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[2369] 進歩とは・・・進歩をコントロールしなければならない時代に入った
日時: 2016/02/03 14:57
名前: 天橋立の愚痴人間 ID:UK7Ssb.I

>進歩とは、望ましい方向へ物事や文化、文明などが進んでいくことである。

進歩と言っても具体的な概念はというと、それほど明確に認識出来ているものではない。
人類にとって進歩が不可欠であるか、否かを検証してみよう。

科学技術の進歩と言う領域は、飢えをなくし病苦から解放されると意味で、明らかに人類に幸せをもたらせてきたと言える。
生活に必要な物資の供給もそうであろう。

ここで問題にしなければならないのは、それらの進歩と文化文明の関係であろう。

文化にはいくつかの定義が存在するが、総じていうと人間が社会の成員として獲得する振る舞いの複合された総体のことである。社会組織(年齢別グループ、地域社会、血縁組織などを含む)ごとに固有の文化があるとされ、組織の成員になるということは、その文化を身につける(身体化)ということでもある。人は同時に複数の組織に所属することが可能であり、異なる組織に共通する文化が存在することもある。もっとも文化は、次の意味で使われることも多い。

・ハイカルチャーのように洗練されたもの
・象徴的な思考や学習による信念やふるまいのパターン
・ある社会組織に共有されている価値観

また、文明とは、人間が作り出した高度な文化あるいは社会を包括的に指す。
とある。

科学技術の進歩は、明らかに文化の進歩の形態と言えるであろう。
ただし、文化の意味の本質には上記のとおり、ある社会の共通の信念、価値観があることを忘れてはならない。

現代社会の特徴は、一つの言葉で現せば民主主主義と言うことになるであろう。
民主主義の直接的な意味は、国家体制における主権在民である。
現代では、それ以外に、民主主義と言う言葉で個人の権利を保証することに重きが置かれている。
だが、それは(個人とは)同時に個人の総体でもあらねば、単なる弱肉強食の時代への逆戻りである。

現代文明の象徴たる科学技術の進歩が、必ずしも民主主義文明の必要十分なる条件を満たさなくなっていはじめていることを認識しなけらばならない。

ある面での科学技術の進歩、流通システム、金融システムなどが、人類全体の幸せ(文明のあるべき本旨)に違背しはじめていると言うことである。

それは巨大資本によるグローバル化経済が、多くの弱者を切り捨て、現代文明と言われている領域から締め出そうとしていることに気がつかねばならない。

冒頭に「進歩」と言う言葉を使ったが、同じような意味に、生物学的には「進化」と言う言葉があるそうである。
人類にとって、科学的な進歩は著しいが、「進化」と言う面では、そんなんに変わってはいないと言うことである。

その乖離が問題であるのであるが、次の面から検討してみよう。


「足るを知る者は富む」
これは孟子に言葉である。意味は、

>足るを知る者は富むとは、満足することを知っている者は、たとえ貧しくとも精神的には豊かで、幸福であるということ。

この格言は、2500年経った現在でも生きていて、次の文章が出ています。

(足るを知る)

私たちは現状に満足できず、今ない何かを求めます。

「これさえがあれば」
「あれができれば」

今より多く、今より高く。
もっともっとと必要以上を欲っしています。

「今」を否定し受け入れることができずにいる。
満たされることなく、ずっと虚無感を抱えたまま生きることになってしまいます。

人は慣れる生き物です。
どんなに魅力的に思えたものもいずれ飽きて興味が失われます。

また新しい刺激を求めて別の何かを手に入れる。
その刺激にもすぐに慣れて、より強い刺激を求めるようになる。

何度も同じことの繰り返し。

それではいつまでも満たされることはありません。
どこまでも幸せを実感できずに苦しむことになるのです。

今に満足する

刺激を追い求めることをやめてみるのです。
何かに依存した幸せでは長くは続きません。

何かを求めても、何かを得ても、手に入るのはつかの間の満足感だけ。
決して心から満たされることはないでしょう。

「これが足りないから自分は幸せになれない」
そうやって、感じている不満を何かのせいにしても変わりません。

足るを知ること。
ないものではなく、あるものに目を向ける。

強い刺激に慣れて感覚が麻痺してしまっているのです。
些細なことを大きなことのように感じてしまっているのです。

形あるものばかりに囚われていては大切なものが見えなくなる。

今ある幸せを意識してみましょう。
当たり前の中にある幸せを感じてみましょう。

足るを知り今に満足できれば、私たちは穏やかな心で暮らしていくことができるのです。

足るを知る者は富む

足るを知るとは、自分をごまかし我慢することではありません。
何も求めずダラダラと過ごすことでもありません。

際限なく求め続けるのではなく、足ることを知る。

他人と比較し争うために、必要のないものを足していかなくていい。
競争の人生からおりないかぎり満ち足りた人生はやってこない。

どれだけお金を持ち、地位や名誉を手にしたところで虚しさ埋めることはできません。
幸せを決めるのは持ちものや環境ではなく、心の在り方です。

増やすのではなく減らす。
手放した先に豊かさがある。

足りるを知る人は今に満足することができます。
現状を肯定して、ありのままを受け入れることができるのです。

私たちが幸せに生きるために多くは必要ありません。
足るを知るシンプルな生活を心がけて豊かに生きていくのです。

(引用終わり)


物質文化の進歩は、孟子の時代より、更に多くの問題を引き起こしているのです。
100円ショップの氾濫に浮かれる前に、我々は我々の社会の成り立ちと言うものを考えねばならない。

富者の欲望に合わせて社会を考えていることは、社会自体の破滅につながり文明の衰退となることを認識しなければならない。
「進歩」を否定するものではないが「進歩」だけを考える時代ではなくなってきたことを認識すべきである。

最後に事例を挙げると、
経済の進歩が至上であると言う認識を捨て、バランスのとれた経済の形を追求することが必要である。
あらゆる面で、人類全体の身の丈にあったシステムを模索することである。

メンテ

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Re: 進歩とは・・・進歩をコントロールしなければならない時代に入った ( No.1 )
日時: 2019/03/18 21:33
名前: 天橋立の愚痴人間 ID:VXrJ1iWQ

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