0 人 | ||
| 社民党 | 2,315,234 | 3.8 | 4 | 1.30% | 12 | 4.00% | 8 人 | 12 | 4.00% | 8 人 | 0 人 | ||
| 保守党 | 1,230,464 | 2.02 | 7 | 2.30% | 6 | 2.00% | -1 人 | 6 | 2.00% | -1 人 | 0 人 | ||
| 自由党 | 2,053,736 | 3.37 | 4 | 1.30% | 10 | 3.30% | 6 人 | 11 | 3.70% | 7 人 | 1 人 | ||
| 無の会 | 652,138 | 1.07 | 5 | 1.70% | 3 | 1.00% | -2 人 | 3 | 1.00% | -2 人 | 0 人 | ||
| 改クラブ | 203,736 | 0.33 | 0 | 0.00% | 1 | 0.30% | 1 人 | 1 | 0.30% | 1 人 | 0 人 | ||
| 政自連 | 1,071,012 | 1.76 | 1 | 3.70% | 5 | 1.70% | 4 人 | 6 | 2.00% | 5 人 | 1 人 | ||
| 近藤基彦 | 123,811 | 0 | 0 | 1 | 0.30% | 0 人 | 1 人 | ||||||
| 武村正義 | 115,322 | 0 | 0 | 1 | 0.30% | 1 人 | 1 人 | ||||||
| 山口壮 | 104,060 | 0 | 0 | 1 | 0.30% | 0 人 | 1 人 | ||||||
| 諸無所 | 3,014,014 | 4.95 | 15 | 5.00% | 0 | 0.00% | -15 人 | 0 | 0.00% | -13 人 | 0 人 | ||
| 計 | 60,882,470 | 100 | 300 | 100.00% | 300 | 100.00% | 300 | 100.00% | 0 人 | 0 人 | |||
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