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[1989] 老人医療と介護問題
日時: 2014/04/20 15:04
名前: 天橋立の愚痴人間 ID:PxkVQE1.

このような報道があった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140419-00000590-san-hlth

特別養護老人ホーム(特養)の入所待機が全国で52万人に上ったとの報道を受け、読者からさまざまな手紙が届いた。今国会に提出されている法案が通れば、特養の入所は来年度以降、原則要介護3以上の人に重点化される。合わせてお伝えする。(佐藤好美)

 ◆椅子取りゲーム

特養の入所が「要領の良いもん勝ち」の競争になっていると感じている人は多い。

西日本在住の女性(61)は「軽いうちから申し込んでいる人や、あっちこっちに申し込んでいる人もいる。『椅子取りゲーム』状態で、軽い人が入ると、後の人はなかなか入れない。要介護度が重く、今すぐにでも特養入所が必要な人が待たされるのは気の毒やと思う」と言う。

女性の母親は80代で要介護3。今までは介護サービスもほとんど使わず、1人暮らしをしてきたが、最近、調子を崩して入院。生活の見直しをしなければならなくなった。

当面は介護保険のサービスを使って1人暮らしの予定だが、不安は大きい。日中はリハビリの手厚い施設でサービス(デイケア)を受けて過ごしてもらおうと考えたが、施設側から「要介護3では毎日は使えません。デイケアの前後に訪問介護を組み合わせると、限度額をオーバーします」と言われた。在宅の生活も難しく、かといって、適切なタイミングで入所できる感じもしない。

「虐待を受けた人はすぐに入所できると聞きます。でも、要介護度が軽いなら、そういう人が集まって暮らせる場所があれば、代わりに重い人が特養に入れるかなぁと思ったりします」と話す。

京都市の男性(66)からは「希望があれば、軽い人でも重い人でも、すぐに特養に入所できるように施設整備をすべきだ」という声が届いた。10年ほど前に認知症の母親の介護をした。「軽い人でも入れるようにしないと、家族は働くこともできない。その結果、日本の経済も衰退する」

 ◆必要性の高さとは

特養は本来、「待ったら入れる」ものではない。必要性の高い人が優先的に入所するのが原則。自治体ごとに入所基準があり、要介護度や緊急性の高さで点数化されている。

だが、施設側にも事情がある。「重い人ばかりだと、介護職が疲弊してしまう。手のかからない人も一定程度いないと運営できない」(ある特養の施設長)のも現実。また、「全く面識のない人よりも、できればデイサービスやショートステイで本人と家族の状況がある程度分かる人を入れたい」(同)という意向もある。

このため、利用者や家族からは「顔つなぎのためにデイサービスやショートステイを使っている」「いざというときのために施設のケアマネジャーと親しくしておく」という声が絶えない。膨大な待機者リストの背景には、入所が激戦で、要件が透明化しきらないこともありそうだ。

 ■自治体で異なる整備率と入所状況

厚生労働省の調査では、特養の待機者は全国で52.4万人。同省は特に「要介護度4、5」の重度で、自宅にいる8.7万人の待機が問題とする。

「もっと特養を」との声もあるが、特養の整備率は自治体によって事情が大きく異なる。65歳以上の高齢者1人当たりの定員を見ると、不足が著しいのは、愛知、千葉、大阪、埼玉、東京、神奈川などの大都市が並ぶ。地価が高く、高齢化のスピードが遅い地域で施設整備が遅れたためだ。だが、この地域は今後、急速に高齢化する。

都道府県によって、新規入所者に占める要介護度の軽い人の割合も異なる。奈良県や北海道では、要介護1、2の人が新規入所の2割を超えるが、富山県や愛媛県では5%に満たない。

軽い人の入所で多い理由は、(1)認知症で常時の見守り・介護が必要(2)家族による虐待がある(3)老老介護で経済力がない(4)独居で孤独感があり、本人も家族も入所を希望する−などが挙がる。だが、地域差の理由ははっきりしない。

厚労省はこうしたデータを踏まえ、特養の利用を要介護度が重い人に重点化したい考え。今国会に提出中の法案に、入所を原則要介護3以上の人に重点化する方針を盛り込んだ。ただし、「やむを得ない事情で特養以外での生活が著しく困難と認められる」場合は例外とした。具体的には先の(1)、(2)のような事例のほか、知的障害・精神障害などがあって地域での安定した生活が困難なケースなどを挙げる。今後、詳細を検討し、指針を作成する。

法律が成立すれば、来年4月から実施されるが、既に入所している要介護度の軽い人に退所を求めることはしない。

特養も変わりつつある。複数の利用者が交互に特養の1ベッドを使うことで家での生活を支える施設もあれば、大規模施設を分散化した所もある。在宅サービスの充実や低価格の住まいの整備に並んで、柔軟な施設利用も課題になっている。


(引用終わり)


これに対して旧掲示板に2007年、すでに下記のような投稿をしている。


◆ゴールドプラン21の推進

 平成12年には、我が国の高齢化率が世界最高の水準に達することが予想されるとともに、介護保険法が施行され、全国の地方公共団体において、老人保健福祉計画と介護保険事業計画が一体的に作成されています。高齢者保健福祉施策は、まさに新たな段階を迎えようとしているのです。こうした状況に対応するため、活力ある高齢者像の構築などを柱としたゴールドプラン21を策定し、推進しています。

(以上厚生労働省)

上記により始まった「介護保険制度」であるが、確実に成果を上げているのは新たな税金(介護保険料)の徴収のみ。
実際のシステムはすでに経済的に破綻状況になっており、各地で介護保険料の値上げが始まっている。
なんと言うことか、これから団塊の世代がその対象として登場すると言うのに。

そりゃそうだわさ。官僚が作ったシステムなどは中間搾取が多すぎて、支払った介護保険料の何割が実際の現場で使われていると言うのだ。

一つはコムスンの問題を見ると良い、経営者一族の莫大な資産は何なのだ。
あっと言うまに数百億の蓄財が出来てしまっている。
そのために使った政治家などへの賄賂も相当な金額となっているであろう。

もう一つは介護用品を買う場合、9割が補助金でまかなう制度である。大手メーカーは殆ど定価販売が出来、儲けのドル箱状態である。
勿論、介護製品の認定を得るための官庁への見返りは十分に必要であろうが。

さらにさらに、まだあるぞ。最近全国で流行しているグループホームの建設も、誰がどのように決定しているかは知らないが、知らない間の多くの補助金の出る施設が突然出来ている。
グループホームに入居できる老人は、毎月20万くらいは出さねばならないため、かなり裕福な人に限られる。
10人から20人のためのグループホームを作るのに1億以上の補助金が用意されているのだ。

実際に介護に携わる人々は時給700円から900円のパートで泣く泣く頑張っている。
彼等を尻目に、左うちはで鼻息荒いのが、人材派遣の元締め、全国の社会福祉協議会。コムスンなども彼等には勝てないのだ。
勿論、天下り先になっている事は言うまでもない。

つい十年前に、馬鹿官僚が思いつき、ゴールドプランなどと大見得切ったこのシステムも、年金と同様に税金の垂れ流しとなっている。
なおかつ、最早破綻だそうである。


メンテ

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Re: 老人医療と介護問題 ( No.5 )
日時: 2016/03/03 16:45
名前: 北の国から ID:6UxFoxFs

 介護保険料の平均は現在、月約5500円。事業所の多い都会では高く、
事業所のほとんど無い(つまり住民が利用したくても利用できない)自治体
では4000円台のところもあるそうです。
 一方、65歳以上で介護保険制度を活用している高齢者は、居宅、施設を
合わせて約300万人。65歳以上の人口の5%前後でしょうか。
 医療保険は「世帯単位」、介護保険は「個人単位」ですので、保険料の高
い低いは単純には比較できませんが、医療保険とちがい、被保険者の95%
は「保険料ははらっても保険は使わない」という制度です。
 にもかかわらず「財源が危機」「制度を存続させるためには保険利用を制
限するしかない」という厚生労働省。
 杜撰きわまりない計画です。
メンテ
Re: 老人医療と介護問題 ( No.6 )
日時: 2016/03/05 20:48
名前: 天橋立の愚痴人間 ID:B2PIf8R2

少ない年金から介護保険料が天引きされています。

月に換算すれば7000〜8000円くらいでしょう。
昨年の暮れに母親が死にましたが、10年くらいは地元の介護施設でディーサービスを受けていました。
85歳を過ぎて自分では出かけることもなくなり、週に1回、送り迎えしてくれるデーサービスの行くだけが社会との接触です。

内に閉じこもり勝ち老人を励ますには良い制度であることは認めます。
また、私達が払う介護保険料では、とても足りないことも解ります。

一方で、最近10年ほど、田舎の街でも知らぬ間に小さな施設が増えてきています。
それぞれの施設の建設、運営費などは、とても採算の取れるものではありませんが、何故か、ドンドン増えています。

ともかく、システムの全容が解りません。
終末の自宅介護と言っても、オムツを取り替えなければならないようになると、そりゃ、介護施設に頼りたくなります。
また、条件が満たされないと物理的にできません(私の場合は自営業なので家内と一緒に介護することが可能でした)。

余計に介護保険の闇の部分をあぶり出し、同じ資金を、より有効に使える様にしなければ、ますます少子高齢化が進み介護保険制度も破綻するでしょう。

官僚共には、それができません。
霞ヶ関官僚でなくとも、公務員と言う代物には金の取り扱い方が解りません。
有効に使うことなどできません。

話は代わりますが、どうせ全国の公務員の頭をすげ替えることなど不可能です。
また介護事業は、そのやり方はともかく一大産業の位置を占めます。

これを順当に伸ばすことは雇用の確保にもつながります。
あちこちで書いていますが、介護事業の為に年間5兆円ほど政府紙幣を増刷しても、経済界に及ぼす不利益などないはずです。

介護に携わる人たちへの報酬を倍にしても、そんなに多額でもなくインフレを起こす原因になるはずはありません。
給料が増えれば介護事業を選ぶ人たちも増えてくるでしょう。

国家は経済の有り様を根本的に見直すべきであります。
何の為に国家があるのか。
たかだか5兆円の通貨の増刷が、何の理由でできないのか。

通貨とは、何であるのか。
基本的な認識に改革をしなければなりません。
そういう時代が来ているのです。


メンテ
Re: 老人医療と介護問題 ( No.7 )
日時: 2016/03/06 09:51
名前: 北の国から ID:Fm3vwyws

 地域に介護施設を立ち上げる(せいぜい50室くらいの)のは、地域の経済
に効果をもたらすと言われています。
 建設は地元の工務店さん、洗濯や食事の食材や、そのための雇用創出にもな
るのではないでしょうか。
 入所の需要は、まちがいなくどんどん増えていくのですが、問題は介護職員
をどう確保するかということです。
 ご承知のように、都会でも地方でも介護職員の確保、定着はたいへん困難で
す。(それでも最近では「3K職場へのためらい」は減少し、介護の仕事のや
りがいや社会的評価を感じる従業員もでてきています)
 しかし、天橋立さんご指摘のように「平均の月給で10万円も他より低い」
ことが、なかなか解決できていません。それこそ、いまの倍にできれば、都会
でも地方でも「介護サービスそのものが」大きく変わると思います。
 介護保険の年間の給付は、いまや11兆円(開始当時は2兆円)になってい
ますが、実は、介護従業員の月給を10万円上げるための必要額は、年間6千
億円くらいで、ほんとうは消費税引き上げの一部でできる金額でした。
 これを継続するには、予算の使い方の工夫をしなければならないのは言うま
でもないのですが、介護そのものが社会的に注目されているいまが、そのチャ
ンスだと思うのですが。
メンテ
Re: 老人医療と介護問題 ( No.8 )
日時: 2016/03/06 10:14
名前: 北の国から ID:Fm3vwyws

 介護保険の利用者への約11兆円の給付のうち、国が25%、
都道府県が12.5%、市町村も12.5%を税金で負担して
(つまり半分は税金)いて、残りの40%前後を介護保険料(
40歳以上)と、のこりは「利用者の負担金」になっています。

 最近、どんどん建設されている介護系施設は、実は介護保険
の事業所で雄はなく「自由契約の有料施設」と思われます。
この自由契約の施設は「介護保険」からの給付がないかわりに
たいがいの場合同じ経営者が、近くで(あるいは同じ建物で)
訪問介護の事業所を経営しています。
 自由契約の施設に入所した高齢者(介護度1以上が多い)に
その訪問介護のサービスを利用してもらい、訪問介護のほうで
安定的な収益を得られるというしくみだそうです。
 施設のほうで月10万円前後で入所しおてもらい、訪問介護
のほうで介護給付を5万〜10万得られるということらしいで
す。

 特別養護老人ホームなどと違い、この自由契約の施設は、誰
でも立ち上げられるというのが特徴です。
メンテ
Re: 老人医療と介護問題 ( No.9 )
日時: 2016/03/06 12:54
名前: 天橋立の愚痴人間 ID:GsNe/tmo

北の国からさん、資料をありがとうございます。
早速、調べてみました。

「脚光をあびる有料老人ホーム」より

介護保険制度の制定により、高齢者向けの滞在型福祉施設運営ビジネスに介護サービスをはじめ、建設、不動産デベロッパー、鉄道、ハウスメーカー、電力会社など多様な業種が参入している。在宅介護に対応する住宅リフォームやホームヘルパーの資格取得の支援など、不動産業者などで介護サービスを視野に入れる企業が増えている。先が見えてきたマンション・戸建て分譲など従来路線から本格的少子高齢化社会の到来に備えた高齢者ビジネスを狙った動きが始まっている。例えばマンション建設大手の長谷コーポレーションは遊休の建物を改装し、老人ホームを運営。新日本建物はメデカジャパンと提携し、介護施設を建設している。ハウスメーカーでは大和ハウス工業がグループホームの販売を強化するほか、積水ハウスは研究所を新設、介護・福祉住宅などの研究開発を始めた。

滞在型福祉施設には、特養と呼ばれる特別養護老人ホームと有料老人ホームやグループホームがあるが、都市部での今後の施設介護への需要増加をにらみ、有料老人ホームの新設が相次いでいる。近年は設置・運営には国から補助金が出るものの収益の伸びが鈍化している特養よりも有料老人ホーム、グループホームへ事業参入が集中している。

■有料老人ホームとは

有料老人ホームは民間と社会福祉法人が運営できる。設置・運営に補助金は出ないが、介護保険制度導入で介護費用の一部を保険で賄えるようになったため低料金化が進みつつあり、入居希望が増加している。有料老人ホームの数は全国に494あり、33,700人が入居している。介護保険導入を機に、開設が相次いだため入居者は2年間で約3割増えた。介護保険制度により、有料老人ホームでは都道府県の事業者指定を受ければ、特定施設入所者生活介護として介護サービスを実施できる。介護保険制度とは要介護状態(1〜5段階)になった65歳以上の高齢者が、能力に応じて自立した日常生活を送れるように社会自体で支える仕組みで市町村などが要介護度に応じて介護給付する。有料老人ホームに入居できるのは一般的には60歳以上、夫婦で入居する場合はどちらかが60歳以上が条件となっている。終身利用権方式や賃貸型などがあり、終身利用権方式では数百万円から数千万円の入居一時金と、食費、毎月の管理費(10万円程度から)を支払う。「快適な老後を送りたい」「寝たきりになっても面倒をみてほしい」といった層に支持されている

(引用終わり)

これですね、雨後の筍の様にできているのは。
施設費を抑える為に住宅を改造したりしています。

入居者から10万円、介護保険料から10万円を得られれば、収容者10人で、月に200万円。
収容者だけに絞ると、従業員は5人程度、月給を20万円としても人件費は100万円、生活費は3世帯分として月に30〜50万円。
都合、月に50万円が残る。
年に600万円の余剰金。
3年で1800万円、敷金を合わせれば、当初の建設費は何とかなる。
最長で、5年も経てば、それ以降は収益を生む。

まあ、この程度の経営ならば暴利を貪るとは言えないでしょう。
時代ですねえ。


メンテ
Re: 日本人の投票行動と高齢者医療 ( No.10 )
日時: 2016/03/11 22:07
名前: 北の国から ID:obvLyMpo

 2009年の、いわゆる「政権交代」(交代の結果どうなったかは別にして)の要因の
おおきな一つとして「後期高齢者医療制度創設」への国民の大きな反対があったことは、
よく知られていることです。
 この時期、街頭で署名を集めたりしたのですが、署名協力者が他のときよりも圧倒的に
多く、しかも高齢者だけでなく若いサラリーマンや高校生も署名に応じてくれたのをよく
覚えています。
 この後期高齢者医療制度は、たとえば、それまで社会保険扶養者の75歳以上からも保
険料を徴収するとか、75歳以上は心電図などの検査は「ひと月に1回まで」、リハビリ
も制限という内容でした。

 日本人の投票行動は、地域差、年齢差、時期、マスコミ報道などによって多少のちがい
はあるものの、その特徴は
 ・具体的で日常的な不安と関連する政策
 ・長期的、根本的問題よりも、むしろ短期的で「解りやすい政策」に共感される
 ・家庭の生活から、想像することが容易な中身が共感される
という考えをもったものです。(もちろん、あの先生に世話になったというものも)

 後期高齢者医療制度の創設は、そういう意味で、だれもが「制度が悪くされる」という
ことを、具体的に想像できるものだったのでしょう。

 もちろん、平和、戦争、生存権、雇用と労働者の権利などは、極めて重要な争点であり
ながら、選挙の投票行動には、なかなか結び付かない場合が多いのかもしれません。
メンテ
日本人の投票行動と高齢者医療 2 ( No.11 )
日時: 2016/03/11 22:19
名前: 北の国から ID:obvLyMpo

 「難しいことをやさしく」と言ったのは、作家の井上ひさしさんですが、今日の
国会答弁などをきいていると「難しいことをやさしく」というのは、
 ・ウソと美辞麗句を取り交ぜることが可能
 ・科学的、論理的思考を(ことさらに)排除できる
という問題があり、つまり、腹黒い政治家の国会答弁に活用されると、それが日本
人の投票行動にプラスに作用するのではないか、などと思っています。

 ところが、医療、介護の問題(制度改悪計画)は、どんな家庭でも具体的な問題
であって、しかも本来普遍的価値である「人の命を大切にする」ということと、た
いへんわかりやすく結びついているようです。

 
メンテ
Re 日本人の投票行動と高齢者医療 2 (北の国からさん) ( No.12 )
日時: 2016/03/12 00:31
名前: 天橋立の愚痴人間 ID:1ml7aipI

後期高齢者医療制度とは、すっかり意識から遠のいていました。
なんやかやと言っていますが要するに、75歳に達した老人を皆保険としようとしたものです。
それまでは家族の扶養者扱いの老人は保険料を収めていなかったので、彼らを対象に歳入増加を図ったものです。

真面目に考えると、絶望的な統計より見当たりません。
少子高齢化の波は、これからが本番と思います。

ところで、我が国の老齢化現象を見てみましょう。
昭和58年(今から30年ほど前)には、75歳以上の老人は、400万人でした。
これが平成25年になると、1600万人、
10年後の平成35年には、2150万人になると推測されています(ピークに近い)。

これに対して我が国の医療費は
昭和58年頃には、18兆円、
平成25年には、40兆円、
平成35年には、考えるだに恐ろしい、60兆円と予想される。
経済的な指標として、
国家の税収は、昭和58年頃は、50兆円
平成25年は、過去10年に比べてかなり回復し、それでも55兆円。
こんなもの(国税)で医療問題など論じることさえできない。
後期高齢者医療の保険金も、年平均が、75000円、1600万人分としてもたかだか1兆2000億円。
ところで国税とは別に社会保障費を支える一人当たり国民所得と言うと、
昭和58年  231万円  (国民負担率 33%)
平成25年  362万円  (国民負担率 40%)
一人あたりの国民所得と言うものはGDPを人口で割ったもので、統計上の意味合いより持たない。
別の指標に、サラリーマンの平均年収がある、これは
昭和58年どでもほとんど、400万円あった、
平成25年度では440万円そこそこ。
要するに医療保険を維持するために国民は必死で対応しているのである。

他に失業問題もあり、税金で社会保障を維持する事は既に不可能になっているのです。
それでも国家は予算を組まねばなない。
税収は必要な経費に比べて微々たるもの、国民負担率を上げるりない。
それも失業者、生活困窮者が増えて行き、一般の人から負担させるには限界がある。
福祉国家を諦めるか、否かという選択を迫られる。
明治時代を考えれば、それでも結構な時代である。
だがね、社会の空前の発展とは何であったのか。
簡単なことである。
国民負担率の上限を30%とし、それ以上の経費は、通貨の増刷で賄うことである。
金額で言えば、現在で10兆円。
これで何の支障があるのか。
インフレが起きると言うのか。
為替相場が激変し交易が成り立たないと言うのか。
全ては、否である。
ここまで進んだ生産設備を有し、GDPで500兆円を超える経済規模を誇る我が国にできないことか。
今更、明治時代に帰る必要などないのである。

結局のところ、我が国は、当面の間は赤字国債の発行で切り抜け、国家の債務が2000兆円を越す時になって、通貨の増刷に踏み切るでしょうね。
それも、そんなに先のことではなく、10年、そこそこでしょう。
髄分と前から、官僚共も、様子を見てタイミングを図っているのでしょうね。

心配ご無用と言いたいですね。
メンテ
Re: 老人医療と介護問題 ( No.13 )
日時: 2016/03/12 00:58
名前: 北の国から ID:.YHdSsAE

 医療保険制度の給付総額は30兆円を上回っていますが、国の負担自体は、
その3割弱くらいでしょうか。
 厚生労働省の役人のずるくてアホなところは、その総額の上昇について国
民をおおいにおどしておいて「持続可能」のために給付を下げる、という子
どもだましのようなことをくりかえしくりかえし強調してみせています。

 これは、とんでもないことで、「無駄な検査」「無駄な投薬」を(医療機
関側を)適切に規制すれば、給付の4割近く減らすことは可能だとボクは考
えています。
 さらに「予防医療」にまともに力をいれれば医療費の2割近くは減らせる
とも思います(自治体単位でこれを実現しているところもある)。

 大手の製薬メーカー、大手の検査機器メーカーのもうけをそのままに、国
民負担だけ削ろうというところに、厚生労働省のウスギタナイやりかたの根
性がまる見えですね。
 「予防、公衆衛生」から「まともなリハビリ」こそが必要ですね。もちろ
ん「労働者の働きかたの改善」も医療費を引き下げますね。
 要するに厚生労働省の「医療観」はいびつきわまりないもので、そこに大
きなメスをいれなければならないでしょうね。
メンテ
Re: 老人医療と介護問題 ( No.14 )
日時: 2016/03/12 01:01
名前: 北の国から ID:.YHdSsAE

訂正です

国民負担だけ削ろうと … 国民負担だけ殖やそうと

すみませんでした。
メンテ

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